NTT東西は、2017年に固定電話のIP網への移行を発表しています。
具体的には、2024年1月から順次IP網に移行する予定となっていますが、随時最新情報を公表しています。
現在の固定電話からの固定電話機への発信時通話料は、利用する時間帯や、かける相手の距離に応じて、9.35円/4分(深夜早朝市内)から11円/45秒(昼間夜間遠距離)と細分化されていて、状況に応じて大きく変わります。
IP網へ移行する事によって、時間帯や距離は関係無く、全国一律・全時間帯9.35円/3分の料金体系に変わります。公衆電話から固定電話への通話料も、現状は最大8秒/10円だったのが、全国一律・全時間帯で10円/56秒へと変更されます。
報道される詐欺(サギ)の内容は、特殊詐欺(振り込め詐欺・オレオレ詐欺)が多く、注意喚起も盛んに行われていますが、NTT東西が進捗状況を含めて、定期的にIP網への移行について会見しているのは、加入者の詐欺被害防止の観点が常に有ります。
都合の良い部分だけを切り抜いた新聞記事・雑誌記事を片手に、「固定電話は今後利用出来なくなります」と不安を煽って、自社取り扱いの音声サービスへ誘導したり、「お使いの電話機は、新しいIP網への未対応機種なので、利用が出来なくなります」と、電話機を売りつけたりする便乗詐欺が後を絶ちません。(ちなみに、筆者のところにも来ました)
酷いのになると、「IP網へ移行するため、工事が必要です」と言い放ち、光回線を導入する輩も居るそうです。
IP網への移行に際し、既存のメタルケーブルを継続して利用するため、利用者側の工事は一切発生せずに必要もありません。当然、利用している電話機も継続使用が可能です。
少々解りにくいのは、ISDN回線です。INSネットと言い、ADSL普及前にインターネット利用手段として一世風靡しました。
現在必要な回線速度には全く届かず(64kbpsです)、利用時間に応じて電話通話料も加算される事から、実際の利用者は極限られると考えられますが、電話番号が複数必要な(自宅用・仕事用・FAX用)SOHO・個人事務所では、一定数の利用者が存在します。
このINSネットで停止されるのは、デジタル通信モードだけで、音声通話の利用は固定電話と同様に継続して利用する事が出来ます。便乗詐欺も固定電話と同じく、「このままでは電話が利用出来なくなる」と言って、光回線等の導入を迫ってくるケースが多く、注意が必要です。
通信サービスは解りにくい点も多く、そこに付け込む悪徳な人間が存在することも確かで、来た話を鵜呑みにするのでは無く、自分で情報を取って考え判断し、能動的に行動する事が必要です。
光回線の申込み方法と、お得に安心して申し込める窓口をご紹介します。
光回線開通までの流れ+α
光回線を利用するためには、回線工事が必要になります。契約即、利用開始にはなりません。
開通までの流れ
大まかな手順としては、
- 光回線サービスを選択する
- 光回線に申込みをする
- 工事日程を擦り合わせる
- 回線工事が行われる
- サービス開始
という流れで進行していきます。
スマートフォン契約プランの見直し
光回線が自宅に開通したら、利用しているスマートフォン契約の見直しをしましょう。
特に大手三大キャリア(docomo・au・SoftBank)で、ショップが勧めてきた無制限・大容量のプランと契約している方なら、月額料金が安くなる小容量プランへの移行をすることで、新たに発生する光回線の月額料金は、安くなった携帯電話会社に支払う料金差額でペイ出来るか、お得になるケースが多くなります。
何故?小さな容量プランに変更しても問題が無いかは、明快に理由があります。自宅に光回線を導入すれば、自宅での利用時には光回線を利用したWi-Fi接続でインターネット接続を行うため、携帯電話会社の回線を使用しません。外出時にだけ、光回線以外の回線を利用する事になります。
2021年8月26日に株式会社MM総研は最新の「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2021年7月時点)」を公表しています。
(出典:MM総研)
このデータ使用量は、自宅以外での携帯電話会社の回線を利用した時のみです。
「1GB」31.8%・「2GB」11.7%・「3GB」14.1%で、57.6%のユーザーが3GB以下の通信量に留まっていて、約75.2%のユーザーは累計「7GB」までで収まっています。
単純に平均をとれば8.72GBになりますが、数値の中央値は3GBになります。
ユーザーの利用の仕方にも依りますが、多くのユーザーは、大容量・無制限プランを必要とせず、3GB程度の容量で足りる事が解ります。
大手キャリアの小容量プランへ移行するだけでも、料金は安くなりますが、新しく登場しているオンライン専用プランでは、更に大幅に安くなります。
たとえば、SoftBank回線をそのまま使う「LINEMO」では、月額990円で3GBの容量が利用出来ます。格安SIMとは異なり、回線品質はキャリア回線のSoftBankをそのまま利用しますが、大幅に価格が安くなります。
(出典:LINEMO公式)
同様にauがオンライン専用プランとしてリリースしている「povo」は、インターネットを利用する時にだけトッピングと呼ばれるオプションを追加するスタイルで、3GB(1ヵ月の期限)の費用が990円です。
全国のドコモショップでも契約が出来るドコモ回線のエコノミーMVNOである「LIBMO」では、3GBのプランを月額980円で提供しています。家族3人で利用しても、合計2,940円程度でスマートフォンが維持出来ます。
(出典:LIBMO公式)
利用可能な光回線サービスを調べる
光回線を利用するためには、利用したい居住地が、サービスエリアに入っている必要が有ります。
サービスエリアの確認
一戸建てへの導入は、直ぐ近くまで回線が来ている必要が有り、マンション集合住宅では、共有スペースまで回線の引き込み工事が完了している回線のみ、基本的には利用することが出来ます。
エリアはサービスごとに異なり、市町村単位でエリアになっていても、必ずしも全域がカバーされていない事もあります。
全国展開している「光回線」のサービス提供エリアを見ていきましょう。
auひかり
KDDIが全国展開している「auひかり」ホームタイプの提供エリアは、携帯電話回線のauとは異なり、限られたエリアしか展開していません。
「auひかり」は、提供している具体的なエリアとして、以下の地域でのみ利用できます。
【北海道エリア】 北海道
【東北エリア】 青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島
【関東エリア】 東京都、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木
【信越エリア】 新潟、長野
【中部エリア】 山梨
【北陸エリア】 石川、富山、福井
【中国エリア】 鳥取、岡山、島根、広島、山口
【四国エリア】 香川、徳島、愛媛、高知
【九州エリア】 福岡、大分、佐賀、宮崎、熊本、長崎、鹿児島
人口が比較的多い、大阪を含む関西エリアと名古屋を含む東海エリアは、提供エリアになっていません。
を利用して、住所から導入可能か調べることが出来ます。
NURO光
(出典:NURO公式)
NURO光は、以下の地域でのみ利用できます。
【北海道エリア】 北海道
【関東エリア】 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
【東海エリア】 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
【関西エリア】 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県
【中国エリア】 広島県、岡山県
【九州エリア】 福岡県、佐賀県
エリア内に居住地があっても、必ずしも利用出来るとは限りません。
光回線は、住まいのすぐ近くまで、実際にNURO光の回線が来ている必要が有ります。
フレッツ光
(出典:フレッツ光申込サイト)
日本で最も広いエリアでサービスを提供しているのは、NTTが敷設した「フレッツ光」です。
NTT西日本エリア
富山県 / 石川県 / 福井県 / 岐阜県 / 静岡県 / 愛知県 / 三重県 / 滋賀県 / 京都府 / 大阪府 / 兵庫県 / 奈良県 / 和歌山県 / 鳥取県 / 島根県 / 岡山県 / 広島県 / 山口県 / 徳島県 / 香川県 / 愛媛県 / 高知県 / 福岡県 / 佐賀県 / 長崎県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県
NTT東日本エリア
北海道 / 青森県 / 岩手県 / 宮城県 / 秋田県 / 山形県 / 福島県 / 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 東京都 / 埼玉県 / 千葉県 / 神奈川県 / 山梨県 / 新潟県 / 長野県
日本中の多くの場所・多くのマンション集合住宅で、「フレッツ光」なら高速な光回線を利用する事が出来ます。
「フレッツ光」の契約形態
光回線でインターネットを利用する為には、光回線だけではなく接続業者プロバイダと契約する必要が有ります。
フレッツ光も、プロバイダとの契約が必要になります。
出典:NTT西日本*一部改変
しかし、現在ではこの2箇所に契約する手段は、個人ではメリットが有りません。現在の個人契約の中心は、「光コラボ」という契約が主流で、契約先が一箇所で済みます。
出典:NTT西日本*一部改変
NTTは「光コラボ」の販売取り扱いはありません。光コラボ事業者がNTTへの回線使用料支払いも行うスタイルになるので、ユーザーがNTTと直接契約はしません。
膨大な数のサービスを全部チェックするのは大変なので、後ほどピックアップしてみます。
何をポイントに選択して、何処で申し込むか?
光回線を選択するのには、色々な視点から見極める必要が有りますが、大切なのは「実際に支払う通信費としての出費が幾らになるのか?」です。
支払い内容トータルに大きな影響が出る項目は、以下の通りです。
セット割
利用しているスマートフォン契約が、「セット割」に対応している回線を選べば、トータルの通信費を大きく節約する事も可能になります。
工事費
マンションか?戸建てか?や、工事内容・光回線によっても費用は異なり、2万円弱程度から4万円強ほどの費用が掛かります。
この費用も通信費として考える必要が有り、「フレッツ光」「コラボ光」では掛かりませんが、引っ越しや回線乗り換え時には撤去費用が掛かるサービスも有り、これも通信費に入れる必要が有ります。
工事費がキャンペーン等で、無料になっているサービスも有ります。
キャッシュバック・特典
同じ光回線サービスを申し込んでも、何処で申し込むかによって、内容は大きく変わります。
申込先としては、「公式サイト」「携帯電話ショップ・家電量販店窓口」「オンライン代理店」があります。
携帯電話ショップは、基本的に直営店はありません。看板を掲げて店舗を構えていても、運営しているのは代理店です。公式サイト以外は、全て代理店契約になります。契約したサービスは、何処で契約しても内容は全く同じで、サポートも同様に公式が行う事に変わり有りません。
公式サイト
サービスを提供する企業の考え方にも依りますが、内容を精査すればキャンペーン内容が充実しているのは代理店には及びません。
新規顧客が欲しいのは確かですが、競争力を保ち効率良く運営するためには、回線運用することに専念して、無駄な顧客獲得経費を掛けずに、新規獲得は正規代理店に任せる傾向が強くなっています。
代理店に支払う費用は、成功報酬のインセンティブなので無駄が無く、幅広く集客窓口を広げている方が、合理的な新規顧客獲得方法として賢明と、判断しているケースが多くなっています。
特に、NTT東西は、「光コラボ」は回線の卸をしているだけで、直接販売していません。「フレッツ光」の販売は行っていますが、キャッシュバックキャンペーンは基本的に行っていません。
携帯電話ショップ・家電量販店窓口
キャッシュバックを行っている事も有りますが、契約するユーザーにとってのメリットは、それほど大きくありません。
その理由は、キャッシュバック原資の出所にあります。
キャッシュバックの費用としては、回線の運用会社は代理店には別途費用を支払っていません。そのため、キャッシュバック費用については、代理店で捻出する必要があります。
代理店の収益は、ユーザー獲得の成功報酬で成り立っています。店舗の運営には、家賃・光熱費・人件費・広告宣伝費等の多大な経費が掛かり、それらの費用を得た収益の中から支払い、一定の利益を確保した後の中からキャッシュバック費用は捻出されます。
経費が掛かる以上、大きな特典キャッシュバックは行う事は難しいと言えます。
オンライン代理店
同じ代理店でも、ショップを持たないオンライン代理店は掛かる経費が少なく、ユーザーにとってメリットの大きい、キャッシュバック費用の捻出が可能です。
先述の三大キャリアが始めたオンライン専用プランが、従来の価格よりも大幅に安価なのと、構造上は近いものが有ります。
それだけでなく、魅力あるキャッシュバック提案が出来る代理店には、当然集客力と営業力があります。
多くの新規契約者をコンスタントに獲得してくれる正規代理店には、より高額なインセンティブが、回線企業の新規顧客獲得資金から積極的に支払われます。
優秀なオンライン代理店は、豊富な原資を獲得する一方で、店舗や人件費にコストを掛けない徹底した合理化で経費を絞り、その差額を渾身の力で顧客に還元する事が、高額なキャッシュバックになります。
そんな代理店のお得なキャッシュバックを加味した上で、具体的に光回線サービスを見ていきましょう。
具体的な回線選び
具体的な光回線をピックアップします。表中のキャッシュバックは、オンライン代理店で契約した場合の、お得なキャッシュバック金額です。
多くのサービスでは、マンション集合住宅プランと、一戸建てプランの価格が異なります。
マンション集合住宅
マンション 料金 | キャッシュバック | セット割引 | 契約期間 | 途中解約の違約金 | |
ソフトバンク光 | 月額4,180円 工事費26,400円 乗換は実質無料 |
25,000円 | SoftBank Y!mobile |
2年 | 4,180円 |
@TCOMヒカリ | 月額4,180円 工事費16,500円 → 実質無料 |
33,000円 月額割引をCB 換算3,960円 |
au LIBMO UQ mobile |
2年 | 2,200円 |
楽天ひかり | 月額4,180円 工事費16,500円 |
– | セット割無し | 3年 | 4,180円 |
ASAHIネット光 | 月額4,235円 工事費16,500円 → 実質無料 |
月額割引をCB 換算14,500円 |
au | 1年 | 4,488円 |
@nifty光 | 月額4,378円 工事費16,500円 |
22,000円 月額割引をCB 換算19,800円 |
au UQ mobile |
3年 | 3,630円 |
ビッグローブ光 | 月額4,378円 工事費16,500円 → 実質無料 |
20,000円 | au UQ mobile |
3年 | 3,360円 |
ドコモ光 | 月額4,620円 工事費16,500円 → 実質無料 |
20,000円 | docomo | 2年 | 4,180円 |
So-net光プラス | 月額4,928円 工事費26,400円 → 実質無料 |
50,000円 | au UQ mobile |
2年 | 3,480円 |
NURO 光 | 月額5,200円 工事費44,000円 → 実質無料 |
45,000円 | SoftBank | 3年 | 3,850円 +撤去費 |
auひかり | 月額4,180円 工事費33,000円 → 実質無料 |
40,000円 | au UQ mobile |
3年 | 2,730円 +撤去費 |
フレッツ光 | 月額3,575円~ +プロバイダ料 工事費16,500円 |
東日本 35,000円 西日本 45,000円 (業務用途が適用) |
セット割無し | 2年 | 東:1,650円 西:2,200円 |
一戸建て
戸建て 料金 | キャッシュバック | セット割引 | 契約期間 | 途中解約の違約金 | |
ソフトバンク光 | 月額5,720円 工事費26,400円 → 乗換は実質無料 |
25,000円 | SoftBank Y!mobile |
2年 | 5,720円 |
@TCOMヒカリ | 月額5,610円 工事費19,800円 → 実質無料 |
35,000円 月額割引をCB 換算5,280円 |
au LIBMO UQ mobile |
2年 | 3,300円 |
楽天ひかり | 月額5,280円 工事費19,800円 |
– | セット割無し | 3年 | 5,280円 |
ASAHIネット光 | 月額5,698円 工事費19,800円 → 実質無料 |
月額割引をCB 換算14,500円 |
au | 1年 | 5,698円 |
ビッグローブ光 | 月額5,478円 工事費19,800円 → 実質無料 |
20,000円 | au UQ mobile |
3年 | 4,230円 |
@nifty光 | 月額5,720円 工事費19,800円 |
22,000円 月額割引をCB 換算23,760円 |
au UQ mobile |
3年 | 4,840円 |
ドコモ光 | 月額5,940円 工事費19,800円 → 実質無料 |
20,000円 | docomo | 2年 | 5,500円 |
So-net光プラス | 月額6,138円 工事費26,400円 → 実質無料 |
50,000円 | au UQ mobile |
2年 | 4,580円 |
NURO 光 | 月額5,200円 工事費44,000円 → 実質無料 |
45,000円 | SoftBank | 3年 | 3,850円 +撤去費 |
auひかり | 月額5,610円 工事費42,250円 → 実質無料 |
40,000円 | au UQ mobile |
3年 | 4,730円 +撤去費 |
フレッツ光 | 月額4,730円~ +プロバイダ料 工事費19,800円 |
東日本 35,000円 西日本 45,000円 (業務用途が適用) |
セット割無し | 2年 | 東:4,950円 西:4,400円 |
表の最下部3つを除いて、全てNTT東西の「フレッツ光」回線を使った「光コラボ」です。
「光コラボ」なら、前述の様に日本全国のエリア・多くのマンション集合住宅で利用する事が出来ます。
オンラインで申込み
利用するサービスが決まったら、申込みを行います。何度も書きますが、「オンライン代理店」での契約がお得です。
公式サイトでキャンペーンを行っている場合、オンライン代理店独自の特典が更に加わります。
目当てのサイトにアクセスしたら、「個人情報の保護・取り扱いに関して」等を確認して、同意します。
その後、現在の回線状態や住居の状況と共に、名前・住所等の詳細を入力します。
SSL暗号化通信により保護されているサイトなら、安心して利用出来ます。内容記入が完了したら、確認画面に進み完了ボタンを押せば、申込みは完了です。
折り返し、オペレーターから内容確認が登録した電話が入ります。申込み内容の確認や、キャンペーン内容と注意事項などの説明があります。疑問に思うことや、不明点が有れば遠慮無く聞きましょう。
工事日程の擦り合わせ
回線工事には、立ち会いが必要です。
工事日程の連絡は、サービスによって異なり、先のオペレーターから手順の説明があります。
登録した電話番号が携帯電話やスマートフォンの場合、他のオプションサービス申込みをしていなければ、SMS(ショートメール)に工事日程が届くパターンでは、記載された内容の日程に不都合が無ければ、そのまま放置しても予定通りの工事に進みます。
都合が悪ければ、ショートメールに記載されている電話番号に連絡して、希望の日程擦り合わせを行って下さい。
工事担当者から、日程調整の電話が掛かってくるパターンも有ります。工事が可能な日程と、ご自身の都合が付く日程の擦り合わせを行って下さい。
また、光回線サービスにより開通まで(契約から工事完了まで)の期間は異なります。
auひかり 工事までの期間
「auひかり」の申し込んでから開通するまでの目安は、マンション集合住宅で概ね2週間から1ヵ月程度・戸建てでは概ね1ヵ月から2ヵ月程度を要します。
NURO光 工事までの期間
「NURO光」の開通期間の目安としては、マンション集合住宅タイプで、1ヵ月から4ヵ月程度・一戸建てで1ヵ月から3ヵ月程度が掛かります。
エリアによっては、更に時間が掛かるケースも有ります。福岡県、佐賀県、岐阜県、北海道エリアは工事状況によって、さらに1~2カ月程度はプラスする必要が有ります。
「auひかり」「フレッツ光」の回線工事は1回で完了しますが、「NURO光」は、「宅内工事」「屋内工事」が別の日程で行われます。
どちらも立ち会いが必要で手間が掛かり、スケジュールの調整をすれば、さらに開通までの期間が延びる事になります。
フレッツ光 工事までの期間
「光コラボ」も「フレッツ光」の光回線工事を行うので、全く同じです。
NTTグループは実際に作業を行う工事業者との付き合いが古く、多くを確保しているため、他の光回線と比較すれば、期間は短くなっています。
また、「NURO光」では全部・「auひかり」でも多くの部分で、NTTが敷設した「フレッツ光」のダークファイバー(NTT東西が利用していない部分のこと)を利用しているため、光回線工事のスケジュール管理における主導権を、NTT側が持っている事も理由です。
「フレッツ光」「光コラボ」は、概ね申込みから開通するまでの期間としては、2週間から1ヵ月程度です。
回線工事
「フレッツ光」「光コラボ」の例で、具体的に回線工事の内容を見てみましょう。
一戸建ての光回線工事
(出典:NTT東日本)
光ファイバーケーブルを、電柱から戸建て建物の外壁まで引き込んで、屋内へケーブルを通します。
電話線の配線を利用して併用するケースや、エアコンのダクトの隙間等から引き込む事が出来れば、壁に穴を開ける必要はありません。他に手段が無い場合は、壁に1cm程度の穴を空けて引き込みます。
マンション集合住宅の光回線工事
(出典:NTT東日本)
マンション集合住宅の場合は、建物の共有スペースまで光回線が入っている場合と、これから引き込むケースでは大幅に工事内容と時間が異なります。
光回線が建物に入っていない場合は、近くまで来ている光回線を電柱から建物に引き込み、共用スペースの回線終端装置に接続します。
建物の状況や電柱からの距離等で作業時間は変わりますが、概ね2時間から3時間程度かかります。
ただし、この場合は個人のニーズだけで工事は進行できません。賃貸なら大家さん・分譲なら管理組合と居住人の合意を得る必要が有ります。
光回線が引き込まれているマンションなら、宅内工事を行えば光回線は開通します。その場合の工事時間も建物の形状や状況によって変化しますが、概ね1時間から2時間程度です。
NTTの光回線「フレッツ光」は、日本中のマンション集合住宅で回線が共有部分までの引き込み工事が完了しているケースが多く、既に建物内に光コンセントが設置されているケースでは、工事不要で利用出来る事もあります。
(出典:SoftBank公式ページ*一部改変しています)
この場合は、申込みをすれば回線業者の切り替え手続きだけで完了し、無派遣工事でOKになる可能性があります。
光回線サービス開始
工事日程が決定してから1週間程度で、契約した光回線サービスから書面が届きます。契約内容の他、接続設定手順詳細の記述が有りますので、大切に保管して下さい。
無事に工事が完了したら、既に光回線は使える状態になっています。届いている書面の内容に沿って、接続設定を行って下さい。
スマートフォンの自宅での接続先も、光回線のWi-Fi接続に切り替える設定が必要になります。問題無く利用出来たら、前述のスマートフォン契約プラン見直しにもチャレンジしてください。
店舗やオフィス等の業務用途なら、サポートが充実しているフレッツ光
(出典:フレッツ光申込サイト)
業務用途の法人契約なら「光コラボ」よりも、プロバイダを別契約する「フレッツ光+プロバイダ」がオススメです。
通常の家庭に回線を引くのとは、違うケースが多い企業の工事でも、豊富なノウハウがあり、比較的早く工事が完了出来るメリットもあります。
遠い過去から現在に至るまで、NTTは多くの企業法人ユーザーを抱えていて、どの通信会社よりも多くのノウハウを持っています。
実際に多くの店舗やオフィスなどの法人ユーザーは、「光コラボ」ではなく「フレッツ光+プロバイダ」を選択しています。
キャッシュバックが充実
光回線販売を担う代理店では、キャッシュバックキャンペーンを行っている事がありますが、個人契約では「光コラボ」のみが対象で、「フレッツ光」は個人事業主や法人のみが対象になっている事が大半です。実際に法人契約の方が、キャッシュバック金額が大きくなっています。その理由は、法人の方が引っ越しや乗り換えが統計上少なく、解約のリスクが低く長期的な利用が見込める事にあります。
個人事業主や法人契約で光回線を利用するなら、代理店申込みのキャッシュバックがメリット大です。
来店者向けWi-Fiの提供
セキュリティを考えた上で、店舗全体でお客様全体が快適に利用出来るWi-Fi環境の構築が可能になります。
NTT東日本では「ギガらくWi-F」・NTT西日本では「DoSpot」というサービスを展開しています。
単なるフリーWi-Fiスポットではなく、売上向上のための機能が揃っていて、トラブル時にもNTTのサポートが受けられます。
たとえば、「ギガらくWi-F」では、来店客の接続時に任意のwebページを表示させられたり、店舗のFacebookページに“チェックイン”することでWi-Fiを利用できたりするなど多彩で、営業時間外には、ただ乗り防止も講じられます。
「DoSpot」では、店舗のBGM配信サービスの「DoMUSIC」があり、JASRACを気にする事無く、お気に入りの店舗に合った音楽で空間を満たすことが出来ます。
顧客サービスの一環として、多彩なジャンルのコミックが2,500冊以上利用出来る「Doコミック」も人気が有ります。来店客のスマートフォンやタブレットでWi-Fi接続する事により、読み放題になります。
電話が安く設置できて維持費と通話料も安い
飲食店に電話は不可欠ですが、通常の電話を設置するのには、施設負担金36,000円が必要になります。
「フレッツ光」を利用した「ひかり電話」なら、この費用が不要になります。
その上、事業用固定電話の基本料金は、2,300円から3,530円程度が必要ですが、「ひかり電話」では550円です。
固定電話では最大45秒で11円掛かる固定電話への料金も、「ひかり電話」なら日本全国どこの固定電話にかけても3分8.8円です。
「ひかり電話」なら5つの電話番号(1追加番号ごとに月額110円)が利用出来ます。
店舗と自宅が兼用な場合、自宅通話用・店舗通話用・店舗FAX用の3つの番号が必要になりますが、多くの光回線が提供する電話番号は2つまです。
経費として計上し易い
フレッツ光は法人契約の場合、請求書での支払いが可能になります。
会社や事業の経費として税務計上する場合には、請求書と支払い領収書が必要になります。
コラボ光やフレッツ光でも個人契約の場合には、クレジットカードでの支払いが一般的で、請求書・領収書の発行が有りません。
24時間サポートが受けられる
フレッツ光の法人契約では、24時間サポートが受けられるオプションサービスが有ります。個人契約の通常保守は9時から17時の日中保守ですが、法人契約の場合はオプション加入で夜間や早朝を問わず、不具合があればフレッツ光の業者が駆けつけてくれて、対応が受けられます。ビジネスを止めません。
固定IPの利用
フレッツ光の法人契約では、「固定IPアドレス」が利用出来ます。固定IPのサービスが利用できるプロバイダの契約が必要です。多くの法人契約が出来るプロバイダで、サービスを提供しています。
固定IPとは、インターネット上の住所が固定される事を意味します。個人契約の場合は、接続する度にIPアドレスが割り振られて変わります。
通常のネット閲覧をするだけなら、IPアドレスを固定するメリットは有りませんが、社外から社内のサーバーにアクセスする場合や自社サーバーでホームページの構築等、自社サーバーを運営する場合には固定IPが必要になります。
VPNの利用
VPN(Virtual Private Network)は、仮想の専用回線構築です。
データが暗号化されることでセキュリティが大きく高まり、社外から社内ネットワークに安全に接続するテレワークにも必須の機能です。
同時接続機器の台数
フレッツ光の個人契約では、端末の接続台数は10台までが推奨されています。
法人契約のオプション契約(NTT東日本ではフレッツ光ネクスト プライオ1やフレッツ光ネクスト プライオ10・NTT西日本ではフレッツ光ネクスト ビジネスタイプ)を結べば、同時接続台数に制限が無くなります。
回線占有・帯域優先機能
光スプリッタを経由せずに、光ファイバーケーブルを占有する機能や、優先的にパケットを転送する機能があります。
通常の光回線利用よりも高額な費用が掛かりますが、大人数で利用する場合等に、安定した通信回線品質が担保出来ます。
個人契約の光回線は、キャンペーン充実の「@TCOMヒカリ」がオススメ!
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
「@TCOMヒカリ」は、「フレッツ光」を使用する人気の「光コラボ」です。
通信費全体を考えれば、「セット割」は費用を抑える有力な手段です。
「セット割」が適用される光回線で、最もオススメするのは@TCOMヒカリです。auの「スマートバリュー」、UQモバイルの「自宅セット割」、格安SIMであるLIBMO(リブモ)の「LIBMO×光セット割」など、複数のスマホキャリアとのセット割ができます。
(出典:UQ mobile 公式)
@TCOMヒカリは自社データセンターを保有し、自社光ファイバーケーブルを運用するなど、単にプロバイダとしてだけで無く、豊富な技術力が有り人気があります。
@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です。
数ある自宅「セット割」回線の中から@TCOMヒカリをオススメするのは、キャッシュバックを利用して、自宅セット割に加えてトータルの通信費を節約出来るからです。
1年間の実質支払額を、自宅セット割+キャッシュバックを加えて、シミュレーションしてみましょう。
自宅に光回線を導入すれば、外出時だけ携帯電話回線を利用するだけで良く、多くのユーザーは月に3GB程度の通信量で収まっています。UQ mobileの「くりこしプラン +5G」3GBを利用したと仮定します。
マンションタイプ | 戸建てタイプ | |
月額料金 | 3,850円 | 5,170円 |
ヒカリ電話 月額料金 | 550円 | 550円 |
年間料金 | 52,800円 | 68,640円 |
キャッシュバック | 33,000円 | 35,000円 |
UQ mobile 3GB | 990円 | 990円 |
スマートフォン年間 | 11,880円 | 11,880円 |
通信費支払い総額 | 31,680円 | 45,520円 |
実質支払い月額 | 2,640円 | 3,793円 |
マンションタイプでは、光回線を導入してスマートフォンを維持しても、実質月額費用は2,640円で収まります。
他にも、@TCOMヒカリをオススメする理由が沢山有ります。
工事費無料
光回線の導入には工事が必要で、実際に技術者や工事業者が動く為、工事費が掛かります。
@TCOMヒカリの場合、最大19,800円の工事費が掛かりますが、工事費が無料になるキャンペーンを行っています。
キャッシュバック
新規契約だけのオプション無しで、戸建てタイプ35,000円・マンション集合住宅タイプで33,000円のキャッシュバックが受けられるキャンペーンを行っています。Wi-Fiが使える無線Wi-Fiルーターを選ぶ事も出来ます。
12ヵ月の間、月額料金割引
契約から12ヵ月間、月額料金が割り引かれます。戸建てタイプで5,610円が12ヵ月間は5,170円になり、マンション集合住宅タイプでは、4,180円が12ヵ月間は3,850円になります。
auをスマートフォンでご利用中ならお得に
現在auのスマートフォンをお使いなら、auスマートバリューが利用出来ます。1台あたり毎月最大1,100円の割引きが受けられ、年間では13,200円もお得になります。家族で利用していれば、大きなメリットになります。
格安SIM「LIBMO」がお得に使える
(出典:LIBMO公式)
データ容量 | データ+音声通話+SMS | データ+音声通話+SMS +10分かけ放題 |
@T COMヒカリ 月額割引額 |
3GBプラン | 980円(税抜891円) | 1,750円(税抜1,591円) | 220円(税抜200円)/月割引 |
8GBプラン | 1,518円(税抜1,380円) | 2,453円(税抜2,230円) | 220円(税抜200円)/月割引 |
20GBプラン | 1,991円(税抜1,810円) | 2,926円(税抜2,660円) | 220円(税抜200円)/月割引 |
30GBプラン | 2,728円(税抜2,480円) | 3,663円(税抜3,330円) | 220円(税抜200円)/月割引 |
UQ mobileのプランでは、3GBでちょっと足らないユーザーは次の15GBしか有りませんが、LIBMOでは8GBプランが有ります。
外出時に動画視聴などを利用する方は、UQ mobileでは25GBプランが自宅セット割で2,970円になりますが、LIBMOの30GBプランは割引き後2,508円になり、通信費が節約出来ます。
今使っているのがau回線プランのユーザーは、LIBMOに乗り換える事で、更に大きな通信費の節約が可能になります。
戸建てプランが比較的安い「ビッグローブ光」
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
老舗プロバイダが運営する「ビッグローブ光」の月額料金は、一戸建てタイプで5,478円・マンションタイプで4,378円です。
工事費無料キャンペーン
ビッグローブ光の導入には最大で19,800円の標準工事費がかかりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。
引っ越し移転時の工事費用も無料
光回線を利用していて引っ越し転居を行う場合、引っ越し先で再度回線導入工事が必要になります。
ビッグローブ光では最初の導入工事費だけでなく、その後に何度引っ越しを行っても、その都度必要になる工事費が無料になっています。
UQモバイルのセット割
ビッグローブ光でもUQモバイルのセット割が適用され、通信費トータル費用を大幅に下げる事ができます。
キャッシュバックキャンペーン
オンライン専門代理店で契約を行うと、キャッシュバックが受け取れます。
詳細は以下をご覧下さい。
乗り換え違約金が全額負担してもらえる「ソフトバンク光」
(出典:ソフトバンク光申込サイト)
ソフトバンクは自社で光回線の敷設は行わず、「フレッツ光」を使用する「光コラボ」でサービスを提供しています。
月額料金は、マンションタイプで4,180円です。
今利用している回線の契約解除違約金を負担してもらえる
現在「モバイルWi-Fiルーター」や「据え置き型無線ホームルーター」を利用しているユーザーや、「光回線」を利用しているユーザーが、「フレッツ光導入マンション」に転居する場合、今までの回線は不要になります。
これまで利用してきた回線の解約を検討すると、問題に上がってくるのが「違約金」です。
利用しているサービスや、利用期間や端末の残債などで様々なケースが有りますが、無線系の回線では、20,000円以上の費用請求が有る場合もあります。
光回線では撤去費用も含めて、10万円近くになる事も有ります。
「ソフトバンク光」では、ソフトバンク以外の他社回線の解約に伴う違約金の費用を、最大100,000円まで(光回線の場合)全額負担するキャンペーンを行っています。
違約金だけでなく、回線撤収費用や機器の支払い残債も対象になります。(無線タイプ回線の最大金額は42,000円です)
「セット割」も有ります。
ソフトバンク光のセット割
ソフトバンクのスマートフォンでも「おうち割光セット」適用で、1台あたり月額1,100円の割引きがあります。
しかし、光回線を導入したら、ソフトバンクのキャリア回線をそのまま利用した、サブブランドの「ワイモバイル」に乗り換える方がずっとお得になります。
「ワイモバイル」を「ソフトバンク光」と組み合わせると、「おうち割光セット(A)」が適用され、1台あたり毎月1,188円の割引きが受けられます。
ワイモバイルとは?
(出典:ワイモバイル公式)
「ワイモバイル」はサブブランドで、街にある携帯電話ショップで契約や相談が出来ます。
月額料金はメインプランよりも大幅に安価であり、更に「セット割」が適用されることで格安SIMの価格と比較しても、大きな遜色が無くなります。
通信容量/コース名 | 月額料金 | セット割 | 支払料金 |
3GB/Sプラン | 2,178円 | 1,188円 | 990円 |
15GB/Mプラン | 3,278円 | 1,188円 | 2,090円 |
25GB/Lプラン | 4,158円 | 1,188円 | 2,970円 |
公式に行っているキャンペーン特典に加えて、代理店契約なら更にお得なキャッシュバックや豪華特典がゲット出来ます。