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一人暮らしにおすすめのポケットWiFiはどれ?

WiFi

2022年は、コロナ禍の影響により外国からの観光客の受け入れは壊滅状態ですが、それ以前は、東京オリンピックに向けて、「おもてなし」の整備が進んでいました。

 

観光庁による令和元年の「訪日外国人旅行者の受け入れ環境整備に関するアンケート調査結果」では、「困ったことは無かった」が38.6%と最も多く、過去と比較しても最高値になっています。

 

以前から不足している事が多く指摘されていた、「無料の公衆無線LAN環境」を困ったことに挙げた訪日外国人観光客の数値は、平成29年度のデータは21.2%ありましたが、令和元年度のデータでは11.0%に減少しています。

 

ただ詳細を見ると、都市部ではWi-Fi環境の整備が進んでいるのに対して、地方部では7割近い人が不便さを感じている様です。

 

海外と比較してインターネット環境の整備全体で見れば、日本は決して遅れているわけではありません。

 

その中で公衆無線LANの整備が進んでいなかった原因は、日本ではプリペイド携帯の利用者が少なく、3大キャリアが幅を効かせている事もあり、「無制限・大容量」プランの契約者が多く、外出時のインターネット接続の回線手段に、困らないユーザーが多い事があります。

 

しかし、3大キャリアの無制限・大容量プランはコスパが悪く、割高な料金になっています。

 

国と総務省の意向を反映して、携帯電話料金は下がった認識の方も多いと思いますが、キャリア大手の「無制限・大容量」メインプランは、値下げされていません。

 

コスパや利便性を考えれば、単身者・一人暮らしのユーザーには、「モバイルWi-Fiルーター」という選択肢が有ります。

 

一人暮らしにオススメの「モバイルWi-Fiルーター」を、解説してご紹介します。

 

モバイルWi-Fiルーターとは?

「モバイルWi-Fiルーター」は、一般的に「ポケットWiFi」と呼ばれる事も有りますが、「ポケットWiFi」の呼称は、ソフトバンクの登録商標です。(商標登録番号第5329146号)

 

バンドエイドやエレクトーン・ホンダカブ等と同様に、特定メーカーの商品が総称として、用いられているということです。

 

モバイルWi-Fiルーターで出来る事

モバイルWi-Fiルーターは、鞄に入れて持ち運べる小さな筐体であり、バッテリーで駆動するため、持ち運びが可能な自分だけのWi-Fi基地局として利用出来ます。

 

同時に複数の端末をWi-Fi接続して利用する事が可能で、スマートフォンだけでなく、パソコンやタブレット・ゲーム機等でインターネット回線を使う事が可能になります。

 

「光回線」と比較すれば、回線速度や安定感は及びませんが、一般的なインターネットの利用には十分対応が出来ます。

 

もちろん、自宅でも同様に利用する事は出来ますが、家族で利用する用途には向いていません。Wi-Fiの飛ぶ範囲が狭く、家族の誰かが持って外出した場合には、残された家族のインターネット利用が出来なくなります。

 

スマートフォンを基地局とするテザリングと比較して、利用時の制限が少なく、スマホのバッテリーを消耗しないことに加えて、月額料金が安価に利用出来る事もメリットです。

 

利用する電波

通常のスマートフォンで利用している周波数帯を使うタイプと、それとは異なる周波数帯を使用するタイプがあります。

 

電波は総務省の管理下にあって、厳格に管理されていて、認可を受けた周波数帯のみ、各通信キャリアに使用が許されています。

 

総務省が割り当てている各キャリアの4G周波数帯は、以下の通りです。

 

バンド 周波数帯 使用するキャリア
1 2GHz帯 docomo・au・SoftBank
3 1.7GHz帯 docomo・au・SoftBank・楽天モバイル
8 900MHz帯 SoftBank
11 1.5GHz帯 au・SoftBank
18 800MHz帯 au
19 800MHz帯 docomo
21 1.5GHz帯 docomo
26 800MHz帯 au
28 700MHz帯 アジア太平洋共通バンド(docomo・au・SoftBank)
41 2.5GHz帯 Wireless City Planning・UQ コミュニケーションズ
42 3.5GHz帯 docomo・au・SoftBank

 

「WiMAX系」が使用している周波数帯はバンド41で、キャリア名はUQ コミュニケーションズになっています。

 

通常のスマホで利用する回線とは異なり、障害物に弱く、遠くまで飛びにくい特性が有ります。スマホと同じauの電波を利用するプラスエリアモードサービスも有りますが、月に15GBまたは7GBの制限が有ります。

 

エリアについて

3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の電波を利用するタイプでは、スマートフォンで使うのと同じ周波数帯のため、広く全国で繋がるエリアが多くなっています。

 

ただ、場所によってはキャリアによって繋がりにくいエリアが存在します。

 

ユニークなのはクラウドSIMを採用した「モバイルWi-Fiルーター」で、キャリア3社に対応しているタイプが有り、状態の良い電波を場所によって自動的に切り替える仕様になっています。

 

バンド41をメインに使用するWiMAX系は、通常のスマートフォンで利用出来るエリアと比較すれば、対応しているエリアは小さくなります。

 

総務省の発表した「令和2年度 電波の利用状況調査」によれば、WiMAXの人口カバー率は87.5%で、面積カバー率は17.6%です。

 

楽天モバイルは、2022年2月に人口カバー率96%を達成しましたが、まだまだ繋がらない場所が多い事と併せて考えれば、利用出来る場所が、それよりも限られる事は否めません。

 

さらに、バンド41の周波数特性は、楽天モバイルの利用するバンド3よりも、建物等の障害物に対して弱い事も加わります。

 

制限について

「光回線」とは異なり、「モバイルWi-Fiルーター」には、完全に無制限で利用出来るサービスは有りません。

 

制限には大きく分けると、「月容量が決まっている」タイプと、「3日間で容量が制限される」タイプが有ります。

 

1ヵ月の通信量

一人暮らしでメイン回線として「モバイルWi-Fiルーター」を利用する場合、どれくらいの容量があれば大丈夫なのか?見ていきましょう。

 

総務省は、2021年7月に固定系ブロードバンドインターネットにおけるトラヒック(通信量)の実態を把握するためインターネットサービスプロバイダ(ISP)9社(「(株)インターネットイニシアティブ」、「NTTコミュニケーションズ(株)」、「(株)NTTぷらら」、「(株)オプテージ」、「KDDI(株)」、「JCOM(株)」、「ソフトバンク(株)」、「ニフティ(株)」及び「ビッグローブ(株)」)や、インターネットエクスチェンジ(IX)5団体等の協力の下で、2021年5月のインターネット回線の集計と試算を発表しています。

 

 

(出典:総務省

 

赤線グラフは主に光回線ユーザーの利用量で、1契約(1回線)あたりに換算すれば、1か月当たりの下り(ダウンロード)が約175GB利用です。

 

しかし、家族で利用している事を考えれば、1世帯当たりの人数全国平均は2.27人なので、少なくとも2台から3台のスマートフォン等を利用していると考えれば、1人あたりは計算上77GB程度になります。

 

光回線の利用者でも、1ヶ月に利用しているデータ容量の平均値は77GB程度なので、「月容量が決まっている」タイプでは、容量内なら制限なく利用が出来るタイプの100GBプランを契約すれば、多くのユーザーにとって事実上の「使い放題」が実現できます。

 

WiMAX系

「3日間で容量制限」タイプは、主に「WiMAX系」です。

 

3日間に10GB or 15GBなどの利用制限が明記されていて、休みの日にまとめて動画視聴など、集中してデータを消費する使い方では問題が発生する場合が有ります。

 

例外として、「楽天モバイル」があります。

 

利用量によって月額料金は変わりますが、20GB以上の利用時は月額料金が変わらず、上限も設けられていません。

 

ただし、「無制限」の利用は楽天回線の利用時だけで、楽天回線が利用出来ない場所では、au回線を利用する事になり、その場合月に5GBの制限が有ります。

 

キャリアメインプランと比較して価格は?

具体的な「モバイルWi-Fiルーター」の月額料金を見ていく前に、比較として3大キャリアのメインプランの月額料金を把握しておきましょう。

 

「モバイルWi-Fiルーター」が無制限か100GBですので、キャリアのメインプランも大容量・無制限の詳細を比較対象とします。

 

docomo

5Gギガホプレミアプラン 容量無制限 月額7,315円

 

このプラン加入には、5G対応スマートフォンが必要です。

 

4Gのスマートフォンでは

 

ギガホプレミアプラン 容量60GB/月 月額7,205円

 

au

使い放題MAX 4Gプラン 容量無制限 月額7,238円

 

SoftBank

メリハリ無制限プラン 容量無制限 月額7,238円

 

これらのプランに加入していなくても、「モバイルWi-Fiルーター」を通常利用する回線にする事で、スマートフォンは通信会社の回線利用すること無く、自由に利用することが出来るようになります。

 

実際の「モバイルWi-Fiルーター」の中から、人気のあるサービスをピックアップして、比較してみましょう。

 

人気の「モバイルWi-Fiルーター」をピックアップ

 

月額料金 2年間利用の総額 契約期間 解約金 事務手数料 エリア
 

楽天モバイル
WiFi ポケット

3,278円 78,672円
端末実質無料
なし
(端末買取)
なし なし 楽天
(au)
どこよりもWiFi 3,058円 73,392円
端末実質無料
2年間
(端末買取)
なし なし docomo
GMOとくとくBB
WiMAX +5G
1~2ヵ月目まで
2,079円
3~36ヵ月目まで
4,434円
37ヵ月目以降
4,444円
101,706円
端末実質無料
– 23,000円CB
(12ヵ月目)
実質78,706円
3年間
(端末買取)
(3年以内は端末代発生) 3,300円 au
クイックWiFi 3,718円 89,232円
端末実質無料
– 8,000円CB
(8ヵ月目)

実質81,232円
2年間
(端末買取)
3,300円
(2年以内は端末代発生)
3,300円 docomo
au
softbank
ASAHIネット
WiMAX 2+

最大2ヵ月
無料
3ヵ月目以降
4,719円
25ヵ月以降
4,785円
103,818円
端末実質無料
2年間
(端末買取)
(2年以内は端末代発生) 3,300円 au
カシモ WiMAX 1ヵ月目
1,280円
2ヵ月目以降
4,455円
103,745円
端末実質無料
3年間
(端末買取)
(2年以内は端末代発生) 3,300円 au
BIGLOBE
WiMAX +5G
4,378円 100,584円
別途、端末代
21,920円
– 15,000円CB
(1ヵ月目)
実質107,504円
1年間
(端末買取)
12ヵ月未満
1,000円
3,300円
+端末代
au
UQ WiMAX +5G 4,950円 118,800円
別途、端末代
21,920円
– 15,000円CB
実質125,720円
なし
(端末買取)
なし 3,300円
+端末代
au

 

 

月額料金だけ比較して、単純に安い!という判断するよりも、トータルで自分の使い方にマッチするのか?端末を含んだ実際の支払い額はどうなのか?等に注目して比べる必要が有ります。

 

具体的に、オススメのモバイルWi-Fiルーターを、理由を含めて更に絞り込んでみます。

 

コスパで選ぶなら「楽天モバイル」がオススメ!

 

(出典:楽天モバイル公式

 

割安な料金で使い放題

最も新しくキャリアに参入した楽天モバイルは、ある程度行き渡っているスマートフォンの回線契約を、他社から奪っていく事でしか、生き残っていく策はありません。

 

そのため、解りにくいと言われている他キャリアの契約プランに対して、安価なワンプランでの対抗を打ち出しています。

 

当初の内容からは変化していますが、ワンプランで有る事にこだわり、現在はそのバージョン8とも言える、「Rakuten 最強プラン」へと進化しています。

 

段階制の料金を採用していて、月に3GBまでなら月額1,078円・20GBまでなら2,178円になっていて、20GB以上は無制限に利用しても3,278円で、それ以上は金額が上がりません。

 

仮に、100GB利用しても月額3,278円です。

 

このプランは通常のスマートフォンだけでなく、モバイルWi-Fiルーターでも同じです。

 

モバイルWi-Fiルーターですから、パソコンやタブレットを自由に接続出来ますし、利用場所も自宅や外出先でもOKで選びません。

 

契約期間縛りが無い

利用環境が変化して使わなくなったり、生活環境が変わって光回線を利用する様になったりして、モバイルWi-Fiルーターが不要になった場合でも、契約期間の縛りが楽天モバイルには無いため、実害は殆どありません。

 

それ以前に、利用しない(月に1GBまでの利用含む)なら、月額費用は一切掛からないので、そのまま持ち続けても何の問題もありません。

 

無線なので完全に無制限ではない

「無制限」を謳っている「楽天モバイル」ですが、無線を利用した回線である以上、完全に無制限利用する事は出来ません。

 

“公平なサービス提供のため速度制御の場合あり”という注意書きが明示されています。

 

楽天モバイルでは明確な数値基準を公表していませんが、利用者の口コミを探すと、1日に10GB以上の利用で、実際に通信制限が行われる様です。

 

また、楽天回線の電波が拾えない場所ではau回線を利用する事になります。

 

エリアに注意

2022年の2月に人口カバー率が96%に達した事を発表していますが、既存キャリアに比べると基地アンテナ局数は少なく、現実的には繋がらないエリアが存在している事に留意する必要があります。

 

人口カバー率に過信は禁物です。

 

人口カバー率は、メッシュという500メートルに区切られた範疇のエリアで、50%以上の利用可能な場所です。

 

公式のMapで対応エリアになっていても、現実として半分近くは利用出来ないエリアになっている可能性が有ります。

 

繋がりやすさと月額料金で選ぶなら「クイックWiFi」がオススメ!

 

(出典:クイックWiFi公式

 

容量内なら制限無く安価に使える

月額費用は100GBの容量で3,718円です。

 

期間によって価格が変動するサービスも多いですが、月額料金がずっと一定で変わらない安心感があります。

 

今なら、8,000円のキャッシュバックをしているため、2年間利用時の実質価格を計算すれば、月額3,385円で利用出来る事になります。

 

スマートフォンのテザリングを利用した20GB等の容量制限や、無制限モバイルWi-Fiルーターに有る、1日10GBで制限が掛かる等の制約がありません。

 

多様な機器を接続して、まとめて動画視聴など毎月100GBを自由に利用出来ます。

 

100GBで具体的に出来る事を計算すると、たとえばAmazonプライムビデオの高画質視聴には、1分あたりの通信量は30MBを消費します。そこから計算すれば、1日あたり1時間47分の視聴が可能になります。

 

音楽配信サービスでは、AppleMusicを利用した場合の音楽データは、1分あたり3.4MB程度なので、1曲5分として計算すれば、1日あたりの時間は15時間48分程度になります。

 

一旦ダウンロードすれば、再度の視聴ではデータ消費しないので、事実上無制限で利用できそうです。

 

繋がりやすさ

クイックWiFiに対しての一番のアドバンテージは、繋がりやすさです。3キャリアに対応するクラウドSIMタイプで、物理的なSIMは搭載していません。

 

日本中どこでも、docomo・au・SoftBankの電波の中で最適な電波を利用出来る為、大きな安心感があります。

 

高速WiMAXなら「GMOとくとくBB WiMAX」がオススメ!

 

(出典:GMOとくとくBB WiMAX公式)

 

WiMAXでは最安級の価格

WiMAXの利用する電波周波数帯は、前述の様に通常のスマートフォンで利用するものとは異なっています。

 

利用出来る範囲は通常のキャリア回線よりも狭くなりますが、メインの利用場所が利用出来るエリアなら、周波数帯が異なる事が回線の安定感や速度の速さに繋がります。

 

そのため多くのプロバイダが参入して、多様なサービスが展開されています。

 

WiMAX系の一般的な傾向として、端末料金を別途徴収するサービスでは月額料金が安くなり、端末代が0円のサービスでは月額料金が高くなっています。

 

「GMOとくとくBB WiMAX」では、端末代を含めて、月額料金は2ヵ月目まで2,024円・3年まで月額4,334円と最安値級です。

 

更に今なら、新規契約で23,000円のキャッシュバックが受け取れます。

 

他社のインターネット回線から乗り換えの場合なら、キャッシュバック金額は最大40,000円になります。

 

プラスエリアモードが無料

プラスエリアモードは、WiMAXの電波が利用出来ない場合に、au回線が利用出来るオプションです。(月に15GBまでの利用制限があります)

 

メインで利用する場所や自宅が、WiMAXの対応エリア出ない方には、積極的にオススメしませんが、外出時に利用したい時に繋がらなかった時の15GBとして考えれば、大きなメリットがあります。

 

プラスエリアモードのオプションは、月額1,100円掛かりますが、「GMOとくとくBB WiMAX」は無料で利用することが出来ます。

 

まだ、本格的に利用が出来るのは先ですが、新世代5Gの電波にも対応しています。

 

 

 

 

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