最近スマホの回線速度が遅いと感じませんか?実は多くのひとがスマホが遅いときに適切な対処ができていません。この記事では快適なスマホ回線速度の目安、回線速度の測定法と遅いときの対処法を紹介。この記事を読めば、安く快適な回線を手に入れる方法が丸わかりです。
ネットが遅いと感じませんか?
最近ネットが遅いと感じませんか?
ネットが遅いとイライラしますよね。特にスマホのネットが遅くなっていると、メールなどのメッセージがなかなか送れないことも。しかし、ネットが遅い原因さえわかってしまえば簡単にネット速くできるのです。
この記事ではスマホ回線速度の目安とその測り方、そしてスマホ回線が遅いときの対処法を紹介します。この記事を読めば、これからネットの遅さで頭を抱えることはありません。
最近ネットが遅いと感じている方や、スマホの回線が遅くてイライラしている方は参考にしてみてください。
回線速度についての最低必要な知識
スマホの回線速度について調べているときに「Kbps」や「Mbps」という言葉をよく目にしませんか?これは通信速度を表す単位のことを指しています。
このように回線速度について知るためには、最低限の知識が必要。よって、ここでは回線速度についての最低知識を紹介します。
スマホの回線速度を速くするためにも以下の最低知識は確実に押さえておきましょう。
通信速度を表す「Kbps」や「Mbps」
「bps(ビーピーエス)」は「bit per second」の略称のこと。1秒あたりにどれくらいのビット数を転送できるかを表した単位です。
つまり、「bps」の数値が大きいほど回線速度が速いといえます。
そして「bps」より上位の単位として「Kbps(キロビーピーエス)」や「Mbps(メガビーピーエス)」「Gbps(ギガビーピーエス)」があり、それぞれがどれほどの大きさなのかは以下のとおりです。
- 1,000bps=1Kbps
- 1,000,000bps=1,000Kbps=1Mbps
- 1,000,000,000bps=1,000,000Kbps=1,000Mbps=1Gbps
また「1byte(バイト)=8bit」ということも覚えておきましょう。
よって、通信速度が「16Mbps」であれば、1秒間に「2MB(メガバイト)」の通信量を転送できるということなのです。
応答速度を表す「ping値」
快適にインターネットを楽しむためには「ping値」も気にする必要があります。
「ping」は「packet Internet groper」の略で、インターネットにおけるコンピューターの接続状況を確認するコマンドのこと。そして、その際に計測されたインターネットの応答速度のことを「ping値」といいます。
「ping値」を表現するための単位は「ms(ミリセカンド)」です。
前述の「bps」は値が大きいほうがよかったのですが、「ping値」は応答速度を表しているため数値が小さいほうが回線速度が速いことを意味しているので注意しましょう。
インターネットをサクサクと楽しむためには「bps」のほかにも「ping値」も気にしないといけないのです。
回線速度の種類「上り」と「下り」
回線速度には2つの種類があります。それが「上り」と「下り」です。
「上り」はインターネットにおけるアップロードのこと。たとえば、メッセージの送信や写真の投稿などは「上り」に該当します。
対して「下り」はダウンロードのことです。ダウンロードですので、WEBページの閲覧や動画の視聴は「下り」にあてはまります。
一般的に「回線速度」と表現されるのは「下り」の速度のこと。よって、スマホの回線速度を速くしたいのであれば、「下り」の速度を速くすればいいのです。
スマホ回線速度目安は?
では、スマホの回線速度の目安はどれくらいなのでしょうか?
必要とされる回線速度はスマホでなにをするかによって変わります。たとえば、メッセージを送信するのか、それともオンラインゲームを楽しみたいのかなど。
ここでは用途別に必要なスマホ回線速度を紹介します。どれほどの回線速度が必要なのかを知って、自分のスマホの回線速度と比較してみましょう。
スマホ回線速度目安1「LINEやメールなどを使用するとき」
LINEやメールなどを使用するときのスマホ回線速度の目安は以下のとおりです。
回線の種類 | 回線の速度 |
上り速度(送信) | 1Mbps |
下り速度(受信) | 128Kbps~1Mbps |
以上の表はメッセージの送信における回線速度の目安。
LINEやメールに写真などを添付する場合には「1Mbps」では足りない可能性がありますので注意しておきましょう。
スマホ回線速度目安2「WEBサイトを閲覧するとき」
WEBサイトを閲覧するときののスマホ回線速度の目安は以下のとおりです。
回線の速度 | 回線の使用感 |
それ以上 | 非常に快適にWEBサイトを楽しめます。 |
7Mbps~9Mbps | 快適にWEBサイトを楽しめます。 |
3Mbps~6Mbps | 問題なくWEBライトを楽しめます。 |
3Mbps未満 | WEBサイトを楽しめますが、不安が残ります。 |
スマホはパソコンに比べて速度が出ない可能性も。
よって、スマホで十分な速度を得られない場合にはパソコンを使ってWEBサイトを閲覧することを検討してみてもいいでしょう。
スマホ回線速度目安3「動画を視聴するとき」
動画を視聴するときのスマホ回線速度の目安は以下のとおりです。
動画の解像度 | 推奨される持続的な速度 |
4K | 20Mbps |
HD 1080p | 5Mbps |
HD 720p | 5Mbps |
SD 480p | 1.1Mbps |
SD 360p | 0.7Mbps |
動画を視聴する際には画質によって、推奨される回線速度が違います。また最高画質で動画を視聴したいのであれば、回線速度に余裕をもたせておきましょう。
スマホ回線速度目安4「ZOOMなどのツールを使用するとき」
ZOOMなどのツールを使用するときのスマホ回線速度の目安は以下のとおりです。
利用状況 | WiFi使用時の推奨帯域幅 |
1:1 ビデオ通話(高品質のビデオ) | 600Kbps |
1:1 ビデオ通話(HDビデオ) | 1.2Mbps |
グループビデオ通話(高品質のビデオ) | 600kbps/1.2Mbps
(アップロード/ダウンロード) |
グループビデオ通話(ギャラリービュー) | 1.5Mbps |
ZOOMなどのツールを使用するときには、どのような利用状況なのかによって必要となる回線速度が違いますので、注意しておきましょう。
スマホ回線速度目安5「オンラインゲームをするとき」
オンラインゲームするときのスマホ回線速度の目安は以下のとおりです。
ゲーム内容 | 推奨速度 |
大人数リアルタイム対戦ゲーム | 70Mbps |
少人数リアルタイム対戦ゲーム | 50Mbps |
ひとりで楽しめるゲーム | 10Mbps |
以上の表をみると、ゲームの種類によって必要とされる回線速度が違うことがわかります。
また、リアルタイム対戦ゲームにおいては「ping値」も非常に重要。この種のゲームにおいて「ping値」が高いとタイムタグが発生したり、フリーズが起きたりします。
リアルタイム体験ゲームを行う際には「ping値」が「0~10ms以下」ですと、タイムラグもなく快適に楽しめます。実際に測ってみて、自分がゲームに適した環境にいるのかを確認しておきましょう。
スマホ回線速度の測り方
ネット契約時に回線事業者が提示したスピードより、なんだか遅い気がすると思ったことはありませんか?
実は回線事業者が提示しているのは「ベストエフォート型」の回線速度。つまり、回線が混んでいないなどの最良の条件が揃ったときの最大速度なのです。
「じゃあ、実際の回線速度を測る方法はあるの?」
このような悩みを解決すべく、ここでは現在の回線速度を測れるサイトを9つ紹介します。
Googleのインターネット速度テスト
Googleが提供しているインターネットの速度テストです。
以下の順序でスマホを操作することによって、スマホのアップロードとダウンロードの回線速度を自動で計測してくれます。
- Googleで「スピードテスト」と検索
- 1番うえに出てくる「インターネット速度テスト」をみる
- 「速度テストを実行」と書いてある青いところをタップ
以下からも「Googleのインターネット速度テスト」ができますよ。
auのスピードチェック
4大大手キャリアのauが提供しているスピードチェックです。
スピードチェックを行うためには、以下のような操作が必要。
- 「auのスピードチェック」と検索
- auのサイトへ飛ぶ
- 「スピードチェック」というオレンジのところをタップ
- 必要事項を入力する
auの契約サービスを使っているひとしか利用できないものですので、他社回線を使っているひとは違うサイトを使って回線を計測するようにしましょう。
Radish Network Speed Testing
「Radish Network Speed Testing」はauの公式サイトでも推奨されている回線速度チェックサイト。
以下のような手順を踏んで、実際に測定してみましょう。
- 「Radish Network Speed Testing」と検索
- 必要事項を登録
- 「測定ページへ」というところをタップ
- 測定設定を登録
- 「測定ページへ」というところをタップ
- 「測定開始」というところをタップ
測定には30秒ほどかかりますので、なかなか進まなくても焦らないように注意です。
FAST.com
「FAST.com」は「Netflix」が提供しているスピードテストです。
測定のために細かい登録などは必要なく、サイトにアクセスするだけですぐに回線速度の計測が始まります。
測定されている回線速度はアップロードではなくて、ダウンロードの回線速度だということを理解しておきましょう。
USEN GATE 02
「USEN GATE 02」は株式会社USEN ICT Solutionsが提供しているスピードテスト。
サイトにアクセスしたら、あとは「測定開始」と書いてあるところをタップするだけで簡単にアップロードとダウンロードの速度に加えて、ping値も測定してくれます。
WEBサイト閲覧などそれぞれの用途に対して十分なものであるかを示してくれる、非常に親切なスピードチェックサイトです。
Speedtest by Ookla
「Speedtest by Ookla」は非常にスタイリッシュなスピードテストサイト。
サイトにアクセスしたら、あとは「GO」とある部分をタップするだけです。ダウンロードの回線速度とping値を正確に計測してくれます。
また、いつでもどこでも回線速度を測定できる専用のアプリもあります。非常に高度はスピード指標を簡単に計測できるので、スマホに1つ入れておくのもいいのではないでしょうか?
ブロードバンドスピードテスト
「ブロードバンドスピードテスト」もアプリからでも回線速度が測れるサイトです。
サイトにアクセスしたら「スピードテストを開始する」という部分をタップするだけで、ダウンロードとアップロードの速度を計測してくれます。
「ピン」と書いてある部分は「ping値」のことを指しています。
RBB SPEED TEST
「RBB SPEED TEST」はスピードテストをするだけでなく、速度ランキングも見れるサイト。
スピードテストをするためには、郵便番号と回線種類を入力して「測定」を押すだけ。速度ランキングを見たいときには、サイト下部の「ランキング」という部分から見たいランキングを選びましょう。
BNRスピードテスト
「BNRスピードテスト」も非常に簡単にスマホ回線の速度を計測できます。
使い方は、サイトにアクセスしたら「測定開始」を押すだけ。しかし、アップロードとダウンロードのどちらを測りたいかによってボタンが違うことに注意しておきましょう。
スマホ回線速度が遅いときの対処法
スマホ回線速度が遅いときの正しい対処法を知っていますか?
多くのひとが対処法として知っているのは、スマホを再起動させたり、ルーターの電源を落としたりすることだけではないでしょうか。
ここではスマホ回線速度が遅いときの対処法を原因別に解説していきます。スマホ回線速度を計測してみて、なんだか遅いなと感じた方はぜひ実践してみてください。
スマホに問題があるとき
スマホの回線速度が遅くなったら、真っ先にスマホの問題を疑いますよね。
スマホに問題があるのは、以下のようなときです。
・ずっと使っていて熱をもっている
・アップデートせずに古いOSを使っている
・使っていないアプリを開きっぱなしにしている
以上のような場合は、スマホの回線速度が遅くなってしまいます。
このようなときには、スマホを休憩させてあげたり、アップデートをしたり、使っていないアプリは閉じたりしておくことで回線の回復を待ちましょう。
ルーターに問題があるとき
ルーターに問題があるときには、ルーターの再起動を行いましょう。