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光回線を引くにはどうする?住所や建物ごとに具体的な手順を解説

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訪問販売で商品を購入したり、サービスを契約したりする事は有りますか?

 

もちろん、訪問販売の中には良い商品やサービスも数多くあります。

一昔前なら、「広告や店舗の経費を掛けずに、直接消費者の手元に届けるからこそ、良質な商品やサービスが安価に提供出来る」という説明は、一定の説得力がありました。

しかし、現在では事情が変わってきています。

 

たとえば、同じ商品を購入するなら、高い人件費を使って手元に持ってきて貰う訪問販売よりも、大量仕入れを行う大型店舗に出向いて購入する方が、多くの場合で安価に入手する事が出来ます。

さらに、人件費や店舗の運営費などが掛かる大型店舗よりも、経費を掛けずに運営されるオンラインのネット購入の方が、より安価に入手出来るケースが多くなります。

 

自宅でのインターネット利用には、光ファイバーケーブルを利用した、光回線が最適です。

高速で安定した通信環境は、無線回線が新生代の5Gサービスを開始した今でも、その優位性は変わりません。

ただ、光回線の導入を決めても、調べてみると通常の商品やサービスとは異なり、「複雑怪奇でワケが解らない!」と閉口する方も多いのは事実です。

 

そんな方が光明を見いだすのが、普段付き合いのある携帯電話ショップです。

対面で相談が出来る携帯電話ショップは、誤解を承知で敢えて言うなら、スマホ契約と同様に、よく解らないままでも契約を進める事が出来て、結果的に利用する事が出来るようになります。

 

しかし、光回線の利用は長期間に渡ることが多く、家賃や人件費の掛かっている、携帯電話ショップ窓口での契約はコスパが悪く、結果的にオンラインでの契約に比べて、高額な費用を支払う事にも繋がりかねません。

コスパ良く光回線を導入するのにはどうするのか?具体的な手順を、解りやすく簡単に解説していきます。

 

どんな光回線が有るのか?光回線の種類を知りましょう

数多くの光回線サービスが乱立している様にも感じますが、整理してみると、それほど多くの光回線は、実際に敷設されていません。

 

光回線は、実際に光ファイバーケーブルを各利用場所に届ける必要が有るため、街中でケーブルの取り回しが出来る、既に何らかのインフラを担っている企業に限られています。

具体的には、NTT(電話線の電柱)・各地の電力会社(電線の電柱)・各地のケーブルテレビ(有線の電柱)が、大半を占めています。

 

実際の光回線シェアを見てみましょう。

 

敷設されている光回線のシェア

ICT市場専門のリサーチ会社、株式会社MM総研の2022年3月末時点のデータによれば、全国的に広く普及しているのは、NTTグループ(NTT東日本+NTT西日本)の2326.6万件であり、そのシェアは半数を大きく超える63.5%に達しています。

 

 

(出典:MM総研

 

1位と2位のNTT東西が、敷設管理している光回線は「フレッツ光」です。

3位にはKDDIの「auひかり」、5位にはソニーネットワークコミュニケーションズの「NURO光」が入っています。

 

4位にあるオプテージが関西電力系で、6位のアルテリア・ネットワークスが法人向けである事を除けば、他の電力会社系やケーブルテレビ系は、全てその他の中に入っています。

 

全国エリアで利用出来る光回線には、利用出来るエリアの違いは有りますが、「フレッツ光」「auひかり」「NURO光」の3回線しかありません。

 

光回線の導入には提供エリアになっている必要がある

光回線の提供エリアは、それぞれの回線ごとに異なっています。

提供エリアでは無い場所や建物では、光回線を利用する事が出来ません。

 

光回線の導入には、原則として導入工事が必要

光回線は立ち会い工事が必要になるため、申込みをしてから工事のスケジュールを打ち合わせて、開通するまでには一定の期間が必要になります。

 

それぞれの光回線で、契約してから工事が完了するまでの期間は、大きく異なります。

 

一戸建て住宅の場合

光回線の利用には、戸建て住宅の場合では、光ファイバーケーブルが利用する場所の近くまで来ている必要があり、電柱から自宅に引き込み工事を行います。

 

賃貸住宅を利用している方で、大家さんが回線工事に同意しない場合や、建造物など何らかの都合で光回線の引き込み工事が出来ない住宅では、光回線を利用出来ません。

 

マンション集合住宅の場合

マンション集合住宅での利用は、基本的に建物の共有スペースまで導入されている光回線を、各戸までの配線工事を経て利用出来る様になります。

 

共有スペースまで光回線が引き込まれていない建物では、原則的にそのままでは光回線を利用する事が出来ず、引き込まれている光回線以外も、同様に利用する事が出来ません。

 

引き込まれている光回線の有無や、その回線の種類については、管理事務所や大家さんに問い合わせる事で判明しますし、これから契約する場合には、多くの不動産物件情報には光回線の情報が掲載されています。また見当たらない場合でも、仲介業者に問い合わせれば直ぐに判明します。

 

光回線が全く導入されていないマンション集合住宅の共有スペースまで、新たに光回線を導入するのには、管理者・大家さん・居住者等の同意を得る必要があり、多大な手間と時間が必要になります。

その場合、現実的なインターネット回線の導入としては、残念ですが光回線ではなく、無線を利用した「ホームルーター」の導入を検討した方が早道です。

 

ホームルーターの契約なら、コスパの良い「ソフトバンクエアー」がオススメです。

ソフトバンクエアーは、ソフトバンクのショップでも受け付けていますが、オンライン代理店で契約した方が、公式特典に加えて独自特典のキャッシュバックも得られるなど、大幅にお得になります。

 

契約後の回線品質やサービス・サポートは、どこで契約しても全く同じです。

オンライン代理店の、お得な特典やキャッシュバックは以下で御確認ください。

 

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インターネットの利用には接続業者であるプロバイダが必要

 

 

(出典:NTT東日本

 

光回線だけに限らず、どんな回線でもインターネットの利用には、接続業者プロバイダが必要になります。

 

プロバイダが行っている事

回線はユーザーからプロバイダまでを繋ぐ手段であり、実際に世界中に散らばるデータの置き場所(サーバーと言います)まで接続して、回線を通じて契約者にデータを届ける役目は、プロバイダが行っています。

 

光回線のプロバイダ契約は、スマートフォンのように回線の契約を行うと、自動的にプロバイダが決まり、意識しないで利用が出来るパターンと、プロバイダの選択肢が用意されているケースが有ります。

 

プロバイダによって変わる事

同じ回線を使ってインターネットを利用しても、プロバイダによって回線品質は異なります。

 

プロバイダごとに異なる、バックボーンと呼ばれるインターネットの世界への接続回線を含む、投資されている設備の違いや、技術力の違いで供給される回線品質に違いが出る他、利用するエリア(居住する都道府県という意味です)でも変わって来ます。

 

そのため、回線をそのまま利用してもプロバイダを替えること事で、回線品質が劇的に向上する場合があり、プロバイダの選択肢の多さは、光回線選びの重要なポイントの一つです。

 

プロバイダによって、サービスも変わります。

これは、通信品質という意味では無く、コスパに関わる話です。

特に重要なのは、毎月スマホ料金の割引が受けられる「セット割」です。

 

このセット割については、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)が有名ですが、プロバイダによっては、同様の割引政策を行っている事が多くあります。

ここで押さえておきたいポイントは、光回線を導入すれば、自宅でのスマホ利用はWi-Fiを使って光回線で行うため、通信キャリアで契約しているギガは消費しないということです。

 

外出時だけの利用するデータ消費容量に、契約プランの見直しが必要になり、3大キャリアのメインプランである無制限・大容量プランは、多くのユーザーにとって必要が無くなります。

外出時だけに利用するデータ量は、大半のユーザーが概ね月に3GB程度であり、小容量プランは3大キャリアでも用意されていますが、セット割を適用させても非常に割高な料金になります。

 

小容量プランは格安SIMを利用した方が大幅に安く、その安価な月額料金から更に、セット割が適用出来るプロバイダも存在しています。

選択出来るプロバイダが多ければ、自分の使いたいニーズに合ったサービスを自由に選ぶことが可能になります。

 

大手3社の光回線を比較して解説

全国展開している光回線のポイントを比較して、解説していきます。

 

光回線の種類 提供されている
エリア
選べる
プロバイダ数
工事までの
期間
無派遣工事

だけで開通

主流の回線速度
公称値
フレッツ光 全国47都道府県全てを網羅
提供エリアは広い多数のマンション共有部分に導入済
多数 短い 可能 1Gbps
auひかり 提供エリアは限られている

マンションでの利用は多くの場合困難

少ない 普通 不可 1Gbps
NURO光 提供エリア少ない

マンションでの利用は
殆ど出来ない

So-net限定 長い 不可 2Gbps

 

提供されているエリア

全国47都道府県全てが提供エリアになっているのは、NTT東西のフレッツ光だけです。

具体的なエリアを比較してみましょう。

 

フレッツ光

 

(出典:フレッツ光申込サイト)

 

NTT東西が敷設運営しているフレッツ光は、単に47都道府県全てをカバーしているだけでなく、実際に利用が出来るエリアも広く、正確な数字は発表されていませんが、人口エリアカバー率として、東日本では概ね95%以上、西日本では概ね93%以上だと言われています。

 

NTT西日本エリア

富山県 / 石川県 / 福井県 / 岐阜県 / 静岡県 / 愛知県 / 三重県 / 滋賀県 / 京都府 / 大阪府 / 兵庫県 / 奈良県 / 和歌山県 / 鳥取県 / 島根県 / 岡山県 / 広島県 / 山口県 / 徳島県 / 香川県 / 愛媛県 / 高知県 / 福岡県 / 佐賀県 / 長崎県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県

 

NTT東日本エリア

北海道 / 青森県 / 岩手県 / 宮城県 / 秋田県 / 山形県 / 福島県 / 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 東京都 / 埼玉県 / 千葉県 / 神奈川県 / 山梨県 / 新潟県 / 長野県

 

数多くのマンション集合住宅の共有スペース内まで、既に引き込み工事が完了しているのは、フレッツ光が圧倒的に多くなっています。

 

 

auひかり

 

スマートフォンのauは全国展開していますが、光回線のauひかりでの提供エリアは、部分的に抜けている地域が存在しています。

 

【北海道エリア】 北海道

【東北エリア】 青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島

【関東エリア】 東京都、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木

【信越エリア】 新潟、長野

【中部エリア】 山梨

【北陸エリア】 石川、富山、福井

【中国エリア】 鳥取、岡山、島根、広島、山口

【四国エリア】 香川、徳島、愛媛、高知

【九州エリア】 福岡、大分、佐賀、宮崎、熊本、長崎、鹿児島

 

表記された県内に住居があっても、必ずしも利用出来るとは限りません。

 

これは、戸建て住宅で利用出来るエリアで、マンション集合住宅での利用はさらに限られてきます。

 

 

無効のリンク

 

NURO光

 

(出典:NURO公式

 

NURO光は、比較する全国展開回線の中で、最も利用出来るエリアが少なくなっています。

 

【北海道エリア】 北海道

【関東エリア】 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県

【東海エリア】 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県

【関西エリア】 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県

【中国エリア】 広島県、岡山県

【九州エリア】 福岡県、佐賀県

 

こちらも、表記された県内にお住まいでも、利用出来るとは限りません。

 

マンション集合住宅には、共有スペース内までNURO光回線の引き込み工事が完了している建物は殆ど存在せず、利用は難しいと言えます。

 

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選べるプロバイダ数

回線工事は手間が掛かるため、同じ回線を長期間利用する傾向が強くなります。

選択出来るプロバイダ数が多い事は、回線品質の上でも大きなメリットになるのに加えて、適切なセット割を利用する事で、通信費のトータル費用を削減出来るコスパにも、大きな影響があります。

 

フレッツ光

フレッツ光を利用する形態としては、2通りがあります。

 

一つは回線とプロバイダの2箇所で契約をする、「フレッツ光」+「プロバイダ」の契約形態です。

 

 

(出典:NTT西日本*一部改変)

 

フレッツ光のサービス開始当初から有る契約形態ですが、NTTと直接契約する事で、そのノウハウを利用出来るメリット等がある法人契約の主流ですが、個人契約では利用するメリットが基本的にありません。

 

 

(出典:NTT西日本*一部改変)

 

フレッツ光回線をNTT東西がプロバイダに卸供給する事で、契約窓口が一本化された2015年から登場した「光コラボ」が、個人契約の主流になっています。

手間や煩わしさだけでなく、2箇所バラバラで契約した合計金額よりも、光コラボで一本化した方が安価になるのが理由です。

 

利用出来るプロバイダの数は圧巻で、光コラボを扱う事業者プロバイダは、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社が有ります。

プロバイダごとにサービスの違いが有り、利用者ニーズに合った「セット割」の選択肢も数多くあります。

 

 

 

auひかり

「auひかり」ホーム 1ギガで利用出来るプロバイダは、7社に限られています。

 

絶対数がすくないため、幅広いニーズに対応する事は難しくなっています。

 

NURO光

「NURO光」はプロバイダの選択は出来ず、So-netに限定されています。

 

格安SIMは同じグループにNUROモバイルが有りますが、長期に渡るセット割は存在せず、コスパ対策には、利用する事が事実上は出来ません。

 

工事までの期間

光回線の導入工事には、立ち会い工事が必要になります。

回線の申込みから、実際の工事が行われて開通するまでの期間は、回線の種類によって異なり、契約者のスケジュールと、工事業者のスケジュールを擦り合わせる必要が有ります。

 

また、人が移動する時期(春や秋の異動のことです)は、通常のスケジュールよりも、更に期間が延びる可能性があります。

 

フレッツ光

申込みから開通するまでの期間は、概ね2週間から1ヵ月程度です。

電電公社の時代から電話工事に携わってきた、ノウハウ豊富な業者を数多く抱えているNTT東西は、比較的早い工事までの期間で、光回線を開通する事が可能です。

 

auひかり

マンション集合住宅で概ね2週間から1ヵ月程度・戸建てでは概ね1ヵ月から2ヵ月程度が、申込みから工事が完了して、光