機種依存文字とは、特定のコンピュータの機種または環境でしか、正しく表示されない文字のこと。

ここでいう環境とは、コンピュータのOSやフォントのことをいいます。

電子メールやホームページなどで機種依存文字を使い、異なる機種や環境で見ると、まったく違う文字に置き換えられてしまう「文字化け」が起こり、文字を正確に読むことができなくなってしまいます。そのため、特にインターネットのホームページ等では、機種依存文字を使わないのが基本ルールとなっています。

機種依存文字の代表的なものに、丸付き数字やローマ数字、センチメートルやキログラムなどの単位や特殊な記号などがあります。また、携帯電話の絵文字(ハートマークなど)も機種依存文字といえます。

同一の文字セット上で、特定の文字コードについてOSやコンピュータごとに違う文字が定義されている場合があり、 この文字コードを含む文章を作成すると、環境によって異なる文字が表示され、意図したとおりの表示がされないばかりか、 文字化けを起こすこともあります。このため、多数の環境が混在しているインターネット上では機種依存文字を使うことはできません。