一人暮らしを始めるとき、多くの方が悩むのがインターネット回線の選び方です。
動画視聴やオンラインゲーム、テレワークなど、用途によって最適な回線は異なります。また、工事の有無や月額料金、通信速度なども重要な判断材料となります。
本記事では、モバイルルーター、ホームルーター、光回線という3つの種類に分けて、一人暮らしに適したインターネット回線を詳しく解説していきます。自分のライフスタイルに合った回線を見つけて、快適なネット環境を整えましょう。
一人暮らしのインターネット利用に関する実態
総務省の「令和6年通信利用動向調査」によると、個人のインターネットの利用率は全体で85.6%に達しており、13歳から69歳の個人利用では90%を超える利用率となっています。
(出典:総務省「令和6年通信利用動向調査」)
利用目的はSNSの利用が最も多く、次いで電子メールの送受信、検索サービスの利用と続いています。在宅勤務の普及により、安定したインターネット環境の重要性が高まっています。
同調査では、テレワークを実施している人のうち約70%が「インターネット環境に何らかの不安を感じている」と回答しており、特に13歳〜39歳の各年齢階層で不安を感じる人が前年より増えているとのことで、通信速度や安定性を求める傾向が強まっています。
インターネット回線の選択肢
インターネット回線は主に3つの種類がありますが、それぞれの特徴や料金について簡単に説明します。
選択肢①:モバイルルーター
モバイルルーターは持ち運びができるため、外出先でもパソコンやタブレットをインターネットに接続できます。工事不要ですぐに使い始められる点も魅力です。ただし、通信の安定性は光回線に比べると劣る場合があります。
選択肢②:ホームルーター
ホームルーターは自宅専用の据え置き型ルーターで、コンセントに挿すだけでWi-Fi環境が整います。工事が不要なため、賃貸物件でも安心して導入できます。モバイルルーターよりも通信が安定しており、複数のデバイスを同時接続する際にも便利です。
選択肢③:光回線
光回線は通信速度と安定性に優れており、オンラインゲームや高画質動画の視聴、テレワークでのビデオ会議など、大容量通信を行う方に適しています。開通工事が必要になるため初期費用はかかりますが、長期的に見ると安定した通信環境を得られます。
各インターネット回線の料金
料金面では、モバイルルーターやホームルーターは月額3,000円から5,000円程度、光回線は4,000円から6,000円程度が相場です。スマートフォンとのセット割引を活用すれば、通信費全体を抑えることも可能です。
一人暮らしに最適なインターネット回線の選び方
インターネット回線を選ぶ際には、まず自分の利用状況を整理することが大切です。
外出先でもネットを使いたいのか、自宅だけで利用するのか、どのくらいのデータ量を使うのかによって、選ぶべき回線は変わってきます。
選び方①:外出先でも手軽に使いたいなら「モバイルルーター」
モバイルルーターは、外出先でもインターネット環境が必要な方に最適な選択肢です。ここでは、一人暮らしにおすすめのモバイルルーターサービスを2つご紹介します。
楽天WiFi Pocket
(出典:楽天モバイル公式サイト)
楽天WiFi Pocketは、楽天モバイルが提供するモバイルルーターサービスです。最大の特徴は、楽天モバイルの料金プランをそのまま利用できる点にあります。
データ使用量に応じて料金が変動する従量制プランを採用しており、3GBまでは月額1,078円(税込)、20GBまでは2,178円(税込)、無制限で3,278円(税込)という料金体系です。
外出時にそれほどデータを使わない月は料金を抑えられるため、利用状況に波がある方に向いています。また、楽天モバイルの回線エリア内であれば、データ無制限で利用できるのも魅力的です。
GMOとくとくBB WiMAX
(出典:GMOとくとくBB WiMAX公式サイト)
GMOとくとくBB WiMAXは、高額キャッシュバックと高速通信が魅力のモバイルルーターサービスです。WiMAX +5Gに対応していて、下り最大4.2Gbpsという高速通信が可能です。
月額料金は初月が1,375円(税込)、1ヶ月目以降が4,807円(税込)となっており、キャッシュバックを含めて計算すると実質的な負担額を抑えられます。
データ容量は無制限で、3日間の通信量による速度制限も撤廃されているため、動画視聴やオンラインゲームなどを頻繁に利用する方に適しています。
選び方②:自宅で手軽にWi-Fi環境を作りたいなら「ホームルーター」
ホームルーターは工事不要で自宅にWi-Fi環境を構築できるサービスです。コンセントに挿すだけで使い始められるため、賃貸物件にお住まいの方や、すぐにネット環境が欲しい方に人気があります。
ソフトバンクエアー
(出典:ソフトバンクエアー申し込みサイト)
ソフトバンクエアーは、ソフトバンクが提供するホームルーターサービスです。
月額料金は5,368円(税込)ですが、ソフトバンクやワイモバイルのスマホを利用している場合、セット割引が適用されます。ソフトバンクユーザーなら最大1,100円、ワイモバイルユーザーなら最大1,650円の割引が毎月受けられるため、通信費全体の節約につながります。
また、正規代理店からの申し込みで最大30,000円のキャッシュバック特典がある点も魅力です。
ソフトバンクエアーの通信エリアは、ソフトバンクの4G/5G回線を利用しているため広範囲です。ただし、夜間など利用者が集中する時間帯には速度が低下することがあります。また、登録した住所以外での使用は規約違反となるため、引っ越しの際には住所変更の手続きが必要です。
ドコモ home 5G
(出典:ドコモ home 5G)
ドコモ home 5Gは、ドコモの5G/4G LTE回線を利用したホームルーターです。下り最大4.2Gbpsの高速通信に対応しており、光回線に近い通信速度を実現しています。データ容量は無制限で、家族全員で動画視聴やオンラインゲームを楽しめます。
月額料金は5,280円(税込)で、ドコモのスマートフォンを利用している場合は「home 5G セット割」が適用され、スマホ料金から最大1,100円の割引を受けられます。家族全員のドコモ回線が割引対象となるため、複数台契約している家庭ではさらにお得です。
こちらも同様に、登録住所以外での利用はできません。
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月額料金 |
セット割 | 契約年数 | 端末代金 | |
| 1,078円〜3,278円 | – | – | 10,820円 | |
| 1,375円〜4,807円 | 自宅セット割 | 2年 |
27,720円 |
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| ソフトバンクエアー | 5,368円 | おうち割光セット | 3年 |
71,280円 |
| ドコモ home 5G | 5,280円 | home 5G セット割 | 3年 |
71,280円 |
※料金はすべて税込み
※端末代金は実質無料
通信の安定性と速度を重視するなら「光回線×スマホセット」
光回線は通信速度と安定性に優れており、大容量データのやり取りが多い方に最適です。格安スマホとのセット割を活用すれば、通信費全体を大幅に抑えることができます。
ビッグローブ光 × UQモバイル
(出典:ビッグローブ光申し込みサイト)
ビッグローブ光は、フレッツ光回線を利用した光コラボレーションサービスです。最大通信速度は1Gbpsで、全国の広いエリアで利用できます。月額料金はマンションタイプで4,378円、戸建てタイプで5,478円です。
UQモバイルとのセット割である「自宅セット割」を適用すると、UQモバイルの月額料金から最大1,100円の割引を受けられます。
また、正規代理店からビッグローブ光を契約すると、最大97,000円のキャッシュバックを受け取れます。
おすすめポイント
✅「自宅セット割」の適用で、スマホの月額料金が最大1,100円割引
✅新規工事費の最大28,600円が実質無料
✅光回線を正規代理店から申し込むと、最大97,000円のキャッシュバック

@TCOMヒカリ × LIBMO

(出典:@TCOMヒカリ申し込みサイト)
@TCOMヒカリは、TOKAIコミュニケーションズが提供する光回線サービスです。フレッツ光回線を使用しており、全国で利用可能です。月額料金はマンションタイプで4,180円、戸建てタイプで5,610円と、他社と比較してもリーズナブルな価格設定になっています。
格安SIMのLIBMOとセットで利用すると「LIBMO×光セット割」が適用され、LIBMOの月額料金から毎月220円の割引を受けられます。割引額は控えめですが、LIBMOの料金プラン自体が非常に安価なため、通信費全体を大きく抑えられます。
また、正規代理店から@TCOMヒカリを申し込むと、最大55,000円のキャッシュバックがある点も大きな魅力です。
おすすめポイント
✅「LIMBO×光セット割」の適用で、スマホ代が毎月220円割引
✅光回線の新規工事費22,000円分が実質無料
✅正規代理店からの申し込みで、最大55,000円のキャッシュバック

IIJmioひかり × IIJmio
(出典:IIJmioひかり申し込みサイト)
IIJmioひかりは、インターネットイニシアティブが提供する光回線サービスです。月額料金はマンションタイプで4,356円(税込)、戸建てタイプで5,456円(税込)です。
格安SIMのIIJmioとセットで契約すると「mio割」が適用され、IIJmioひかりの月額料金から毎月660円の割引を受けられます。年間で7,920円の節約になるため、長期的に見ると大きなメリットになります。
IIJmioひかりの最大の魅力は、IIJmioのSIMカードとの親和性の高さです。同じ会社が提供しているため、請求がまとまり、管理がしやすくなります。また、IIJmioのサポートセンターで光回線の相談もできるため、トラブル時の対応もスムーズです。
おすすめポイント
✅「mio割」の適用で、IIJmioひかりの月額料金が660円割引
✅セットの申し込みで、IIJmioひかりの基本料金が最大6ヶ月間割引
✅IIJmioひかりの開通工事費用28,600円が実質無料
失敗しないための契約前に確認すべき「3つの注意点」
インターネット回線を契約する前に、必ず確認しておくべきポイントがあります。契約後に「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、以下の3つの注意点をしっかりチェックしましょう。
注意点①:提供エリアの確認
どんなに魅力的なサービスでも、自宅が提供エリア外であれば契約できません。
特に光回線は、マンションによっては対応していない場合や、建物内の配線設備が整っていないケースがあります。契約前には必ず公式サイトで提供エリアを確認して、マンションの場合は管理会社や大家さんに工事の許可が必要かどうかも確認しておきましょう。
モバイルルーターやホームルーターも、利用予定の場所が電波の届くエリアかどうか事前に調べることが大切です。
注意点②:実質月額料金の算出
月額料金だけで比較すると、実際の負担額を見誤ることがあります。
実質月額料金とは、月額料金に加えて、初期費用や工事費、事務手数料などを契約期間で割った金額のことです。また、キャッシュバックや割引キャンペーンがある場合は、それらを差し引いて計算する必要があります。
例えば、月額料金が安くても工事費が高額だったり、キャッシュバックの受け取り条件が厳しかったりすることもあります。トータルでいくらかかるのかを明確にしてから契約しましょう。
注意点③:解約時の条件
契約期間の縛りや解約違約金の有無は、必ず確認しておくべき重要なポイントです。
多くのサービスでは2年や3年の契約期間が設定されており、期間内に解約すると違約金が発生します。また、工事費を分割払いにしている場合、解約時に残債を一括で支払う必要があります。転勤や引っ越しの可能性がある方は、契約期間の縛りがないサービスや、違約金が安いサービスを選ぶと安心です。
解約手続きの方法や、解約月の料金が日割りになるかどうかも確認しておきましょう。
自分にぴったりのネット回線で快適な一人暮らしを
一人暮らしのインターネット回線選びは、自分のライフスタイルと利用目的に合わせることが重要です。外出先でも使いたいならモバイルルーター、工事なしで自宅に環境を整えたいならホームルーター、速度と安定性を重視するなら光回線がおすすめです。
また、スマートフォンとのセット割を活用すれば、通信費全体を大幅に節約できます。それぞれのサービスの特徴をしっかり理解して、自分に最適なインターネット回線を選びましょう。
快適なネット環境が、充実した一人暮らしをサポートしてくれます。







