UQモバイルとセット割が対象となるインターネット回線とは?

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単純な物販とは異なり、自宅にインターネット回線を引き込もうと考えた場合、何処に申し込んだら良いのか?解らない方も多くいらっしゃいます。

 

それを見越している携帯電話ショップ店頭では、自社系列・提携先の光回線の売り込みに余念がありません。

 

ただ売り込むだけでなく、「こちらの組み合わせ、光回線契約+スマートフォン契約だと、セット割が適用されてお得です!」と、ユーザーにメリットを提示するのと同時に、長期的な囲い込みに繋げる戦略があります。

 

評判の良かったUQ mobile美人三姉妹のCMが、2021年9月から変わりました。大きく世界観が変わった内容で、女優の満島ひかりさんが演じる「驚きのない新料金なら、出す意味無いだろ?」と、挑発的ともとれる発信をしています。

 

変わったのは、CMだけではありません。UQ mobileは、KDDIグループ内での立ち位置が大きく変わっています。CMの事はさて置き、この変化はユーザーにとって歓迎すべき内容です。

 

今までKDDIブランドで、インターネット回線の割引きはauプランに限られていましたが、2021年9月2日からUQ mobileでも適用されるようになりました。UQ mobileでも始まった、インターネット回線のセット割について解説します。

 

UQ mobileとは?

「UQ mobile?ああ、au系列の格安SIMでしょ?」という認識の方は、沢山いらっしゃいます。

 

以前のUQ mobileは確かに格安SIMでしたが、現在は格安SIMではありません。歴としたキャリア回線を使用するサブブランドです。では、キャリア回線と格安SIMの違いは何でしょうか?

 

キャリアと格安SIMの違い

 

キャリア(MNO)について

キャリアの事は、MNO(Mobile Network Operator)と総称しています。和訳すると「移動体通信事業者」ですね。

 

電波は国民共有の財産であり、国(総務省)が厳格に管理をしています。電波を勝手に利用する事は利用者の混乱を招き、公共の利益に有害であるという概念は世界共通です。そのため、キャリアは国から免許を受けた事業者だけが、許可を受けた周波数帯でのみ運用出来る認可事業です。

 

認可を受けることは、決して簡単ではありません。全国にアンテナや設備を建設する詳細な工程表を国に提示して、それを実現出来るだけの裏付けとなる資本力が必要です。

 

そのため、携帯電話の運営会社に長期間新規参入は無く、2018年4月に1.7GHz帯の周波数割り当て認可を受けた、楽天モバイルが参入するまでは無風状態でした。

 

格安SIM(MVNO)について

格安SIMは、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)と総称しています。和訳すれば「仮想移動体通信事業者」になります。

 

仮想とはなにか?自分のところでアンテナ・回線設備を持っていない、仮想の設備を利用した通信事業者という事です。具体的には、MNOから回線の一部を間借りして、携帯電話サービスを運用しています。

 

自社設備への投資が小さく済み、資金面だけで無く技術面も含めて参入へのハードルが低く、オンラインを中心とした集客・契約を含めて経費を掛けないことにより、比較的安価なサービス提供が可能になっています。

 

その反面、主体的に運用出来る範囲は狭く、顧客に提案できる自由度は低くなります。回線の一部を借りて運用するため(片側4車線の道路で1車線だけ通行出来るイメージ)、朝の通勤時間帯・お昼休み・帰宅時間帯などに、同時に多くのユーザーが利用すれば渋滞が発生して、通信速度は低下する可能性が有ります。

 

現在認可を受けているMNO

現在の認可を受けている具体的なキャリア通信会社は6社有ります。docomo・KDDI(au)・SoftBank・楽天モバイルの4社は、以前から有った3大キャリアに楽天モバイルを加えた、広く認識されているキャリア通信会社です。それ以外の2社は、UQ mobileとWireless City Planningです。

 

因みに、Wireless City Planningの前身は、ウィルコムという会社です。2014年の5月までPHS事業を、ウィルコムというブランドで展開していましたが、会社更生法の適用を受け、2010年12月にSoftBankが事業を引き継いでいます。

 

現在のWireless City Planningは、独自のプラン提供で顧客を集めるビジネスを行っていません。他社に回線を提供していて、SoftBankがサービス展開する「SoftBank Air」の中核を担っています。

 

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UQ mobileはキャリア?

「あれ・・?au以外に、UQ mobileも独自にキャリアの認可を国から受けてる?」これ、ちょっと意外ですよね。

 

UQ mobileはWiMAX 2+の基地局を全国に配備していて、MNOとして認可を受けています。モバイルWi-FiルーターWiMAXの他、据え置き型無線ホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」を支える中核です。

 

それ以外にも、KDDIや他のMVNOに設備を貸し出しています。一例として、au回線のBand 41として使われるTD-LTE帯域は、UQ mobileが運用しています。

 

解りにくいのは、UQ mobileのスマートフォンサービスは、これとは別だということです。以前のUQ mobileを運営するUQコミュニケーションズは、KDDIが3割出資する関連会社でした。資本関係があっても、あくまで別会社であり、UQ mobileが提供するスマートフォンの通信サービスは、au回線の一部帯域を間借りして運営する格安SIMでした。

 

以前からUQ mobileは、auのサブブランド的な扱いを受けていましたが、実情としてはサブブランドではなく、MVNOという中途半端な立ち位置にいました。

 

格安SIMの価格帯としては少々中途半端に高い設定でも、キャリアのauと比較すれば割安です。高い料金を支払ってくれている既存のau契約者に対して、「UQ mobileは系列ですが、所詮格安SIMですよ!」というエクスキューズで、顧客の流出を防ぐ必要が有ったことから、少々腰が引けていた戦略だったと言えます。

 

ライバルの戦略

この考え方を根本的に変化させたのが、UQ mobileと直接のライバルとされているY!mobileです。Y!mobileはSoftBankが直接サービスを提供するサブブランドで、回線を一部間借りするMVNOではなく、帯域全部を利用するキャリア回線として運営されています。

 

SoftBankの戦略は、SoftBankの小容量プランで充分な顧客は、月額料金の安さに惹かれて、黙っていたら格安SIMに流失してしまう。それなら、受け皿として積極的にY!mobileを活用して、グループ内に顧客を留めようとするものです。

 

棲み分けとしては、「小中容量プランのライトユーザーに、価格の安さニーズが有る場合にはY!mobile」・「大容量や無制限を望むユーザーと、最新機種のスマートフォンを使いたいユーザーにはSoftBank」を明確にして、店舗の統合も進めました。

 

同じ店舗内で、顧客ニーズに応える横断的な提案は、予想していた格安SIMへの流失阻止だけでなく、最新機種を使いたいY!mobileユーザーがSoftBankに乗り換えるなど、大きな活性化を生み出し、新規ユーザーの獲得にも良い影響をもたらしました。

 

経営統合

他社の動きを見た上で大胆に戦略変更をすることは、通信キャリアで決して珍しい事ではありません。

 

退陣が決まった菅義偉首相ですが、目玉政策の「携帯電話料金の値下げ」は結果を出しています。

 

2020年10月に国の意向に応えるつもりで、auはUQ mobile・SoftBankはY!mobileの値下げで乗り切ろうとした事を看破されて、それを見たdocomoが2020年12月にオンライン限定プラン「ahamo」を発表して、追従するようにSoftBankが「LINEMO(発表時はSoftBank ON-LINE)」・auが「povo」を発表したのは記憶に新しいところです。

 

SoftBankとY!mobileの戦略に、このままではマズイと感じたauは、大胆な戦略変更に打って出ます。2020年10月1日にKDDIがUQ mobileを統合することによって、auとUQ mobileは完全な同一企業となり、UQ mobileのMVNOとしての歴史を閉じて、純粋なMNOのサブブランドにポジションを変更しました。

 

積み残し

晴れて回線全部を使うMNOになったUQ mobileですが、KDDIグループが提供するサービスレベルに比較すると、劣っているままになっている部分が多く有りました。

 

具体的には、auで行っている150以上の国やエリアで、今使っているスマートフォンが利用出来る「世界データ定額」サービスや、5G対応・eSIMのサービス・脆弱な故障・破損・紛失などのトラブル対応サービスが挙げられます。

 

とりわけ大きいのが、インターネット回線と組み合わせる割引きが無い事で、auが行っている「スマートバリュー」に該当類似するサービスが有りませんでした。

 

これは、auのスマートフォン利用者が、特定のインターネット回線サービスを利用することにより、スマートフォン契約1台あたりにつき最大1,100円の割引きを毎月受けられる制度です。オンライン専用プランpovoが対象外なのは、他社も同様の政策をとっている事から理解出来ますが、サブプランのUQ mobileが対象外になっているのは、UQ mobileを選ぶ上での大きなデメリットになっていました。

 

事実、ライバルのSoftBankでは、自社で提供するサービス「SoftBank光」「SoftBank Air」をスマートフォンと組み合わせると割引きになる「おうち割」が有り、SoftBankのプランだけでなく、サブブランドY!mobileにも適用しています。(SoftBankのおうち割は1台あたり1,100円ですが、Y!mobileのおうち割は1台あたり1,188円の割引き)

 

 

(出典:ワイモバイル公式サイト)

 

「おうち割」の適用を受けたY!mobileの3GB利用者は、月額990円で利用する事が出来ます。

 

UQ mobileでは、「でんきセット割」というUQでんき電力プラン契約で割引きを提供していて、自宅の電力会社を変えることで、UQ mobileの3GB利用者に月額990円のサービスを提供していました。

 

インターネット回線のセット割を含む、auで行っている同様のサービスは、「行わなかった」のではなく「行えなかった」のが正解だと考えられます。UQ mobileはauと統合した後も、従来から使ってきたシステムを全て刷新することは出来ずに、本来なら行いたかったサービスの提供が出来なかった。と、推察するのに充分な新プランが発表されました。

 

UQ mobileの新プラン

 

(出典:UQ mobile公式サイト

 

UQ mobileでは、2021年9月2日から新プラン「くりこしプラン +5G」をスタートしました。「くりこしプラン +5G」の提供開始に伴い、従来のくりこしプランの新規受付を終了しています。

 

既存ユーザーの「くりこしプラン +5G」へのプラン変更は、現状のところ手続きだけは完了出来ません。SIMカードの交換が必要になります。実店舗のUQスポット・au Style・auショップの他、オンラインのmy UQ mobile・UQ mobileお客様センターで受付を行っています。

 

予定では、2021年11月以降は現在使用しているSIMカードでも「くりこしプラン +5G」に変更可能になります。

 

新しいプランでは、新世代の通信「5G対応」・国際ローミング時の「世界データ定額」・au並の「故障紛失サポートの拡充」・auスマートバリューと同等の「自宅セット割」という、従来はauでしか受けられなかったサービスに近い内容を、UQ mobileでも享受出来るようになります。

 

5G対応

これで、KDDIが提供するスマートフォンのサービス「au」・「povo」・「UQ mobile」の全てで、5Gが利用できる様になります。

 

世界データ定額

従来のUQ mobileでは、海外での利用は音声通話とSMSに限定されていて、データローミングには対応していませんでした。今回のプランから対応する事で、このためだけにauを使う理由が無くなりました。

 

故障紛失サポートの拡充

使っているスマートフォンが、故障・破損・紛失等のトラブル時に、代替機の用意などのサポートが受けられる新しい有償サービス「故障紛失サポート」が用意されました。

 

最も魅力的なのは、auスマートバリューに等しい「自宅セット割」です。詳細を見ていきましょう。

 

自宅セット割とは?

auでんきにご加入または対象のインターネットサービス(ネット+電話)、またはau ホームルーター 5G加入で、「くりこしプラン +5G」 の月額料金に、自宅セット割が適用されて割引になります。

 

くりこしプラン
S +5G
くりこしプラン
M +5G
くりこしプラン
L +5G
容量3GB15GB25GB
月額料金1,628円2,728円3,828円
自宅セット割638円638円858円
支払い金額990円2,090円2,970円

 

もう一度言いますが「くりこしプラン +5G」でのみ、前述の割引き共々自宅セット割も適用される割引きであり、UQ mobile既存のプランでは適用されないのでご注意下さい。

 

自宅セット割には、「でんきコース」と「インターネットコース」があり、併用は出来ません。どちらかを選択する事になります。

 

でんきコース

以前から有った「でんきセット割」は、自宅セット割に変更になりました。既に電力会社契約で割引きを受けていれば、プラン変更で自動的に自宅セット割が適用されます。

 

インターネットコース

対象のインターネットサービス(ネット+電話)または、au ホームルーター 5G「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」加入で、自宅セット割が受けられます。

 

 

(出典:UQ WiMAX公式サイト)

 

auスマートバリューのUQ mobile版と理解して、間違いありません。現在は先行キャンペーンが実施中(受付期間は2021年9月2日~11月下旬)で、2021年11月以降受付開始予定です。

 

割引対象のインターネット回線は、「auひかり」だけではありません。以下の光回線で、自宅セット割が適用されます。

 

光回線対象エリア
auひかり近畿・東海以外の全国
auひかり ちゅら沖縄
ひかりゆいまーる沖縄
So-net光プラス全国
ビッグローブ光全国
@nifty光全国
エディオンネット全国
eo光近畿
コミュファ光東海
ピカラ光四国
BBIQ光九州
メガエッグ光中国
@T COMヒカリ静岡県以外の全国

*公式ページに記載のある、ひかりJは2018年3月31日に、ひかりJサービスおよびauセット割の新規受付終了をしているのでご注意下さい。

 

また、地場に展開するケーブルテレビが提供するインターネットサービスも、幅広く対象になっています。

 

全国に展開するj:COMや、中部圏ローカルのスターキャット、関西圏ローカルのRCV京都や九州エリアのケーブルステーション福岡など多数有り、UQ mobileの自宅セット割適用回線が身近になっています。対象ケーブルテレビの対象詳細は、UQ mobile公式ホームページでご覧下さい。

 

これだけ多いと、どこを選べば?という方にオススメの回線をご紹介します。

 

UQ mobile自宅セット割が適用されるオススメ光回線

UQ mobile自宅セット割が適用される光回線で、最もオススメするのは@TCOMヒカリです。(auのスマートバリューも当然対象です)

 

 

@TCOMヒカリは自社データセンターを保有し、自社光ファイバーケーブルを運用するなど、単にプロバイダとしてだけで無く、豊富な技術力が有り人気があります。

 

@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です。

 

数ある自宅セット割回線の中から@TCOMヒカリをオススメするのは、初期工事費が無料、月額料金が12ヵ月無料、さらにキャッシュバックを利用して、自宅セット割に加えてトータルの通信費を大幅に節約出来るからです。

 

1年間の実質支払額を、自宅セット割+キャッシュバックを加えて、シミュレーションしてみましょう。自宅に光回線を導入すれば、外出時だけ携帯電話回線を利用するだけで良く、多くのユーザーは月に3GB程度の通信量で収まっています。UQ mobileの「くりこしプラン +5G」3GBを利用したと仮定します。

 

マンションタイプ戸建てタイプ
ネット 月額料金(1年目)3,190円4,290円
ヒカリ電話 月額料金550円550円
1年間料金44,880円58,080円
@TCOMヒカリ キャッシュバック27,000円30,000円
UQ mobile 3GB990円990円
スマートフォン年間11,880円11,880円
通信費1年間実質料金29,760円39,960円
実質支払い月額2,480円3,330円

 

マンションタイプでは、光回線の@TCOMヒカリを導入してUQモバイルのスマートフォンを維持しても、1年目の実質月額費用は2,480円で収まります。

 

表中のキャッシュバックキャンペーン詳細については、以下をご覧下さい。

 

@T COM(アットティーコム)ヒカリ キャッシュバック
TOKAIコミュニケーションズ提供の光コラボレーションモデル「@T COM(アットティーコム)ヒカリ」の戸建て(ファミリー)、マンションタイプの月額料金・サービス内容。ただいまお得なキャッシュバックキャンペーン実施中!

 

更に通信量に拘るなら、格安スマホLIBMOのセット割引!

 

(出典:LIBMO公式サイト)

 

@TCOMヒカリユーザーのスマートフォン割引きはauのスマートバリュー・UQ mobileの自宅セット割以外に、格安SIM「LIBMO」の割引が最大330円受けられます。

 

データ容量データ+音声通話+SMS@T COMヒカリ
月額割引額
割引き適用後
1GBプラン1,078円110円968円
5GBプラン1,518円110円1,408円
20GBプラン1,991円220円1,771円
30GBプラン2,728円330円2,398円

 

外出時に通話以外では殆どスマートフォンを利用しない方には、UQ mobileでは設定の無い1GBプランがLIBMOには有り、若干ですが安くなります。

 

UQ mobileのプランでは、3GBでちょっと足らないユーザーは次の15GBしか有りませんが、LIBMOでは5GBプランが有ります。

 

外出時に動画視聴などを利用する方は、UQ mobileでは25GBプランが自宅セット割で2,970円になりますが、LIBMOの30GBプランは割引き後2,398円になり、通信費が節約出来ます。

 

逆に、スマートフォンで通話は基本的にしない方には、UQ mobileには無いデータ通信のみプランをLIBMOでは用意しています。いざという時の為に、ライン通話やIP電話等を運用すれば、通話も可能です。

 

データ容量データ通信のみ@T COMヒカリ
月額割引額
割引き適用後
1GBプラン748円110円638円
5GBプラン1,265円110円1,155円

 

通話を必要としないユーザーには、トータル通信費が大幅に節約出来ます。

 

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