「トリバゴ」という旅行関連のサイトCMをご覧になったこと、ありますか?
ホテルのフロントで、同じタイプの部屋に宿泊する2組のカップルが、利用する予約サイトによって宿泊料金が異なっている事が端的に表されています。
解りにくいという声も多くあるインターネット回線の料金ですが、契約後は回線の月額料金や回線品質・サービスなど、申し込む場所やサイトによる一切の違いはありません。
唯一申し込んだ場所によって異なるのは、申し込み時に得られるキャッシュバックキャンペーンなどの特典内容です。
同じサービスを利用するなら、申し込み時のキャンペーン特典はフル活用できる窓口を選別して、キャッシュバックキャンペーンを得られるなら、実質の回線利用料も結果的に安価に利用ができる事になります。
数多くあるインターネット回線の種類を把握した上で、自分の利用方法に最も適した回線を選び、お得に利用ができるキャンペーンについても比較して、コスパの良い利用方法を解説します。
インターネット回線の種類には何がある?
インターネットを利用する回線としては色々な種類がありますが、現実的な利用方法を考えればナローバンドと呼ばれる低速回線の利用は支障が大きく、実際に利用するのはブロードバンドと呼ばれる高速回線に絞って問題ありません。
高速にインターネットが利用できる回線である、ブロードバンドの種類について具体的に見ていきましょう。
光回線
光回線とは、光ファイバーケーブルを使ってインターネットに接続する回線で、FTTH(Fiber To The Home)回線と呼ばれる事もあります。
光ガラス繊維で出来ている、光ファイバーケーブルを使った通信回線で、大量のデータを距離による毀損が無いままにやり取りをする事が可能な、現在考えられる実際の利用速度が最も速い回線だと言えます。
光回線を利用するためには、実際に光ファイバーケーブルを自宅まで引き込む必要があります。
一戸建てでは近くまで回線が来ている必要があり、引き込みができる範囲がサービス提供エリアと呼ばれます。
マンション集合住宅では、単に光回線が近くまで開通しているだけでなく、建物の共有スペース内まで引き込み工事が完了している必要があります。
提供エリアや建物の共有スペース内まで引き込みされている点をクリアできれば、工事の手間がかかっても、その後の利用の事を考えれば、利用量の制約が無く、自由に無制限に利用ができるインターネット回線として唯一無二の、光回線の導入をオススメします。
ケーブルテレビ回線
ケーブルテレビの提供エリアは、基本的に地域限定の狭い範囲で展開されています。
従来は銅線ケーブルを使って配信する中で、インターネット回線のサービスも展開していましたが、より大容量を高速に利用できる光回線への変更が進んでいて、光回線のインターネットサービスを提供するケーブルテレビも多くなっています。
ホームルーター
ホームルーターは、無線を利用するインターネット回線で、工事不要でコンセントを挿すだけの手軽さがあり、直ぐにインターネットに接続できるWi-Fi環境が構築できます。
通信キャリア4社(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)から、それぞれサービスが提供されています。
Wi-Fiの利用できる範囲も、光回線でWi-Fiルーターを利用する場合に比較して遜色が無く、LANケーブルを有線で利用する事も可能です。
しかし、無線回線が故に有線接続をする光回線と比較すればロスが大きく、実際に利用ができる回線品質や速度は遠く及びません。
また、無制限利用を標榜しているサービスでも、一気に大量利用した場合や時間帯などによって、利用に制限がかかる事が避けられないリスクもあります。
光回線には届かなくても、家族で利用するインターネット回線として機能するので、光回線の導入工事ができない事情がある場合や、建物の共有スペースまで光回線が来ていない場合、引っ越しする事が多く工事をして導入する事に躊躇しているケースでは、ホームルーターの利用がインターネット回線として最適です。
モバイルルーター
モバイルルーターはバッテリー駆動が可能な小型の筐体で、もちろん導入工事も必要がありません。
入手すれば自宅の利用だけでなく、持ち運んで外出先で利用もできるため、鞄に入れておけば自分の居る場所でWi-Fi利用が可能になり、どこでもインターネットが利用できます。
無線回線を利用するため、電波を掴む環境(周りの状況や建物構造、アンテナ基地局までの距離など)でロスが大きくなる点は、無線を使うホームルーターと同様ですが、筐体が小さい事でアンテナも小さくなり、電源供給能力も劣る事と併せて、通信速度や品質ではホームルーターよりも劣る事が一般的です。
Wi-Fiの飛ぶ範囲も限られるため、利用する端末機器の近くで操作する必要があり、家族の誰かが外出先に持ち出してしまえば、自宅のインターネット回線が無くなってしまうため、家族で利用するインターネット回線としては向いていません。
単身世帯で気軽に利用するインターネット回線として、検討の余地があります。
DSL回線
DSLはDigital Subscriber Lineの省略したもので、従来の電話線を利用する常時接続です。
普及が進んだのは非対称DSLのADSLサービスですが、回線速度はブロードバンドの中で遅く、光回線の普及が進む現在では既に枯れた技術だと言え、新規募集は行われていません。
そのため、積極的にオススメする理由が無いインターネット回線です。
固定無線回線
固定無線回線とは、FWA(Fixed Wireless Access)とも呼ばれる無線通信規格です。
指向性が高く、アンテナ同士が見通せる位置にある必要が有り、利用されるのは人口密度の極めて少ない一部のエリアに限定されています。
衛星回線
光回線も無線回線もカバーされているエリアは、一定数の人が居住しているエリアが中心になっていて、この指標として用いられる人口カバー率が利用範囲の重要な指針になりますが、極めて人が少ない場所や人が滅多に訪れない場所でも、インターネットの利用を可能にしているのが衛星回線です。
衛星回線は、地上に設置されたアンテナ基地局を介さずに、宇宙にある衛星をアンテナ基地局として使います。
災害などの非常時に利用する事を想定されていたので、極めて限られたニーズでしたが、それを根底から変えたのが、日本でも2022年10月からサービスを開始したスターリンクです。
従来の衛星回線では繋がる事に価値を見いだしているサービスでしたが、スターリンクでは実用的に利用ができるサービスを打ち出している事が画期的です。
その回線品質は光回線には及びませんが、無線を利用するインターネット回線に近い快適性を備えていると言えます。
ただし、コスト面や今後の事を考えると、広く普及している光回線や無線回線を利用した方が良く、衛星回線がオススメできるのは、住んでいる場所で利用できるインターネット回線が無い場合や、キャンプなどアウトドアユース、非常様の回線手段確保をお考えのユーザーに現状は限られると言えます。
衛星回線の詳細は、以下も併せて是非ご覧下さい。
スマホのテザリング回線
スマホのテザリングとは、利用しているスマートフォンを基地局として、Wi-Fi・Bluetooth・USB等の接続手段でインターネットを使う手段です。
スマホのプラン契約や利用するスマートフォンの種類によって、行える場合と行えない場合があります。
スマホプランで無制限プランの契約をしていても、テザリングの場合は月に30GBや50GBなどの利用量制限を設けられている場合が多く、利用の仕方によっては直ぐに制限が掛かり、常用するインターネット接続の手段としては無理があります。
また、利用できる機器にも制限があり有線接続も行えません。
バッテリーの消耗も激しく、充電しながらの利用はスマホを毀損するリスクも避けられません。
今後も増加していく事が考えられるデータ量や、利用機器端末を考えれば、ここまで見てきた様な別回線を用意した方が賢明だと言えます。
各回線の実際に利用ができる回線速度は?
インターネットで利用する回線で結果が異なる事は無く、どの回線を利用しても結果は同じですが、回線速度によって快適性は大きく異なります。
回線速度はサービスを提供している企業が発表していますが、この速度は理論上の理想値でしかない「公称値」と呼ばれる計算上の数値で、実際に利用ができる回線速度とは大幅に違うのが普通です。
実際の回線速度は、利用している端末機器の環境や、無線の場合は利用する環境にも大きく左右されます。
公称値ではない実際に利用ができる回線速度の目安としては、回線利用者が様々な環境下で計測している「みんなのネット回線速度」が役に立ちます。
このサイトで公表されている、直近3ヵ月の回線速度の平均値を比較してみましょう。
回線速度には下り(ダウンロード)と上り(アップロード)があり、単位はbpsを用いていて、数値が大きいほど回線速度が速いということになります。
回線 | 下り | 上り |
光回線 | 361.5Mbps | 350.9Mbps |
ケーブルテレビ回線 | 230.8Mbps | 46.6Mbps |
ホームルーター | 138.0Mbps | 18.7Mbps |
携帯キャリア | 92.8Mbps | 18.8Mbps |
格安SIM | 60.3Mbps | 12.0Mbps |
モバイルルーター | 56.2Mbps | 14.1Mbps |
衛星回線 | 45.3Mbps | 11.6Mbps |
ADSL | 25.5Mbps | 10.9Mbps |
必要な回線速度の目安としては、下りで50Mbps程度があれば一般的な高画質の動画視聴にも利用ができます。
ただ、複数の家族で利用をする場合には、必要な回線速度は足し算になりますし、安定感を考えれば100Mbps以上が欲しいところです。
上りは利用する頻度が下りに比べて少ないため、通常のインターネット利用ではそれほど気にする事はありませんが、在宅ワークなどで自宅から仕事のデータをサーバーに保存する場合などでは、効率に大きな影響が出ます。
また、zoomなどのweb会議を快適に利用するためには、50Mpbs程度が必要になるとお考えください。
最適なインターネット回線は?
インターネットの利用の仕方によっても、最適なインターネット回線は異なります。
主にオススメ出来るのは、「光回線」「ホームルーター」「モバイルルーター」の3つです。
一般的には「光回線」がどなたにもオススメ
家族が大勢いる場合でも、光回線なら各自が自由に無制限の利用が可能で、快適にインターネットが使えるようになります。
回線速度や安定感も含めて、無線回線よりも圧倒的に優位であり、回線工事という手間をかけても導入する意義が十分にあります。
家庭内で利用するインターネットは光回線で一本化する事ができるので、スマホプランは外出時に利用する分だけ(統計的には1ヵ月に3GB未満程度が多くなっています)で良くなり、スマホの無制限プランを継続利用する意味は無くなります。
スマホプランの適切な乗り換えによって、節約できる費用で光回線の費用は賄えるケースが多く、家族が多い場合には大幅な通信費トータル費用の節約にも繋がります。
回線工事ができないなら「ホームルーター」がオススメ
建物の都合で光回線が利用できなかったり、引っ越しがちで工事を無駄にしたくなかったり、開通までの期間が待てなかったりする場合には、比較的回線速度が安定して利用ができるホームルーターがオススメです。
光回線と同じ理屈で、新しく回線費用がかかっても、通信費トータル費用は節約できるケースが多くなっています。
一般的な利用なら家族での利用も可能ですが、オンラインゲームなどで競い合う事や、zoomなどのweb会議の利用などでは、不具合やストレスが溜まる場合も考えられます。
単身世帯には「モバイルルーター」
単身世帯でとりあえずインターネット回線を確保する手段としては、モバイルルーターがオススメです。
単身者でモバイルルーターを導入すれば、スマホプランのデータ消費が基本的に無くなりますので、保険としての最低限のデータ量の確保と電話通話ができるプランでOKになります。
スマホで無制限プランを利用しているなら、スマホプランの乗り換え差額で、毎月のモバイルルーターの料金が支払える可能性が大きく、通信費トータル費用が節約できるケースが多くなっています。
しかし、単身利用でもインターネットを快適に利用するためには、光回線をオススメします。
インターネット回線の契約は「オンライン専門代理店」がお得
インターネット回線を契約する方法としては、「公式HP」・リアル店舗の「携帯電話ショップ・家電量販店カウンター」・オンラインに特化した「オンライン専門代理店」の3つがあります。
直接契約できる公式HPがお得な気がしますが、現実にはそうなっていません。
回線運営企業の多くは集客契約を代理店に任せている
インターネット回線を提供している企業の多くは、集客や契約を代理店に任せていると聞けば、「街中に企業の看板掲げたショップが沢山あるのでは?」と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
しかし、「携帯電話ショップ・家電量販店カウンター」は、回線ブランドの看板を掲げていても、基本的には回線を運営する企業が直接運営しているケースは殆ど有りません。
たとえば、街中に数多くあるソフトバンクの看板を掲げている携帯電話ショップは、ソフトバンクが直接運営しているのではなく、ソフトバンクと代理店契約をしている、ソフトバンクとは別資本の代理店がショップ運営をしています。
また、家電量販店カウンターにソフトバンク光のノボリや看板が掲げられていても、基本的にはそれらの代理店の支店・出張カウンターとして運営されています。
回線運営企業は先行資本投下をおこなっているため、安定した契約者数の確保は至上命題であり、一定数の解約者が出る事は避けられないため、コンスタントな新規契約者が常に必要です。
新たな契約者を確保するためには、少なくないコストがかかるため、成功報酬インセティブの支払いで、集客力のある別資本(代理店のことです)に依頼した方が、ずっと合理的だと考える回線企業が多くなっていると言えます。
そのため、どこで回線の契約を行っても、受けられる回線サービスの内容やサポート、月額料金や回線速度、トラブル時のサポートについても一切の差違はありません。
代理店では独自キャンペーンを行っている事がある
全てが同じなら、敢えて代理店で契約する意義も無いのでは?という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、契約時に利用できる特典やキャンペーンは、契約する窓口によって異なってきます。
公式でも代理店でも、公式で行っている特典キャッシュバック等のキャンペーンは、同じ様に受ける事が出来ます。
ただし、代理店では独自のキャンペーンを行っている事が有り、その場合は公式特典にプラスして、代理店独自のキャンペーンが加わるためお得になります。
この独自キャンペーンの原資は、回線運営企業からは出ていません。
キャシュバックなどの費用は、各代理店が得る成功報酬の中から支払われています。
代理店の主な収入源は成功報酬インセティブで、この中から運営に必要な経費を支払います。
リアル店舗では人件費や家賃などの経費が大きくなり、独自キャンペーンの費用を捻出する事が難しく、公式で行っているキャンペーン以外の独自キャンペーンを打ち出せるケースは極めて希です。
オンラインに特化したオンライン専門代理店では、少ない経費で運営が可能であり、集客力のある人気の代理店では、コンスタントに新規契約者を獲得しているためインセティブが手厚くなり、契約者に還元できる独自キャンペーンの内容が魅力あるものになります。
そのため、回線を契約するなら「オンライン専門代理店」の利用がお得になります。
光回線から独自キャンペーンも加味して、具体的に比較してみましょう。
「光回線」のキャンペーンを含めたお得を比較
光回線は数多くのサービスが、多くの企業から提供されています。
一般的には戸建てでの利用と、マンション集合住宅での利用で月額料金は異なっていますし、キャンペーンの内容も異なっている場合があります。
光回線マンション月額料金とキャンペーンなど
マンション 料金 | キャッシュバック | セット割引 | 契約期間 | 途中解約の違約金 | |
ソフトバンク光 | 月額4,180円 工事費26,400円 (乗換は実質無料) |
25,000円 | SoftBank | 2年 | 4,180円 |
@TCOMヒカリ | 月額4,180円 工事費16,500円 → 実質無料 |
33,000円 月額割引をCB換算 3,960円 |
au | 2年 | 2,200円 |
@nifty光 | 月額4,378円 工事費16,500円 |
22,000円 月額割引をCB換算 19,800円 |
au | 3年 | 3,630円 |
楽天ひかり | 月額4,180円 工事費16,500円 |
無し | 無し | 3年 | 4,180円 |
ASAHIネット光 | 月額4,488円 工事費16,500円 → 実質無料 |
月額割引をCB換算24,480円 | au | 1年 | 4,488円 |
ビッグローブ光 | 月額4,378円 工事費16,500円 → 実質無料 |
20,000円(工事費0円プランの場合) 45,000円(通常 |
au | 3年 | 3,360円 |
So-net光プラス | 月額4,928円 工事費26,400円 → 実質無料 |
50,000円 | au | 3年 | 3,480円 |
ドコモ光 | 月額4,400円 工事費16,500円 → 無料 |
dポイント 20,000円分 |
docomo | 2年 | 4,180円 |
NURO 光 | 月額5,200円 工事費44,000円 → 実質無料 |
45,000円 | SoftBank | 3年 | 3,850円 +撤去費 |
auひかり | 月額4,290円 工事費33,000円 → 実質無料 |
40,000円 |
au | 3年 | 2,730円 +撤去費 |
光回線一戸建て額料金とキャンペーンなど
戸建て 料金 | キャッシュバック | セット割引 | 契約期間 | 途中解約の違約金 | |
ソフトバンク光 | 月額5,720円 工事費26,400円(乗換は実 |
25,000円 | SoftBank | 2年 | 5,720円 |
@TCOMヒカリ | 月額5,610円 工事費19,800円 → 実質無料 |
35,000円 月額割引をCB換算5,280円 |
au | 2年 | 2,200円 |
@nifty光 | 月額5,720円 工事費19,800円 |
22,000円 月額割引をCB換算23,760円 |
au | 3年 | 4,840円 |
楽天ひかり | 月額5,280円 工事費19,800円 |
無し | 無し | 3年 | 5,280円 |
ASAHIネット光 | 月額5,698円 工事費19,800円 → 実質無料 |
月額割引をCB換算28,080円 | au | 1年 | 5,698円 |
ビッグローブ光 | 月額5,478円 工事費19,800円→ 実質無料 |
20,000円(工事費0円プランの場合) 45,000円(通常 |
au | 3年 | 4,230円 |
So-net光プラス | 月額6,138円 工事費26,400円→ 実質無料 |
50,000円 | au | 3年 | 4,580円 |
ドコモ光 | 月額5,720円 工事費19,800円 → 実質無料 |
dポイント 20,000円分 |
docomo | 2年 | 5,500円 |
NURO 光 | 月額5,200円 工事費44,000円 → 実質無料 |
45,000円 | SoftBank | 3年 | 3,850円 +撤去費 |
auひかり | 月額5,610円 工事費42,250円 → 実質無料 |
40,000円 | au | 3年 | 4,730円 +撤去費 |
光回線のお得な選び方
キャンペーンの内容は回線によって色々ありますが、キャッシュバックの金額内容だけで光回線を選ぶのは、あまり得策とは言えません。
もちろん、キャッシュバックキャンペーンで得られる金額は、実質上の値引きだと言え、通信費トータル費用を下げる効果があります。
しかし、光回線は長期的に利用をする傾向が強く、月額料金の価格も長期的に大きくお得に関わってきますし、工事費などの他の費用も含めてお得を判断する必要があります。
最も効果的な通信費トータル費用の節約は、毎月のスマホ代です。
光回線と特定のスマホプランを併用する事で、毎月のスマホ代が割引きされる「セット割」を効果的に利用する事で支払い費用が抑えられます。
光回線を自宅で利用する前提なので、前述のようにスマホプラン契約は3GB程度の小容量プランが最適で、その容量では格安SIMが安価に利用できます。
安価格安SIMにセット割を適用させることが、通信費トータル費用の節約のポイントです。
光回線は「光コラボ」がオススメ
(出典:NTT西日本*一部改変)
光回線サービスの中で、前述の節約できる選び方のポイントを網羅するためには、フレッツ光を光回線として利用して、接続業者プロバイダ企業がワンセットにして提供している「光コラボ」がオススメです。
光コラボはNTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社から提供されているため、選択できるキャンペーンやセット割対象のスマホプランも幅広くなります。
先の一覧表の中では、最下部にあるauひかり・NURO光以外のサービスは、全て「光コラボ」です。
具体的にキャンペーン内容を含めてコスパを考えた、オススメの光回線サービスをご紹介します。
光回線なら格安SIM「LIBMO」のセット割適用になる「@TCOMヒカリ」がオススメ
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
「@TCOMヒカリ」は、その技術力と資本力で快適に利用できる光回線を提供している、人気の光コラボです。
@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です。
LIBMOのセット割
(出典:LIBMO公式)
@TCOMヒカリと格安SIM「LIBMO」を組みあわせる事で、スマホ1台につき毎月220円のセット割が最大5契約まで適用されます。
具体的な、セット割の適用をした月額料金を見てみましょう。
〇納得プラン | |||
データ容量 | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
3GBプラン | 980円 | 1回線 220円/月割引 | 760円 |
8GBプラン | 1,518円 | 1回線 220円/月割引 | 1,298円 |
20GBプラン | 1,991円 | 1回線 220円/月割引 | 1,771円 |
30GBプラン | 2,728円 | 1回線 220円/月割引 | 2,508円 |
安価に提供されているLIBMOですが、格安SIMとして内容は確かで、全国のドコモショップでも販売されている、「エコノミーMVNO」の認定をドコモから受けています。
外出時のみに利用するデータ量を考えれば、多くのスマホユーザーに3GBプランが最適で、セット割の適用後の料金はスマホ1台につき月額760円になります。
家族4人で利用した場合の、通信費トータル費用をシミュレーションしてみましょう。
戸建て利用
(@TCOMヒカリ 戸建て)5,610円+(LIBMO 3GB 割引き後)760円×4人=8,650円
マンション利用
(@TCOMヒカリ マンション)4,180円+(LIBMO 3GB 割引き後)760円×4人=7,220円
多くの方が現在支払っている通信費トータル費用と比較して、大幅に安くなると思います。
キャッシュバック
@TCOMヒカリでは、お得なキャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
工事費無料キャンペーン
今なら、@TCOMヒカリの導入工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。
12ヵ月間月額料金の割引
新規契約で契約から12ヵ月間、月額料金が割り引かれます。
戸建てタイプでは月額440円が割引きされ、マンションタイプでは月額330円が12ヵ月割引きされます。
「ホームルーター」のキャンペーンを含めたお得を比較
ホームルーターは、通信キャリア4社からそれぞれ提供されています。
ホームルーターの、キャンペーンを含めたお得を比較してみましょう。
ドコモ home 5G HR02
(出典:GMOとくとくBB ドコモ home5G)
ドコモから提供されているホームルーターで、ドコモ回線を使ってインターネットが利用できます。
容量と月額料金
無制限 4,950円
本体料金
71,280円 (月々サポートで毎月分1,980円割代金分を36回割引で実質無料)
キャッシュバック
「home 5G プラン」の新規契約と「HR02」のご購入でamazonギフト券18,000円分がプレゼントされます。
公式で契約するよりもお得です。
セット割り
ドコモのスマホプランと併用すれば、最大スマホ1台月額1,100円のセット割りが適用されます。
純粋にコスパ面だけ見れば疑問は残りますが、ドコモブランドに信頼を置いているユーザーにはオススメのホームルーターだと言えます。
従来のスマホプランよりも色々な制約はありますが、2023年7月にスタートした「irumo」に乗り換えれば、コスパ良く利用が可能になります。
ドコモの新プランに関しては、以下も併せてご覧下さい。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13
(出典:UQ WiMAX公式)
WiMAXを運営しているのはauを運営しているKDDIですが、auのスマホ回線とは異なる回線で運営されていて、電波が利用できる範囲は狭くなっています。
別途月額1,100円のプラスエリアモードのオプション契約を行えば、幅広いエリアをカバーしているau回線の利用も可能になりますが、月間データ容量も無制限ではなく上限30GBの制限があります。
容量と月額料金
無制限 1年目(13ヵ月)4,268円 2年目以降4,950円
本体料金
19,800円(月々550円×36回)*クレジットカードで通信料支払の場合
キャッシュバック
キャッシュバックキャンペーン(最大17,820円)は行われていますが、UQモバイルかauのスマートフォンプランと組みあわせる必要があり、支払い方法にも制限があるため積極的なオススメポイントにはなりません。
セット割り
スマホプランのauか、サブブランドのUQモバイルを併用する事で、セット割りの適用が受けられます。
端末料金が別途で必要であり、auの電波利用には別料金がかかる上にデータ量の制限もあるため、積極的にはオススメしません。
ソフトバンクエアー ターミナル5
(出典:ソフトバンクエアー公式)
ソフトバンクエアーは、スマホで利用するソフトバンクとは異なる周波数帯(電波)をメインに利用していますが、通常のソフトバンク回線も利用ができて別途の料金もかかりません。
現在「SoftBank Air ハッピープライスキャンペーン」が行われていますので、1年間お得な料金で利用が可能です。
60歳以上の方には、「60歳以上向け!SoftBank Air 割引サポート」が行われていて、2年間は月額3,080円で利用が可能です。
容量と月額料金
無制限 1年目3,278円 2年目以降5,368円
本体料金
71,280円 (月々割で毎月分1,980円割代金分を36回割引で実質無料)
キャッシュバック
ソフトバンクエアーは、街にあるソフトバンクショップや公式HPでも契約が出来ますが、オンライン代理店で契約する方が、独自のキャッシュバックキャンペーンの分だけお得になります。
詳細は以下で御確認ください。
セット割り
スマホプランのソフトバンク、サブブランドのワイモバイルを併用する事で、セット割の適用が受けられます。
Rakuten Turbo5G
(出典:楽天モバイル)
楽天モバイルの弱点は基地局数が大手と比べて少ない事で、繋がらないエリアが存在する事が大きなデメリットとしてありましたが、auの周波数帯も利用ができる様になったことで、他社と遜色無い人口カバー率に到達しました。
しかし、これが当てはまるのは従来から展開している「最強プラン」だけで、楽天のホームルーターの「Rakuten Turbo5G」では扱いが異なり、利用ができるのは楽天の電波回線だけに限られており、自宅で楽天回線が利用できない(楽天回線の電波が受信できない)場合は、基本的にRakuten Turbo5Gを利用はできません。
楽天モバイルのホームルーターでは、1年間月額料金が割引きになるキャンペーンを行っています。
容量と月額料金
無制限 1年目1,980円 2年目以降4,840円
本体料金
41,580円 (24回払いで月額1,732円・楽天カード支払限定で48回払いも可能になり月額866円 *初回請求分のみ24回は1,744円・48回は878円)
キャッシュバック
楽天モバイルのホームルーターでは、キャッシュバックキャンペーンは現在行われていません。
セット割り
スマホで楽天モバイルを併用しても、セット割はありません。
この4社のホームルーターの中から、最もコスパの良いサービスを考えてみましょう。
ホームルーターならサブブランド「ワイモバイル」のセット割適用になる「ソフトバンクエアー」がオススメ
(出典:ソフトバンクエアー申込サイト)
ホームルーターをコスパ良く利用するために、キャンペーンを含めて比較すれば、「ソフトバンクエアー」がオススメです。
2年間の実質月額料金を比較
ドコモ home 5G | HOME 5G L13 | ソフトバンクエアー | 楽天モバイル Rakuten Turbo |
|
基本月額 1年目 | 4,950円 | 4,818円 | 3,278円 | 3,712円 |
基本月額 2年目 | 4,950円 | 5,500円 | 5,368円 | 6,572円 |
機種代実質 | 0円 | 19,800円 | 0円 | 41,568円 |
2年間合計金額 | 118,800円 | 123,816円 | 103,752円 | 123,408円 |
キャッシュバック | 18,000円 | 0円 | 33,000円 | 0円 |
2年間実質合計 | 100,800円 | 123,816円 | 70,752円 | 123,408円 |
実質月額料金 | 4,200円 | 5,159円 | 2,948円 | 5,142円 |
キャンペーンまで含めた2年間の実質費用を比較すれば、ソフトバンクエアーの安さが際立ちます。
ワイモバイルのセット割
(出典:ワイモバイル公式)
ワイモバイルでは2023年10月3日に新プランへ移行していて、現在の料金とセット割後の月額料金は以下になります。
新プラン シンプル2 | |||
プラン名 | S | M | L |
容量 | 4GB | 20GB | 30GB |
基本月額料金 | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
セット割 | 1,100円 | 1,650円 | 1,650円 |
割引き後 | 1,265円 | 2,365円 | 3,465円 |
自宅にソフトバンクエアーを導入すれば、最適なプランは4GBが利用できるプランSです。
セット割りを適用すれば月額1,265円で利用ができます。
「モバイルルーター」のオススメはどれ?
モバイルルーターも数多くのサービスが提供されていますが、タイプ別にオススメをご紹介しましょう。
モバイルルーターは、単身利用者がスマホプランを小容量プランにして節約ができますが、他の手段のようにセット割の適用はありません。
無制限利用をコスパで選ぶなら「楽天モバイル」
(出典:楽天モバイル)
「楽天モバイル」はアンテナ基地局の絶対数が少ない事から、繋がらないエリアが存在する事が弱点でしたが、現在はauのプラチナバンドの一部を、パートナー回線として無制限で利用できる様になったため、使い勝手が良くなっています。
容量と月額料金
無制限 3,278円 (従量制で20GB以下の利用時には料金が安くなります)
楽天モバイルのスマホプランと同様に、3GBまでの利用なら月額1,078円・20GBまでなら2,178円・それ以上は無制限に利用しても3,278円の、利用した分だけ支払う合理的な従量制プランです。
本体料金
7,980円(本体購入と同時に回線申込みで1円)
回線契約と同時に申し込めば端末本体価格が7,979円割引きされて、1円で購入できます。
ただし、この1円購入できる条件は初めて購入する時にだけ有効で、2台目や過去に利用した経験があるユーザーには適用がされません。
キャッシュバック
楽天モバイルのモバイルルーターでは、現在キャッシュバックキャンペーンは行われていません。
回線速度で選ぶなら「GMOとくとくBB WiMAX」
(出典:GMOとくとくBB WiMAX公式)
WiMAXは回線速度に定評があり、多くのプロバイダからサービスが提供されていますが、「GMOとくとくBB WiMAX+5G」が最安値級です。
容量と月額料金
無制限 12ヵ月目まで3,784円・35ヵ月目まで4,334円・36ヵ月目以降5,104円
本体料金
27,720円(770円×36回)
WiMAXの電波が利用できないエリアではau回線も使う事ができますが、月額1,100円のプラスエリアモードのオプション料金が必要になり、1ヵ月に利用できるデータ量も30GBまでの制限があります。
キャッシュバック
GMOとくとくBB WiMAXでは、現在25,500円のキャッシュバックキャンペーンを行っています。
どこでも快適に繋がる事が優先なら「クイックWiFi」
(出典:クイックWiFi公式)
「クイックWiFi」は利用する場所や状況に応じて、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の全ての電波の中から、都度に最適な電波を自動的に選択する「クラウドSIM」を採用しているため、日本中の多くの場所で快適にインターネットが利用できる環境を手軽に手に入れられます。
前述の2つのモバイルルーターは無制限ですが、クイックWiFiでは100GBの容量制限があります。
しかし、多くのスマホユーザーにとってこの容量は、無制限と変わりない使い勝手があります。
逆にどれだけ一気に利用しても、100GBの範囲なら制限がかかる事が無く、他のモバイルルーターと比較して快適に利用ができるとも言えます。
容量と月額料金
100GB 3,718円
本体料金
端末本体価格は、月額料金に込みになっているので不要です。
キャッシュバック
今なら、8,000円のキャッシュバックをしています。