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フレッツ光クロスに対応したプロバイダはどこ?料金が安くコスパが高いのは?

WiFi

先日、「Wi-Fi6」を初めて体験する機会がありました。

新しく入手したスマートフォンが、そのWi-Fi規格に対応している事は知っていましたが、普段利用しているWi-Fiルーターでは未対応のためです。

 

Wi-Fi6とは何か?ご存じない方に簡単にご説明するなら、Wi-Fiの規格です。

自宅のWi-Fiルーターから飛んでいる電波は、多くの場合一種類ではありません。

時代と共に規格が変わり、通信速度は大幅に進歩しています。

Wi-Fiルーターの箱等のどこかで、「IEEE802.11」という記号を見たことはありませんか?

それが、IEEE802.11gのように、機器のWi-Fiの規格を表していました。

 

Wi-Fi規格の差で通信速度は大きく変わり、多くのWi-Fiルーターでは、複数の規格(周波数帯)の電波を飛ばしています。

実際にWi-Fiを利用している方でも、意外に無頓着な方は多く、最初に繋がったWi-Fiを継続して使っている方も多いようです。

 

スマートフォンの設定からWi-Fi電波を検索したときに、表示される電波(SSIDと言います)で、×××-gや×××-aの複数の表示が出てきますよね。

今まで「-g」と表示されているWi-Fiを利用してた方なら、「-a」と表示される電波を選択すれば、通信速度は大幅に早くなる可能性があります。

 

最新のWi-Fi規格は「IEEE802.11ax」ですが、このアルファベットが最後に付く表記は解りにくいため、新名称として登場したのが「Wi-Fi6」です。

実際にWi-Fi6に接続して、通信速度を計測してみると、普段利用している通信速度と比較して、ダウンロード速度では2倍になっているイメージです。

「おお!流石にこれは速い!!」と、正直興奮しましたが、普段利用しているweb閲覧などを試してみたところ・・・残念ながら体感上の違いは、正直なところ感じられませんでした。

 

光回線でも通信速度は進化しています。

NTT東西の光回線「フレッツ光」の通信速度は1Gbpsですが、新しい「フレッツ光クロス」では、それの10倍にあたる10Gbpsが公称値になっています。

まだ新しく発展途上にあり、どこでも利用が出来るサービスにはなっていませんし、対応しているプロバイダも限られています。

現在の10Gbpsに対応したプロバイダや、利用出来るエリア等も併せて、料金が安く品質が高い光回線の利用について解説します。

 

10Gbpsのサービスと1Gbpsのサービスは異なる光回線なのか?

通信速度は速いのに超したことはなく、時代と共に着実に進歩しています。

冒頭に書いた、Wi-Fiの規格Wi-Fi6もそうですし、複数台のパソコンや端末をWi-Fiルーターに接続して利用する時の、LAN (Local Area Network)の規格も、従来からある1000BASE-Tに変わる規格として、10倍の速度を持つ10GBASE-Tのルーターが普及してきて、一般向けタイプが登場して価格も手が届く範囲に下りてきました。

 

新しい規格の10GBASE-Tは、一般的な1Gbpsの光回線で利用しても意味がありません。

LANの規格が高速になっても、光回線の回線速度がネックになり、1000BASE-Tを利用した時と、処理速度が変わらないからです。

このポテンシャルを発揮するためには、光回線の通信速度が10Gbpsの必要が有ります。

 

Wi-Fi6の最大通信速度は9.6Gbpsで、これも利用する光回線が通常の1Gbpsでは、Wi-Fiの速度が上がっても、実際に利用出来る通信速度は1Gbps以上絶対に出ません。

これも光回線が10Gbpsの通信速度になれば、フルポテンシャルが発揮出来ます。

 

このような背景と進歩に加えて時代のニーズがあり、2020年の4月から、NTT東西では最大通信速度10Gpbsの「フレッツ光クロス」のサービスを開始しました。

 

フレッツ光とフレッツ光クロスは同じ光回線を利用

フレッツ光の通信速度は1Gbpsで、フレッツ光クロスの通信速度は10倍の10Gbpsと、その通信速度は大きく異なるため、「別の新しい回線を敷設した?」と誤解なさる方もいらっしゃいますが、利用する光ファイバーケーブルはどちらも同じフレッツ光です。

 

これだけの数値差が出るのは、振り分ける技術「PON」にあります。

光回線は、1本の光回線を多くのユーザーが利用することにより、現在の利用しやすい月額料金を実現している事で普及しています。

 

振り分ける技術PONによって、通信事業者の回線維持費や通信機器も変わって来ます。

日本で最も普及している「GE-PON」は、有線LAN規格「イーサネット」の信号をそのまま使える利便性から、最も早くから多くの国で使われていて、技術的にも確立されている上に、対応機器もこなれていて、運営するコストも安くなります。

「GE-PON」は、最大通信速度が1Gbpsの規格です。

 

フレッツ光クロスに使われる、新しいPONの規格は「10GE-PON」で、最大通信速度は10Gbpsになります。

もっとも、「10GE-PON」の標準化の策定は2009年には終わっていましたが、先述のWi-Fi6や10GBASE-T・スマートフォンの5Gサービス開始など、周りの通信環境の進化を見据えた上で、満を持して10Gbpsの「フレッツ光クロス」サービスを開始したと言えます。

 

フレッツ光クロスの利用には様々な制約がある

NTT東西が敷設運営している光回線「フレッツ光」は、日本で唯一47都道府県での利用が出来る光回線であり、多くのマンション集合住宅など建物にも導入されていて、日本で最も普及している光回線です。

 

しかし、同じ回線を利用していても、「フレッツ光クロス」は利用出来るエリアが限定されていて、利用出来るプロバイダの数も限られています。

既にフレッツ光やコラボ光を利用しているユーザーも、フレッツ光クロスのサービスを利用する為には、新たに回線工事が必要になります。

 

プロバイダとは、回線の種類を問わず、インターネットの利用に必要不可欠なものです。

パソコンやスマホなどのタブレットから、回線を通して接続しているのは、接続業者プロバイダで、プロバイダが世界中のインターネットに接続する役割を担っています。

 

フレッツ光の利用形態としては、「フレッツ光」+「プロバイダ」の2箇所で契約を結ぶ方法と、それを一つに纏めた1箇所で契約を結ぶ方法の「光コラボ」があります。

 

2箇所でバラバラに契約する形態は、フレッツ光のサービス当初からありました。

 

 

(出典:NTT西日本*一部改変)

 

しかし、この形態は現在法人契約が中心で、契約先が一箇所で済み、月額料金も安い「光コラボ」が、個人契約では主流になっています。

 

 

(出典:NTT西日本*一部改変)

 

光コラボを扱う事業者は、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社が有ります。

 

 

 

フレッツ光クロスでも、フレッツ光と同様に2通りの契約方法があります。

しかし、「フレッツ光クロス」の提供されるエリアと、利用出来るプロバイダの数は、「フレッツ光」と比較して大幅に少なくなります。

 

具体的に見てみましょう。

 

10Gbpsのフレッツ光クロスが利用出来るエリアとプロバイダ

フレッツ光クロスが利用出来るエリアは、今後広がっていくと考えられますが、現状では限られていると言わざる得ません。

提供エリア外では、フレッツ光クロスの利用は出来ません。

エリア内でも、マンション集合住宅では殆ど利用する事が出来ず、一戸建て住宅での利用が中心になっています。

 

フレッツ光クロスの提供エリア

 

東京都

「全域提供エリア」

23区・狛江市・三鷹市・調布市・稲城市・小金井市・小平市・清瀬市・西東京市・東久留米市・東村山市・東大和市・府中市・武蔵野市・日野市・福生市

 

「一部提供エリア」

羽村市・あきる野市・国立市・国分寺市・青梅市・昭島市・多摩市・武蔵村山市・町田市・立川市・八王子市・西多摩郡瑞穂町

 

神奈川県

「全域提供エリア」

横浜市旭区・横浜市磯子区・横浜市栄区・横浜市戸塚区・横浜市港南区・横浜市港北区・横浜市神奈川区・横浜市瀬谷区・横浜市西区・横浜市南区・横浜市青葉区・横浜市泉区・横浜市中区・横浜市都筑区・横浜市緑区・横浜市保土ヶ谷区・川崎市幸区・川崎市高津区・川崎市多摩区・川崎市中原区・川崎市宮前区・川崎市麻生区・茅ケ崎市・綾瀬市・大和市・高座郡寒川町・足柄上郡開成町

 

「一部提供エリア」

横浜市金沢区・横浜市鶴見区・川崎市川崎区・相模原市中央区・相模原市南区・相模原市緑区・横須賀市・海老名市・鎌倉市・厚木市・伊勢原市・逗子市・座間市・小田原市・秦野市・藤沢市・平塚市・足柄上郡松田町・足柄上郡大井町・足柄上郡中井町・中郡大磯町・中郡二宮町

 

千葉県

「全域提供エリア」

千葉市稲毛区・千葉市中央区・千葉市美浜区・市川市・習志野市・松戸市・白井市・浦安市・鎌ヶ谷市・流山市

 

「一部提供エリア」

千葉市若葉区・千葉市花見川区・千葉市緑区・市原市・成田市・船橋市・袖ケ浦市・大網白里市・東金市・八街市・木更津市・柏市・茂原市・八千代市・四街道市・君津市・銚子市・旭市・印西市・我孫子市・鴨川市・佐倉市・山武市・富里市・野田市

 

埼玉県

「全域提供エリア」

さいたま市西区・さいたま市浦和区・さいたま市桜区・さいたま市南区・ふじみ野市・志木市・新座市・草加市・富士見市・北本市・和光市・蕨市・南埼玉郡宮代町・入間郡三芳町・三郷市・越谷市・戸田市・所沢市・川口市・八潮市

 

「一部提供エリア」

さいたま市緑区・さいたま市見沼区・さいたま市大宮区・さいたま市中央区・さいたま市岩槻区・さいたま市北区・坂戸市・狭山市・飯能市・本庄市・羽生市・桶川市・加須市・吉川市・久喜市・熊谷市・幸手市・行田市・鴻巣市・春日部市・上尾市・深谷市・川越市・鶴ヶ島市・秩父市・朝霞市・東松山市・日高市・入間市・蓮田市・ 白岡市・児玉郡神川町・秩父郡小鹿野町・秩父郡横瀬町・比企郡滑川町・北葛飾郡杉戸町・北足立郡伊奈町

 

大阪府

「一部提供エリア」

大阪市・東大阪市・八尾市・松原市・藤井寺市・豊中市・堺市・茨木市・吹田市・大東市・門真市

 

和歌山県

「一部提供エリア」

和歌山市

 

京都府

「一部提供エリア」

京都市・長岡京市・向日市

 

滋賀県

「一部提供エリア」

草津市・彦根市

 

兵庫県

「一部提供エリア」

加古川市・伊丹市

 

愛知県

「一部提供エリア」

名古屋市・岡崎市・豊川市・刈谷市・江南市・小牧市・津島市・春日井市・北名古屋市・半田市・瀬戸市・大府市・豊橋市

 

静岡県

「一部提供エリア」

藤枝市・袋井市・富士宮市・三島市・浜松市・焼津市・磐田市

 

岐阜県

「一部提供エリア」

岐阜市・美濃加茂市

 

フレッツ光クロスが利用出来るプロバイダ

具体的なプロバイダを見ていく前に、通信方式の違いについてご説明します。

 

1Gbpsのフレッツ光では、プロバイダによって「PPPoE」対応のみと、「IPoE」にも対応しているプロバイダに分かれていました。

 

「PPPoE」は、電話回線の時代からある通信方式のため古く、LAN規格(イーサネット)の利用を念頭においた規格ではありません。

「IPoE」は、当初からLAN規格(イーサネット)の利用を念頭においた規格であり、理論上の通信速度は「PPPoE」の10倍になり、安定性も向上します。

 

新しい高速の通信速度を実現する「フレッツ光クロス」では、当然ですが通信方式は「IPoE」で良いですし、実際にサービスもそれでスタートしましたが、ニーズの中には「フレッツ光クロスを利用して、PPPoE規格で固定IPアドレスを使いたい」等も有り、プロバイダによってはサービスを開始していますが、まだ極めて一部に留まっています。

 

具体的に、県別で見てみましょう。

プロバイダの名前の前に付いている「*」は、マンション集合住宅も対応しているプロバイダです。

 

PPPoE対応IPoE対応
北海道無し無し
青森無し無し
岩手無し無し
秋田無し無し
宮城無し無し
山形無し無し
福島無し無し
新潟無し無し
長野無し無し
山梨無し無し
東京GLBB
*IIJ FiberAccess/Fサービス
@スマート
@nifty
21ip.jp
ASAHIネット
BB群馬
BB.Excite
COMET光エックス
CyberBB
GLBB
IIJ IPv6 FiberAccess/Fサービス
INTERLINK(ZOOT NATIVE)
KIWI internet
SIGNAL
VECTANT
andline
enひかり
びわこインターネット
ぷらら
エディオンネット
マッハ881
神奈川*IIJ FiberAccess/Fサービス@nifty
ASAHIネット
千葉*IIJ FiberAccess/Fサービス@nifty
ASAHIネット
埼玉*IIJ FiberAccess/Fサービス@nifty
ASAHIネット
茨城無し無し
栃木無し無し
群馬無し無し
福井無し無し
石川無し無し
富山無し無し
愛知IIJ FiberAccess/Fサービス21ip.jp
@nifty
@スマート
andline
ASAHIネット
BB.excite
COMET光エックス
CyberBB
E-NET
enひかり
INTERLINK(ZOOT NATIVE)
KIWI internet
SIGNAL
*VECTANT
インターネットまほろば
エディオンネット
マッハ881
びわこインターネット
三重インターネットサービス
岐阜IIJ FiberAccess/Fサービス21ip.jp
@nifty
@スマート
andline
ASAHIネット
BB.excite
COMET光エックス
CyberBB
E-NET
enひかり
SIGNAL
VECTANT
インターネットまほろば
マッハ881
びわこインターネット
三重インターネットサービス
三重無しSIGNAL
静岡IIJ FiberAccess/Fサービス21ip.jp
@nifty
@スマート
andline
ASAHIネット
BB.excite
COMET光エックス
CyberBB
E-NET
enひかり
SIGNAL
VECTANT
インターネットまほろば
マッハ881
びわこインターネット
三重インターネットサービス
兵庫IIJ FiberAccess/Fサービス21ip.jp
@nifty
@スマート
andline
ASAHIネット
BB.excite
COMET光エックス
CyberBB
E-NET
enひかり
SIGNAL
VECTANT
インターネットまほろば
マッハ881
びわこインターネット
三重インターネットサービス
京都IIJ FiberAccess/Fサービス21ip.jp
@nifty
@スマート
andline
ASAHIネット
BB.excite
COMET光エックス
CyberBB
E-NET
enひかり
SIGNAL
VECTANT
インターネットまほろば
マッハ881
びわこインターネット
三重インターネットサービス
滋賀IIJ FiberAccess/Fサービス21ip.jp
@nifty
@スマート
andline
ASAHIネット
BB.excite
COMET光エックス
CyberBB
E-NET
enひかり
SIGNAL
VECTANT
インターネットまほろば
マッハ881
びわこインターネット
三重インターネットサービス
大阪GLBB
*IIJ FiberAccess/Fサービス
21ip.jp
@nifty
@スマート
andline
ASAHIネット
BB.excite
COMET光エックス
CyberBB
E-NET
enひかり
GLBB
IIJ IPv6 FiberAccess/Fサービス
INTERLINK(ZOOT NATIVE)
KIWI internet
SIGNAL
*VECTANT
インターネットまほろば
エディオンネット
マッハ881
びわこインターネット
ぷらら
三重インターネットサービス
奈良無しSIGNAL
和歌山*IIJ FiberAccess/Fサービス21ip.jp
@nifty
@スマート
andline
ASAHIネット
COMET光エックス
CyberBB
E-NET
enひかり
SIGNAL
VECTANT
インターネットまほろば
マッハ881
びわこインターネット
三重インターネットサービス
島根無しSIGNAL
鳥取無しSIGNAL
岡山無しSIGNAL
山口無しSIGNAL
広島無しSIGNAL
愛媛無しSIGNAL
香川無しSIGNAL
高知無しSIGNAL
徳島無しSIGNAL
福岡無しSIGNAL
大分無しSIGNAL
宮崎無しSIGNAL
佐賀無しSIGNAL
長崎無しSIGNAL
熊本無しSIGNAL
鹿児島無しSIGNAL
沖縄無しSIGNAL

 

人口の多い都市部から広がっていますが、フレッツ光クロスに対応したプロバイダの数は少なく、まだ多様なニーズには対応出来ていません。

 

また、月額料金も、広く普及している1Gbpsの「フレッツ光」「光コラボ」より高くなっています。

 

10Gbpsのフレッツ光クロスは料金が高め

月額料金を具体的に見てみましょう。

 

フレッツ光クロス

NTT東日本 6,050円+プロバイダ料金(1,100円程度から)

NTT西日本 5,720円+プロバイダ料金(1,100円程度から)

 

フレッツ光の月額料金、マンション3,575円から・戸建て4,730円と比較すれば、大幅に高くなります。

 

2箇所で契約する形態だけでなく、フレッツ光と同様に「光コラボ」でフレッツ光クロスが利用出来ます。

やはり同様に光コラボの方が、2箇所で契約するよりも安くなります。

 

ドコモ光 10ギガ

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10ギガ タイプA 6,380円

10ギガ タイプB 6,600円

 

ドコモユーザーが多く契約している光回線の「ドコモ光」でも、フレッツ光クロスの10Gbpsプランがあります。

 

ドコモ光 10G(フレッツ光クロス) 対応プロバイダ一覧

 

ドコモ光は選択するプロバイダによって、月額料金が変わるのも同じです。

しかし、料金は異なり、通常の1Gbpsの「ドコモ光」では、マンションタイプで4,400円・戸建てで5,720円と比較すれば、大幅に高くなっています。

 

ソフトバンク光 10ギガ

6,380円

 

ソフトバンクユーザーが多く利用している「ソフトバンク光」も、NTT東西の光回線フレッツ光を利用する光コラボです。フレッツ光クロスを利用するプランも、提供されています。

 

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月額料金を比較すると、通常の1Gbpsのソフトバンク光では、マンションで4,180円・戸建てで5,720円ですから、やはり10Gbpsのサービスは高額になります。

 

10Gbpsのフレッツ光クロスは価格差分のメリットはあるか?

「通信速度が10倍になって、月額料金は10倍にならないなら、それはお得!大きなメリットが有る!!」という考え方も否定しません。

 

その前に、ここまで述べてきた10Gbpsや1Gbpsの通信速度は、あくまでサービス提供側が公表している公称値です。

 

公称値とは理論上の速度であり、あくまで計算上の理想値です。

実際の利用では、様々なロスが発生するため、公称値通りの通信速度数値が計測される事はありません。

 

実際の回線利用者が通信速度を計測している、「みんなのネット回線速度」で、フレッツ光とフレッツ光クロスの比較を見てみましょう。

 

通信速度の比較

 

フレッツ光ネクスト 公称値1Gbps

直近3ヶ月に計測された60,992件のフレッツ光ネクストの測定結果から平均値

 

平均Ping値: 20.31ms

平均ダウンロード速度: 274.42Mbps

平均アップロード速度: 220.68Mbps

 

フレッツ光クロス 公称値10Gbps

直近3ヶ月に計測された715件のフレッツ光クロスの測定結果から平均値

 

平均Ping値: 11.23ms

平均ダウンロード速度: 1094.24Mbps

平均アップロード速度: 1279.65Mbps

 

どちらも公称値からは大幅に下回っていますが、フレッツ光クロスの通信速度は圧倒的で、平均ダウンロード速度1094.24Mbpsは1.09724Gbpsであり、夢の大台1Gbpsを超えています。

 

それでは、実際のインターネット利用で、劇的に使用感が変わるかと言えば、冒頭に書いたWi-Fi6と同様に、通信速度計測のスピードテスト以外では、殆ど実感が出来ない可能性が大です。

 

必要な通信速度

メールやLINEなどの文字を送る場合、よほど大量の文字数でもなければ、1Mbpsの通信速度で全く問題ありません。

 

webページを閲覧する場合、大きなサイズの写真が埋め込まれている様なケースでも、10Mbps程度の通信速度が出ていれば、快適に利用することが出来ます。

 

最も通信速度が必要なケースとして、動画視聴があります。

定額料金で見放題の動画サブスクサービスの充実や、YouTubeを閲覧する人は多く、大きなデータを短時間で処理する必要があるため、快適な動画視聴のためには通信速度、特にダウンロード速度が必要になります。

 

しかし、多くの動画視聴には10Mbps程度の速度が出ていれば充分で、高密度の動画を再生する場合でも20Mbps程度が出ていればOKです。

仮に、家族が異なる端末で高画質の視聴を同時に行った場合でも、100Mpbsの速度が出ていれば充分に対応できますから、先述の1Gbpsのフレッツ光の平均速度274.42Mbpsから考えれば、まだまだそれでも余裕が有ると言えます。

 

それ意外に通信速度が必要なケースとしては、テレワークで利用するzoomなどのweb会議や、オンラインゲームがあります。

どちらもダウンロード速度だけでなく、アップロード速度も重要ですが、概ね50Mbpsで快適に利用が出来ます。高密度な大型企画のゲームでは、100Mbpsが必要になるケースもありますが、どちらにせよ、先述の1Gbpsのフレッツ光の平均速度274.42Mbpsで充分に許容出来る範囲です。

 

今後は、もっと通信速度が必要なコンテンツや、サービスが広がっていく事も充分に考えられますが、現状のインターネット利用範囲内では、10Gbps回線はある意味、「宝の持ち腐れ」とも言えます。

本来のポテンシャルを利用するのには、プロバイダの設備(バックボーンなど)の一層の充実や対応だけでなく、個人で利用する機器の対応も必要になります。

 

利用する機材も買い換えの必要

高い月額費用を支払う10Gbpsサービスでは、利用する周辺機器も対応するタイプに買い換えなくては意味がありません。

 

たとえば、Wi-Fiルーターは当然、Wi-Fi6対応のタイプに買い換える必要が有りますし、利用するスマートフォンも、Wi-Fi6対応の物に買い換える必要が有ります。

 

Bitly

 

それ以外のネットワークに関連する機材は、LANケーブルに至るまで全て、10GBASE-T対応の品に買い換えなくてはいけません。

 

Bitly

 

多大なコストを掛けても、現状ではスピードテストで出る数値以外には、なかなかメリットを見いだすことは出来ません。

 

現状でコスパを重視した光回線なら?

5GやWi-Fi6、10GBASE-Tも同様に、いずれ主力になっていく可能性が有っても、慌てて導入する必要性は極めて少ないと、現状では判断出来るのが10Gbpsのフレッツ光クロスと、その光コラボです。

 

現在の個人契約のインターネット利用には、価格もこなれている1Gbpsの「光コラボ」が最適です。

 

よりコスパを考えるなら、スマホの「セット割」まで考慮して光回線を選べば、通信費トータル費用の大幅な節約に繋がります。

 

光コラボのセット割は、ドコモ光・ソフトバンク光等が幅広く浸透していますが、もっと通信費を下げる方法があります。

光回線が自宅に導入されれば、スマホも自宅ではWi-Fi環境下で利用するため、スマホプランのギガを消費する事が無くなります。

そのため契約するスマホプランは、外出時だけに利用する分だけで充分です。

 

多くのスマホユーザーは、3GB程度の小容量プランで問題が無く、小容量プランでは格安SIMの利用が、3大キャリアの小容量プランと比較して、大幅に安くなります。

その安い月額料金を、更にセット割で安くする事が、最もコスパの良い利用方法になります。

 

具体的にコスパが高い、オススメの光コラボをご紹介します。

 

 

コスパの高いオススメ光コラボ「@TCOMヒカリ」+「LIBMO」

 

(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)

 

月額料金は、一戸建てタイプ5,610円・マンションタイプ4,180円で、10Gbpsのサービスよりも安価に、加えて格安SIM「LIBMO」のセット割が適用されます。

 

LIBMOのセット割

 

(出典:LIBMO公式)

 

1契約ごとに月額220円の割引きが受けられ、最大5契約月額1,100円まで「セット割」が受けられます。

 

〇納得プラン
データ容量通常料金@T COMヒカリ
月額割引額
実質金額
3GBプラン980円1回線 220円/月割引760円
8GBプラン1,518円1回線 220円/月割引1,298円
20GBプラン1,991円1回線 220円/月割引1,771円
30GBプラン2,728円1回線 220円/月割引2,508円

 

外出先でも動画視聴をするなど、大きなデータを消費するユーザーには、格安SIMではプラン設定の少ない20GB・30GBのプランも、セット割で安価に利用出来ます。

 

キャッシュバック

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戸建てタイプでは月額440円が割引きされ、マンションタイプでは月額330円が12ヵ月割引きされます。

 

戸建てタイプで5,610円が12ヵ月間は5,170円になり、マンション集合住宅タイプでは、4,180円が12ヵ月間は3,850円になります。

 

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提供エリア内なら「NURO光」もオススメ

 

(出典:NURO公式)

 

NURO光は、フレッツ光を利用する光コラボではありません。

 

フレッツ光の「GE-PON」とは異なる、「G-PON」の技術をNURO光では採用していて、普及タイプでも理論上はフレッツ光の2倍である、2Gbps(公称値です)を標榜しています。

 

NURO光の月額料金は、マンション集合住宅・戸建ても区別が無く、3年契約で月額5,200円・2年契約で5,700円です。

 

利用出来る対応エリアが、フレッツ光よりも大幅に限られている・マンション集合住宅での利用は殆ど出来ない・先のOCNモバイルONEやLIBMOの様に、契約中はずっと通信費用が節約出来る同様のセット割が無い等、これらのデメリットをご理解の上で、通信速度重視で選ぶ光回線としてなら、NURO光もオススメします。

 

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