インターネットを日常的に利用する方が当たり前になり、総務省の通信利用動向調査によれば、現役世代と呼ばれる50代まででは利用率が9割を大きく超えています。
一人暮らしでは、スマホがあれば自宅に光回線の必要は無いと考えるユーザーも一定数いますが、学生さんでもオンライン授業が増えて、就活でもオンライン面接等が欠かせないモノになり、安定して速度が出る単身者光回線の導入者は7割に迫る勢いであることが、データを見れば明らかになっています。
同居する家族がいる世帯では、光回線を導入する割合が8割を超えていて、引っ越す物件探しでも、条件として最初に出てくるのはインターネット回線の有無です。
マンション集合住宅での光回線利用は、基本的に共有スペースまで引き込まれている回線しか、利用する事ができません。
よくある誤解として、フレッツ光導入済み物件の表記を見て、「フレッツ光はNTT系だから、ソフトバンク光は入っていないんだ・・・残念!」と判断するケースです。
たとえば、フレッツ光導入済みの物件では、「ドコモ光」が当然利用出来るだけでなく、「ソフトバンク光」や「楽天ひかり」も利用出来ますが、「NURO光」や「auひかり」は利用が出来ません。これは解りにくいですよね。
マンションで光回線を使って、インターネットを利用する場合の、基本的な事から解説しながら、お得で人気な光回線サービスをピックアップして、ランキング形式でご紹介します。
マンションでの光回線基礎知識
マンション集合住宅の光回線は、冒頭でも書きましたが、マンションの共有部分まで、引き込み工事の完了している光回線しか、基本的に利用出来ません。
実際に敷設されている光回線の種類
数多くのサービスが有ると感じる光回線ですが、実際に敷設されているのは、それほど多く有りません。
光回線は光ファイバーケーブルを、実際の利用者の元まで届けて接続する必要が有り、敷設するためには大規模な資本だけで無く、電柱や地下などに利用出来るスペースを持っていなければ、エリアを広げていくことは現実的に困難です。
それ故に、光ファイバーケーブルの敷設を行っているのは、NTT(電話線の電柱)・各地の電力会社(電線の電柱)・各地のケーブルテレビ(有線の電柱)に集約されます。
ICT市場専門のリサーチ会社、株式会社MM総研の2021年9月発表のデータでは、NTTグループ(NTT東日本+NTT西日本)の2303.4万件が群を抜いて大きなシェアを占めています。
(出典:MM総研)
このグラフ内では、「オプテージ」が関西電力系で、eo光のサービスを展開していますが、他のケーブルテレビ系や電力系は、その他に含まれています。
マンション集合住宅特有の光回線事情
一戸建て住宅では光回線の引き込み工事を直接行いますが、マンション集合住宅では建物の共有スペースまで引き込まれた回線を、居住者で共有して利用します。
物件情報の中に、「光ファイバーがMDFまで来ている」と、明記があれば間違いありません。MDFは配線を束ねている装置で、主に共用スペースに設置されています。
共有スペースまで引き込まれていない光回線の利用には、賃貸では大家さんの了解を得て、回線工事を行う必要が有りますし、購入物件においても自分の判断だけで光回線の導入は出来ず、管理組合や他の住民合意を経て回線工事を行う必要が有り、時間と労力を考えれば現実的ではありません。
共有部分からの配分方法には、以下の3通りのケースがあります。
(出典:NTT東日本公式ページ*一部省略しています)
光配線方式
MDF内のスプリッタで振り分けられた回線は、そのまま各戸まで光ファイバーケーブルで繋がれて、各戸内に回線終端装置を設置します。
もっとも安定して速く、マンション集合住宅において現状はベストな方式で、光回線のパフォーマンスをフルに利用出来ます。
VDSL方式
MDF内に有る集合型回線終端装置の先にVDSL集合装置が設置されていて、そこから各戸までは電話線に変換して回線を結んでいます。
各戸では、電話用モジュラージャックからVDSL宅内装置に入り、ルーターに接続します。
この方式は1Gbpsの光回線が共有部分まで来ていても、各戸で利用出来る最大の速度は100Mpbsのケースが多く、実際に利用出来る速度はもっと低くなる上に、建物内の同時利用者が多い場合は更に顕著に通信速度が低下します。
ソフトバンクエアーなどの、配線方式に影響されないホームルーターを設置した方が、実際に利用する回線速度が出るケースが多くなります。
LAN配線方式
MDF内に設置された集合型回線終端装置から、各戸にLANケーブルで繋ぎます。
各戸ではLAN用のモジュラージャックが備えられ、ルーターに接続します。
導入された時代によって異なりますが、設置されているケーブルのスペックで、回線速度は大きく左右されます。
光回線の利用にはプロバイダが必要
光回線が利用出来る環境になっても、インターネットを利用するためにはプロバイダが必要です。
プロバイダは「インターネット・サービス・プロバイダー」を省略した呼び名で、ISPと呼ばれる事もあります。
(出典:NTT東日本)
プロバイダが必要なのは光回線に限ったことでは無く、インターネットの利用には常にプロバイダが必要で、たとえばドコモ契約のスマホでインターネット利用する場合、回線がドコモでプロバイダもドコモなので、実際の契約は支払がドコモで一本化されていて、意識する機会が殆ど無いということです。
個人の光回線のインターネット利用にも、支払が一本化されたサービスが主流になっています。
代表的な光回線
具体的に、代表的な光回線サービスを見ていきましょう。
NTT東日本・西日本
NTT東西は「フレッツ光」を敷設して運営しています。
フレッツ光の契約形態は、プロバイダを別途契約する方法と、光回線の卸供給を受けたプロバイダで契約する「光コラボ」の形態があります。
フレッツ光のサービス開始当初は、フレッツ光とプロバイダを別途2箇所で契約をする形態のみでした。
(出典:NTT西日本*一部改変)
しかし、現在の個人契約の主力は、プロバイダが卸供給を受けて、プロバイダのみの契約でフレッツ光が利用出来る形態の「光コラボ」が主流になっています。
(出典:NTT西日本*一部改変)
「光コラボ」を扱う事業者は、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社が有ります。
圧倒的なシェアを持つフレッツ光は、日本で最も多くのマンション集合住宅物件で、共有スペースまで引き込まれている光回線です。
フレッツ光が引き込まれている建物では、対応している膨大な数の光コラボサービスが全て利用出来ます。
「ドコモ光」も「ソフトバンク光」も「楽天ひかり」も、数ある光コラボの一つなので、フレッツ光が利用出来るマンション集合住宅では、当然利用する事が出来ます。
NURO光
回線は独自に運営していますが、実際の回線はNTT東西のフレッツ光が利用していない部分のダークファイバーを利用しています。
通信方式もNTTとは異なる「G-PON」を使い、一般的なNTTの回線の2倍の速度である下り速度2Gbpsに標準対応しています。
サービスの提供エリアは限られていて、マンション集合住宅の共有スペースまで、回線が引き込まれているケースは極めて少ないのが現状です。
(出典:NURO公式)
auひかり
NTT東西のフレッツ光に次いで、全国的に使えるエリアが広いのがauひかりです。
自社で敷設した光ファイバーケーブルは極めて少なく、多くのエリアではNURO光と同様にNTTフレッツ光のダークファイバーを利用しています。
マンション集合住宅に引き込まれている対応物件は、少ないのが現状です。
コミュファ光
中部電力系の中部テレコミュニケーション株式会社(ctc)が運営している、東海地方を中心にサービスを展開する電力系光回線です。
対応エリアは、愛知県・静岡県・岐阜県・三重県・長野県ですが、全域では無く限られた地域でのみ対応しています。
eo光
関西電力系の、株式会社オプテージが提供している光回線です。
関西エリアを中心にサービスを展開していて、大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県・福井県が対応エリアです。
ピカラ光
四国電力のグループである、株式会社STNetが運営しています。
対応エリアは、徳島県・香川県・愛媛県・高知県の四国限定です。
MEGA EGG
中国地方を中心にした電力系で、株式会社エネルギア・コミュニケーションズが運営しています。
対応エリアは、広島県、山口県、岡山県、島根県、鳥取県です。
BBIQ
九州電力系の光回線で、株式会社QTnetが運営を行っています。
対応エリアは、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県です。
auひかりちゅら
沖縄県限定でービスを提供しているKDDI系列の光回線です。
ケーブルテレビ系
全国の各エリアにある、ケーブルテレビのサービスを行っている会社が、インターネット回線を提供しています。以前はテレビ放送を送る回線を利用して、インターネット回線のサービスを行っていましたが、現在はそれも含めて光回線に変わっています。
マンション集合住宅の光回線月額ランキング
何度もお伝えしてきている様に、マンションの共有部分まで引き込まれていない光回線は、利用する事が出来ません。「光コラボ」なら、「フレッツ光」が導入されている、全国のマンションで利用することが出来ます。
光回線サービスは、戸建てで利用するサービスの月額料金と、マンション集合住宅で利用する月額料金は、異なっている事が一般的です。
マンションの月額料金に絞って、人気サービスの価格を見ていきましょう。
月額料金ランキング
月額料金だけを比較して、安い順番に並べてみます。
マンション 料金 | キャッシュバック | セット割引 | 契約期間 | 途中解約の違約金 | |
GMO光アクセス | 月額3,773円 工事費16,500円 → 実質無料 |
5,000円 | 無し | 2年 | 無し |
Excite MEC光 Ipv6接続 |
月額3,850円 工事費16,500円 → 実質無料 |
月額割引をCB換算 5,940円 |
無し | 無し | 無し |
DTi光 | 月額3,960円 工事費16,500円 |
24,000円 | au | 無し | 無し |
DTI SIM | |||||
楽天ひかり | 月額4,180円 | なし
(乗換は24000円割引) |
なし | 3年 | 4,180円 |
工事費16,500円 | |||||
@TCOMヒカリ | 月額4,180円 | 33,000円 | au | 2年 | 2,200円 |
工事費16,500円 | 月額割引をCB換算 | LIBMO | |||
→ 実質無料 | 3,960円 | UQ mobile | |||
ソフトバンク光 | 月額4,180円 | 25,000円 | SoftBank | 2年 | 4,180円 |
工事費26,400円 | Y!mobile | ||||
(乗換は実質無料) | |||||
auひかり | 月額4,180円 | 40,000円 | au | 3年 | 2,730円 |
工事費33,000円 | UQ mobile | +撤去費 | |||
→ 実質無料 | |||||
ASAHIネット光 | 月額4,488円 | 月額割引をCB換算 9,120円 |
au | 1年 | 4,488円 |
工事費16,500円 → 実質無料 |
|||||
ビッグローブ光 | 月額4,378円 | 45,000円 | au | 3年 | 3,360円 |
工事費16,500円 | UQ mobile | ||||
@nifty光 | 月額4,378円 | 22,000円 | au | 3年 | 3,630円 |
工事費16,500円 | 月額割引をCB換算 | UQ mobile | |||
19,800円 | |||||
ドコモ光タイプA | 月額4,400円 | 現在公式HPは | docomo | 2年 | 4,180円 |
工事費16,500円 | dポイントを | ||||
→ 実質無料 | 20,000ポイント | ||||
ドコモ光タイプB | 月額4,620円 | 現在公式HPは | docomo | 2年 | 4,180円 |
工事費16,500円 | dポイントを | ||||
→ 実質無料 | 20,000ポイント | ||||
So-net光プラス | 月額4,928円 | 50,000円 | au | 3年 | 3,480円 |
工事費26,400円 | UQ mobile | ||||
→ 実質無料 | |||||
NURO 光 | 月額5,200円 | 45,000円 | SoftBank | 3年 | 3,850円 |
工事費44,000円 | +撤去費 | ||||
→ 実質無料 |
フレッツ光の個人利用は、「光コラボ」を契約しない理由が現在ではありません。プロバイダが同じなら支払形態が異なるだけで、回線品質や通信速度も同じで、月額料金は光コラボの方が安くなるからです。
@nifty光 | ビッグローブ光 | ソフトバンク光 | @TCOMヒカリ | ||
光コラボ | マンション 月額 | 4,378円 | 4,378円 | 4,180円 | 4,180円 |
戸建て 月額 | 5,720円 | 5,478円 | 5,720円 | 5,610円 | |
フレッツ光+プロバイダ | プロバイダ料金 | 1,100円 | 1,100円 | 1,320円 | 1,320円 |
東日本マンション月額計 | 4,455円 | 4,455円 | 4,675円 | 4,675円 | |
西日本マンション月額計 | 4,235円 | 4,235円 | 4,455円 | 4,455円 | |
東日本戸建て月額計 | 6,270円 | 6,270円 | 6,490円 | 6,490円 | |
西日本戸建て月額計 | 5,830円 | 5,830円 | 6,050円 | 6,050円 |
たとえば、「光コラボ」の@TCOM(アットティーコム)ヒカリのマンション利用は月額4,180円ですが、「フレッツ光+プロバイダ契約の@TCOM」の合計は、東日本の場合4,675円になります。
法人契約ではNTTと直接契約をして、NTTならではの、高度なサービスを受ける場合にはメリットがありますが、個人契約のインターネット利用では、「光コラボ」を選ぶ方が、確実にメリットがあります。
具体的なランキングに戻り、上位のサービスを見ていきましょう。
月額価格ランキング1位 GMO光アクセス光
月額料金ランキング1位は、3,773円のGMO光アクセスです。
GMO光アクセスは、「フレッツ光」を利用した「光コラボ」です。
企業概要
GMOインターネット株式会社が運営しています。
2005年に東証1部に上場しています。
大企業であるだけでなく、源流は1991年に創業した株式会社ボイスメディアでは、パソコン通信のアクセス拠点を設置して、本格的にインターネットが普及し始めた1995年にはインターキュー株式会社に商号変更を行い、インターネットプロバイダ事業に参入しています。
特徴
「シンプルに安い」を標榜していて、期間縛りを設けていないため、違約金が掛からずに解約する事が出来ます。
ただし、本来は2年契約縛りが有り、契約縛り無しは、特定ページからの申込み限定特典になっています。
月額価格ランキング2位 excite MEC光
月額料金ランキング2位は、3,850円のExcite MEC光です。
Excite MEC光は、「フレッツ光」を利用した「光コラボ」です。
企業概要
エキサイト株式会社が運営しています。
1997年にアメリカのエキサイト社日本法人として設立されました。
その後は親会社が買収されましたが、その親会社が経営破綻したため、2002年に伊藤忠商事の子会社になっており、現在ではXTech HPの完全子会社になっています。
ポータルサイトの、exciteをご存じの方も多いかと思います。
Googleと提携して、独自の検索エンジンを開発し一定の評価を得ていましたが、2002年には検索部門から撤退しています。
特徴
同社では、「excite MEC光」の他に「excite 光」も運営しています。
月額料金は「excite 光」の方が安く、マンションでは3,696円に設定されていて、「excite MEC光」より若干安くなっていますが、「IPv6 IPoE」が利用出来ないサービスを、これから導入する光回線の選択としてはオススメしません。
IPv6は新世代の通信方式で、理論上は従来の10倍の速度が出ます。
エキサイトを利用するなら、IPv6の利用が出来る「excite MEC光」の導入が最適です。
もう一つ「BB.excite光Fit」というサービスが有りますが、通信量による従量課金制になっています。200GB以下の利用なら、月額料金が安くなる可能性が有ります。
こちらも、光回線が持つ本来の大きなメリットである、無制限に自由に利用出来る事が犠牲になるため、オススメしません。
違約金が無いだけでなく、現在新規加入者に向けたキャンペーンでは、標準工事費も無料になっています。
他社ではこの工事費が、形を変えた「縛り」になっている事も多く、契約期間の違約金が発生しなくても、工事費の残債は解約時に精算する必要が有ります。
「excite MEC光」は、この縛りさえ無くすだけでなく、最大12ヵ月495円の月額料金割引きを行うキャンペーンも行っています。
月額価格ランキング3位 DTi光
月額料金ランキング3位は、3,960円のDTi光です。
DTi光は、「フレッツ光」を利用した「光コラボ」です。
月額料金だけでは判断出来ない
単純に月額料金だけでは、本当にどこまでお得なのか?判断が出来ないのが難しいところです。
月額料金以外にも、割引きなどの特典があるからです。
光回線の利用は長期間が多い
光回線は基本的に利用には工事が必要になることもあり、比較的長期間に渡って同一サービスを利用する傾向にあります。
特典キャッシュバックは、もちろん有った方が負担は減りますが、その金額をどれくらいの利用スパンで計算するのかで、変わってくる事を考える必要が有ります。
令和2年6月に発表された、総務省による電気通信市場の分析結果を見ると、10年以上継続して、同じ光回線サービスを利用しているユーザーが33.2%と、最も大きな数字になっています。
(出典:総務省)
キャッシュバック特典を入れた、利用期間で計算すると以下の様になります。
月額料金 | 1年 | 2年 | 3年 | 5年 | 10年 | |
GMO光アクセス | 3,773円 | 40,276円 | 85,552円 | 130,828円 | 221,380円 | 447,760円 |
Excite MEC光 | 3,850円 | 40,260円 | 86,460円 | 132,660円 | 225,060円 | 456,060円 |
@TCOMヒカリ | 4,180円 | 13,220円 | 63,360円 | 113,520円 | 213,840円 | 464,640円 |
月額料金トップ4の「@TCOM(アットティーコム)ヒカリ」ですが、キャッシュバック特典や割引特典まで入れて計算すれば、5年程度の長いスパンで見ても、トップ1.2よりも総支払額は安くなります。
ただ、長期的なスパンで考えても、各サービスを比較して、それほど大きな差はついていません。
しかし、支払の実態を考慮すれば、ここに出てこない割引きを考える必要が有ります。
それは、スマートフォンの料金です。
光回線が自宅に有る場合のスマホプラン契約
自宅に光回線を導入すれば、Wi-Fi環境が利用出来る様になりますから、スマホの契約している通信会社の回線利用は外出時のみに限定されます。
そのため、光回線を自宅導入しているユーザーは、無制限・大容量プランの契約は不要の場合が殆どです。
2022年1月27日に株式会社MM総研は最新の「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2021年12月時点)」を公表しています。
(出典:MM総研)
多くのスマホユーザーは3GB以下で、8割弱のユーザーが7GB程度しか月にギガの消費をしていません。
これらの小容量の利用で、最も価格的にメリットが出るのは、「格安SIM」や「サブブランド」です。
更に、光回線との組み合わせで「セット割」が適用される「格安SIM」や「サブブランド」を選べば、実際の通信費支払で大きな差が出てきます。
たとえば、「セット割」でスマホ1台につき220円の割引きが適応される「@TCOMヒカリ」のケースでは、家族4人で利用した場合、月に880円の割引きが加わると計算が出来て、10年スパンで考えれば、105,600円の割引きが受けられる事になります。
先の計算した一覧表では、「GMO光アクセス」と「Excite MEC光」には「セット割」が無い為、出ている数値以上の割引きは得られませんが、「@TCOMヒカリ」では「セット割」があるため、この数字は大きく変わってくる可能性があります。
「@TCOMヒカリ」+「LIBMO」の組み合わせでは、「セット割」を考慮すれば、10年間の金額は359,040円まで下がることになります。
豊富な特典とセット割が効く「@TCOMヒカリ」
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
@TCOMヒカリでは、UQモバイルの「自宅セット割」、ドコモのエコノミーMVNOという格安SIMであるLIBMO(リブモ)の「LIBMO×光セット割」が適用されます。
LIBMOのセット割
(出典:LIBMO公式)
格安SIM「LIBMO」の月額料金と「セット割」は以下になります。
〇納得プラン | |||
データ容量 | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
3GBプラン | 980円 | 1回線 220円/月割引 | 760円 |
8GBプラン | 1,518円 | 1回線 220円/月割引 | 1,298円 |
20GBプラン | 1,991円 | 1回線 220円/月割引 | 1,771円 |
30GBプラン | 2,728円 | 1回線 220円/月割引 | 2,508円 |
220円の割引きは、最大家族5人で1,100円が割り引かれます。
たとえば、3GBプラン980円が、@TCOMヒカリと「セット割」を適用することで、月額760円になります。
マンションタイプの場合なら 760円+4,180円= 4,940円
が、トータルの支払う通信費になります。
UQモバイルのセット割
(出典:UQモバイル公式)
auのサブブランド「UQモバイル」の月額料金と、「セット割」を適用した支払金額は以下になります。
通信容量/コース名 | 月額料金 | セット割 | 支払料金 |
3GB/S+5Gプラン | 1,628円 | 638円 | 990円 |
15GB/M+5Gプラン | 2,728円 | 638円 | 2,090円 |
25GB/L+5Gプラン | 3,828円 | 858円 | 2,970円 |
「セット割」の適用で、高品質のキャリア回線安価に利用出来ます。
セット割の金額も大きくなるため、費用対効果でよりお得になり、コスパは抜群です。