カスタマイズとは、ユーザの必要性や好みに合わせて、ソフトウェアやハードウェアの設定を変更すること。

業務用ソフトウェアなどでは、業務内容に合わせてソフトウェアの仕様そのものを変更することをカスタマイズといいますが、一般的にはソフトウェアやハードウェアの動作オプションや操作方式を、ユーザが使いやすいように設定することをいいます。Windows XPでは、「画面のプロパティ」メニューで、ウインドウとボタン、配色、フォントサイズなど画面表示の詳細を自分好みにカスタマイズすることができます。

ソフトウェアによっては、全機能のうちのいくつかの機能を用途別にまとめて分離することができるものがあり、そういったソフトウェアをコンピュータにインストールする際には、どの機能をインストールするかを自分で選ぶことができます。これもカスタマイズの一種で、「カスタムインストール」と呼ばれています。

また、圧縮・解凍、ウイルス駆除、検索など、ある特別な目的に特化してパソコンの性能や操作性を向上させるソフトウェアをユーティリティソフトウェアと呼びますが、ユーティリティソフトウェアの中には、カスタマイズを目的として開発されたものも数多くあり、そのようなソフトウェアを使えば、カスタマイズはより容易に行うことができます。