フレッツ光の通信速度の評判で実測値が遅くなる理由と考察

フレッツ光

光回線のメリットは、無制限に使用出来る事と、高速でインターネットが楽しめる事です。光回線を選ぶのに、速度はとても大事な要素です。

 

回線事業者が発表しているスピードは、ベストエフォート型と言って理論上の最大通信速度です。しかし、この速度が実際のユーザーに出る事は、まず無いと考えて良いです。

 

理論上の速度よりも、実際に使っているユーザーが測定している速度の方が重要と考える方は多く、インターネット上にあるユーザーの速度情報を調べてみると、フレッツ光回線を利用したユーザーの、良い・悪いの振れ幅が大きい事に気が付きます。

 

フレッツ光回線を利用した通信速度の評判で、実測値が遅くなる理由を考察して、その実態を踏まえたオススメの光回線を解説します。

 

回線速度の歴史

回線速度を見ていくにあたって、表す単位と簡単な歴史を見ていきましょう。

 

通信速度の単位

通信速度の単位は「bps」という単位で、数値が大きくなるほど高速になります。

 

bpsはBit per secondの略語で、1秒間にどれだけのデータ量を転送出来るかという意味です。1,000bpsは1kbpsであり、1,000kbpsが1Mbpsになり、1,000Mbpsは1Gbpsになります。

 

現在光回線の主流速度は、1Gbpsです。

 

パソコン通信時代 アナログモデム

インターネットの始まる前の話です。1980年代の後半から「パソコン通信」が、一部の人に使われるようになります。アナログ電話回線にモデムを接続する初期の通信速度は、300bpsという速度でした。

 

90年代に入って技術の進歩で、14,400bpsに上がった速度は28,800pbsから最終的には33,600kbpsまで進化しました。

 

接続中は常に電話を掛けている状態で電話代が嵩み、通信中に架かってきた電話は、お話中になりました。

 

インターネット初期時代 ISDN

インターネットは、米国の開発した軍事技術をベースに研究が進められました。当時は米国とソビエト連邦を中心とした東西冷戦の最中で、一般に開放される事はありませんでした。

 

それが1991年のソ連崩壊を転機として、インターネットは開放されることになります。

 

インターネットが一般に広く浸透するきっかけになったのは、windows95の発売です。これ以前(windows3.1)は限られた一部の人が、ブラウザーや接続ソフトをパソコンショップで購入し、殆ど情報が乏しい中、手探りで情報を集め、接続する必要がありました。

 

パソコン通信の時代から使っていたアナログモデムで、インターネットに接続する事もできましたが、インターネット利用者の増加と共に、「ISDN」が普及します。

 

ISDNは電話回線を利用していましたが、アナログモデムとは異なり、ネット回線に繋ぎながら、電話を利用することが出来る様になりました。

 

回線速度は64Kbpsまで進化しました。電話代が倍になることと、電話の同時利用を諦めれば128Kbpsの速度が可能になりました。

 

インターネット ブロードバンド初期 ADSL

ISDNに変わり、1999年頃からADSLの普及が始まり、2001年頃に大きく普及します。高速通信の元祖で、ブロードバンドという言葉が一般的になりました。

 

ADSLの回線速度は、理論上で下り50.5Mbps・上り12.5Mbpsが最大です。飛躍的な回線速度の進歩ですが、安定性に難があり、基地局からの距離で通信速度も大きく変わりました。

 

理論上の速度は早くても、ADSLは使う場所によって速度は非常に遅くなり、安定性にも欠けることから、実際にはISDNと大差ないケースも多く、ISDNを使っていたユーザーがADSLに全面移行する事はありませんでした。

 

初期から回線を使っていたユーザーは、本質を見極めて数字に踊らされる事無く、過渡期の技術と割り切っていた方も多かった様です。

 

インターネット現在 光回線

根本的に回線構造を変えた、光ファイバーケーブルを利用した「光回線」は、2003年頃から一般家庭でも利用できる様になりました。

 

サービス開始から通信速度は上がり、現在の光回線の中心になっている速度は、1Gbpsです。ISDNの時代にKbpsだった単位が、光では桁違いのGbpsになった事で、ISDNに留まっていたユーザーが、大挙して光回線に移行しました。

 

光回線の普及と共に、インターネットの人口普及率(過去1年間にインターネットを一度でも利用したことがある人の率)は増加の一途で、総務省が令和2年に発表したデータでは89.8%になっています。

 

光ファイバーケーブル回線を、全国にいち早く・幅広く普及させたのは、NTT東日本と西日本のNTTグループの「フレッツ光」です。

 

フレッツ光のユーザー通信環境

光回線の歴史は、そのままフレッツ光の歴史です。

 

光回線のサービス提供開始から、最も多くのユーザーに対してサービスを提供していて、多くのマンションに引き込まれている回線も、圧倒的にフレッツ光が多くなっています。

 

マンションの光回線方式

マンションで光回線を利用する場合、基本的には建物の共有スペースに引き込まれている回線を使います。「光ファイバーがMDFまで来ている」マンション集合住宅で、MDFから各戸への配線は、マンションによって異なります。

 

大きく分けて、3つの方式があります。

 

 

(出典:NTT東日本公式ページ*一部省略しています)

 

光配線方式

新しいマンション集合住宅に増えている方式です。MDF内のスプリッタで振り分けられた回線は、そのまま各戸まで光ファイバーケーブルで繋がれて、各戸内に回線終端装置を設置します。

 

もっとも安定して速く、マンション集合住宅において現状はベストな方式です。1Gbpsの光回線が来ていれば、理論上安定して1Gbpsの速度が出ます。

 

この環境下にある、フレッツ光回線ユーザーの計測は、本来のポテンシャルを表している数値になります。

 

VDSL方式

比較的古いマンション集合住宅に見られる方式です。MDF内に有る集合型回線終端装置の先にVDSL集合装置が設置されていて、そこから各戸までは電話線に変換して回線を結んでいます。

 

各戸では、電話用モジュラージャックからVDSL宅内装置に入り、ルーターに接続します。

 

1Gbpsの光回線が来ていても、残念ながらこの方式での最大通信速度は、上りも下りも100Mpbsしか出ません。戸数の多いマンションでは、この方式で同時に回線使用者が増えれば、回線速度は一層落ち込むケースが多々あります。

 

この環境下にある、フレッツ光回線ユーザーの計測は、最高の値でも100Mpbsが上限になります。回線本来のポテンシャルを表している数字にはなりません。

 

LAN配線方式

ちょっと前に建てられたマンション集合住宅に多い方式です。MDF内に設置された集合型回線終端装置から、各戸にLANケーブルで繋ぎます。各戸ではLAN用のモジュラージャックが備えられ、ルーターに接続します。

 

こちらは導入された時代で、ケーブルが対応しているスピードが異なります。

 

比較的新しい時代に導入されているケースでは1Gbpsの元回線に対して1Gpbsの速度が理論的に出る事も有りますが、古い時代に導入されている場合は100Mbpsの速度しか出ないケースも有ります。

 

早い時期の回線導入マンション集合住宅はVDSL方式が多い

 

(出典:NTT東日本公式

 

光ファイバーケーブル回線から、各戸にそのまま届く光配線方式なら、回線の能力をフルに使う事が出来ますが、VDSL方式では本来の1/10以下程度しかベストの状態でも使用出来ず、同時利用人数によって更に速度は悪化します。

 

理論上は100Mbpsの最大速度ですが、実際の計測値は20Mbpsから30Mbps程度の速度が実情であり、場合によっては、それ以下になるケースもあります。

 

フレッツ光の通信速度の評判で実測値が遅くなる理由 その1

1Gbpsの光回線を利用しているのに、20Mbpsから30Mbps程度しか出ないギャップ感の大きい数字が、実態計測の口コミで出る理由の一つです。

 

他の回線に比べて、VDSL方式で光回線を利用するユーザーの割合が、フレッツ光は圧倒的に高くなっています。一定数存在するVDSL方式ユーザーが行う通信計測によって、実測値が遅くなっています。

 

ストレスを感じないインターネット速度は?

インターネットをストレス無く利用できる、具体的な速度を確認してみましょう。

 

メールの送受信等テキスト中心のやりとりは、1Mbpsの速度が出ていれば殆どストレスは感じません。ブラウザーでのネットサーフィン等の画像が入ってくると、10Mbps程度の速度が出ていれば快適に閲覧出来ます。

 

テレワークやオンライン授業のような、動画と音声が混在するやりとりや、オンデマンドのビデオやYouTube等の動画視聴では、25Mbps程度の速度でストレスを感じず利用できます。

 

オンラインゲームでは、30Mbps程度の速度が必要になってきます。レスポンスの速度が重要な要素になってくるアクション重視のタイプでは、100Mbps程度の速度が無いと、ストレスを感じる事も起きます。

 

VDSL方式で速度の改善方法は無いのか?

VDSL方式の実際の速度でも、多くの場合はストレス無くインターネットの利用が可能です。しかし、解像度の高い動画利用やアクション命のオンラインゲームの利用では、不満が出る事も仕方が有りません。対応策を考えてみます。

 

光方式への回線工事

VDSL方式のマンション集合住宅は、ADSLを引いていて移行したケースや、建物の構造上の問題で光方式がとれなかったケースなど、時代背景以外にも何らかの理由が有る事が多く、各戸への回線工事をして光方式にする事は、容易ではありません。

 

回線工事は簡単では無く、大掛かりになります。管理組合に申し出て、住民の合意を得ると共に、光方式へ変更して実際に回線を契約する賛同者が一定数必要になります。

 

また、賃貸の場合は建物オーナーの賛同が必須になります。ハードルは高く、時間や手間も必要です。

 

他の方法を考えてみましょう。

 

戸建てプランの検討

共同利用の回線ではなく、マンション集合住宅でも個別に戸建てプランの回線を引き込む方法が有ります。

 

これなら光回線を直接引き込むため、フルに光回線のポテンシャルを享受出来ます。しかし、建物の構造上の問題や、来ている回線がそのケースに対応していない事もあります。また、工事の規模は前述の各戸への光方式と比較して大幅に縮小できますが、管理組合やオーナーの了承を得る必要があります。

 

ハードルは下がりますが、簡単ではありません。

 

IPv6 IPoE接続

物理的な工事無しに、VDSL方式の回線速度を上げる可能性が有る手段として、IPv6 IPoE接続に対応したプロバイダと契約する方法が有ります。

 

 

(出典:NTTPC公式サイト

 

従来からある通信方式は、PPPoEです。PPPoEは、Point-to-Point Protocol over Ethernetの略で、電話回線の時代からある通信方式を、LANの規格であるイーサネットに対応させたものです。

 

これに対し、新しい通信方式が、IPoEです。IPoE は、IP over Ethernetの略で、当初からLAN規格(イーサネット)の利用を前提として構築されています。

 

同じ回線を使っても、理論上の通信速度はPPPoEよりもIPoEの方が、10倍速くなります。

 

VDSL方式の場合、物理的な上限は100Mbpsなので、それ以上の速度になる事は望めません。しかし、従来の「IPv4 PPPoE」を使った接続方式がもたらす、プロバイダのネットワーク終焉装置がボトルネックになっている状態を、次世代規格のIPv6 IPoEを使う事で、ネットワーク終焉装置を経由が無くなり、最大理論値の速度に近づける事が可能になります。

 

VDSL方式でも、次世代規格のIPv6 IPoEに対応するプロバイダに乗り換える事で、通信速度が改善する可能性があります。

 

PPPoE方式とIPoE方式の平均値

VDSL方式のみで数値が向上しているデータは収集が困難ですが、方式を問わないデータでの向上は、実際の測定値でも確認が出来ます。

 

みんなのネット回線速度にある、直近3ヶ月に計測された60256件のPPPoE方式のフレッツ光回線、187595件のIPoE方式のフレッツ光回線の測定結果から平均値は、以下の通りです。

 

PPPoE方式のフレッツ光回線の平均値

 

平均Ping値: 35.36ms

平均ダウンロード速度: 168.58Mbps

平均アップロード速度: 161.73Mbps

 

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IPoE方式のフレッツ光回線の平均値

 

平均Ping値: 25.78ms

平均ダウンロード速度: 313.43Mbps

平均アップロード速度: 202.12Mbps

 

同じフレッツ光回線を使用しても、大幅に回線速度が向上しています。現状の回線速度に不満を持っている方は、IPoE方式対応のプロバイダに乗り換える事をオススメします。

 

フレッツ光の通信速度の評判で実測値が遅くなる理由 その2

 

光回線の継続利用年数

総務省が令和2年6月に発表した、電気通信市場の分析結果によれば、10年以上光回線を継続利用しているユーザーは、33.2%と最も大きな数字になっています。

 

 

(出典:総務省

 

この10年以上のユーザーの大半は、導入時期を考えれば「フレッツ光」回線利用者です。これらのユーザーが、古い規格のWi-Fiルーターを使用している場合、通信速度に大きな影響が出ます。

 

Wi-Fi規格

現在一般的に使用されている無線Wi-Fiルーターの規格は、次の5つです。

 

・IEEE802.11b(最大通信速度11Mbps)

・IEEE802.11a(最大通信速度54Mbps)

・IEEE802.11g(最大通信速度54Mbps)

・IEEE802.11n(最大通信速度600Mbps)

・IEEE802.11ac(最大通信速度6.9Gbps)

 

IEEE802.11nが策定されたのは2009年で、本格的に普及したのは2010年頃から・IEEE802.11acが策定されたのは2014年で、本格的な普及は2015年頃です。

 

IEEE802.11gとIEEE802.11nには、Wi-Fiの通信速度に大きな開きがあります。IEEE802.11bを使用している場合には、1Gbpsの光回線を利用していても、最大で11Mbpsの速度しか出ません。実際の数値は一桁Mbpsになります。

 

古くからのユーザーは、古い無線Wi-Fiルーターをそのまま使い続けているケースも多く有り、Wi-Fi利用の通信速度が著しく遅くなります。

 

フレッツ光回線の利用者は、長期利用者の割合が他の回線よりも圧倒的に多く、そのため、通信速度の評判で実測値が遅くなっています。

 

光回線を選ぶ時には最大速度でなく、実際の通信速度が速いものを

光回線の速度は、様々な要素で変わってきます。高品質な光回線も、VDSL方式利用者の計測数値は必然的に低くなります。Wi-Fiルーターの規格が古いままで継続使用する利用者数値も、必然的に低くなります。

 

ごく一部の最大速度や低い速度は、自分の利用実態に合っていて参考になるのか見極める判断が必要です。「木を見て森を見ず」に陥らない事が大切です。

 

フレッツ光の光方式での有線接続速度は、高ベンチマークを記録しています。回線品質を支える技術力も、世界有数のノウハウがあります。

 

 

(出典:NTTコミュニケーションズ

 

例えば、グループ会社であるNTTコミュニケーションズが運営するOCNでは、帯域確保型・バーチャルコネクトサービス・OCN光 IPoEサービス等の、他社を大きくリードする確かな技術力とサービスが有り、高品質な回線の提供に対して、どこまでも貪欲です。

 

法人向けにオススメしたい光回線

ICT市場専門のリサーチ・コンサルティング企業、株式会社MM総研が2020年9月発表したデータから、光コラボを運営するプロバイダの契約者数ランキングを見ていきましょう。

 

 

出典:MM総研)

 

NTTのフレッツ光回線は、圧倒的なシェアで多くの企業が利用しています。将来的に自社のシステムが発展しても、世界有数の技術力で対応出来る力があります。

 

法人・SOHO・個人事業主の方は、個人契約よりも法人契約すれば、固定IPが利用できる・請求書払いに出来る・手厚いオプションサービスが有る等、多くのメリットがあります。

 

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個人向けには光コラボ

個人で光回線を導入するなら、フレッツ光回線の契約とプロバイダ契約を別途に結ぶ必要が無く、ワンストップサービスになっている「光コラボ」が合理的で安価に利用できます。

 

光回線を導入しても、通信費の多くの割合を占める携帯電話会社の契約を見直す事で、通信料全体を増加させる事無く、むしろ安くする事も可能になります。ポイントは格安SIMへの移行と、更に月額割引きが有る事です。お得なキャッシュバックも見逃せません。

 

OCN光

 

NTTグループのNTTコミュニケーションズが提供する光コラボ「OCN光」は、月額価格の安さと高い技術力に加え信頼が大きく、光コラボの人気はいつもトップクラスです。

 

NTTのグループ会社であるNTTコミュニケーションズが運営する「OCN」は、世界的なTier1 IPバックボーンを保有しています。Tier1とは、インターネットの品質を自らコントロール出来る世界規模の広帯域IPバックボーンを有するISPグループの事で、世界で数社しかありません。アジアでは唯一のステータス保持社です。

 

 

(出典:NTTコミュニケーションズ公式サイト

 

OCNは、IPoE標準対応していて、次世代の規格を誰でも享受出来ます。さらに2021年6月1日より、「IPoEアドバンス」のオプション提供を始めました。

 

「IPoEアドバンス」は、OCN 光が標準提供している、快適な次世代インターネット接続方式のIPoE(IPv4 over IPv6)を、さらに高品質で超快適なインターネット環境へアップデートする、有料オプション(月額1,848円)サービスです。

 

OCN光ユーザーは、格安SIMの「OCNモバイルONE」で割引きが受けられる事で、通信費全体を下げる事が可能なります。

 

 

(出典:OCNモバイルONE公式

 

1GB/月で月額770円・3GB/月で月額990円・6GB/月で月額1,320円・10GB/月で月額1,760円です。この安価な月額料金から、OCN光の契約者は更に割引を受けられます。

 

 

(出典:OCNモバイルONE公式

 

1契約で220円の割引が受けられて、家族5人なら毎月1,100円の割引が受けられます。現在ご家族で大手キャリア携帯に契約しているなら、浮いた差額で充分に光回線分のコストが回収出来ます。

 

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(出典:LIBMO公式

 

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(出典:ワイモバイル公式)

 

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