ソフトバンクエアーと楽天モバイルWiFi Pocketは、どちらも工事がいらないWiFiルーター。申込後すぐに使え便利です。ソフトバンクエアーはホームルーター大手3社で1番安く、楽天モバイルWiFi Pocketはモバイルタイプで1番安く提供されています。
光回線を使わない場合、どちらを使うべきか悩みませんか。
- ソフトバンクエアーと楽天モバイルWiFi Pocketの特徴は何が違う?
- 料金や速度で優れているのはどっち?
この記事は、ソフトバンクエアーと楽天モバイルの特徴・速度・料金を詳細に比較しました。違いがはっきりし、どちらを利用すべきか判断しやすくなります。ぜひ最後までご覧ください。
【一覧表】ソフトバンクエアーと楽天モバイルWiFi Pocketの特徴比較
ソフトバンクエアーと楽天モバイルWiFi Pocketの特徴を一覧表にまとめました。
比較内容 | ソフトバンクエアー | 楽天モバイルWiFi Pocket |
3年実質料金 | 132,792円(3,688円/月) | 118,008円(3,278円/月) |
実効速度* | 79.0Mbps | 26.42Mbps |
通信容量 | 無制限 | 無制限 |
契約期間/解約金 | なし/なし | なし/なし |
端末代 | 実質無料(71,280円) | 1円 |
接続台数 | 64台 | 16台 |
エリア | 住所別通信速度情報 | 通信・エリア |
*記事内の実効速度は、全て「みんなのネット回線速度」2023年6月情報を参考
ソフトバンクエアーも楽天モバイルWiFi Pocketも無制限です。どちらも明確な通信制限の記載はありません。ただし、楽天モバイルは公式には明示されていませんが、1日10GBの通信制限があるようです。10GBを超えて利用したユーザーから、速度が3Mbpsに制限されていた口コミがありました。
ソフトバンクエアーと楽天モバイルWiFi Pocketの料金は、400円ほどの差です。どちらも、契約期間の縛りや解約金が設定されていません。端末代は、どちらも実質無料。しかし、注意しなければいけないポイントがあります。後ほど解説します。
接続台数は、ソフトバンクエアーが圧倒的に多いです。そのため、複数人で使う場合は、ソフトバンクエアーが良いでしょう。
また、ソフトバンクエアーの機器は、LANケーブルの接続ポートがあります。パソコンとソフトバンクエアーを有線接続でき、通信が安定しやすくなります。一方、楽天モバイル WiFi Pocketは有線接続できません。
ソフトバンクエアーも楽天モバイルWiFi Pocketも、日本全国で利用できます。しかし、通信できないエリアもあるため、どちらのサービスを申し込むとしても事前にエリアを確認しておきましょう。
サービスエリア検索サイト
【通信】ソフトバンクエアーと楽天モバイルWiFi Pocketの比較
ソフトバンクエアーと楽天モバイルWiFi Pocketの通信速度を比較しました。「みんなのネット回線速度」で集計されたユーザーの実効速度をご覧ください。
比較内容 | ソフトバンクエアー | 楽天モバイル WiFi Pocket |
下り速度(ダウンロード) | 79.0Mbps | 26.42Mbps |
上り速度(アップロード) | 8.21Mbps | 21.76Mbps |
下り速度はソフトバンクエアーが速く、上り速度は楽天モバイルWiFi Pocketが速いです。
ネット記事や動画を見たりアプリをダウンロードしたりする等、インターネットの利用のほとんどが下り通信。そのため、下り速度で楽天モバイルWiFi Pocketに勝るソフトバンクエアーのほうが、基本的に快適です。
ただし、写真をGoogleフォトにアップロードしたりLINEで画像や動画を送ったりする場合は、上り速度の速い楽天モバイルWiFi Pocketが快適に使えます。
覚えておきたいのは、複数人が接続すれば速度低下すること。速度の速いソフトバンクエアーの下り速度なら、多少の余裕があります。一方、ソフトバンクエアーと比較して下り速度が約半分の楽天モバイルWiFi Pocketは、複数人で接続すると速度低下のストレスを感じやすくなります。
楽天モバイルは、通信エリアが狭く電波が入りにくい可能性があります。さらに、モバイル端末のため、同じ基地局に接続するユーザーが増えると、上記の実効速度より遅くなったり不安定になったりしやすいです。
一方、ソフトバンクエアーは快適な層度で利用できるよう、同じエリアでのユーザー数に加入制限をかけているため、楽天モバイルより安定した速度を期待できます。
そのため、複数人で使ったり通信の安定性を求めたりするならソフトバンクエアーがおすすめです。
【料金】ソフトバンクエアーと楽天モバイルWiFi Pocketの比較
ソフトバンクエアーと楽天モバイルWiFi Pocketの料金を比較しましょう。
比較内容 | ソフトバンクエアー | 楽天モバイルWiFi Pocket |
月額料金 | 1年目:3,080円 2年目:5,368円 3年目:5,368円 |
3,278円 |
キャッシュバック | 33,000円 | 4,401ポイント |
3年実質費用 | 132,792円(3,688円/月) | 118,008円(3,278円/月) |
端末代 | 実質無料(1,980円×36ヶ月割引) | 1円 |
ソフトバンクエアーは、利用年数により料金が変動します。一方、楽天モバイルWiFi Pocketは料金の変動がなくシンプルです。
ソフトバンクエアーは、利用開始7ヶ月後に33,000円のキャッシュバックを現金で受け取れます。受け取り手続きが済めば、指定する口座に振り込まれます。手続きを忘れないよう注意しましょう。
一方、楽天モバイルWiFi Pocketは開通2ヶ月後に4,401円相当の楽天ポイントが付与されます。現金ではないため、利用できる場所が限られます。楽天市場で買い物したり楽天カードを持っていたりしないと多少使い勝手が悪いかもしれません。また、付与されるのは通常の楽天ポイントではなく期間限定ポイント。ポイント付与日から6ヶ月後が有効期限です。早めに使いましょう。
ソフトバンクエアーは、端末代が実質無料です。” 実質 ”無料は、端末代71,280円の36ヶ月払いをソフトバンクが負担してくれる仕組み。しかし、36ヶ月以内に解約すると残債が請求されます。残債は、1,980円×(36-利用月数)で計算できます。「契約期間の縛りも解約金もないから」という理由で、すぐに解約すると高額な端末代が残るので注意しましょう。
【おすすめな人】ソフトバンクエアーと楽天モバイルWiFi Pocketの比較
ソフトバンクエアーは自宅利用
ソフトバンクエアーは、自宅利用の人におすすめです。楽天モバイル WiFi Pocketに比べ、下り通信速度が速く快適に通信できます。
また、楽天モバイルWiFi Pocketはユーザーの口コミによれば、現在1日10GBの通信制限制限があるようです。自宅でテレワークをしたりネット記事や動画を見たりする場合、1日10GBを超える場合があります。この点、ソフトバンクエアーは同様な口コミがなく、無制限に使えます。通信量が多いなら、ソフトバンクエアーが良いでしょう。
1つだけ注意したいのは、ソフトバンクエアーは契約住所以外での利用が禁止されていること。コンセントを差せばどこでも通信できるからといって、外に持ち出すのはやめましょう。登録住所以外で利用すると警告が来ます。契約解除される場合すらあります。外出先でインターネット回線を使いたいなら、ソフトバンクエアーはおすすめできません。自宅利用に限る人に、ソフトバンクエアーをおすすめします。
楽天モバイル WiFi Pocketはモバイル利用
楽天モバイルWiFi Pocketは、外で通信したい人におすすめです。ポケットに収まるコンパクトサイズなモバイルルーターで、どこでも気軽に通信できます。当然ですが、ソフトバンクエアーのように利用場所は限定されていません。
楽天モバイルWiFi Pocketは、契約期間の縛りも解約金もありません。契約事務手数料もなく、端末代も1円。気軽に始められます。
外で通信することが多いなら、モバイル用途で設計された楽天モバイルWiFi Pocketがおすすめです。
出典:楽天モバイル公式
工事可能なら快適なネット環境に光回線がおすすめ
工事が可能なら、より快適なネット環境が整う光回線をおすすめします。
光回線の通信速度は、ソフトバンクエアーや楽天モバイルWiFi Pocketより遥かに速いです。動画視聴やオンラインゲーム等のエンタメはもちろん、オンライン会議システムも映像や音の遅延なく非常に快適に利用できます。
「賃貸物件で、回線工事の許可が下りない」「この先、引っ越しの予定がある」という状況でなければ光回線を選びましょう。
光回線は数十種類とあるものの、本当におすすめできる回線は少しだけ。ここでは日本全国がサービスエリアで、最もシェアの高いNTTフレッツ光の光回線を利用した光コラボレーションで人気の「@TCOMヒカリ」を紹介します。
@TCOMヒカリ
株式会社TOKAIコミュニケーションズが提供する「@TCOMヒカリ」は、au・UQ mobile・LIBMOのユーザーはセット割引が適用できる光回線です。
3年実質料金 | マンション:10,6900円(2,969円/月) 戸建て:151,420円(4,206円/月) |
実効速度* | 311.52Mbps |
通信容量 | 無制限 |
契約期間/解約金 | 2年/2,200円 |
端末代 | IPv6 IPoE対応ルーター:220円/月 |
エリア | 日本全国 |
au・UQ mobile・LIBMOユーザーは、それぞれの携帯料金または@TCOMヒカリの月額料金が割引されます。契約期間の縛りや解約金はあるものの、携帯料金の割引を受けられれば、実質費用は上記の表よりさらに安くなります。ソフトバンクエアーや楽天モバイルWiFi Pocketより安くなる人もいるでしょう。
光回線工事費は、@TCOMヒカリが負担してくれます。戸建てであれば最大19,800円、マンション・集合住宅であれば最大16,500円の工事費が浮くため非常にお得です。回線工事費の負担が理由で、ソフトバンクエアーや楽天モバイルWiFi Pocketを検討していたなら、@TCOMヒカリがおすすめです。
さらに、@TCOMヒカリは、「RBB SPEED AWARD」による固定回線の通信速度判定で5年連続で最優秀賞を表彰されています。通信速度において業界トップクラスの実績を持つため、速度にこだわりたい人におすすめです。
まとめ
ソフトバンクエアーと楽天モバイルWiFi Pocketを比較しました。
通信速度や安定性では、スペック上も実効速度もソフトバンクエアーが優れています。外出先でインターネット回線を必要としないなら、ソフトバンクエアーを選ぶのがおすすめです。
ただし、ソフトバンクエアーは登録住所以外での通信はできません。自宅だけでなく、カフェや通勤中のインターネット回線として使うなど、外で使う予定があるなら楽天モバイルWiFi Pocketがおすすめです。