2020年の春頃から不足し始めた半導体の供給は、2021年に入ってからも解消されること無く続いていて、2022年を迎えても当分の間続きそうな気配です。
楽天モバイルは、アンテナ整備が進んでいないエリアで、auに支払う接続料の負担を減らすべく、一気に自社回線エリアの拡大に邁進していましたが、半導体不足の直撃を受けて計画通りには進んでいません。
自動車業界も影響は深刻で、半導体が無くては完成車にならない事から、操業停止や減産を余儀なくされています。注文しても納車が数ヶ月先になる事に嫌気を差したユーザーや、車検の時期に間に合わないと判断した顧客ニーズは、現実的な納期の中古車に向かうケースが多くなり活況です。
そのため、中古車の相場が大きく値上がりしました。
自動車の購入には、車両本体価格以外に諸々の諸費用が必要です。新車購入の場合は概ね透明化されていて、値引きを除けば諸経費費用の差は、店舗やディーラーによって大きな差はありません。しかし、中古車は車両の個体差がある上に、諸経費が不透明な部分も多く、販売店で大きな差がでるケースがあります。
同程度の年式車種で、A店では300万円・B店では280万円のプライスタグが付いていれば、当然多くの人はB店に魅力を感じるでしょう。でも、A店での諸経費は20万円で、支払総額が320万円なのに対して、B店では諸経費が50万円になり、支払総額が330万円になるケースでは、表向きの車両価格からだけでは解りません。
光回線は、毎月固定された通信量を継続して支払う必要が有ります。そのため、月額料金の安さは大切なファクターです。マンションに光回線を導入する場合の、月額料金をランキング形式にするだけでなく、トータルで本当にメリットの有る光回線まで踏みこんで、具体的にご紹介します。
マンション集合住宅で利用する光回線の基本
光回線のサービスは、数多いサービスが乱立している様に見えても、実際に敷設されている光回線の種類は、それほど多くは有りません。
光回線の利用実態
ICT市場専門のリサーチ会社、株式会社MM総研の2021年3月発表のデータによれば、全国的に広く普及しているのは、NTTグループ(NTT東日本+NTT西日本)の2256.4万件であり、そのシェアは半数を大きく超える7割弱に達しています。
(出典:MM総研)
グラフ中のその他は、限られたエリアでのサービス展開です。
KDDI(au)もNTTグループに続くシェアですが、実際に施設した光ファイバーケーブルのエリアは限られていて、大半のエリアはNTTの光ファイバーケーブルを使用していて、「ダークファイバー」と呼ばれる、NTTで使われていない部分を利用しています。
ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する光回線「NURO光」も、auと同様にNTT光ファイバーケーブルを利用した「ダークファイバー」を使っています。
マンション集合住宅で光回線が利用出来る場合と出来ない場合
マンション集合住宅で光回線を利用するには、建物の共有スペースまで引き込まれている回線しか、利用する事が出来ません。
これから住居の契約をする方なら、「光ファイバーがMDFまで来ている」と明記があれば間違いありません。MDFは配線を束ねている装置で、主に共用スペースに設置されています。
マンションの共有部分まで光回線が来ていない場合は、光回線の利用には時間と労力が必要になります。
賃貸では大家さんの了解を得て、回線工事を行う必要が有りますし、購入物件においても自分の判断だけで光回線の導入は出来ず、管理組合や他の住民合意を経て回線工事を行う必要が有ります。
インターネット回線利用の開始に、時間を掛けられない場合は、ソフトバンクエアー等の無線タイプの導入も検討する余地があります。
具体的な光回線について
全部は網羅できませんが、代表的な光回線を見ていきましょう。
NTT東日本・西日本
日本の光ファイバー回線の設置は、NTT東西から始まっています。そのため占めるシェアもNTT東西が圧倒的で、多くのマンションにNTT東西が運営する光回線「フレッツ光」が導入されています。

NURO光
NURO光は、少々特殊な回線です。光ファイバーケーブル回線自体は、NTTの光回線を使っています。
NTTの回線を使ってはいますが、回線管理や契約手続きなど全て独立していて、NURO光が行っています。光コラボとは異なります。プロバイダはSo-net限定です。
ダークファイバーと呼ばれる光信号が通っていない心線を利用して、NTTとは異なる特殊な方式「G-PON」を導入した独自の設備を使い、下り速度2Gbpsに標準対応しています。理論上ですが、一般的なNTTの回線の2倍の速度で通信が可能です。
サービス提供は、北海道・関東・東海・関西・九州の一部エリアだけに限られています。残念ながら、マンション集合住宅の共用部分まで導入されているケースは、かなり少なくなります。
auひかり
NTT東西に次いで、全国的に使えるエリアが広がっています。自社で回線を運用するエリアはごく一部ですが、前述のNURO光と同様にNTTのダークファイバーを利用しています。
対応エリアは少々複雑で、戸建てのホームタイプとマンション集合住宅タイプでは対応エリアが異なっています。
愛知県・静岡県・岐阜県・三重県・福井県の東海北陸エリアと、兵庫県・大阪府・京都府・奈良県・和歌山県・滋賀県の関西エリアでは、戸建てホームタイプの申込みを受け付けていません。
マンションタイプはエリアに関係なく、auひかり回線が引き込まれているマンションでは利用できます。(対応物件はまだ少ないのが現状です)
コミュファ光
東海地方を中心にサービスを展開している、電力系回線です。中部電力系の中部テレコミュニケーション株式会社(ctc)が運営しています。
前述の2つとは異なり、完全に独立した回線網を設置しています。そのためフレッツ光系が混み合っても、一切の影響を受けません。
対応エリアは、愛知県・静岡県・岐阜県・三重県・長野県ですが、全域では無く限られた地域でのみ対応しています。
eo光
関西エリアを中心にサービスを展開しています。完全に独立した回線網を設置しています。格安SIMのmineoを運営している、株式会社オプテージが提供している光回線です。
対応エリアは、大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県・福井県です。
ピカラ光
四国電力のグループである株式会社STNetが運営しています。完全に独立した回線網を設置しています。対応エリアは、徳島県・香川県・愛媛県・高知県の四国限定です。

MEGA EGG
中国地方を中心にサービスを提供している電力系回線です。完全に独立した回線網を設置しています。対応エリアは、広島県、山口県、岡山県、島根県、鳥取県です。
BBIQ
九州地方でサービスを提供している電力系回線です。完全に独立した回線網を設置しています。対応エリアは、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県です。
auひかりちゅら
沖縄県限定でービスを提供しているKDDI系列の光回線です。
ケーブルテレビ系
全国の各エリアにある、ケーブルテレビのサービスを行っている会社がインターネット回線を提供しています。以前はテレビ放送を送る回線を利用して、インターネット回線のサービスを行っていましたが、光サービスを行う様に変わってきています。
お住まいのマンション集合住宅で利用出来るか確認
提供しているエリアは、サービスごとに異なります。実際のエリアはサービスを提供するサイトで検索するか、電話で問い合わせる必要が有ります。市町村単位でエリアになっていても、必ずしも全域がカバーされていない事もあります。
前述の様に、エリア内に住居があって且つ、建物の共用部分まで引き込まれている光回線なら利用することが出来ます。
全国展開している回線では、マンションの住所を入力すれば、利用の可否が確認出来ます。
マンション集合住宅に、最も多く導入されている「フレッツ光」
日本で最も広いエリアでサービスを提供しているのは、NTTが敷設した「フレッツ光」です。
日本で最も早く、光ファイバーケーブル回線を利用したサービスを開始したのはNTTです。2000年の年末に、東京・大阪の一部で試験サービスを開始して、翌年2001年の8月から本格的サービスをスタートさせました。
NTTは全国に光ファイバーケーブル回線の敷設を進めて、2019年3月発表の総務省データによる世帯カバー率は98.8%ですが、NTTの「フレッツ光」の光カバー率は95%となっていて、ほぼ日本中を網羅するところまで来ています。
多くのマンション集合住宅の、共用部分まで導入されている光回線は、圧倒的に「フレッツ光」になります。
フレッツ光
お住まいの住所によって、検索するサイトが変わります。
NTT西日本エリア
富山県 / 石川県 / 福井県 / 岐阜県 / 静岡県 / 愛知県 / 三重県 / 滋賀県 / 京都府 / 大阪府 / 兵庫県 / 奈良県 / 和歌山県 / 鳥取県 / 島根県 / 岡山県 / 広島県 / 山口県 / 徳島県 / 香川県 / 愛媛県 / 高知県 / 福岡県 / 佐賀県 / 長崎県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県
NTT東日本エリア
北海道 / 青森県 / 岩手県 / 宮城県 / 秋田県 / 山形県 / 福島県 / 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 東京都 / 埼玉県 / 千葉県 / 神奈川県 / 山梨県 / 新潟県 / 長野県
フレッツ光の契約形態
「フレッツ光」に限らず、光回線を利用するのには、接続業者プロバイダとの契約が必要です。
サービス開始当初の光回線の契約方法は、回線利用費はNTT東日本・西日本に支払い、接続料をプロバイダへ支払う事が一般的でした。ユーザーにとっては、「フレッツ光」+「プロバイダ」と2箇所で契約を結んで、月額料金も別々に支払う必要があり、トラブルが発生した時や、要望を伝えたくても窓口が二箇所あるのは、ユーザーにとってデメリットが大きく、ワンストップで契約支払いが出来るシステムを望む声が大きくなっていきました。
出典:NTT西日本*一部改変
光回線をユーザーとの直接契約を結ぶシェアが、巨大企業NTTの独占状態になれば、競争原理が働かなくなり、普及が加速しないと考えた国の意向もあって、NTT東西は、フレッツ光回線の卸業務への移行へ、大幅な方向転換をします。
NTTは光回線の卸事業へ注力して、卸し提供を受けたプロバイダを中心とした事業者が、プロバイダ機能と回線をワンセットにしたサービスを提供する「光コラボ」が、2015年2月から開始されました。
出典:NTT西日本*一部改変
現在個人の契約は「光コラボ」・法人の契約は「フレッツ光+プロバイダ」が主流になっています。
マンションで利用出来る光回線月額料ランキング
数多くあると思われた光回線サービスも、実態は多くの「フレッツ光」を使う「光コラボ」と、他の回線であることに他なりません。
何度も言いますが、マンション共有部分まで入っていない光回線を希望しても、利用する事は出来ません。「光コラボ」なら、「フレッツ光」が導入されている全国のマンションで利用することが出来ます。
月額料金ランキング
単純にマンション集合住宅で利用出来る、光回線の月額料金ランキングを見ていきましょう。
マンション 料金 | キャッシュバック | セット割引 | 契約期間 | 途中解約の違約金 | |
GMO光アクセス | 月額3,773円 工事費16,500円 → 実質無料 | 無し | 無し | 2年 | 無し |
おてがる光 IPoE IPv6接続 | 月額3,773円 工事費16,500円 → 実質無料 | 無し | 無し | 無し | 無し |
Excite MEC光 IPoE IPv6接続 | 月額3,850円 工事費16,500円 → 実質無料 | 無し | 無し | 無し | 無し |
ぷらら光 | 月額3,960円 | 1,000円 | ひかりTV | 無し | 無し |
工事費16,500円 | |||||
OCN光 | 月額3,960円 | 5,000円 | OCNモバイルONE | 2年 | 11,000円 |
工事費16,500円 | |||||
DTI光 | 月額3,960円 | 16,000円 | au | 無し | 無し |
DTI SIM | |||||
楽天ひかり | 月額4,180円 | 月額割引をCB換算 | 無し | 3年 | 10,450円 |
Rakuten UN-LIMIT IV利用していない | 工事費16,500円 | 26,400円 | |||
楽天ひかり | 月額4,180円 | 月額割引をCB換算 | 無し | 3年 | 10,450円 |
Rakuten UN-LIMIT IVユーザー | 工事費16,500円 → 実質無料 | 50,160円 | |||
@TCOMヒカリ | 月額4,180円 | 25,000円 | au | 2年 | 13,200円 |
工事費16,500円 | 月額割引をCB換算 | LIBMO | |||
→ 実質無料 | 11,840円 | UQ mobile | |||
ソフトバンク光 | 月額4,180円 | 25,000円 | SoftBank | 2年 | 10,450円 |
工事費26,400円 | Y!mobile | ||||
乗換は実質無料 | |||||
ASAHIネット光 | 月額4,235円 | 月額割引をCB換算9,120円 | au | 1年 | 22,000円 |
工事費16,500円 | |||||
ビッグローブ光 | 月額4,378円 | 20,000円 | au | 3年 | 11,900円 |
工事費16,500円 | BIGLOBE | ||||
→ 実質無料 | UQ mobile | ||||
@nifty光 | 月額4,378円 | 22,000円 | au | 3年 | 22,000円 |
工事費16,500円 | 月額割引をCB換算 | UQ mobile | |||
22,550円 | |||||
ドコモ光タイプA | 月額4,400円 | 現在公式HPは | docomo | 2年 | 8,800円 |
工事費16,500円 | dポイントを | ||||
→ 実質無料 | 20,000ポイント | ||||
ドコモ光タイプB | 月額4,620円 | 現在公式HPは | docomo | 2年 | 8,800円 |
工事費16,500円 | dポイントを | ||||
→ 実質無料 | 20,000ポイント | ||||
So-net光プラス | 月額4,928円 | 60,000円 | au | 3年 | 20,000円 |
工事費26,400円 | UQ mobile | ||||
→ 実質無料 |
フレッツ光+プロバイダ契約の月額料金は?
フレッツ光回線を利用するのには、「光コラボ」だけでなく、「フレッツ光」をNTT東西と契約して、別に接続業者プロバイダと契約する形態であっても、インターネットの利用が出来ます。
光コラボを説明した項でも書きましたが、法人契約は別にして、個人の契約においては基本的に「フレッツ光+プロバイダ」を契約するメリットは基本的にありません。
プロバイダ料金によって、通信費は変わってくる上に、エリアによっても料金が異なり、表としても見にくくなるので、上記の表には入れませんでした。
メリットが無いと断言できるのは、同じプロバイダを利用しても、「光コラボ」よりも月額料金が高額になることです。
主なプロバイダで、実際の料金を見てみましょう。
OCN光 | @nifty光 | ビッグローブ光 | So-net光プラス | ぷらら光 | ||
光コラボ | マンション 月額 | 3,960円 | 4,378円 | 4,378円 | 4,928円 | 3,960円 |
フレッツ光+プロバイダ | プロバイダ料金 | 1,210円 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 |
東日本マンション月額計 | 4,565円 | 4,455円 | 4,455円 | 4,455円 | 4,455円 | |
西日本マンション月額計 | 4,345円 | 4,235円 | 4,235円 | 4,235円 | 4,235円 |
たとえば、「光コラボ」の「ぷらら光」は、「フレッツ光」の光回線を「ぷらら」が接続業者プロバイダで利用する事に他ならず、「フレッツ光」をNTT東西と契約して、「ぷらら」と別途契約を結ぶ利用形態と、事実上全く同じ回線品質になります。
それでいて、月額は「光コラボ」が3,960円なのに対して、「フレッツ光+プロバイダ」契約の場合は、東日本エリアでは月額4,455円になり、大きな差額があります。
個人では「光コラボ」を選ぶ方が、確実にメリットがあります。具体的なランキングに戻り、上位のサービスを見ていきましょう。
月額価格ランキング1位 GMO光アクセス光

「フレッツ光」を利用した「光コラボ」です。
企業概要
GMOインターネット株式会社が運営しています。2005年に東証1部に上場しています。
大企業であるだけでなく、源流は1991年に創業した株式会社ボイスメディアでは、パソコン通信のアクセス拠点を設置して、本格的にインターネットが普及し始めた1995年にはインターキュー株式会社に商号変更を行い、インターネットプロバイダ事業に参入しています。
特徴
「シンプルに安い」を標榜していて、期間縛りを設けていないため、違約金が掛からずに解約する事が出来ます。ただし、本来は2年契約縛りが有り、契約縛り無しは、特定ページからの申込み限定特典になっています。
新規回線のみの受付で、現在フレッツ光を利用しているユーザーの「転用」「事業者変更」には対応していません。
月額価格ランキング2位 おてがる光
「フレッツ光」を利用した「光コラボ」です。
企業概要
株式会社エクスゲートが運営しています。2017年に設立された新しい企業です。プロバーダー業務の他、電力事業やガス事業も行っています。
特徴
「おてがる光」は2019年に開始された「光コラボ」サービスで、「新世代のひかりはしばりなし!!」を高らかに標榜しています。月額料金もかなり攻めた、最安値級の金額を打ち出しています。
現在5,000円の条件付きのキャッシュバックを行っていますが、12ヵ月に渡って毎月500円の割引きが受けられるもので、NTTグループカードを新規に作成して、月額通信料を支払う事が条件になっているので、大きな魅力とは言えません。
月額価格ランキング3位 excite MEC光
「フレッツ光」を利用した「光コラボ」です。
企業概要
エキサイト株式会社が運営しています。1997年にアメリカのエキサイト社日本法人として設立されました。その後は親会社が買収されましたが、その親会社が経営破綻したため、2002年に伊藤忠商事の子会社になっています。現在はXTech HPの完全子会社になっています。
ポータルサイトでexciteをご存じの方も多いかと思います。Googleと提携して、独自の検索エンジンを開発し一定の評価を得ていましたが、2002年に撤退しています。
特徴
同社では、「excite MEC光」の他に「excite 光」も運営しています。月額料金は「excite 光」の方が安く、マンションでは3,696円に設定されていて、「excite MEC光」より若干安くなっていますが、「IPv6 IPoE」が利用出来ないサービスを、これから導入する光回線の選択としてはありません。
エキサイトを利用するなら、IPv6の利用が出来る「excite MEC光」の導入が最適です。
もう一つ「BB.excite光Fit」というサービスが有りますが、通信量による従量課金制になっています。200GB以下の利用なら、月額料金が安くなる可能性が有ります。こちらも、光回線が持つ本来の大きなメリットである、無制限に自由に利用出来る事が犠牲になるため、オススメしません。
違約金が無いだけでなく、現在新規加入者に向けたキャンペーンでは、標準工事費も無料になっています。他社ではこの工事費が、形を変えた「縛り」になっている事も多く、契約期間の違約金が発生しなくても、工事費の残債は解約時に精算する必要が有ります。
「excite MEC光」は、この縛りさえ無くすだけでなく、最大12ヵ月495円の月額料金割引きを行うキャンペーンも行っています。
月額ランキング4位 ぷらら光
「フレッツ光」を利用した「光コラボ」です。
企業概要
「株式会社NTTぷらら」が運営しています。名前の通り、NTTグループの中核企業の一つです。
特徴
縛り無しの安価な光回線サービスを行うのは、後から参入して存在感を出したい新興企業サービスが多いですが、「ぷらら光」はこれらと毛色が異なります。
光回線を扱うプロバイダの中でも、日本有数の契約者数を誇ります。NTTグループとして長年培ってきた、ノウハウと技術力に加えて資金力が有ります。
月額料金で同率の4位に入っているOCN光も、NTTグループのNTTコミュニケーションズが提供する「光コラボ」です。こちらは契約期間の縛りがあります。
何をポイントにして、光回線を選ぶか?
今や家族全員でスマートフォンを持つことが珍しくなく、その通信料の合計は頭痛の種です。一昔前の光回線選びでよく見たのは、3大キャリアの提供する光回線を使えば、スマートフォンの料金が家族で割引されるので、「セット割」がお得というものです。
しかし、光回線を導入すれば、家庭利用はWi-Fiを使って光回線でインターネットを行う為、キャリア一押しの大容量・無制限プランは本来利用する意味が無くなります。
キャリアの小容量プランは割高であり、「セット割」の額も無くなるか小さくなることから、大きなメリットは無くなります。
通信費を下げる賢明な方策としては、以下の2つが有ります。
格安SIMを利用する
光回線の導入を機に、スマートフォンの契約を格安SIMに乗り換える手があります。キャンペーンまで考慮して、通信料全体を下げる事が可能です。
縛りの無い光回線とスマートフォン契約先を見直す
携帯電話回線の契約は、契約期間の「縛り」が全て廃止される方向で動いています。それに対して、光回線は契約期間「縛り」のあるサービスが多く、キャリアの提供する光回線と組み合わせる事によって、実質的な「縛り」が継続してしまいます。
LINEMOやpovoのオンライン専用プランでは、月に3GBの利用を990円で利用する事が出来て、契約期間の「縛り」もありません。
出典:LINEMO公式
外出時に殆どインターネットの利用が無いユーザーは、OCNモバイルONEが、月に0.5GBの利用を550円で実現しています。こちらはオンラインだけで無く、全国のドコモショップ窓口でも契約が可能です。
出典:OCNモバイルONE公式
これらのプランでスマートフォンを運用して、光回線も「縛り」の無いサービスを利用すれば、いつでも状況に合わせて最適なプラン選択が可能になります。
格安スマホとのセット割なら、キャンペーンも充実の@TCOMヒカリがオススメ
@TCOMヒカリは自社データセンターを保有し、自社光ファイバーケーブルを運用するなど、単にプロバイダとしてだけで無く、豊富な技術力が有り人気があります。
@TCOMヒカリなら、格安SIMを利用して通信料全体を下げる事が可能です。
格安SIM「LIBMO」がお得に使える
出典:LIBMO公式
データ容量 | データ+音声通話+SMS | データ+音声通話+SMS +10分かけ放題 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
3GBプラン | 980円 | 1,750円 | 220円 |
8GBプラン | 1,518円 | 2,453円 | 220円 |
20GBプラン | 1,991円 | 2,926円 | 220円 |
30GBプラン | 2,728円 | 3,663円 | 220円 |
キャリアのオンライン専用プランは、細かい容量プランの設定をしていません。たとえばLINEMOの容量3GBで不足する場合、20GBを選択するしか有りませんが、LIBMOでは8GBプランも用意しています。20GBのプランでも、ahamo・povo・LINEMOよりも安価になります。格安SIMでは珍しい、30GBプランも用意されています。
@TCOMヒカリと組み合わせて利用する事で、220円の割引きが受けられます。光回線とスマートフォンを組み合わせて、長期的に渡ってお得に利用できます。
au系列のスマホ利用ならお得に
現在、au系列のスマホを利用なら、auスマホの「auスマートバリュー」、UQモバイルの「自宅セット割」が利用出来ます。スマホ1台あたりの割引きが受けられ、継続してお得になります。
出典:UQ mobile公式
家族で複数台利用していれば、大きなメリットになります。
スマートフォンの価格メリットだけで無く、@TCOMヒカリをオススメする理由は他にも沢山有ります。
工事費無料
光回線の導入には工事が必要で、実際に技術者や工事業者が動く為、工事費が掛かります。@TCOMヒカリの場合、最大19,800円の工事費が掛かりますが、工事費が無料になるキャンペーンを行っています。
キャッシュバック
新規契約だけのオプション無しで、キャッシュバックが受けられるキャンペーンを行っています。Wi-Fiが使える無線Wi-Fiルーターを選ぶ事も出来ます。
12ヵ月の間、月額料金割引
契約から12ヵ月間、月額料金が割り引かれます。マンションタイプで4,180円が12ヵ月間は3,190円になります。キャッシュバックまで考慮すれば、マンションタイプの12ヵ月間の月額料金は実質1,107円になります。
契約期間「縛り」が無い回線を比較する
価格ランキングで、同率の4位にDTi光が入っています。本来であれば、月額料金が高くなる契約期間「縛り」の無い「光コラボ」が、OCN光を除いて、月額料金ランキング上位を占めています。
これらの回線を、工事費用やキャッシュバック、IPv6の利用に必要なルーターのレンタル料も加味して、契約期間「縛り」が無い、ランキング上位の「光コラボ」を2年間利用した時の実質月額を計算して、実質支払い月額料金ランキングを見てみましょう。
月額 | 月額工事費 | 回数 | ルーター | キャッシュバック | 2年合計 | 実質月額 | |
Excite MEC光 | |||||||
マンション | 3,850円 | 0円 | 1 | 2,640円 | 0円 | 95,040円 | 3,960円 |
おてがる光 | |||||||
マンション | 3,773円 | 550円 | 30 | 0円 | 5,000円 | 102,052円 | 4,252円 |
DTI光 | |||||||
マンション | 3,960円 | 16,500円 | 1 | 7,920円 | 16,000円 | 103,460円 | 4,311円 |
GMO光アクセス | |||||||
マンション | 3,773円 | 275円 | 60 | 0円 | 0円 | 107,052円 | 4,461円 |
ぷらら光 | |||||||
マンション | 3,960円 | 550円 | 30 | 0円 | 1,000円 | 110,540円 | 4,605円 |
シンプルに安く・縛りが無い光回線なら「ぷらら光」がオススメ
出典:ぷらら光申込サイト
「ぷらら光」をお勧めする理由は、期間「縛り」が無く、信頼と実績のNTTグループが提供しているサービスで、しかも安価だからです。
「縛り」の有る他社回線と比較しても、月額料金は最安値か最安値級なのは驚きで、マンション集合住宅に導入する光回線として最もオススメです。
縛りの無いプランは他社の光回線サービスでも提供されていますので、比較してみましょう。
マンション | |
ぷらら光 | 3,960円 |
ソフトバンク光(縛りなしプラン) | 5,390円 |
NURO光(縛りなしプラン) | 7,836円 |
ドコモ光(縛りなしプラン) | 5,500円 |
OCN光(縛り無しプラン) | 5,170円 |
一般的に掲げられている光回線の価格は、期間「縛り」の有るプランが大半で、「縛り無し」で比較すれば、「ぷらら光」が圧倒的に安くなります。転勤や引っ越し時にも違約金が掛からず、撤去費用も掛かりません。
「ぷらら光」の月額料金は、他社の「縛り有り」主力プランと比較しても、価格的には最安値級という戦略的な価格を提示しています。
「ぷらら光」と「縛り」の無い安価なスマートフォンプランを組み合わせる事で、自由でシンプルでありながら、トータル通信費が安価になります。
シンプルに安い事で、煩わしい組み合わせ等による割引き制度に、頭を悩ますこともありません。スマートフォンプランが登場すれば、いつでも「セット割」に縛られずに、乗り換える事が出来ます。
ぷらら光は月額料金が割安でも、NTTグループの技術力・資本力・サポート力・バックボーンによる安心感が有り、自信を持ってオススメ出来ます。
オススメする理由は、縛りが無くて安価なだけでなく、他にもあります。
次世代規格のIPv6 IPoEに対応
回線品質や速度は、実際に利用するのに大切な要素です。
IPv6 IPoEとは?
ぷらら光は、次世代規格のIPv6 IPoE「ぷららV6エクスプレス」が標準対応です。あらためて、「IPv6 IPoE」をご説明します。
(出典:NTTPC公式サイト)
従来からある通信方式は、PPPoEです。
PPPoEは、Point-to-Point Protocol over Ethernetの略で、電話回線の時代からある通信方式を、LANの規格であるイーサネットに対応させたものです。
これに対し、新しい通信方式が、IPoEです。
IPoE は、IP over Ethernetの略で、当初からLAN規格(イーサネット)の利用を前提として構築されています。
同じ回線を使っても、理論上の通信速度はPPPoEよりもIPoEの方が、10倍速くなります。
従来の「IPv4 PPPoE」を使った接続方式がもたらす、プロバイダのネットワーク終焉装置がボトルネックになっている状態を、次世代規格のIPv6 IPoEを使う事で、ネットワーク終焉装置を経由が無くなり、最大理論値の速度に近づける事が可能になります。
実際の回線速度の差
ぷらら光は、フレッツ光回線を利用しています。
みんなのネット回線速度にある、直近3ヶ月に計測された41,057件のPPPoE方式のフレッツ光回線、181,970件のIPoE方式のフレッツ光回線の測定結果から平均値は、以下の通りです。
PPPoE方式のフレッツ光回線の平均値
平均Ping値: 35.36ms
平均ダウンロード速度: 187.23Mbps
平均アップロード速度: 180.76Mbps
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓これだけ数値が変わります↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
IPoE方式のフレッツ光回線の平均値
平均Ping値: 25.78ms
平均ダウンロード速度: 332.53Mbps
平均アップロード速度: 221.68Mbps
技術力に裏付けされた、安定した回線品質が「ぷらら光」が選ばれる理由の一つです。
Wi-Fiルーターのレンタルが標準装備
前述の新世代技術「ぷららV6エクスプレス」に対応したルーターのレンタルが、無料で出来ます。対応ルーターを探して入手する手間も費用も掛からず、誰でも新技術を簡単に享受出来ます。(申し込み後にマイページから申し込むと、利用する場所に発送されます)
このルーターは、Wi-Fiを飛ばす機能を当然備えていて、安定した光回線を利用したWi-Fi接続が使えるので、タブレットやゲーム機、スマートフォン等を快適に利用出来ます。
ひかりTV
本格的な視聴には専用のチューナーが必要ですが、「ひかりTVエントリープラン」が無料で使えます。映画・ドラマ・アニメなど幅広いジャンルで、20,000本以上のビデオ作品がオンデマンドで見放題です。スマートフォン・タブレット・パソコンで、視聴することが出来ます。
地上デジタル放送・BSデジタル放送・BS4Kデジタル放送の他、幅広いチャンネルに対応した「ひかりTV」の月額料金から、毎月660円の割引きが受けられます。
インターネットとの合計料金で割引き後は、マンション集合住宅では4,950円から利用する事が出来ます。
セキュリティ
マカフィー for plalaの月額利用料が、最大24か月無料になっています。
キャッシュバック
「ぷらら光」では、キャッシュバックも行っています。
業務用途には、工事が比較的早く・サポートが充実しているフレッツ光
出典:フレッツ光申込サイト
業務用途の法人契約なら「光コラボ」よりも、プロバイダを別契約する「フレッツ光+プロバイダ契約」がオススメです。
通常の家庭に回線を引くのとは、違うケースが多い企業の工事でも、豊富なノウハウがあり、比較的早く工事が完了出来るメリットもあります。
遠い過去から現在に至るまで、NTTは多くの企業法人ユーザーを抱えていて、どの通信会社よりも多くのノウハウを持っています。実際に多くの法人ユーザーは、「光コラボ」ではなく「フレッツ光+プロバイダ」の契約を選択しています。
サービスを販売する正規代理店のメインターゲットも、個人ユーザーは「光コラボ」・法人ユーザーは「フレッツ光+プロバイダ」に絞られており、契約時の特典キャッシュバックキャンペーンも必然的に、そこに注力されています。


利用しているうちに、会社のシステムが発展して、契約しているプロバイダでは対応出来なくなっても、プロバイダだけ乗り換える事が出来るメリットも有ります。

個人事業主やお店・企業の責任者の場合は、フレッツ光の契約を個人名義でも契約する事が出来て、法人格が無い個人事業主や店舗・SOHOでも、フレッツ光の法人契約が可能です。
法人契約には、以下のメリットが有ります。
経費として計上し易い
フレッツ光は法人契約の場合、請求書での支払いが可能になります。会社や事業の経費として税務計上する場合には、請求書と支払い領収書が必要になります。コラボ光やフレッツ光でも個人契約の場合には、クレジットカードでの支払いが一般的で、請求書・領収書の発行が有りません。
24時間サポートが受けられる
フレッツ光の法人契約では、24時間サポートが受けられるオプションサービスが有ります。個人契約の通常保守は9時から17時の日中保守ですが、法人契約の場合はオプション加入で夜間や早朝を問わず、不具合があればフレッツ光の業者が駆けつけてくれて、対応が受けられます。ビジネスを止めません。
固定IPの利用
フレッツ光の法人契約では、「固定IPアドレス」が利用出来ます。固定IPのサービスが利用できるプロバイダの契約が必要です。多くの法人契約が出来るプロバイダで、サービスを提供しています。
固定IPとは、インターネット上の住所が固定される事を意味します。個人契約の場合は、接続する度にIPアドレスが割り振られて変わります。
通常のネット閲覧をするだけなら、IPアドレスを固定するメリットは有りませんが、社外から社内のサーバーにアクセスする場合や自社サーバーでホームページの構築等、自社サーバーを運営する場合には固定IPが必要になります。
VPNの利用
VPN(Virtual Private Network)は、仮想の専用回線構築です。データが暗号化されることでセキュリティが大きく高まり、社外から社内ネットワークに安全に接続するテレワークにも必須の機能です。
同時接続機器の台数
フレッツ光の個人契約では、端末の接続台数は10台までが推奨されています。法人契約のオプション契約(NTT東日本ではフレッツ光ネクスト プライオ1やフレッツ光ネクスト プライオ10・NTT西日本ではフレッツ光ネクスト ビジネスタイプ)を結べば、同時接続台数に制限が無くなります。