スマートフォンだけでもインターネットの利用はできますが、パソコンやゲーム機などの多種多様な機器端末でインターネットを使うのには、別の回線を自宅に導入してWi-Fiを利用できるようにした方が合理的であり、スマートフォンも含めてコスパ良く快適に使うことができます。
自宅に導入するWi-Fi用のインターネット回線としては、高速無制限利用が可能になっている「光回線」が最適です。
光回線は家族何人でどれだけ使っても制限のかかることが無く、快適にインターネットが常時利用できるWi-Fi用の回線として申し分ありません。
しかし、一人暮らしのインターネット回線に光回線はちょっと贅沢だなぁ・・・とお考えの方も多いと思います。
では、一人暮らしの場合には、どんなインターネット回線を利用するのが最適でしょうか?
一人暮らしにおすすめの自宅の部屋に導入するインターネット回線を、その種類別に解説していきます。
ライトユーザーなら「モバイルルーター」
自宅に導入するインターネット回線として、最も手軽に導入できるのが「モバイルルーター」です。
モバイルルーターとは?
モバイルルーターは、スマートフォンと同様に通信会社の無線回線を使ってインターネットに接続して、Wi-Fiの送受信ができる基地局として機能します。
そのため、スマホだけでなくパソコンやタブレットなどの機器端末を含めて、モバイルルーターにWi-Fi接続することで、インターネットが利用できるようになります。
モバイルルーターのメリットは?
モバイルルーターのメリットとしては、工事不要で手軽にインターネット回線が導入できることに加えて、バッテリー駆動が可能な小さな筐体のため、自宅だけではなく持ち出すことが可能になっていることです。
外出先にモバイルルーターを鞄に入れていくことで、自分の居る場所は電波が届くところならどこでも、自分だけのWi-Fi環境を利用することができるようになります。
自宅で利用するWi-Fi環境と同じインターネット環境が、外出先でも利用することができて、スマートフォンやパソコン、タブレットやゲーム機も使うことが可能になります。
他の一般的なWi-Fiと同様に、モバイルルーターが出力しているWi-Fiにもパスワードがかかっていて、自分以外は勝手に利用することができません。
スマホプランではデータ消費が無くなる
常にモバイルルーターを持ち運ぶ様にすれば、スマホで契約しているプランのギガを消費することが基本的に無くなります。
現在利用中のスマホプランで、3大キャリアの無制限メインプランにかけ放題オプションを加えていれば、毎月1万円近くの支払いをしている方も少なくないと思いますが、モバイルルーターを利用するようになれば、スマホプランに大きな金額を支払う必要が無くなります。
モバイルルーターのバッテリー切れや、自宅に置いて忘れるなどの突発的な状況に備えるため、最低限の容量プランは利用できるようにするべきですが、格安SIMに乗り換えれば小容量プランが安価に利用できるようになります。
たとえば格安SIMの「LIBMO」では、500MBのプラン容量と、5分までなら何度でも国内通話料金が無料のかけ放題を組み合わせた「ゴーゴープラン」が、月額1,100円で利用することができます。
モバイルルーターのデメリットは?
モバイルルーターは小さな筐体のため、内蔵するアンテナのサイズには限界があり、自宅に導入するインターネット回線としては、最も通信速度が遅くなるのがデメリットです。
また、Wi-Fiの飛ぶ範囲も同様の理由で狭くなり、ワンルームでの利用には問題ありませんが、別の部屋からWi-Fiを利用するのには無理があります。
いずれのデメリットも、一人暮らしのライトユーザーであれば問題は無いと言えます。
おすすめのモバイルルーターは?
数多くのモバイルルーターが提供されていますが、その中からおすすめをご紹介しましょう。
「楽天ワイファイポケット」
(出典:楽天モバイル)
楽天モバイルのモバイルルーター「楽天ワイファイポケット」は、安価な月額料金で無制限利用が可能になっています。
容量と月額料金
無制限 月額3,278円 (従量制で20GB以下の利用時には料金が安くなります)
3GBまでの利用なら月額1,078円・20GBまでなら2,178円・それ以上は無制限に利用しても3,278円になっていて、あまり利用しなかった月は支払いも安くなる料金システムは、モバイルルーターでは珍しいと言えます。
本体料金
7,980円(本体購入と同時に回線申込みで1円)
回線契約と同時に本体を購入する事で7,979円が割引されて、実質支払い額1円で購入できます。
デメリットは?
安価に無制限が利用できる楽天モバイルのモバイルルーターですが、デメリットとしては電波の問題があります。
楽天モバイルのアンテナ基地局は、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と比較すると大幅に少なく、障害物に強く遠くまで届くプラチナバンドへの対応もできていません。
楽天回線が利用できない場所では、パートナー回線であるauの電波が利用できる仕様になっていますが、あくまで楽天回線が完全につかめない場所での利用に限られていて、ユーザーが利用する電波を選ぶこともできません。
よく利用する場所が楽天回線の電波が問題無くつかめるなら、コスパ抜群のモバイルルーターだと言えます。
「クイックWiFi」
(出典:クイックWiFi公式)
クイックWiFiは「クラウドSIM」を採用するモバイルルーターで、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の全ての電波が利用できるようになっています。
電波の選択はユーザーがするのではなく、利用する場所に応じて最適な電波をモバイルルーターが自動的に選びます。
容量と月額料金
100GB 3,718円
本体料金
月額料金に込みになっているので、クイックWiFiでは本体料金としての支払いは不要です。
キャッシュバック
今なら、8,000円のキャッシュバックをしています。
デメリットは?
クラウドSIMを採用しているため、日本中どこでも快適に利用できるモバイルルーターとしてのメリットは大きいのですが、無制限利用のできるプランは提供されておらず、月に100GBまでに制限があるのはデメリットと言えます。
しかし、光回線の利用者でも一人あたりでは、月に使っているインターネットのデータ量は100GB程度になっています。
(出典;総務省)
このグラフは、総務省が2024年2月21日に発表している、「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計結果(2023年11月分)」からの引用です。
光回線1契約につき、1カ月間で232.4GBが利用されています。
最新の国勢調査によれば日本の世帯人数は2.21人ですから、1人の利用量は月に105GB程度になります。
100GBの月容量があればライトユーザーには全く支障が無く、平均的な光回線ユーザーとほぼ同等な使い方ができると言えます。
「GMOとくとくBB WiMAX」
(出典:GMOとくとくBB WiMAX公式)
通信速度に定評があるWiMAX系のモバイルルーターは、数多くのプロバイダからリリースされています。
その中でおすすめするのは、最安値級の「GMOとくとくBB WiMAX+5G」です。
容量と月額料金
無制限 月額4,807円
本体料金
月額料金に込みになっているので、本体料金としての別途支払いは不要です。
キャッシュバック
今なら、23,000円のキャッシュバックをしています。
デメリットは?
WiMAXはKDDI系の企業から提供されていますが、auの電波をそのまま利用するのではなく、使えるエリアが限られる別の電波が利用されています。
標準契約でも一部のau電波が利用できますが、利用場所で電波が悪い場合はオプションのプラスエリアモードを契約する必要があり、費用が月額1,100円加算される上に、1ヶ月のデータ量が30GBまでに制限があります。
光回線を導入せず快適に利用するなら「ホームルーター」
光回線を導入せずに、最も光回線導入に近いインターネット環境を自宅の部屋に構築できるのが「ホームルーター」です。
ホームルーターとは?
ホームルーターは、モバイルルーターと同様に通信会社の無線回線を使ってインターネットに接続して、コンセントに挿すだけの工事不要でWi-Fiの送受信ができる、光回線でWi-Fiルーターを使った環境に近いWi-Fi基地局として機能します。
Wi-Fiだけの利用に留まらず有線のLANポートも備えているので、LANケーブルを使ってパソコンやゲーム機と接続してインターネットの利用も可能です。
ホームルーターのメリットは?
モバイルルーターもホームルーターも無線回線を使いますが、コンセントに差し込み100Vの電源を使うホームルーターは、筐体サイズも大きくアンテナサイズも大きくなり、処理能力が同じ無線回線であっても大幅にアップして、通信速度も安定して速くなります。
ホームルーターでは接続できる端末機器の制限はほぼ無くなり、常時接続が必要になる機器も問題無く利用できます。
モバイルルーターと比較して、ホームルーターではWi-Fiの飛ぶ範囲も広くなり、設置場所とは異なる部屋での利用も可能になります。
工事不要で導入できるのも大きなメリットで、光回線を導入した状態に近いインターネット環境が手軽に構築できます。
スマホプランは小容量プランに乗り換えがOK
ホームルーターを導入すれば、自宅でのインターネット利用はWi-Fiを利用するため、契約しているスマホプランのギガを消費しなくなります。
動画視聴などデータを大量に消費する使い方は自宅が多く、外出先ではそれほどギガを消費していないスマホユーザーが大半です。
(出典:MM総研)
このデータは、2023年3月1日に株式会社MM総研が調査した、「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2023年1月調査)」からの引用で、スマホプランのギガを1カ月間にどれくらい消費したか?のユーザー分布を表しています。
多くのスマホユーザーは3GB未満に収まっていて、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で無制限プランをご利用中のユーザーは、安価な格安SIM・サブブランドの小容量プランに乗り換えることで、大幅に支払いを抑えることが可能であり、浮いた差額で十分にホームルーターの費用が賄えます。
ホームルーターのデメリットは?
モバイルルーターよりも通信速度が速いのはホームルーターのメリットですが、ホームルーターが光回線に近い環境とは言っても、実際に利用できる通信速度は光回線に遠く及びません。
また、無線回線を使うインターネット回線でも、コンセントが必要になり持ち出すことができないのは、ホームルーターのデメリットだと言えます。
では、コンセントがある場所ならどこでも利用できるのか?という疑問も沸きますが、原則として登録してある住所での利用であり、引っ越しなどで移転する場合は届け出が必要になります。
ホームルーターは通信キャリア4社から提供されている
ホームルーターは通信キャリア4社から提供されて、全て無制限利用が可能になっています。
「ドコモ home 5G HR02」
(出典:GMOとくとくBB ドコモ home5G)
「ドコモ home 5G HR02」は、安定したドコモ回線の電波を使うホームルーターです。
容量と月額料金
無制限 4,950円
本体料金
71,280円 (月々サポートで毎月分1,980円割代金分を36回割引で実質無料)
キャッシュバック
「home 5G プラン」の新規契約と「HR02」のご購入でamazonギフト券20,000円分がプレゼントされます。
「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」
(出典:UQ WiMAX公式)
「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」はauを擁するKDDIが提供していますが、メインに利用する電波はauとは異なるWiMAX回線を利用します。
モバイルルーターのWiMAXの項でも触れましたが、WiMAXは通信速度に定評がある反面、au回線をフルに利用するためにはオプションのプラスエリアモードを使う必要があり、月額料金がその場合は1,100円加算されて、月に30GBの制限もかかります。
容量と月額料金
無制限 1年目(13ヵ月)月額4,268円 2年目以降 月額4,950円
本体代金が別途に月々220円×36回=7,920円 かかります。
キャッシュバック
現在、キャッシュバックキャンペーンは行われていません。
「ソフトバンクエアー ターミナル5」
(出典:ソフトバンクエアー公式)
「ソフトバンクエアー ターミナル5」はソフトバンクが提供しているホームルーターですが、メインで利用している電波は通常のソフトバンク回線とは異なります。
ただ、メイン電波に接続の悪い場所ではソフトバンクの電波に繋がりますが、KDDIとは異なり容量制限が無く、別途のオプション加入や別料金はかかりません。
容量と月額料金
無制限 1年目・ 2年目 月額2,970円 3年目以降 月額5,368円
本体機種代は71,280円ですが、毎月分1,980円割代金分を36回割引で実質無料
キャッシュバック
ソフトバンクエアーを代理店契約すると、今なら33,000円のキャッシュバックキャンペーンが行われていますので、公式HPやソフトバンクショップの窓口よりもお得です。
「Rakuten Turbo5G」
(出典:楽天モバイル)
「Rakuten Turbo5G」は楽天回線を使うホームルーターで、他の楽天モバイルの商品とは異なり、楽天モバイルの電波が利用できないところで、パートナー回線であるauを使うことができません。
そのため利用する場所の電波状況によっては、正常なインターネット通信ができないケースもあります。
容量と月額料金
無制限 6ヶ月目まで 月額0円 7ヶ月目以降 月額4,840円
本体代金が別途に月々1,732円(初回のみ1,744円)×24回=41,580円 かかります。
キャッシュバック
現在、キャッシュバックキャンペーンは行われていません。
おすすめのホームルーターは?
(出典:ソフトバンクエアー申込サイト)
一人暮らしのホームルーターなら、ソフトバンクエアーをおすすめします。
おすすめする一番の理由は、その圧倒的なコスパの良さです。
月額料金や機種代、キャッシュバックまで含めて、2年間の実質支払い費用を比較してみましょう。
提供企業 | ドコモ | KDDI | ソフトバンク | 楽天モバイル |
サービス名 | ドコモ home 5G | HOME 5G L13 | ソフトバンクエアー | 楽天モバイル Rakuten Turbo |
基本月額 1年目 | 4,950円 | 4,488円 | 2,970円 | 4,152円 |
基本月額 2年目 | 4,950円 | 5,170円 | 2,970円 | 6,572円 |
機種代実質 | 0円 | 6,732円 | 0円 | 41,568円 |
2年間合計金額 | 118,800円 | 115,896円 | 71,280円 | 128,688円 |
キャッシュバック | 20,000円 | 0円 | 33,000円 | 0円 |
2年間実質合計 | 98,800円 | 115,896円 | 38,280円 | 128,688円 |
実質月額料金 | 4,117円 | 4,829円 | 1,595円 | 5,362円 |
ソフトバンクエアーの安さは一目瞭然ですね。
一人暮らしのインターネット回線はもちろんですが、ソフトバンクエアーは家族での利用にも十分に耐えるスペックを持ち合わせています。
それでも一人暮らしには「光回線」がおすすめ!
手軽に導入できる無線回線の「モバイルルーター」「ホームルーター」に比べて、「光回線」は導入工事が必要であり、一人暮らしのインターネット回線としては敷居が高いとお考えの方も多いですが、工事に支障が無いのならば「光回線」がおすすめです。
その理由をご説明しましょう。
無制限利用が本当に可能なのは「光回線」のみ
無線回線の「モバイルルーター」「ホームルーター」も、無制限利用が可能になっているケースは多いのですが、無線回線の宿命として無制限を標榜していても制限がかかる可能性は否定できません。
大容量のデータ利用を継続的に行ったり、短時間の中で大きなデータを扱ったりした場合などでは、無線回線の「モバイルルーター」「ホームルーター」は無制限可能になっていても、制限がかかることがあります。
たとえば、無制限利用ができるドコモのホームルーターhome5Gでは、以下の注意書きがあります。
ネットワークの混雑状況により、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。ネットワークの安定運用のため、ご利用が集中している時間帯に特定エリアで通信が遅くなる(たとえば動画視聴ではご利用の通信環境により画質が低下する)ことがあります。当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。
インターネットを利用している途中で制限がかかれば、大きなストレスが溜まるのは簡単に想像できますよね。
どんな使い方をしても制限がかからないのは、唯一有線の光ファイバーケーブルを使う「光回線」だけです。
利用できる通信速度の速さ
無線回線の「モバイルルーター」「ホームルーター」では、新世代の5Gが利用できるサービスも増えていて、通信速度の数値では光回線を超える速さを標榜しているものもあります。
しかし、サービスを提供する企業が発表している通信速度は、「公称値」と呼ばれる計算上の理論値でしかなく、実際に利用できる通信速度は大きく落ちます。
「光回線」も公称値よりも実際に利用できる通信速度は落ちますが、無線に比べてロスが少ないこともあり、無線回線の「モバイルルーター」「ホームルーター」よりも通信速度は安定して速いと言えます。
使っているWi-Fiルーターや端末のスペックなどでも、利用できる通信速度は大きく異なるため一概に比較はできませんが、実際に利用しているユーザーが通信速度を計測している「みんなのネット回線速度」で、ユーザーが利用している平均的な通信速度が確認できます。
直近3ヶ月の通信速度の平均値を、各回線で比較してみましょう。
回線 | Ping | 下り | 上り |
光回線 | 17.3ms | 381.1Mbps | 395.3Mbps |
ホームルーター | 47.3ms | 171.1Mbps | 20.8Mbps |
モバイルルーター | 50.4ms | 73.9Mbps | 15.7Mbps |
下り
下りはダウンロードとも言われていて、web閲覧や動画視聴などをサクサク利用するために重要な速度であり、数値が大きいほど速くなります。
光回線はホームルーターの倍以上の通信速度が出ており、モバイルルーターと比較すれば5倍以上のスピードになっています。
上り
上りはアップロードとも言われていて、下りに比べると一般的な利用頻度は低く、数値が大きいほど速くなります。
zoomなどのweb会議を利用する場合は、その快適度に上りの通信速度が大きく影響します。
自分の音声や画像を参加者に対してスムーズに送るためには、概ね50Mbps程度が必要になりますが、クリアしているのは光回線だけです。
大きなデータをアップロードする場合は、無線回線の「モバイルルーター」「ホームルーター」では、20倍以上の時間がかかる計算になり快適度が大きく異なります。
Ping値
Ping値は反応速度で、数値が小さいほどレスポンスが良いことになります。
一般的なインターネット利用では50ms程度で問題ありませんが、オンラインゲームでは20ms以下が快適に利用できる目安になっており、クリアしているのは「光回線」だけです。
光コラボなら利便性が高くコスパ良く使える
(出典:NTT西日本*一部改変)
光回線は良いけれど・・・一人暮らしには高額で贅沢では・・・?
と、お考えの方もいらっしゃると思いますが、それは杞憂です。
一人暮らしに多いマンション集合住宅の場合、安価に利用ができる光回線の「光コラボ」なら月額4千円台前半で利用できるので、無線回線の「モバイルルーター」「ホームルーター」と比較しても高くはありません。
光コラボなら多くの建物で使える
マンション集合住宅で光回線を利用する場合、建物の共有スペース内まで引き込み工事が完了している光回線しか基本的には使えません。
NTT東西の光回線「フレッツ光」は、日本中の多くのマンション集合住宅の共有スペースまで工事が完了しているため、他の光回線は使えなくてもフレッツ光なら使えるケースが多くなっています。
フレッツ光を安価に利用するには、NTT東西が光回線をプロバイダに卸提供して、プロバイダがワンセットにして提供している「光コラボ」が最適です。
個人契約でのフレッツ光利用は「光コラボ」が主流であり、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社からサービスが提供されています。
ドコモ光・ソフトバンク光・楽天ひかりも、光コラボの一つです。
光コラボはコスパ抜群
数多いサービスがある光コラボは競争が激しく、月額料金は安くなる傾向になります。
加えて、特定の光コラボとスマホプランを併用することで、毎月のスマホ代を安くする「セット割」も多くの光コラボから提供されています。
ドコモ光+ドコモスマホプランなどの通信キャリアの組み合わせが、セット割の利用者が多く知名度もありますが、前述のホームルーターの項でご説明したように、自宅にWi-Fiがつかえる環境ができれば、スマホプランのギガ消費は月に3GB程度で事足りるため、3大キャリアの小容量利用のコスパは必ずしも良くありません。
3GB程度の容量プランなら、格安SIM・サブブランドに乗り換えて、それにセット割が対応した光コラボを併用することが、コスパの良い利用方法だと言えます。
現在利用しているスマホキャリア別に、コスパの良い具体的な組み合わせをご紹介しましょう。
ドコモユーザーは「@TCOMヒカリ」+「LIBMO」のセット割
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
ドコモユーザーは、自宅の部屋のインターネット回線に光コラボの「@TCOMヒカリ」を導入して、スマホプランはドコモ回線を使う格安SIM「LIBMO」に乗り換えることが、コスパの良い光回線の利用方法です。
プロバイダとしての@TCOMは、大手通信キャリアの光回線サービスのプロバイダに採用されている、信頼の厚いプロバイダです。
@TCOMヒカリの月額料金は、マンション4,180円・戸建て5,610円です。
「格安SIM」LIBMOのセット割
(出典:LIBMO公式)
格安SIMの「LIBMO」はドコモ回線を利用しているため、ドコモで購入したスマートフォンの利用が可能になっています。
LIBMOは全国のドコモショップでも取り扱われる、「エコノミーMVNO」の認定を受けている2社のうちの一つで、安心して利用できる格安SIMです。
光回線の@TCOMヒカリと格安SIMのLIBMOを併用する事で、スマホ1台につき毎月220円のセット割が最大5契約まで適用が受けられます。
〇納得プラン | |||
データ容量 | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
3GBプラン | 980円 | 1回線 220円/月割引 | 760円 |
8GBプラン | 1,518円 | 1回線 220円/月割引 | 1,298円 |
20GBプラン | 1,991円 | 1回線 220円/月割引 | 1,771円 |
30GBプラン | 2,728円 | 1回線 220円/月割引 | 2,508円 |
3GBプランにセット割を適用することで、スマホの支払いは月額760円になります。
一人暮らしの、通信費トータル費用を計算してみましょう。
@TCOMヒカリ | スマホ3GBプラン | 人数 | 合計 | |
マンション | 4,180円 | 760円 | 1人 | 4,940円 |
戸建て | 5,610円 | 760円 | 1人 | 6,370円 |
ドコモの無制限プランをご利用中の場合の支払いは月額7,315円ですから、一人暮らしに多いマンション集合住宅利用の場合なら、高速無制限の光回線を自宅で快適に利用しても、毎月2,375円が節約できる計算になります。
これはドコモ回線を使うスマホプランと、光回線の通信費トータル費用として最安値級だと言えます。
キャッシュバック
@TCOMヒカリでは、キャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
工事費無料キャンペーン
光回線を導入するには、回線の導入工事費が発生します。
@TCOMヒカリの工事費は、戸建てでもマンションでも最大22,000円がかかりますが、導入工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。
12ヵ月間月額料金の割引
新規契約で契約から12ヵ月間、月額料金が割り引かれます。
戸建てタイプでは月額440円が割引され、マンションタイプでは月額330円が12ヵ月割引されます。
auユーザーは「ビッグローブ光」+「UQモバイル」のセット割
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
auユーザーは、自宅の部屋のインターネット回線に光コラボの「ビッグローブ光」を導入して、スマホプランはau回線を使うサブブランドの「UQモバイル」に乗り換えることが、コスパの良い光回線の利用方法です。
ビッグローブ光の月額料金は、マンションタイプ4,378円・一戸建てタイプ5,478円です。
「サブブランド」UQモバイルのセット割
(出典:UQ mobile公式サイト)
auのサブブランド「UQモバイル」はau回線を利用しているため、auで購入したスマートフォンの利用が可能になっています。
光回線のビッグローブ光とauのサブブランドのUQモバイルを併用する事で、スマホ1台につき最大毎月1,100円のセット割が10契約まで適用が受けられます。
トクトクプラン | コミコミプラン | ミニミニプラン | ||
1GB未満 | 15GB | 20GB | 4GB | |
月額料金 | 2,277円 | 3,465円 | 3,278円 | 2,365円 |
セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 0円 | 1,100円 |
割引後 | 1,177円 | 2,365円 | 3,278円 | 1,265円 |
4GBプランにセット割を適用することで、スマホの支払いは月額1,265円になります。
一人暮らしの、通信費トータル費用を計算してみましょう。
ビッグローブ光 | UQモバイル | 人数 | 合計 | |
マンション | 4,378円 | 1,265円 | 1人 | 5,456円 |
戸建て | 5,478円 | 1,265円 | 1人 | 6,556円 |
*auPAYカード支払い割187円も適用した場合
auの無制限プランをご利用中の場合の支払いは月額7,238円ですから、一人暮らしに多いマンション集合住宅利用の場合なら、高速無制限の光回線を自宅で快適に利用しても、毎月1,782円が節約できる計算になります。
キャッシュバック
ビッグローブ光では代理店契約で、キャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
工事費無料キャンペーン
光回線を導入するには、回線の導入工事費が発生します。
ビッグローブ光の導入には最大で28,600円の標準工事費がかかりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。
引っ越し移転時の工事費用が無料
ビッグローブ光では何度引っ越しを行っても、その都度必要になる工事費が無料になっています。
ソフトバンクユーザーは「ソフトバンク光」+「ワイモバイル」のセット割
(出典:ソフトバンク光申込サイト)
ソフトバンクユーザーは、自宅の部屋のインターネット回線に光コラボの「ソフトバンク光」を導入して、スマホプランはソフトバンク回線を使うサブブランドの「ワイモバイル」に乗り換えることが、コスパの良い光回線の利用方法です。
ソフトバンク光の月額料金は、マンションタイプ4,180円・一戸建てタイプで5,720円です。
「サブブランド」ワイモバイルのセット割
(出典:ワイモバイル公式)
ソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」はソフトバンク回線を利用しているため、ソフトバンクで購入したスマートフォンの利用が可能になっています。
光回線のソフトバンク光とソフトバンクのサブブランドのワイモバイルを併用する事で、スマホ1台につき最大毎月1,650円のセット割が10契約まで適用が受けられます。
シンプル2 | |||
プラン名 | S | M | L |
容量 | 4GB | 20GB | 30GB |
基本月額料金 | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
セット割 | 1,100円 | 1,650円 | 1,650円 |
割引後 | 1,265円 | 2,365円 | 3,465円 |
4GBプランにセット割を適用することで、スマホの支払いは月額1,265円になります。
一人暮らしの、通信費トータル費用を計算してみましょう。
ソフトバンク光 | ワイモバスマホ | 人数 | 合計 | |
マンション | 4,180円 | 1,265円 | 1人 | 5,258円 |
戸建て | 5,720円 | 1,265円 | 1人 | 6,798円 |
*PayPayカード支払い割187円も適用した場合
ソフトバンクの無制限プランをご利用中の場合の支払いは月額7,238円ですから、一人暮らしに多いマンション集合住宅利用の場合なら、高速無制限の光回線を自宅で快適に利用しても、毎月1,980円が節約できる計算になります。
キャッシュバック
ソフトバンク光では代理店での契約で、キャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。