「スマホやタブレットでWi-Fiを使い、通信量を気にせず使いたい」
「自宅のWi-Fi環境でパソコンを使いたい」
と思っている方もいるでしょう。
しかし、Wi-Fiを使いたくても、自宅でのWi-Fi環境のととのえ方がわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Wi-Fi環境の作り方とおすすめのセットについて紹介します。
自宅にWi-Fi環境を作る方法
自宅にWi-Fi環境を作るには、まず、WiFiを使用するためにインターネット回線が必要です。インターネット回線は、各サービスに申し込むことで開通します。
以下は、Wi-Fi の利用に使用される主なインターネットです。
・モバイルWi-Fiルーター：自宅や外でもWi-Fiを使いたい人向け
・ホームルーター：工事不要で手軽にWi-Fiを使いたい方におすすめ
・光回線のインターネット：自宅のWi-Fi環境を作る時の一般的な方法
自宅で利用するWi-Fiは、動画の視聴やオンラインゲームなどのインターネットの利便性を求めるなら光回線がおすすめです。工事不要ですぐにWi-Fiを使いたい人はホームルーターがおすすめです。
次からは、モバイルWi-Fiルーターの特徴をみていきましょう。
楽天モバイル
（出典：楽天モバイル公式）
楽天モバイルのWi-Fiは「Rakuten WiFi Pocket」というモバイルWi-Fiルーターです。「Rakuten WiFi Pocket」は、楽天モバイルのオリジナルモバイルルーターです。楽天モバイルに最適化されており、製品、到着後にすぐ利用できます。
楽天のモバイルWi-Fiルーターは、他のモバイルWi-Fiルーターとは異なり、楽天の自社回線とauの提携回線の両方に対応しています。
楽天の自社回線は、au、ソフトバンク、ドコモに続く第4のキャリア回線として登場した回線です。この回線が利用できるエリアでは、データ容量は無制限で、インターネット使い放題で利用できます。
モバイルWi-Fiルーターで人気のWiMAXと同じく、短時間に大量の通信料を利用しても速度制限がありません。
ただし、楽天の自社回線は登場したばかりなので、まだ使えるエリアが限られています。楽天の回線エリアから離れている状態で使用すると、通信料を一気に消費してしまい、速度制限がかかることもあります。1日に10GB以上使うと128kbpsまで速度が落ちるシステムになっています。
人口の約96％のエリアをカバーできると発表していますが、人口の少ない地域ではau回線に切り替わりやすくなります。そのため、楽天の自社回線のエリアをよく確認し、場所に注意して利用しましょう。
クイックWiFi
（出典：クイックWiFi公式）
クイックWiFiは、ブロードバンドナビ株式会社が運営するモバイルWi-Fiサービスです。月額料金の安さとデータ量の多さが魅力ですが、最大の特徴はクラウドSIMの利用です。
クラウドSIMの利用によりドコモ、au、ソフトバンクの3社の電波が使えるようになります。
クイックWiFiは、毎月お得なキャンペーンを実施するモバイルWi-Fiサービスです。 クイックWiFiは、他社に比べてキャンペーンが充実しているという特徴があります。クイックWiFiのキャンペーン情報は、公式サイトにて随時チェックしましょう。
クイックWiFiの料金は
・月間50GBなら月額2,948円
・月間100GBなら月額3,718円
で利用できます。Wi-Fi接続に特化したシンプルで使いやすい「U3」の端末を使用。
クイックWiFiは端末を含めた料金では最も安く、運営会社もしっかりしているため、おすすめです。月額料金を抑えて端末を購入したいという方に最適なモバイルWiFiルーターの1つと言えます。
GMO とくとくBB WiMAX
（出典：GMO とくとくBB WiMAX 公式）
GMOとくとくBBは、大手通信会社のGMOインターネットが運営するインターネットプロバイダーです。
GMOとくとくBBは、高品質なサービスを低価格で提供することをモットーに、WiMAX、ドコモ光、フレッツ光、au光などの通信サービスを運営しています。
GMOとくとくBB「ギガ放題プラスプラン」の契約期間は2年、支払いはクレジットカードのみです。WiFiルーターはすべて5G回線に対応しており、最大通信速度はなんと2.7Gbpsと超高速です。
また、GMOとくとくBBは、契約期間が2年なのに解約金がかからない、実質契約期間の縛りがないWiMAXプロバイダーです。
最安のモバイルWi-Fiルーターをお探しなら、GMOとくとくBB WiMAXがおすすめです。また、申し込んですぐに利用したい、月々の負担を軽減したい、キャッシュバックが欲しいという方にもGMOとくとくBB WiMAXがおすすめです。
ホームルーター
ホームルーターは、どんなに安くてもインターネットに接続できなかったり、速度が遅かったりすると意味がありません。
自宅周辺でスマートフォンの電波が弱いと感じている方は、通信速度の大事さがわかるはずでしょう。ここでは、おすすめのホームルーターについて紹介します。
通信速度がホームルーター最速級「ドコモ home 5G」
（出典：GMOとくとくBB ドコモ home5G）
「home 5G」はドコモが提供するホームルーターで、ドコモのスマートフォンとのセット割引が適用されます。
home 5Gの専用端末「HR01」は、光回線に匹敵する最大通信速度4.2Gbpsと4G/5G通信に対応。そのため、速さで人気のあるホームルーターです。
また、「回線が混雑している場合や短時間に大量のデータを使用すると、速度が制限されます」と公式に警告されています。しかし、2週間で300GB以上の通信でも、速度が低下することはありません。
そのため、速度重視で無制限に通信を楽しみたいなら、home 5Gが一番おすすめです。
home 5Gのデメリットは、速度や使いやすさに優れている反面、月額料金が他のホームルーターに比べて高いことです。ドコモのスマートフォンじゃなくて、速度は欲しいけど最速じゃなくてもいいという方は、他のホームルーターを検討してみましょう。
ソフトバンクユーザーなら「ソフトバンクエアー」
（出典：SoftBank Air 公式）
ソフトバンクエアーは、端末Airターミナルで電波を受信できるホームルーターで、工事が不要なのが最大の特徴です。コンセントに差し込むだけですぐに使えます。
ドコモ光やauひかりを利用する場合は、インターネットを開設するために工事が必要ですが、ソフトバンクエアーは工事が不要なため、工事日まで利用できない、工事の日程調整などのわずらわしさから解消されます。
ソフトバンクエアーの月額基本料は5,368円で、サービス利用時に設置工事が不要なため、初期費用が3,300円で済むのもメリットの1つです。
ソフトバンクの携帯端末をお持ちの場合、ソフトバンクエアーとセットで利用すると、毎月の携帯料金が最大1,100円割引になる「おうち割光セット」が適用されます。
ソフトバンクエアーは、コンセントに差し込むだけですぐにインターネットが利用でき、「おうち割光セット」が適用されるなど、ソフトバンクユーザーにとって魅力的なサービスです。
しかし、最大のネックは、設置環境による速度の差が大きいことです。 申し込みから8日以内なら無料で解約できるので、一度申し込んで自宅でどれだけの速度になるか試してみるといいでしょう。
ソフトバンクエアーは代理店経由のお申し込みで、月額料金、サービス内容、サポート、公式キャンペーンも同じ内容でキャッシュバックが受け取れます。
auのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」
（出典：UQWiMAX公式）
auのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」は、合計3種類の回線が利用可能。初期設定の「スタンダードモード」では、WiMAX2+と同じエリアで月額容量無制限（直近3日間15GBまで）でインターネットを利用できます。
設定を「プラスエリアモード」に変更すれば、5Gとau 4G LTE回線の両方を利用できますが、月間容量制限は30GBまでです。
使える回線が多いので、日本全国のさまざまなエリアで使えるWiFiと言えます。Speed Wi-Fi HOME 5G L12の店頭価格は11,800円（税込）となり、途中解約には注意が必要です。
賃貸にお住まいで工事ができない方には、ホームルーターがおすすめです。ホームルーターは設置工事が不要なため、賃貸にお住いの方も気兼ねなく利用できます。
光回線のWi-Fi
光回線とは、光ファイバーを利用した通信回線のことをいいます。従来の電話回線よりも通信速度が速くなります
一方、Wi-Fiは電波を利用した無線通信方式です。Wi-Fiは光回線のように有線で接続する必要がなく、インターネットに接続できる電波があれば利用できます。
光回線を介してインターネットに接続するには、光回線事業者とプロバイダとの契約が必要です。光回線事業者は通信に必要な光ファイバーネットワークのみを提供します。インターネットへの接続は、インターネット接続サービスを提供するプロバイダとの契約が必要です。
光回線と格安SIMをセットで利用する方法は、コスパが良くおすすめです。
おすすめのセットには
・@TCOMヒカリとLIBMOのセット利用
があります。
また、光回線が導入できない場合は、
・ソフトバンクエアーとワイモバイル
のセット利用がおすすめです。それぞれ特徴を見ていきましょう。
@TCOMヒカリとLIBMOのセット利用
（出典：@TCOMヒカリ申込サイト）
光回線「@TCOMヒカリ」に加入の方は、格安SIMサービス「LIBMO」もおトクに利用できます。「LIBMO×光セット割」の利用で、LIBMOの毎月の利用料金が220円安くなります。
「LIBMO×光セット割」は、LIBMOの新規・既存契約者を問わずに利用できます。
「LIBMO×光セット割」は割引期間の決められていないため、「LIBMO」と「@TCOMヒカリ」を契約している限り、割引が適用されます。
（出典：LIBMO公式）
「@TCOMヒカリ」1契約につき最大5契約まで220円の割引が適用されるため、「LIBMO」を5回線契約すると、月額最大1,100円の割引を受けることができます。
ソフトバンクエアーとワイモバイルのセット利用
（出典：ソフトバンクエアー申込サイト）
光回線が導入できない方は、ソフトバンクエアーとワイモバイルのセット利用がおすすめです。ソフトバンクエアーとワイモバイルのセット利用で、おうち割光セット（A）が適用されます。
おうち割光セット（A）は、ソフトバンク光またはソフトバンクエアーとワイモバイルのスマートフォンと一緒に利用すると、スマートフォンの月額料金が最大1,188円（税込）割引になります。
（出典：ワイモバイル公式）
申し込みには、ワイモバイルを対象のプランへの加入が必要です。ワイモバイルのプランにより割引額が異なります。ワイモバイルには複数のプランがあり、加入のプランによっておうち割光セット（A）の割引額が異なります。
割引額と対象プランについて、以下の表にあらわしています。
| 対象プラン | 割引額/月 |
| シンプルS/M/L | 1,188円（税込） |
| ・スマホベーシックプランS/M/R/L・スマホプランS・データベーシックプランL ・データプランL・Pocket WiFiプラン2 | 550円（税込） |
| スマホプランM/R | 770円（税込） |
| スマホプランL | 1,100円（税込） |
表の通り、プランによっては550円（税込）～1,188円（税込）の割引が適用されます。ワイモバイルを契約している方は、加入しているプランについて確認してみましょう。
