光回線の加入者数が増加しています。光回線総加入者数は、2020年9月の時点で3,410万4000件になっています。
家庭に引いている回線と企業のオフィスに引いている回線を合算した件数ですが、携帯電話とは違い、一つの家庭に光回線を複数引く事は基本的に無いと考えれば、日本全国で光回線の普及は順調に進んでいます。
普及の純増数ピークは、今から10年前2011年上期(2011年4月~9月)の半年で、100万件を超える純増数を記録しましたが、それ以降は半年で100万件を超える事は有りませんでした。それが、2020年上期(2020年4月~9月)の半年で、再び100万件を超える103万6千件の純増数を記録しています。
テレワークの普及やweb会議等、仕事やオフィスでのニーズも大きくなっていますが、高画質の動画を視聴するニーズも増加していて、2021年5月のNHK放送文化研究所による発表では、16歳から19歳の若年層の半数以上がテレビを見ない生活であると発表しました。
インターネットの利用において、最も快適で基本的に制限の無い光回線の導入には、工事費というハードルが有ります。このハードルは工事費無料キャンペーンが有れば、無い事に出来ます。ニーズが高くなっているこの時期なら、「フレッツ光」の工事費無料のキャンペーンを展開する申込み窓口があるのではないか?と、仮説を立てて検証してみます。
光回線の工事費とは?
(出典:NTT東日本公式)
光ファイバーケーブルを全国に張り巡らすのには、莫大な費用が掛かります。
ここで言う工事費は、その費用とは全く別のものです。
光ファイバーケーブルが、設置を希望する近所まで来ている場所だけが、光回線を開通出来ます。そこから自宅までの、回線引き込み工事という意味合いです。
一戸建てに光回線を導入する場合の工事は、近くまで来ている光ファイバー回線を、自宅に引き込む工事で、工事業者が自宅に出張してきて工事を行う必要があり、費用が発生します。
マンション集合住宅タイプでは、既にマンションの共有スペースなどに光回線が引き込まれている場合と、引き込まれていない場合では費用の他、工事に掛かる時間も異なってきます。
既に回線が建物に引き込まれているなら、工事費用が抑えられるケースも有ります。既に前居住者が光回線を使用していて、光コンセントが設置されている場合は、工事をする人件費が発生せず、回線側の切替作業だけで使える様になるケースです。これを無派遣工事と言います。
逆に共有スペースに光回線が引き込まれていないマンション集合住宅では、戸建てと同様の工事が必要になる場合もあります。
光回線は何社有る?
生活する中で、光回線導入へのアプローチを受ける事、ありますよね?
光回線とは直接関係の無いサービスからの加入特典の案内も有り、いったい何社が光回線のサービスを行っているんだろう?って思いますが・・・実は回線を設置しているのは、数社しか有りません。
(出典:MM総研)
ICT市場専門のリサーチ会社、株式会社MM総研の2020年9月発表のデータによれば左のグラフにも有るように、NTT東西で過半数を大きく超える64.9%のシェアを持ち、ダントツの人気です。
前述のように、回線が近くまで来ていないと加入出来ませんので、いち早く全国に向けて光回線の整備に乗り出し、普及を進めてきたNTTグループの数字が大きくなるのは当然で、マンションの共有スペースまで光回線が引き込まれているケースでは、圧倒的にフレッツ光である事が多くなります。
フレッツ光とは?
NTT東日本・NTT西日本が提供する光回線が、フレッツ光です。

提供エリアが圧倒的に広く、日本を代表する最大手の光回線サービスであり、回線品質の信頼と品質の高さに定評があります。
フレッツ光は、NTT西日本とNTT東日本で提供されるサービスや料金詳細等が異なります。
ユーザーはNTTとフレッツ光を契約して回線を使用しますが、それだけではインターネットの利用は出来ません。プロバイダと呼ばれる接続業者と、別途契約する必要があります。
具体的なフレッツ光の工事費(フレッツテレビ・ひかり電話等のオプションは除外した基本工事のみ)は、以下の通りです。工事費はNTT東日本・NTT西日本とも同じです。
戸建てファミリータイプ
工事費は19,800円です。
一括払いか、分割払いになります。
分割払いの場合▼
【東日本エリア】初回 3,300円・2回目以降 687円×23回・最終月 699円
【西日本エリア】初回 3,300円・2回目以降 717円×22回・最終月 726円
集合住宅マンションタイプ
工事費は16,500円です。
一括払いか、分割払いになります。
分割払いの場合▼
【東日本エリア】初回 3,300円・2回目以降 550円×24回
【西日本エリア】初回 3,300円・2回目以降 573円×22回・最終月 594円
無派遣工事
NTT局内工事費として、2,200円かかります。
このフレッツ光の工事費無料キャンペーンを行っている窓口を、探してみます。
フレッツ光の工事費無料キャンペーンは行われていない!
早々に結論が出てしまいました。現在、フレッツ光の工事費無料キャンペーンは、開催されていません。
公式サイトだけでなく、取り扱いのある代理店窓口でも行われていません。以前は、フレッツ光の工事費無料キャンペーンを、多くの代理店で盛んに行っていましたが、近年見かける事は無くなりました。
光回線へのニーズは強く、第2の増加ピークを迎えているこの時期に、「フレッツ光」を販促する工事費無料キャンペーンを行わないのは、理由があります。
フレッツ光回線の利用方法は、2種類有る
「フレッツ光」回線を利用するのには、NTT東西と契約に加えてプロバイダ契約を結ぶ以外に、プロバイダ契約が込みになった「光コラボ」が有ります。
契約先が一箇所で済む「光コラボ」は、NTT東西と直接契約出来ません。
「光コラボ」はNTT東西の光回線「フレッツ光」を利用しますが、NTT東西はあくまで卸業者の立場であり、ユーザーと直接契約を行いません。
光コラボのサービスを提供する業者(主にプロバイダです)は、フレッツ光の回線を使い、ワンストップでインターネット接続サービスを行っています。
「光コラボ」サービスは、2015年2月から開始されています。その背景にあるのは、光回線の安価な普及を促進したい国の意向と、ユーザーの利便性です。
フレッツ光では契約を回線とプロバイダの2箇所で行う必要があり、手続きや支払いも2箇所になる他、トラブル時の問い合わせ窓口も2箇所になります。
光コラボでは、全て一本化された事で利便性が高まり、便利になりました。それだけでは無く、光コラボの提供各社は、独自のメリットを出す事に力を入れてサービスを充実させ、NTT東西もユーザー対応コストを削れることで、フレッツ光料金+プロバイダ料金よりも安価に、魅力あるサービスを提供できるようになりました。
そのため、NTTも光コラボを提供する企業も、販促の中心は一気に光コラボになり、それに伴い、代理店も光コラボにリソースを割き、力を入れる様になります。
結果として、工事費無料を含むキャンペーンのメインは光コラボになり、フレッツ光のキャンペーンが行われなくなりました。
フレッツ光の契約で現在行っているキャンペーン
公式に行っているキャンペーンは、NTT東日本が「にねん割」、NTT西日本は「光はじめ割」です。
割引は、無いよりは有った方が嬉しいですが、些かインパクトが薄いキャンペーンですね。
法人と個人
フレッツ光の回線を利用したサービスの提供は、光コラボ中心に移行しているため、工事費だけで無くキャッシュバックキャンペーン等の販促も、こちらが中心になっています。しかし、フレッツ光の販売は、全面的に光コラボになってはいません。
フレッツ光+プロバイダ契約の中心は法人契約にあります。
光コラボは、法人名義ではなく、みなし法人(会社名+個人名の個人名義)での契約しかできないことが多いため、純粋に法人名義で契約したい場合は、フレッツ光+プロバイダ契約になります。
そのため、光回線の個人契約は「光コラボ」・法人契約は「フレッツ光」と棲み分けが進んでいて、取り扱い各社の販促も、それに沿った状況になっています。
法人契約にする理由
個人事業主やお店・企業の責任者の場合は、フレッツ光の契約を個人名義でも契約する事が出来ます。
法人は会社の登記が必要で、設立するためには少なくない費用と手間が掛かります。しかし、個人事業主・SOHOは税務署に届出するだけでOKです。フレッツ光の法人契約は、法人格が無い個人事業主や店舗・SOHOでも契約が可能です。
敢えて法人契約にするのは、以下の理由があります。
経費として計上し易い
フレッツ光は法人契約の場合、請求書での支払いが可能になります。会社や事業の経費として税務計上する場合には、請求書と支払い領収書が必要になります。
コラボ光やフレッツ光でも個人契約の場合には、クレジットカードでの支払いが一般的で、請求書・領収書の発行が有りません。
24時間サポートが受けられる
フレッツ光の法人契約では、24時間サポートが受けられるオプションサービスが有ります。
個人契約の通常保守は9時から17時の日中保守ですが、法人契約の場合はオプション加入で夜間や早朝を問わず、不具合があればフレッツ光の業者が駆けつけてくれて、対応が受けられます。ビジネスを止めません。
固定IPの利用
フレッツ光の法人契約では、プロバイダを自由に選べるので固定IPを利用することが可能です。
固定IPとは、インターネット上の住所が固定される事を意味します。個人契約の場合は、接続する度にIPアドレスが割り振られて変わります。
通常のネット閲覧をするだけなら、IPアドレスを固定するメリットは有りませんが、社外から社内のサーバーにアクセスする場合や自社サーバーでホームページの構築等、自社サーバーを運営する場合には固定IPが必要になります。
VPNの利用
VPN(Virtual Private Network)は、仮想の専用回線構築です。
データが暗号化されることでセキュリティが大きく高まり、社外から社内ネットワークに安全に接続するテレワークにも必須の機能です。
同時接続機器の台数
フレッツ光の個人契約では、端末の接続台数は10台までが推奨されています。
法人契約のオプション契約(NTT東日本ではフレッツ光ネクスト プライオ1やフレッツ光ネクスト プライオ10・NTT西日本ではフレッツ光ネクスト ビジネスタイプ)を結べば、同時接続台数に制限が無くなります。
フレッツ光の法人契約は、代理店での契約がお得!
法人・SOHO・個人事業主の方は、フレッツ光を個人契約よりも法人契約する事で多くのメリットを享受出来ます。工事費が無料になるキャンペーンはありませんが、それを上回る金額のキャッシュバックキャンペーンが行われています。
フレッツ光を取り扱う代理店は数多くありますが、信用のおける代理店で契約することが重要です。
代理店キャッシュバックの金額に魅力を感じたのに、色々な理由を付けて支払いが無かったり、契約を結んだのにもかかわらず、いつまで経っても回線が開通しなかったりするケースも有ります。
信用がおける代理店の目安になるのは、「正規代理店」であること・「大手」の代理店(資本金1億円以上)です。正規代理店では問題のある対応をすれば立場が危うくなりますし、資本金1億円以上の大企業は、毎年国税の立ち入り調査が行なわれるなど、企業を監視する目が厳しくなっています。
ただいま当サイトで店舗・事務所・法人向けのフレッツ光新規契約キャッシュバックキャンペーンに申し込むと、最大85,000円のキャッシュバック等の豪華特典と選べるキャンペーンを開催中です。最短2ヵ月で現金還元しています。
キャンペーンの詳細は、以下のリンクを御確認ください。
光コラボなら、工事費無料キャンペーンもある
フレッツ光を利用した「光コラボ」では、工事費無料キャンペーンを行っている事があります。具体的に見てみましょう。
ファミリータイプ (戸建て) | マンションタイプ (集合住宅) | |
フレッツ光 | 19,800円 | 16,500円 |
OCN光 | 19,800円 | 16,500円 |
ドコモ光 | 19,800円 → 実質無料 | 16,500円 → 実質無料 |
@nifty光 | 19,800円 | 16,500円 |
@TCOMヒカリ | 19,800円 → 実質無料 | 16,500円 → 実質無料 |
19,800円 | 16,500円 | |
26,400円 → 実質無料 | ||
ソフトバンク光 | 26,400円 → 実質無料 (乗り換えの場合) | |
ビッグローブ光 | 19,800円 → 実質無料 | 16,500円 → 実質無料 |
auひかり (他光回線) | 41,250円 → 実質無料 | 33,000円 → 実質無料 |
NURO光 | 44,000円 → 実質無料 |
月額料金+回線品質を考えるなら、OCN光がオススメ!
工事費用無料は、確かにユーザーにとってメリットが有ります。しかし、快適に光回線が使える様になるコストとして、工事費用を含めて差し引きいくら掛かるのか?考える必要があります。
費用だけで無く回線品質と月額に掛かる費用も重要です。多くのキャッシュバックや工事費無料が有っても、月額料金が高くなっては意味がありません。
ここで、最初に出てきた図のグラフ右側を見てください。
(出典:MM総研)
シェアのNO.1になっているのは、NTTコミュニケーションズが運営する光コラボサービス「OCN光」です。月額料金が安いだけで無く、確かな技術力に支えられた回線品質の高さで、多くのユーザーを獲得しています。
フレッツ光を利用した光コラボなら、OCN光をオススメします。
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引っ越しなどの事情があれば、ソフトバンク光がオススメ!
光回線は、長期に使用する事でメリットが大きくなります。逆に短期間の利用で契約を打ち切る場合は、思わぬ費用が掛かるなどデメリットが出る場合が有ります。
契約期間による違約金の他、回線撤去費用などが掛かり、支払い総費用は10万円近くになるケースも有ります。
短期間で光回線の契約先を変更する事を決してお勧めしませんが、予定していなかった引っ越し等でやむを得ない事もあります。違約金を支払う必要があり、引っ越し先で光回線を引くならソフトバンク光をオススメします。
他社からソフトバンク光に乗り換える場合、他社への違約金・撤去費用等が満額還元(最大10万円)されます。これはソフトバンク光の公式サイト特典で、他にも携帯電話でSoftBankを使っているユーザーは、毎月最大1,100円の割引も受けられます。
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