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格安SIMの料金を比較!通信費をとことん安く利用する方法も解説

モバイル

飛行機を運航する航空会社には、JALやANAなどのフルサービスキャリア(Full Service Carrier)と、LCC(Low Cost Carrier)と呼ばれている格安航空会社の2つが有ります。

 

限られた企業でマーケットが占有されていると、企業間でも競い合いが発生する事が無く、消費者は高止まりした料金のサービスを利用する事しか手段が無くなります。

 

長年少数企業に牛耳られてきた航空業界ですが、LCCの登場によって業界全体が活性化して、消費者には安価な空の旅が楽しめるようになりました。

 

LCCの最も大きなメリットは、フルサービスキャリアと比較して、大幅に航空運賃が安くなる事です。

デメリットとしては、「機内サービスは大半が有料」「機内持ち込み手荷物以外は有料」「席の間隔が狭い」「座席指定が有料または出来ない」「結構や遅延時の保証が基本的に無い」「チェックインカウンターが、遠く少なく早く閉まることが多い」等が挙げられます。

 

格安航空会社は、文字通り格安に目的地まで運んでくれて、本来の移動という目的を果たすことが出来ますが、それなりの我慢を強いられる上に、基本的な運ぶ以外のサービスについては、希望者が別の負担をすることで成り立っています。

 

スマートフォンを契約する通信会社にも、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの、通信キャリアと呼ばれる企業(MNOと呼称されています)以外に、格安SIMと呼ばれる安価な通信料で提供されている企業(MVNOと呼称されています)があります。

格安SIMはMNOの通信回線の一部を借り受けて、文字通り格安の通信サービスを提供しています。

 

格安航空会社と比較すれば、格安SIMの利用で我慢を強いられる部分は極めて少なく、通常時の通話利用やインターネット利用に問題は無く、大幅に支払い費用だけが節約出来るため格安SIMの利用者が広がっています。

 

格安SIMとは何か?についてのご説明をしながら、各社の料金を比較して、更に通信費をとことん安くする方法まで解説していきます。

 

通信キャリア(MNO)とは?

 

(出典:MMD研究所)*一部加筆

 

格安SIMが何かをご説明するのにあたり、通信キャリア(MNO)との違いをご理解いただくため、まずはMNOが何か?について解説していきます。

 

MNOの基本

通信キャリアの事は、MNO(Mobile Network Operator)と総称していて、和訳すると「移動体通信事業者」になります。

 

MNOは国(総務省)から認可を受けて、許可を受けた周波数のみで、サービスを提供する事が出来る認可事業です。

菅義偉氏が官房長官・総理の時代に、民間企業である通信会社の料金に対して「高すぎる」と明言出来たのは、国民の共有財産の電波を認可によって運用しているにも係わらず、莫大な利益をあげている事からです。

 

通信キャリアは現在ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4社ありますが、楽天モバイルは2020年4月からの新規参入で、管氏が当時やり玉に挙げたのは既存の3社であり、見方を変えれば、楽天モバイルの認可は、料金が高止まりしている既存3社への、鞘(さや)当ての要素を多く含んでいたとも言えます。

 

MMD研究所による、18歳~69歳の男女40,000人を対象とした「2023年2月MNOのシェア調査」では、「docomo(34.4%)」「KDDI(26.7%)」「SoftBank(21.8%)」「Rakuten UN-LIMIT(7.4%)」のシェアを占めていて、全体に占めるMNOのシェアは90.3%になっています。

 

楽天モバイルは新規参入のため、既存3社と横並びの価格設定では顧客獲得が難しく、独自路線の従量制ワンプランを打ち出しています。

 

楽天モバイルでは一部例外もありますが、基本的にMNOと呼ばれる通信キャリアは、自社でアンテナや回線設備を持って運営しています。

 

既存3社のプラン料金を見てみましょう。

 

MNOの料金プラン

長年の間、大手3社ともほぼ横並びの価格設定になっていた状況に、少しずつですが変化が起こりつつあります。

 

基本的なプラン構成としては、無制限プランと小容量の従量制プランを併設しています。

 

無制限プラン

通信キャリアが積極的に推奨しているのがメインである無制限プランで、携帯ショップに新規で契約を申し出ると、基本的に安心を材料にプッシュされるため、無制限プランを契約しているスマホユーザーも多いと思います。

 

ドコモ eximo・ギガホプレミアプラン

ドコモでは2023年7月からプランを刷新しています。

 

eximo 容量無制限 月額7,315円

 

このプランは従来のギガホプレミアプランの後継にあたりますが、大きく異なるのは従来の従量制小容量プランのギガライトプランの要素も取り込み、小容量では従量制を導入しています。

 

そのため

 

  • 1GB未満 月額4,565円
  • 1GB以上3GB未満 月額5,665円

 

と、小容量での利用に留まる場合は月額料金が変わります。

3GB以上の利用では、以降どれだけ利用しても料金は7,315円で変わりません。

 

このプランはスタートしたばかりなので、契約者数はまだ少ないです。

既に新規契約はできませんが、以下の旧プランで利用しているユーザーが多いと思います。

 

5Gギガホプレミアプラン 容量無制限 月額7,315円

このプラン加入には、5G対応スマートフォンが必要です。

 

4Gのスマートフォンでは

ギガホプレミアプラン 容量60GB/月 月額7,205円

 

au 使い放題MAX

使い放題MAX 5G・4Gプラン 容量無制限 月額7,238円

 

ソフトバンク メリハリ無制限

メリハリ無制限プラン 容量無制限 月額7,238円

 

小容量従量制プラン

自宅に光回線のような別の高速インターネット回線を導入する家庭が増えるにつれて、契約していた無制限プランを小容量プランに変更するスマホユーザーが増加しています。

 

自宅でWi-Fiが利用できる環境があれば、自宅で利用するスマホでのインターネットも当然Wi-Fiを使って行うので、契約しているスマホプランのギガを消費しません。

外出した時に消費しているギガだけなら小容量でも十分と気が付いた、比較的ネットリテラシーに長けているユーザーから小容量プランに乗り換えています。

 

ドコモ irumo・ギガライトプラン

大容量の説明時にも触れましたが、ドコモでは2023年7月からプランを一新しています。

 

従来のドコモ小容量プランは、利用したデータ量に応じて月額料金が変わる従量制のギガライトプランでした。

 

  • ステップ1 ~1GB 月額3,465円
  • ステップ2 ~3GB 月額4,565円
  • ステップ3 ~5GB 月額5,665円
  • ステップ4 ~7GB 月額6,765円

 

このプランは既に新規受付を終了していますが、既存のプラン契約者は継続して利用が可能になっています。

 

新しいプランのirumoでは、解りやすい容量別のプランになっています。

 

  • 0.5GB 550円
  • 3GB 2,167円
  • 6GB 2,827円
  • 9GB 3,377円

 

このプランの下敷きになっているのは、ドコモグループの別会社であるNTTレゾナントが運営していた格安SIMのOCNモバイルONEです。

 

ドコモは2023年7月1日付でNTTレゾナントの吸収合併を行い、それに伴って格安SIMのOCNモバイルONEの新規募集を停止しました。

 

同時に発表されたドコモの新プランであるirumoには、それまでOCNモバイルONEが担ってきたニーズにも応える必要があったため、従来の小容量プランよりも安価な容量別のプランを用意した経緯があります。

 

au スマホミニプラン・ピタットプラン

auの小容量プランは、2023年2月1日から新しくスマホミニプランになっています。

 

従量制プランの形態は変わりませんが、最大容量がそれまでのプランの7GBから4GBへ縮小されています。

 

  • ~1GB     月額3,465円
  • 1GB超~2GB 月額4,565円
  • 2GB超~3GB 月額5,665円
  • 3GB超~4GB 月額6,215円

 

既に新規受付は停止していますが、既存ユーザーは継続してピタットプランが利用できます。

 

  • ~1GB     月額3,278円
  • 1GB超~4GB 月額4,928円
  • 4GB超~7GB 月額6,578円

 

単純に比較すれば旧プランの方がお得で、新プランでは値上げの上に、4GBを超過するユーザーは無制限プランに誘導する方向性が打ち出されています。

 

ソフトバンク ミニフィットプラン+

ソフトバンクの小容量プランでは、目立った変化は現状出ていません。

 

  • ~1GB 月額3,278円
  • ~2GB 月額4,378円
  • ~3GB 月額5,478円

 

サブブランド

通信会社はその歴史の中で企業合併や統合を繰り返し(ドコモを除く)、現在の形になるまでには紆余曲折も色々ありました。

その中で、auは「UQモバイル」・ソフトバンクは「ワイモバイル」というサブブランドを現在展開するに至っています。

 

サブブランドはメインプランと比較して月額料金が安価に提供されていることから、格安SIMと誤解や混同される事もありますが、サブブランドはメインプランと全く同様の電波・回線をそのまま使うMNOです。

 

サブブランドだからメインプランに比べて繋がりにくい事は無く、たとえばUQモバイルで利用できないエリアなら、auでも利用する事はできません。

 

サブブランドはメインブランドよりも月額料金の設定が大幅に安く、家族でサブブランドに揃えて複数台を利用する割引や、光回線とのセット割を適用させれば、格安SIMと遜色無い価格で利用する事が出来ます。

 

auとソフトバンクの店舗ではサブブランドを併設して取り扱う事が多く、契約や相談が対人で利用出来る事もメリットです。

 

サブブランドのデメリットとしては、最新の高性能なスマホ端末の取り扱いが、サブブランドでは無い事が挙げられます。

しかし、現在利用しているスマホを利用して、サブブランドに乗り換えるなら、デメリットにもなりませんね。

 

ドコモにサブブランドはありませんが、前述のirumoがサブブランドの役割を担っていると言えます。

 

オンライン専用プラン

菅義偉氏が旗振り役になって、先進各国の中でも高額な携帯電話料金の値下げ要請に対して、既存3社のキャリアが国に回答として出したのがオンライン専用プランです。

 

オンライン専用プランもメインプランと比較して安価に利用ができますが、メインプランやサブブランドと同様に同じ電波や回線を利用できるMNOです。

 

具体的なオンライン専用プランとしては、ドコモが「ahamo」・auでは「povo」・ソフトバンクでは「LINEMO」を展開しています。

 

それまでのキャリアのプランと比較すれば大幅に安く、単純に新プランとして発表すれば、収益の柱になっている、既存のメインプランからの大量流出が避けられない事や、安価な価格を実現するためのコストの問題も有り、店舗では取り扱わないオンライン専用のプランになっています。

 

2021年3月の開始当初のオンライン専用プランは、先進各国との比較基準で国が用いた容量20GBの横並びでしたが、提供から半年も経たない中で、各社の個性が出るようになってきました。

 

ahamoでは従来の20GBに加えて、100GBのahamo大盛りを実質的なプランとして追加しています。

 

povoでは、当初の20GBを一旦ご破算にして、全く新しい概念のpovo2.0に進化しています。

月額基本料を容量プランで徴収せずに、利用する時にだけトッピングというデータ追加をするプランになっています。

 

LINEMOでは従来の20GBに加えて、3GBのミニプランを追加して、2プランで運営しています。

 

格安SIM(MVNO)とは?

 

(出典:MMD研究所

 

格安SIMと呼ばれるMVNOは、自社で回線やアンテナ基地局などの莫大な資本が必要な設備を持たず、通信キャリアのMNOから回線の一部を借り受けて接続料を支払う事で、コストを抑えた安価なスマホ料金プランを提供しています。

 

MMD研究所による、2023年2月3日~2月6日の期間で、18歳~69歳の男女40,000人を対象とした、「2023年2月MVNOのシェア調査」では、2014年10月からのMVNOの利用率の推移は、2019年9月の調査で最高点を記録した後で下落していますが、それ以降では徐々に持ち直してきています。

 

この一時的にシェアが下がった要因としては、前述のオンライン専用プランなどMNOの安価な料金プランの影響が大きく、容量によっては一時的にですがMNOの方がMVNOよりも月額料金が下回るケースが出たことにあります。

 

価格メリットの無い格安SIM(MVNO)には魅力が無く、MNOに対して価格競争力が無くなれば事業継続にも支障が出てくる事は明らかで、MVNOの事業者団体は、総務省に対してMNOに支払う接続料の値下げを陳情しました。

事態を把握した総務省は、通信キャリアMNOに対して格安SIMを運営するMVNO各社が支払う接続料の値下げを指導し、結果として格安SIM各社は従来よりも更に価格を下げたプランを相次いで発表しています。

 

MVNOの基本

格安SIMの事は、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)と総称していて、和訳すると「仮想移動体通信事業者」になります。

 

MVNOは自社でアンテナ・回線設備を持っていない、仮想の設備を利用した通信事業者ということです。

 

設備投資が小さく済んで、オンラインを中心とした集客・契約を含めて経費を掛けないことにより、格安SIMは通信キャリアのMNOと比較して安価なサービス提供が可能になっています。

 

MVNOはMNOの回線の一部を借り受けることで、通信サービスを行っています。

 

格安SIMのデメリット

格安SIMは通信キャリアMNOのアンテナ設備や周波数帯(電波のことです)をそのまま使うため、繋がるエリア・繋がりやすさについての差はありません。

 

差が付くのはMNOの回線の全部ではなく、MVNOは借り受けた一部しか利用ができないということです。

格安SIMのデメリットも含めて、この「回線の一部」についてイメージを交えてご説明しましょう。

 

 

ハイウェイを回線に例えるなら、MNOでは全ての車線が利用出来るのに対して、MVNOでは一部の車線のみに利用が限定されるイメージです。

通常の利用時には、走れる車線が少なくても走行に問題は無く目的地に辿り着けます。

 

MVNOのデメリットは、同じ時間帯に利用者が集中するお昼休みなどでは、車線が限られている分だけMNOに比較して渋滞が起こりやすく、利用できる通信速度が低下するケースがあります。

 

 

MNOとMVNOの通信速度比較

MNOとMVNOからそれぞれピックアップして、ユーザーの回線利用速度を比較してみましょう。

 

みんなのネット回線速度」では、実際に回線を利用しているユーザーが計測した通信速度が公開されています。

 

auの通信速度レポート (キャリアMNO)

直近3ヶ月に計測されたのauの測定結果から平均値を計算

 

  • 平均ダウンロード速度: 79.93Mbps
  • 平均アップロード速度: 13.84Mbps

 

楽天モバイルの通信速度レポート (キャリアMNO)

直近3ヶ月に計測されたの楽天モバイル(キャリア)の測定結果から平均値を計算

*楽天モバイルは4番目のキャリアとして名乗りを上げる以前は、同じ名称で格安SIMのサービスを提供していて、現在も新規募集はしていませんがサービスは継続中です。

以下のデータは通信キャリアMNOとしてのデータです。

 

  • 平均ダウンロード速度: 76.63Mbps
  • 平均アップロード速度: 28.76Mbps

 

LIBMOの通信速度レポート (格安SIM MVNO)

直近3ヶ月に計測されたLIBMOの測定結果から平均値を計算

 

  • 平均ダウンロード速度: 46.76Mbps
  • 平均アップロード速度: 9.32Mbps

 

 

これらの数値は、実際に利用するユーザーが時間帯を問わず、数多く計測している平均値であるため、回線の実情速度を反映していると考えられます。

 

MVNOは運営する企業の資本力や技術力などで、通信速度を含む回線品質は大きく変わります。

 

必要な通信速度の目安として、web閲覧やメールの送受信だけなら1Mbpsから10Mbpsも出ていれば十分で、動画視聴でも一般的には20Mbps程度でサクサク利用する事が可能です。

 

格安SIMの通信速度は、通信キャリアMNOと比較すれば遅くなる傾向になりますが、実用的に支障が無い速度が出ている事が解ります。

 

使っている電話番号を持って乗り換えるには?

安いスマホプランに乗り換えるのにあたり、気になるのは現在使っている電話番号がそのまま利用できるのか?という方も多いと思います。

 

その点については、全く心配ありません。

現在契約している電話番号を、通信会社を乗り換えても利用する事が出来ます。

これを電話番号ポータビリティと言って、MNP(Mobile Number Portability)と呼ばれます。

 

利用している通信会社で「MNP予約番号」を取得して、乗り換える通信会社に申請手続きをすれば、引き続き継続して今使っている電話番号が利用出来ます。

 

MNP予約番号には期限があり、乗り換える通信会社によって必要な有効期限は異なりますが、概ね7日から10日以上の有効期限が必要なため、手続きは迅速に進める必要が有ります。

 

2023年の5月から、乗り換え先のウェブサイト上から乗り換え手続きを行うだけで、利用していた電話番号が継続して利用できる「ワンストップ方式」もスタートしましたが、大手の通信キャリアが中心で、格安SIMと呼ばれる安価なスマホプランを提供している通信会社のワンストップ方式への対応は、まだまだ限られているのが現状です。

 

3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)をご利用の方が、MNP予約番号の取得先は以下の通りです。

 

ドコモでMNP予約番号収得

MNP予約受付窓口 受付時間
携帯電話 [ドコモの携帯電話から] 151(無料) 9:00~20:00
一般電話 0120-800-000 9:00~20:00
Web My docomo → 契約内容・手続き → よく利用される項目 → ドコモオンライン手続き 9:00~21:30
店頭 ドコモショップ 店舗によって異る

 

auでMNP予約番号収得

MNP予約受付窓口 受付時間
携帯電話・一般電話 0077-75470(無料) 9:00~20:00
Web ■携帯電話 9:00~20:00
Ezweb TOP → auお客様サポート → 申し込む/変更する → 携帯電話番号ポータビリティ(MNP)
■スマートフォン・パソコン 9:00~20:00
My au TOP → スマートフォン・携帯電話 → ご契約内容/手続き → お問い合わせ/お手続き → MNPご予約
店頭 auショップ / トヨタ au取扱店(一部除く) 店舗によって異る

 

ソフトバンクでMNP予約番号収得

MNP予約受付窓口 受付時間
携帯電話 *5533 9:00~20:00
一般電話 0800-100-5533 9:00~20:00
Yahoo!ケータイ TOP → My Softbank → 各種変更手続き → MNP予約関連手続き 9:00~20:00
Web My Softbank → モバイル → サポート → 料金・ご契約関連 → ご契約内容の確認・変更 9:00~20:00
店頭 ソフトバンクショップ 店舗によって異る

 

格安SIMに限らず、安価なプラン料金を比較!

お待たせしました。

安価に利用できるスマホプランをピックアップして、具体的に見ていきましょう。

 

格安SIMだけでなく、サブブランドやオンライン専用プラン等の、安価に利用出来るプランも含めて一覧にして、比較してみましょう。

 

以下の表は、プラン内容を単純に掲載したのではなく、利用するデータ量(3GBまで・10GBまで・20GBまで・100GBもしくは無制限)の月額料金になっています。

そのため、20GBの区切りでしか提供されていないサービスでは、10GBと20GBの月額料金は同じになっています。

 

スマホキャリア 月額料金
利用する容量 3GB 10GB 20GB 100GB・無制限
楽天モバイル 1,078円 2,178円 2,178円 3,278円 3GB・20GB・従量制で20GB以上は無制限
ahamo 2,970円 2,970円 2,970円 4,950円 20GB・100GBの実質2プラン
LINEMO 990円 2,728円 2,728円 3GB・20GBの2プラン
povo 990円 2,700円 8,653円 トッピングで利用 最大150GBは1ヵ月換算
UQモバイル 2,365円 3,465円 3,278円 4GB・15GB・20GBの3プラン
ワイモバイル 2,178円 3,278円 4,158円 3GB・15GB・25GBの3プラン
BIGLOBEモバイル 1,320円 1GB・3GB・6GBの3プラン
LIBMO 980円 1,991円 1,991円 3GB・8GB・20GB・30GBの4プラン
mineo 1,518円 1,958円 2,178円 1GB・5GB・10GB・20GBの4プラン
nuro  mobile 792円 1,458円 3GB・5GB・10GB・20GBの4プラン
IIJmio 990円 1,500円 2,000円 2GB・5GB・10GB・15GB・20GBの5プラン

 

100GBの月容量が有れば、多くのユーザーにとっては事実上の使い放題になります。

それ故に、100GBと無制限は同じ括りにしています。

povoは150GBのトッピングプランになるため、3ヵ月で300GBを想定して1ヵ月計算しています。

 

通信費をとことん安くする方法と最適なスマホプラン選びは?

単純に月額料金を比較するだけでなく、自分の1ヶ月の利用容量を把握する事が、適正なプランを選択する第一歩です。

 

月に数GBしか利用していないのに、大容量のプランは必要ありません。

逆に安いからと飛びついて、毎月容量制限に引っかかる様では使い勝手が悪くなります。

自分の利用しているデータ容量は、ドコモならMy docomo・auならMy au TOP・ソフトバンクならMy Softbankから確認が出来ます。

 

実際に1ヵ月間に利用されているインターネットデータ量も、統計から確認してみましょう。

 

インターネット利用のデータ量は右肩上がりで増加傾向

 

(出典:総務省

 

上記のデータは、2023年8月に総務省が発表している。2023年5月のインターネットの通信量です。

 

インターネットの使い方が広がり、大量にデータを消費する動画視聴に使うユーザーも増えているため、利用データ量は毎年右肩上がりです。

 

このインターネット回線提供社のデータから計算する、一回線あたりの利用データ量は概ね200GB程度になっていて、最新の国勢調査の世帯人数で割れば、一人あたりが1ヵ月に利用しているデータ量は90GB程度という事になります。

 

1ヵ月に90GBのデータ量をスマホプランだけで利用するためには、格安SIMで対応する事は現実的に難しく、通信キャリアMNOの無制限プランを利用するしか手段がありません。

 

では、実際に利用されているスマホプランのギガ消費も、統計データで確認してみましょう。

 

スマホプランのギガ消費は月に3GB未満が多い

 

(出典:MM総研

 

 

上記のデータは、2023年3月1日に株式会社MM総研が調査した、「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2023年1月調査)」です。

 

これは、スマホプランのギガ消費をしたデータで、Wi-Fi利用は含まれていません。

 

多くのスマホユーザーは月に3GB未満の利用に留まっていて、最も多いのは月に1GB未満の利用者です。

 

先の増加しているインターネットデータの消費量とは大きな乖離がありますが、それを埋めているのは、自宅に別のインターネット回線を導入しているという事でしか説明がつきません。

 

通信費をとことん安くするなら「自宅Wi-Fi環境」+「安価な小容量スマホプラン」

通信費を安くしようと考えても、自由にインターネットを利用できる環境をスマホプランだけで行うなら、格安SIMなどの安価なプランでは大容量・無制限の用意が無く、MNOの無制限プランを利用するしかありません。

 

特に家族でスマートフォンを利用する場合は、割高な無制限プランの料金×家族の人数分が通信費用としてかかります。

 

通信費をとことん安くする手段として、自宅に別のインターネット回線を導入して、自宅のスマホ利用はWi-Fiを使う事でスマホプランのギガを消費しない環境を構築する家庭が増えています。

 

そうすれば、スマホプランのギガ消費は外出時だけになるため、前述のデータのように、3GB程度の安価な小容量プランで十分なスマホユーザーが多くなります。

 

新しく自宅でWi-Fiが利用できるインターネット回線の料金が発生しても、それ以上に毎月のスマホ代が安くなるので、通信費トータル費用は安くなります。

 

もっととことん安く利用する方法は?

更に通信費トータル費用のコスパを良くする、とことん安く利用する方法としては、安価に利用できる小容量プランを、特定のWi-Fi回線と組みあわせて「セット割」を適用させることです。

 

つまり、「自宅Wi-Fi回線」+「セット割適用の小容量プラン」の組みあわせ利用が、最もコスパ良く通信費トータル費用をとことん安くする方法になります。

 

3大キャリアで積極的に行われているセット割ですが、安価に利用できる格安SIMやサブブランドでも行われています。

 

自宅のWi-Fi回線とセット割が適用されるスマホプランで、オススメの組み合わせを具体的にご紹介しましょう。

 

「@TCOMヒカリ」+格安SIM「LIBMO」のセット割

 

(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)

 

自宅に導入するWi-Fi回線は、無制限に安定した高速回線が利用出来る光回線がオススメです。

 

「@TCOMヒカリ」は全国の幅広いエリア・数多くのマンションで利用が可能なNTT東西の光回線「フレッツ光」を使用する「光コラボ」で、積極的に行われている契約者数に応じた回線増強や、豊富なノウハウと技術力に定評があります。

 

月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円と割安です

 

格安SIMの「LIBMO」に乗り換えれば、毎月のスマホ代にセット割が適用されて、安価な格安SIMが更に安くなり、通信費トータル費用をとことん安くします。

 

LIBMOのセット割

 

(出典:LIBMO公式)

 

@TCOMヒカリと格安SIMのLIBMOを併用すると、スマホ1台につき毎月220円のセット割が最大5契約まで適用されます。

 

LIBMOのプラン別月額料金と、セット割適用後の価格を見てみましょう。

 

〇納得プラン
データ容量 通常料金 @T COMヒカリ
月額割引額
実質金額
3GBプラン 980円 1回線 220円/月割引 760円
8GBプラン 1,518円 1回線 220円/月割引 1,298円
20GBプラン 1,991円 1回線 220円/月割引 1,771円
30GBプラン 2,728円 1回線 220円/月割引 2,508円

 

LIBMOは他社に回線やシステムまで供給するMVNEとしての高い技術力を持ち、全国のドコモショップでも販売される、数多い格安SIMの中でも3社にしか認められていない「エコノミーMVNO」になっていて、安心して利用ができる格安SIMです。

 

通信費トータル費用を計算

家族3人で利用した場合の、自宅の光回線+スマホ代の通信費トータル費用を計算してみましょう。

 

マンション利用

(@TCOMヒカリ マンション)4,180円+(LIBMO 3GB 割引き後)760円×3人=6,460円

 

戸建て利用

(@TCOMヒカリ 戸建て)5,610円+(LIBMO 3GB 割引き後)760円×3人=7,890円

 

3大キャリアの無制限プラン一人分並の料金で、家族3人分のスマホ代と自宅の高速光回線が利用出来る環境が手に入ります。

 

キャッシュバック

@TCOMヒカリでは、キャッシュバックキャンペーンを行っています。

 

キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。

 

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12ヵ月間月額料金の割引

新規契約で契約から12ヵ月間、月額料金が割り引かれます。

戸建てタイプでは月額440円が割引きされ、マンションタイプでは月額330円が12ヵ月割引きされます。

 

 

光回線「ビッグローブ光」+サブブランド「UQモバイル」のセット割

 

(出典:ビッグローブ光申込サイト)

 

老舗プロバイダの、ビッグローブが運営する光コラボの「ビッグローブ」も人気です。

 

ビッグローブ光の月額料金は、一戸建てタイプで5,478円・マンションタイプで4,378円です。

 

ビッグローブ光とauのサブブランド「UQモバイル」を組みあわせると、高品質な通信環境がコスパ良く利用できます。

 

UQモバイルのセット割

 

(出典:UQ mobile公式サイト

 

UQモバイルでは2023年7月にプラン改定が行われて、それまでのプランから大幅に変更されています。

 

  • 月に15GBまでの「トクトクプラン」月額3,465円
  • 月に20GBまでで10分までの国内通話かけ放題が込みの「コミコミプラン」月額3,278円
  • 月に4GBまでの「ミニミニプラン」月額2,365円

 

の3つのプランがあります。

 

多くのスマホユーザーに最適な3GB程度の利用なら、ミニミニプランにセット割を適用すれば、スマホ1台につき1,100円の割引きが受けられて、月額1,265円で利用する事ができます。

 

通信費トータル費用を計算

家族3人で利用した場合で、フルに割引きを活用した、自宅の光回線+スマホ代の通信費トータル費用を計算してみましょう。

 

マンション利用

(ビッグローブ光 戸建て)5,478円+(UQモバイル ミニミニプラン)1,265円×3人-(au PAYカード支払割)187円=9,086円

 

戸建て利用

(ビッグローブ光 マンション)4,378円+(UQモバイル ミニミニプラン)1,265円×3人-(au PAYカード支払割)187円=7,986円

 

家族3人分のMNO回線を使うスマホ代と、自宅の高速光回線が利用出来る環境が上記の価格で利用できます。

 

キャッシュバック

ビッグローブ光では代理店契約で、キャッシュバックキャンペーンを行っています。

 

キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。

 

ビッグローブ光 最大83,000円キャッシュバックを現金還元
【当サイト限定】BIGLOBE(ビッグローブ)光を新規でお申し込みの場合、高額キャッシュバックを現金還元!お得にビッグローブ光を始めよう!

 

 

工事費無料キャンペーン

ビッグローブ光の導入には最大で19,800円の標準工事費がかかりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。

 

ビッグローブ光 新規工事費無料キャンペーン
BIGLOBE(ビッグローブ)光の工事費が毎月割引される「初期工事費無料キャンペーン」についてご案内。ビッグローブ光ならキャンペーンの適用で最大28,600円の工事費が実質無料に!超高速の光インターネットをお得に始めたい方はこの機会をお見逃...

 

 

引っ越し移転時の工事費用が無料

ビッグローブ光では何度引っ越しを行っても、その都度必要になる工事費が無料になっています。

 

 

ホームルーター「ソフトバンクエアー」+サブブランド「ワイモバイル」のセット割

 

(出典:ソフトバンクエアー申込サイト)

 

自宅に光回線が利用出来ない理由がある場合や、引っ越しの頻度が高い方には、導入工事の必要が無くコンセントに挿すだけで自宅にWi-Fi環境が構築できる、ホームルーターの利用が最適です。

 

自宅に導入する工事不要のWi-Fi回線「ホームルーター」なら、「ソフトバンクエアー」をオススメします。

 

ソフトバンクエアーの現在の月額料金は、1年目が3,278円で2年目以降は5,368円になります。

ホームルーターの機種代は分割払を選択すれば、毎月同額の割引きが受けられるため、実質費用0円で利用する事が可能です。

 

ソフトバンクエアーなら、ソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」で「セット割」が適用できます。

 

ワイモバイルのセット割

 

(出典:ワイモバイル公式)

 

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、格安SIMとは異なりソフトバンクの回線を全く同様に利用する事ができ、ソフトバンクエアーを併用する事でセット割が適用されます。

 

通信容量/コース名 月額料金 セット割 支払料金
3GB/Sプラン 2,178円 1,188円 990円
15GB/Mプラン 3,278円 1,188円 2,090円
25GB/Lプラン 4,158円 1,188円 2,970円

 

通信費トータル費用を計算

家族3人で利用した場合で、自宅のWi-Fi回線+スマホ代の通信費トータル費用を計算してみましょう。

 

1年目

(ソフトバンクエアー 1年目)3,278円+(ワイモバイル 3GB)990円×3人=6,248円

 

2年目以降

(ソフトバンクエアー)5,368円+(ワイモバイル 3GB)990円×3人=8,338円

 

同じ無線を使うインターネット回線でも、スマホよりアンテナサイズなどが大きく、安定した家庭電源を使用するホームルーターのソフトバンクエアーは、通信費トータル費用のコスパだけでなく快適に家族で利用ができる環境を提供します。

 

キャッシュバック

ソフトバンクエアーは、公式HPよりも代理店契約の方がお得なキャッシュバックキャンペーンを行っています。

 

キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。

 

ソフトバンクエアー お申し込みサイト | BBN
コンセントにさすだけ!工事不要ですぐに使える無制限の自宅Wi-Fi『SoftBank Air(ソフトバンクエアー)』のお申し込みサイト。当サイトならキャッシュバックまたはパソコン・タブレット・最新ゲーム機などの豪華特典と選べるキャンペーン実...

 

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