「速度」という言葉からまず連想されるのは、自動車の速度ですよね。
「1時間に50㎞/hの速度なら、50キロメートルの移動が出来る」という事は、小学校の算数で習います。
それに比較すると、インターネットの回線速度は、少々解りにくいと感じる方は多いと思います。小学校でも習っていないし。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」という格言は、もっともだと思う反面、こと「速度」に関しては当てはまりません。速ければ速いほど快適なのは、自動車もインターネットも同じです。
「いやいや、少なくとも自動車には制限速度が存在するから、違うでしょ?」
というご意見もあると思いますが、「頑張れば100km/hは出す事が可能な自動車」と「気が付くと簡単に100km/hになっている自動車」では、同じ100km/hで持続走行した場合では、快適性から来る疲労感が全く異なります。
しかし、30km/hが制限速度になっている一般道の走行では、両者の違いは基本的には出ません。
インターネットでは、行う事によってデータの消費量が大きく違います。データの消費量が大きければ、処理するための時間は回線速度が大きく影響します。俗に言う「サクサク快適」に動くのは、ハードの性能も有りますが、インターネットの回線速度も大きく影響します。
現在の回線環境下では、単純な文字のやり取りだけなら、インターネットの回線速度は殆ど影響しませんが、繊細な描写を動画で楽しんだり、ハイスペックなゲームを楽しんだりする場合は、快適性や反応速度にインターネットの回線速度が大きく影響します。
快適にインターネットを利用するためには、どれくらいの通信速度が必要なのか?
今回は、その目安を解説いたします。
インターネット回線速度の基礎知識
回線速度の数値には、「bps」という単位が付いています。この単位から見ていきましょう。
インターネット回線速度の単位
通信速度の単位は「bps」という単位で、数値が大きくなるほど高速になります。bpsはBit per secondの略語で、1秒間にどれだけのデータ量を転送出来るかという意味です。
1,000bpsは1kbpsであり、1,000kbpsが1Mbpsになり、1,000Mbpsは1Gbpsになります。
ちなみに、1990年頃のインターネットが出現する前の時代には、「パソコン通信」がありました。当時のアナログモデムを使って、音声電話回線を利用していた時代の通信速度は300bpsでした。これが時代と共に14,400bps、28,800bpsへと進化しました。
現在の、光回線の主力になっている回線速度は1Gbpsです。単位をbpsに揃えれば、1,000,000,000bpsになりますから、その方が進化の実感が湧きますね。正に桁違いです。
回線速度には「上り」と「下り」がある
通信速度には「上り」と「下り」があります。同じ回線でも、この2つは通信速度が異なることが大半です。「上り」と「下り」は、自分を起点に考えます。
回線速度の「上り」
自分から(自分の端末機器等)インターネットに情報を送り込む、いわゆる「あげる」場合が「上り」です。
動画や写真、メール・LINE送信等の文字データのアップロードには、「上り」の回線速度が影響します。
通信速度が速いほど、アップロードの時間は短縮されます。当然速ければ速いほど、使用感は快適になります。
大きな写真データや動画データでは、通信速度によって如実に処理時間の差が出ますが、文字のみのLINE送信やメール送信等では、体感上の大きな差は出ません。
回線速度の「下り」
自分に(自分の端末機器等)インターネットから情報を受け取る、受信する場合が「下り」になります。ダウンロード速度ですね。
動画鑑賞したり、ネット閲覧したりするのに関わるのが、「下り」の速度です。AmazonプライムビデオやYouTubeなどの動画を見たり、Instagramを閲覧したりする場合には、「下り」の回線速度が影響します。
ChromeやSafariを利用してウェブサイトの閲覧をする場合の表示の速さは、利用する端末の性能(処理能力に関わるメモリーの大きさや、CPUプロセッサーの性能)や、表示するページの内容(文字だけなのか?大きなサイズの写真が多数含まれているか?)も関係してきますが、いずれにしても「下り」の回線速度が、表示されるまでの時間に大きく影響します。
動画の視聴では、「下り」の回線速度で見られるクオリティが変わって来ます。「下り」通信速度が速い回線を利用すれば、高解像度で繊細な描写と音質(本来の品質に近い)が楽しめ、大型テレビで楽しむ事も可能です。
通信速度が必要な基準に満たない遅い場合は、途中で停止したり、解像度の低いクオリティでの視聴に誘導されたりします。
多くのユーザーは「上り」を利用する頻度よりも、「下り」を利用する頻度が圧倒的に多くなります。そのため、インターネットを利用する時に、快適性に大きく関わるのは「下り」の回線速度になります。
Ping値
回線速度ではありませんが、回線の快適性に関わる値なので、簡単に説明しておきます。
エレキギターを嗜む方なら、「レイテンシ」という言葉を聞いたことが有ると思います。
この楽器は、楽器単独では用を足さない特性が有り、アンプと呼ばれる電気的に増幅した装置と組み合わせる事で成り立ちます。
ギタリストの多くは、アンプとギターの間にエフェクターと呼ばれる機器で、音色を加工して使っています。エフェクターは電子機器の塊で、処理する時間が掛かるため、時代と共に短縮されたとは言え、0コンマ何秒かの、極々僅かな遅れが生じます。これがレイテンシです。
現在は数値表現しても意味の無いくらい小さな値ですが、繊細な表現力を追求するギタリストの中には耐えられない人も多く、「レイテンシを嫌ってアンプに直接繋ぐ」人も少なく有りません。
Ping値は、インターネットの反応速度を示す値です。レイテンシと表現されることもあります。単位はmsで、ミリ秒の意味です。この数値が小さければ小さいほど、インターネットの反応速度は俊敏になります。
反応速度が遅くなれば、利用者のストレスに直接繋がります。瞬発力が必要なオンラインゲームでは、この数値が勝負に直結する事も考えられます。
公称値と実際の速度
インターネットの速度は、サービスを提供する回線事業者が数値として発表しています。これは公称値と呼ばれる数値で、計算上の理論値です。実際にこの数値が記録されることは、速度計測しても基本的にはあり得ません。
光回線の利用には、基本的にプロバイダと呼ばれる接続業者が必要です。一般的な回線環境として、ダイレクトに光回線が機器と繋がっているのでは無く、プロバイダを通して光回線を利用しています。
そのためプロバイダの処理能力やノウハウ、同時利用者の数などで回線速度は変化します。
自宅のONUに届いた光回線は、主にルーターを経由して端末で利用します。有線接続の場合はLANケーブルの規格品質等・無線Wi-Fi接続の場合では無線のタイプや状態によっても、如実に回線速度に反映されます。
公称値の速度を超えることは絶対に無く、この様な速度を低下させる要因だけが、複合的に重なることが、公称値が実際には出ない理由です。
無線を使ったインターネットの回線としては、「携帯電話会社の回線」「モバイルWi-Fiルーター」「据え置き型無線ホームルーター」などが有りますが、これらの無線を使ったインターネット回線の公称値は、光回線などの有線タイプよりも大幅に低下することが殆どです。
受信する端末が有る建物の環境や、基地局との距離など、速度低下に影響する要素が有線よりも遙かに多くなる事が、公称値よりも実速度が大きく低下する要因です。
話題の5Gは?
現在のスマートフォンで利用している電波は、「4G」が中心です。この「G」はGeneration(ジェネレーション)を表し、第4世代の電波という意味です。
この「4G」に変わる、新世代の通信形式「5G」の第5世代は、既にサービスが始まっています。開始当初は大きな話題になりましたが、最近では少々トーンダウンしていると感じませんか?
対応しているサービスエリアが、現状ではまだ少ない事も有りますが、現在提供されている「5G」と呼ばれるサービスの多くが、本来の「5G」ではない事も要因の一つです。
5Gは2つの周波数帯「sub6」と「ミリ波」を使ってデータ通信を行います。「sub6」は周波数が低い帯域幅で、「ミリ波」は高い帯域幅です。
具体的な各社の5G割り当ては以下の通りです。
「sub6」
バンド | 周波数 | 使用するキャリア |
n77 | 3.7~3.8GHz | au |
n77 | 3.8~3.9GHz | 楽天モバイル |
n77 | 3.9~4.0GHz | SoftBank |
n77 | 4.0~4.1GHz | au |
n78 | 3.3~3.8GHz | docomo(3.6~3.7GHz)・au |
n79 | 4.5~4.6GHz | docomo |
「ミリ波」
バンド | 周波数 | 使用するキャリア |
n257 | 27.00GHz~27.40GHz | 楽天モバイル |
n257 | 27.40GHz~27.80GHz | docomo |
n257 | 27.80GHz~28.20GHz | au |
n257 | 29.10GHz~29.50GHz | SoftBank |
「sub6」は4Gに近く、今有る技術の転用が効きます。
「ミリ波」に比較すれば電波が遠くまで届き、障害物の影響も受けにくい特性があります。その分、4Gと比較して劇的な速度向上は見込めません。
「ミリ波」は電波の届く範囲が狭く、障害物の影響を受けやすい反面、「超高速通信」で「超低遅延」の新世代の速さが実現出来ます。
よく言われる、「自動車や建設機器の自動運転システムや遠隔操作」・「大容量動画の瞬時ダウンロード」は、同じ5Gでも「ミリ波」の事を指しています。
どちらも、公称値の回線速度が出ることは、前述の様に基本的にはあり得ません。
では、必要な速度の目安を見ていきましょう。
利用内容別のインターネット回線速度目安
やりたい事・やっている事で、必要なインターネットの回線速度は違ってきます。
快適に利用出来るの具体的な目安を羅列しますが、この速度に達していなければ利用出来ないと言うことではなく、あくまで「快適にサクサク」利用出来るための目安です。
メール・LINE 128kbps~1Mbps
文字の送受信だけの場合が、最もデータ量は小さくなり、早い回線速度は必要ありません。少ない文字数の送受信だけなら、128kbpsの速度でも体感上は問題ありません。
たとえば、ドコモの「ギガライトプラン」で制限容量を超えた場合に、掛かってくる通信制限では128kbpsですが、最低限の利用に支障が無い速度という事で設定されていると考えられます。
LINEの文字だけの送受信でも、大きな回線速度は必要としません。LINEで画像の送受信や、メールに画像やデータを添付した場合は、128kbpsでは終了までに時間が掛かりイライラします。一般的に1Mbps程度の回線速度が出ていれば、何気に処理できてしまいます。
ただし、画像サイズが大きかったり、枚数が多かったりする場合では、1Mbpsでは遅く感じる事もあります。
SNS 1Mbps~3Mbps
文字だけなら1Mbps程度でも十分ですが、Instagramで数多くの画像を一気に見ていく場合や、動画を見たりアップしたりするのには、3Mbps程度の速度が出ていれば「サクサク」利用する事が可能です。
十分な速度が出ているのに、処理が一向に追いつかないのは、利用するハードのスペックに問題が有るか、配信するサーバー側の問題の事が多いです。スクロールさせる速度が早すぎる事も、関係あるかもしれません。
ウェブサイトの閲覧 1Mbps~10Mbps
文字だけのウェブサイトなら、1Mbpsの速度が出ていれば大きな支障は出ません。ただ、現在そのようなサイトは少数で、多くのサイトには大きな写真が混在しています。この写真表示に回線速度が大きな差をもたらします。
そんなサイトを快適に閲覧するには、10Mbpsの回線速度が出ていれば「サクサク」が実感出来ます。ただ、これも先ほどと同様に、メモリー等の利用する端末スペックに左右されます。回線速度が速くても、それにハードがついて行けない場合には、「サクサク」は実現しません。
動画視聴 5Mbps~20Mbps
動画は解像度などの見る中身によって、必要な通信速度が大きく変わります。
YouTube等の一般的な動画再生では、5Mbpsから10Mbps程度の速度が出ていれば、多くの場合にストレスは感じません。高画質(HDクオリティなど)な動画視聴の場合には、20M程度の速度が欲しいところです。
家族で別の動画視聴を同時に楽しむ場合では、これも視聴する画質クオリティに依りますが、30Mbpsから50Mbpsの回線速度が有れば、快適に利用することが出来ます。
4Kなどの、もう一角上になる動画クオリティなら、100Mbps以上が快適に利用出来る目安になります。
ビデオ会議 50Mbps以上
働き方改革とコロナ禍によって、「zoom」などを利用したビデオ会議が増加しています。
高品質な回線を利用すれば、目の前で話している様な臨場感が有り、資料の提示や交換も合理的に行う事が出来て、ペーパーレス化にも繋がりながら快適性が有ります。
利用する会議アプリケーションや、参加人数によっても左右されますが、ビデオ会議には50Mbps以上の回線速度が欲しいです。
多くの参加者が有る中で、一人だけ固まっているのは、回線速度を含めた回線品質が関わっているケースが多く有ります。
オンラインゲーム 50Mbps以上
オンラインゲームの種類やタイプにも依りますが、快適に楽しむためには50Mbps以上の回線速度が目安になります。
対人対戦型などの反射神経が重要なゲームでは、100Mbpsが一つの目安になります。
この場合、回線速度で無く反応速度のPing値も重要な要素になります。通常の利用では、Ping値は50ms以下なら快適に利用出来ます。対戦型のゲームでは、出来れば15ms以下の値が欲しいところです。パズルゲーム等では50ms等の反応速度でも、ストレスは概ね感じません。
では、回線ごとに具体的な回線速度を見ていきましょう。
回線の違いによる実際の回線速度
サービスを提供している側が発表している公称値は、前述の様に目安にはなっても、実態の速度とはかけ離れているケースが多くなっています。
実際に利用出来る速度の方が、ユーザーにとっては重要です。
大手キャリアの回線速度は、決して遅くありません。しかし、外出時にはともかく、家庭でも携帯電話会社の回線を利用するのは、コスト的に高く付きます。
自宅で利用出来るインターネット回線としては、「モバイルWi-Fiルーター」「据え置き型無線ホームルーター」「光回線」が考えられます。
サービス提供者が発表している公称値では無く、実際の利用者が計測している数値を見るのに、みんなのネット回線速度があります。
それぞれ人気のサービスをピックアップして、比較してみましょう。
Rakuten WiFi Pocketの通信速度レポート「モバイルWi-Fiルーター」
出典:楽天モバイル公式
直近3ヶ月に計測された666件のRakuten WiFi Pocketの測定結果から平均値は
平均Ping値: 47.8ms
平均ダウンロード速度: 20.74Mbps
平均アップロード速度: 15.29Mbps
になっています。
ソフトバンクエアーの通信速度レポート「据え置き型無線ホームルーター」
直近3ヶ月に計測された10,484件のソフトバンクエアーの測定結果から平均値は
平均Ping値: 44.02ms
平均ダウンロード速度: 51.72Mbps
平均アップロード速度: 6.67Mbps
です。
フレッツ光ネクストの通信速度レポート 「光回線」
出典:フレッツ光申込サイト
直近3ヶ月に計測された53,301件のフレッツ光ネクストの測定結果から平均値は
平均Ping値: 22.67ms
平均ダウンロード速度: 275.1Mbps
平均アップロード速度: 206.45Mbps
という数値になっています。
比較した所感
圧倒的に「光回線」の数値が優秀で、最も快適に利用出来るのは「光回線」です。多くの利用方法において、ストレス無くインターネットが楽しめます。
上記の「光回線」データでも、反応が重要なオンラインゲームでは、Ping値が快適に利用出来る前述の数値には届いていません。
これは多くのユーザーの平均値であり、様々な環境下で測定されています。
「有線LANケーブルで接続する」「カテゴリ6以上のLANケーブルを使用する」「IPv6の利用」「古いWi-Fiルーターを利用しない」環境下だけのデータはありませんが、これらをクリアした環境下にある端末だけから計測すれば、多くの場合快適に利用出来るPing値に収まります。
次に快適に利用出来る回線手段としては、「据え置き型無線ホームルーター」が挙げられます。通常のネット利用には問題無く、家族で利用しても十分に耐えられる速度が出ています。
同じ無線を利用する「モバイルWi-Fiルーター」と比較して、大きなサイズ筐体なので、内蔵アンテナも大きなサイズが可能になり、コンセントによる電源の安定供給も寄与していると考えられます。
最も手軽に利用出来る「モバイルWi-Fiルーター」は、単身者ならコストパフォーマンスにも優れていて、インターネットの通常利用にも対応出来る速度が出ています。
家族で利用する自宅のインターネット回線は、無制限に快適な速度で利用出来る事を考えれば、やはり一番のオススメは「光回線」です。
「光回線」の利用を通信費全体のコストから考える
家計に占める通信費は、年々増加が続いてきました。現在大手キャリア(docomo・au・SoftBank)を利用しているなら、光回線を導入することで、携帯電話会社の回線の利用が外出時に限定出来る為、小さな容量プランに変更するだけでも、トータルの通信量は安くなるケースが多くなります。
オンライン専用プランや格安SIMにすることで、更に安くする事が出来ますが、現状利用しているキャリアを、変更したくないユーザーもいらっしゃるでしょう。
料金が安くなる「セット割」は、自分の利用しているキャリアに効くか?が通信量全体に大きな影響を及ぼします。
「光回線」には大きく分けて「NTTフレッツ光」「auひかり」「NURO光」の全国展開ブランドの他、地域を限定した「電力系・有線系」があります。
最も多くのスマホ「セット割」の種類があり、格安スマホも含めて安価に快適に利用出来るのは「フレッツ光」です。
その理由は、「フレッツ光」の契約形態にあります。
「フレッツ光」の契約形態
フレッツ光は回線であり、プロバイダと呼ばれる接続業者と契約して、初めてインターネットの利用が可能になります。
出典:NTT西日本*一部改変
しかし、現在ではこの2箇所に契約する手段は、個人ではメリットが有りません。
現在の個人契約の中心は、「光コラボ」という契約が主流で、契約先が一箇所で済みます。
出典:NTT西日本*一部改変
NTTは「光コラボ」の販売取り扱いはありません。光コラボ事業者がNTTへの回線使用料支払いも行うスタイルになるので、ユーザーがNTTと直接契約はしません。
「光コラボ」を扱う事業者は、現在、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社が有ります。
全国でサービスを展開している「フレッツ光」の「光コラボ」なら、多様な事業者が数多くのサービスを展開していて、多くの選ぶ自由があり、格安スマホと組み合わせるなど、自分の希望する組み合わせで利用する事が出来ます。
現在ユーザーにとってメリットがあり、主流になっているのは、個人契約なら「光コラボ」・法人契約なら「フレッツ光+プロバイダ」です。
向き不向きだけでなく、使い勝手や契約時の特典キャッシュバック等にも、大きな差があります。
「光コラボ」から選ぶなら、キャンペーン充実の「@TCOMヒカリ」がオススメ
@TCOMヒカリは自社データセンターを保有し、自社光ファイバーケーブルを運用するなど、単にプロバイダとしてだけで無く、豊富な技術力が有り人気があります。
@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です。
@TCOMヒカリをオススメしたい理由が、沢山有ります。
工事費無料
光回線の導入には工事が必要で、実際に技術者や工事業者が動く為、工事費が掛かります。@TCOMヒカリの場合、最大19,800円の工事費が掛かりますが、工事費が無料になるキャンペーンを行っています。
キャッシュバック
新規契約だけのオプション無しで、キャッシュバックが受けられるキャンペーンを行っています。Wi-Fiが使える無線Wi-Fiルーターを選ぶ事も出来ます。
12ヵ月の間、月額料金割引
契約から12ヵ月間、月額料金が割り引かれます。戸建てタイプで5,610円が12ヵ月間は5,170円になり、マンション集合住宅タイプでは、4,180円が12ヵ月間は3,850円になります。
au回線のスマホ利用ならお得に
現在、au系列のスマホを利用なら、auスマホの「auスマートバリュー」、UQモバイルの「自宅セット割」が利用出来ます。スマホ1台あたりの割引きが受けられ、継続してお得になります。
(出典:UQ mobile公式サイト)
格安SIM「LIBMO」がお得に使える
(出典:LIBMO公式サイト)
データ容量 | データ+音声通話+SMS | データ+音声通話+SMS +10分かけ放題 |
@T COMヒカリ 月額割引額 |
3GBプラン | 980円(税抜891円) | 1,750円(税抜1,591円) | 220円(税抜200円)/月割引 |
8GBプラン | 1,518円(税抜1,380円) | 2,453円(税抜2,230円) | 220円(税抜200円)/月割引 |
20GBプラン | 1,991円(税抜1,810円) | 2,926円(税抜2,660円) | 220円(税抜200円)/月割引 |
30GBプラン | 2,728円(税抜2,480円) | 3,663円(税抜3,330円) | 220円(税抜200円)/月割引 |
キャリアのオンライン専用プランは、細かい容量プランの設定をしていません。たとえばLINEMOの容量3GBで不足する場合、20GBを選択するしか有りませんが、LIBMOでは8GBプランも用意しています。20GBのプランでも、ahamo・povo・LINEMOよりも安価になります。格安SIMでは珍しい、30GBプランも用意されています。
@TCOMヒカリと組み合わせて利用する事で、スマホ1回線に対して220円の割引きが受けられます。光回線とスマートフォンを組み合わせて、長期的に渡ってお得に利用できます。
店舗やオフィス等の業務用途なら、サポートが充実している「フレッツ光」がオススメ
出典:フレッツ光申込サイト
業務用途の契約なら「光コラボ」よりも、プロバイダを別契約する「フレッツ光+プロバイダ契約」がオススメです。
通常の家庭に回線を引くのとは、違うケースが多い企業の工事でも、豊富なノウハウがあり、比較的早く工事が完了出来るメリットもあります。
遠い過去から現在に至るまで、NTTは多くの企業法人ユーザーを抱えていて、どの通信会社よりも多くのノウハウを持っています。
実際に多くの店舗やオフィスなどの法人ユーザーは、「光コラボ」ではなく「フレッツ光+プロバイダ」の契約を選択しています。
キャッシュバックが充実
光回線販売を担う代理店では、キャッシュバックキャンペーンを行っている事がありますが、個人契約では「光コラボ」のみが対象で、「フレッツ光」は個人事業主や法人のみが対象になっている事が大半です。実際に法人契約の方が、キャッシュバック金額が大きくなっています。その理由は、法人の方が引っ越しや乗り換えが統計上少なく、解約のリスクが低く長期的な利用が見込める事にあります。
個人事業主や法人契約で光回線を利用するなら、代理店申込みのキャッシュバックがメリット大です。
来店者向けWi-Fiの提供
セキュリティを考えた上で、店舗全体でお客様全体が快適に利用出来るWi-Fi環境の構築が可能になります。
NTT東日本では「ギガらくWi-F」・NTT西日本では「DoSpot」というサービスを展開しています。
単なるフリーWi-Fiスポットではなく、売上向上のための機能が揃っていて、トラブル時にもNTTのサポートが受けられます。
たとえば、「ギガらくWi-F」では、来店客の接続時に任意のwebページを表示させられたり、店舗のFacebookページに“チェックイン”することでWi-Fiを利用できたりするなど多彩で、営業時間外には、ただ乗り防止も講じられます。
「DoSpot」では、店舗のBGM配信サービスの「DoMUSIC」があり、JASRACを気にする事無く、お気に入りの店舗に合った音楽で空間を満たすことが出来ます。
顧客サービスの一環として、多彩なジャンルのコミックが2,500冊以上利用出来る「Doコミック」も人気が有ります。来店客のスマートフォンやタブレットでWi-Fi接続する事により、読み放題になります。
電話が安く設置できて維持費と通話料も安い
飲食店に電話は不可欠ですが、通常の電話を設置するのには、施設負担金36,000円が必要になります。
「フレッツ光」を利用した「ひかり電話」なら、この費用が不要になります。
その上、事業用固定電話の基本料金は、2,300円から3,530円程度が必要ですが、「ひかり電話」では550円です。
固定電話では最大45秒で11円掛かる固定電話への料金も、「ひかり電話」なら日本全国どこの固定電話にかけても3分8.8円です。
「ひかり電話」なら5つの電話番号(1追加番号ごとに月額110円)が利用出来ます。
店舗と自宅が兼用な場合、自宅通話用・店舗通話用・店舗FAX用の3つの番号が必要になりますが、多くの光回線が提供する電話番号は2つまです。
経費として計上し易い
フレッツ光は法人契約の場合、請求書での支払いが可能になります。会社や事業の経費として税務計上する場合には、請求書と支払い領収書が必要になります。
コラボ光やフレッツ光でも個人契約の場合には、クレジットカードでの支払いが一般的で、請求書・領収書の発行が有りません。
24時間サポートが受けられる
フレッツ光の法人契約では、24時間サポートが受けられるオプションサービスが有ります。
個人契約の通常保守は9時から17時の日中保守ですが、法人契約の場合はオプション加入で夜間や早朝を問わず、不具合があればフレッツ光の業者が駆けつけてくれて、対応が受けられます。ビジネスを止めません。
固定IPの利用
フレッツ光の法人契約では、「固定IPアドレス」が利用出来ます。固定IPのサービスが利用できるプロバイダの契約が必要です。多くの法人契約が出来るプロバイダで、サービスを提供しています。
固定IPとは、インターネット上の住所が固定される事を意味します。個人契約の場合は、接続する度にIPアドレスが割り振られて変わります。
通常のネット閲覧をするだけなら、IPアドレスを固定するメリットは有りませんが、社外から社内のサーバーにアクセスする場合や自社サーバーでホームページの構築等、自社サーバーを運営する場合には固定IPが必要になります。
VPNの利用
VPN(Virtual Private Network)は、仮想の専用回線構築です。データが暗号化されることでセキュリティが大きく高まり、社外から社内ネットワークに安全に接続するテレワークにも必須の機能です。
同時接続機器の台数
フレッツ光の個人契約では、端末の接続台数は10台までが推奨されています。
法人契約のオプション契約(NTT東日本ではフレッツ光ネクスト プライオ1やフレッツ光ネクスト プライオ10・NTT西日本ではフレッツ光ネクスト ビジネスタイプ)を結べば、同時接続台数に制限が無くなります。
回線占有・帯域優先機能
光スプリッタを経由せずに、光ファイバーケーブルを占有する機能や、優先的にパケットを転送する機能があります。
通常の光回線利用よりも高額な費用が掛かりますが、大人数で利用する場合等に、安定した通信回線品質が担保出来ます。