スマホプランは、どれだけのデータ量をいかに安く利用できるか?という内容に対して、注目を集める事が多いですが、スマホや携帯電話は通話に利用する事がメインであるユーザーも、決して少なくありません。
ドコモの3GのFOMAユーザー数は、2023年現在でもIoTに利用されている件数を除いても、電話通話中心に利用しているユーザー450万件弱が存在しています。
通話のかけ放題は、以前は3大通信キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の独壇場で、格安SIMなど従来よりも安さを武器に参入してきた新興勢力に対しても、強力な武器になっていました。
通話中心の「かけ放題」が必要なユーザーにとっては、割高だと感じていても3大キャリアを利用するより手段が無い状態が永らく続いていました。
しかし、国の意向を受けた総務省のテコ入れによって、2021年ごろから接続料の見直しが行われて、安価に利用ができる格安SIMなどにも「かけ放題」が広がりました。
データ容量を殆ど必要としていない、通話中心のユーザーのために「小容量データ+かけ放題」の専用プランも登場しています。
通話のかけ放題ができるスマホプランをピックアップして、最安はどれなのか?最安で利用する方法は?などについて考察していきます。
携帯電話の通話とかけ放題で知っておきたい事
かけ放題にしていない携帯電話やスマートフォンから電話を発信すると、比較的高額な料金がかかる事は多くの方がご存じだと思います。
そのため、家族間や友人、気の置けない仲間等とのスマートフォンでの通話には、通話料が発生しない、LINE通話などの従来の電話とは異なる連絡手段が多く用いられています。
安価な通話手段としては無料という究極のコスパで、インターネットを使いますからデータは消費しますが、Wi-Fiを使っていれば新たな費用は全く発生しません。
しかし、この究極のコスパの方法では、固定電話や同じアプリを使っていない(もしくはID等を知らない)に対しては、連絡をとる事ができません。
通話品質も通常の電話通話に比べれば、明らかに劣っているため、仕事などでの大事な会話の利用に関しては躊躇するユーザーが多いと言えます。
「かけ放題」のオプションを選択するか、かけ放題のスマホプランを利用する事で、通常の電話通話を高額な料金を気にすること無く利用できるようになります。
通話かけ放題とは?
かけ放題には、定額料金で「5分以内」「10分以内」などの、1回の通話時間が限定されていて、国内通話が何度でも無料になるプランと、1回の通話時間の制限が無い「無制限」のかけ放題があります。
制限時間を超えた場合は?
5分以内のかけ放題オプションを利用していて、通話時間が5分を超えそうな場合、友人が相手なら事情を話して一旦電話を切って、再度かけ直して5分以内の通話なら新たな料金は発生しません。
しかし、通常の通話ではこのやり方は難しく、制限時間を超過した通話には一般的に30秒ごとに22円の通話料がかかります。
スマホプランによっては、かけ放題利用者には別途の30秒ごとに11円などの別の単価を設定しているケースもありますし、格安SIMでは通常の通話単価も含めて30秒ごとに11円に設定されている事もあります。
通話単価が異なる理由
電話通信会社は複数あり、当然相互利用が可能になっていますから、通話料金の単価は30秒ごとに22円に取り決められていると言って良いのですが、格安SIMの中にはその半額の30秒ごとに11円を実現しているケースがあり、これは「プレフィックス」番号を使っているからです。
プレフィックス通話とは?
プレフィックスとは、通話先の電話番号の頭に特定の番号を付けて利用する方法です。
特定の番号を付けて発信された電話は相手先に直接繋がらず、中継電話会社の電話回線網に接続されて、そこを経由して相手先に繋がります。
この中継電話会社が通信各社と回線の大口契約を結ぶことによって、安い通話料で提供する事が可能になっています。
間に第三者が介入する方式のため、「第三者課金サービス」と呼ばれる事もあります。
通話品質は、通常の電話通話と基本的には変わりません。
また、全ての格安SIMで行っているサービスではありません。
プレフィックス通話の利用方法
プレフィックスを使って電話をかけるには、電話番号の前にサービスを提供している側が指定した、特定のプレフィックス番号を常に付けて番号入力をする必要があります。
プレフィックス番号を入力しないで電話をかけると、通常の通話料金30秒ごとに22円がかかりますし、かけ放題のオプションを契約していても、かけ放題の対象通話にならず30秒ごとに22円がかかります。
でも、電話番号を入力するならまだしも、電話帳を使って発信する場合は困りますよね。
そこで、プレフィックスを使う安価な通話を提供している格安SIMでは、専用の電話帳が利用できるアプリや、通常の電話アプリを利用してもプレフィックス番号を付与して電話をかけられるアプリなどをリリースして、ユーザーへの利用を促してきました。
しかし、こちらも2021年頃から様相が変わってきました。
プレフィックス通話を扱う格安SIMの中で、特定のプレフィックス番号を頭に付与しなくても、通常の電話アプリの発信で問題が無くプレフィックス通話が利用できる、「オートプレフィックス」を採用するケースが増えています。
オートプレフィックスを採用している格安SIMでは、かけ放題も含めて契約者の電話通話時に自動的にプレフィックス番号が付くようになったと言うことです。
一気に利便性が高まりましたが注意が必要なのは、それまでのプレフィックス番号を付与するアプリを利用して電話をかけると、今度は逆に30秒ごとに22円の割高な通話料金になり、かけ放題も対象外になります。
提供している各社によって対応は異なるため、詳細は契約している通信会社で確認してください。
かけ放題で対象外なのは?
かけ放題は国内通話のかけ放題が基本で、国際電話が対象外なのは広く知られていますが、国内でも対象外になっている電話番号があります。
対象外になっているのは、かけ放題を提供している各社で異なりますが、一般的には「フリーダイヤル」や「ナビダイヤル」「ダイヤルQ2」などの有料ダイヤル、「転送電話」や「留守番ダイヤル」、「衛星電話」などがあります。
詐欺やルール外の利用をしている、特定の電話番号が対象外になっているケースもあります。
かけ放題は仕事で利用する方も多いですが、法人契約では「かけ放題」の利用ができない通信会社もあります。
電話通話の平均時間は?
(出典:総務省)
1回の電話通話時間の平均は、どれくらいなのか?
総務省が、令和2年版の情報通信白書で公表しています。
時間帯によって通話時間は大きく異なっていますが、携帯電話・スマホでの1回の平均通話時間は249.40秒になっています。
この数値を分に直せば、4分少々という事になります。
下のグリーンで示されている固定電話での利用グラフと比較すると、深夜時間帯で大きな差があります。
携帯スマホでの深夜通話が長いのは、かけ放題でプライベートな通話が多くなっていると推察され、9時から18時くらいの日中の時間帯では固定電話との差は殆ど無く、概ね100秒から120秒程度になっています。
ここから考えられるのは、一般的な利用方法だけにしか利用しないなら、無制限のかけ放題プランを必要としないユーザーも多いという事です。
時間無制限のかけ放題よりも、5分かけ放題なら料金も大幅に安くなるため、自分の利用方法を再度見直してみても良いかもしれません。
通信キャリア(MNO)のかけ放題
自社で回線やアンテナ基地局を整備している通信キャリア(MNO)は、4社(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)があります。
3大キャリアには、データ小容量にかけ放題が標準のプランは無く、オプションで用意されているかけ放題を契約する事で利用します。
ドコモ
ドコモ irumo | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
500MB | 5分 | 1,430円 |
無制限 | 2,530円 |
ドコモは従来のプランを大幅刷新して、新規募集を停止した格安SIMのOCNモバイルONEのプランコンセプトを、新プラン「irumo」に持ち込みました。
安価にドコモ回線が利用できますが、5Gの電波はこのプランでは利用する事ができず、通信速度も最大3MBに制限されます。
電話中心の外出先では殆どインターネットを利用しないユーザーには、殆どこのデメリットは問題にならず、安価に利用する事ができます。
かけ放題のオプション料金は以下の通りで、他の容量プランでも当然利用ができます。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
5分 | 880円 | 20分 | 22円/30秒 |
無制限 | 1,980円 | 45分 | 22円/30秒 |
500MBプランは月額550円で、かけ放題5分オプションの880円を加えた金額で1,430円になっています。
無制限のかけ放題を利用していて、1ヵ月に合計45分以内の通話なら、割高な料金を支払っている事になります。
au
au スマホミニプラン | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
1GB | 5分 | 3,058円 |
無制限 | 4,158円 |
ドコモの新プランに比較するとauは小容量プランが割高で、かけ放題に利用する場合は高い費用負担が必要になります。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
5分 | 880円 | 20分 | 22円/30秒 |
無制限 | 1,980円 | 45分 | 22円/30秒 |
かけ放題オプションの料金は、ドコモと全く同じ横並びになっています。
ソフトバンク
ソフトバンク ミニフィットプラン+ | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
1GB | 5分 | 3,058円 |
無制限 | 4,158円 |
ソフトバンクとauは最小単位1GBのプランが、全く同じの横並び料金です。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
5分 | 880円 | 20分 | 22円/30秒 |
無制限 | 1,980円 | 45分 | 22円/30秒 |
かけ放題のオプション料金も全く同じです。
どちらにしても高額で、積極的にオススメする理由はありません。
楽天モバイル
(出典:楽天モバイル公式)
楽天モバイル | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
3GB | 無制限 | 1,078円 |
20GB | 2,178円 | |
無制限 | 3,278円 |
楽天モバイルは最も新しく参入したため、他の通信キャリアとは異なるアプローチをしています。
RakutenLinkという専用のアプリを使って通話をすれば、制限の無い「かけ放題」が別途費用不要で利用できます。
通話主体でインターネットを利用しないユーザーには、3GBまでで当然収まりますから、月額1,078円で無制限のかけ放題が利用できる事になり、通信キャリアの中ではかけ放題が圧倒的に安く、格安SIMまで視野に入れても間違いなく安いと言えます。
しかし、RakutenLinkでの通話は通常の電話回線とは異なり、インターネットを使って行うため、通話品質は通常の電話に比べて大幅に劣り、通信環境にも大きく左右されます。
そのことは楽天モバイルでも認めていて、別途通常の電話回線を使うかけ放題オプションが用意されています。
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
3GB | 15分 | 2,178円 |
かけ放題は15分までに制限されているオプションしかありませんが、通信キャリアの中では比較的割安な価格設定になっています。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
15分 | 1,100円 | 25分 | 22円/30秒 |
オンライン専用プランのかけ放題
オンライン専用プランは、通信キャリアのショップでは取り扱わない事を原則とする、メインプランに比較すると安価に利用できるプランです。
ahamo
ahamo | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
20GB | 5分 | 2,970円 |
無制限 | 4,070円 |
ドコモから提供されている「ahamo」は、5分かけ放題が標準装備されていて、1ヵ月に20GBのデータが利用できる事まで考えれば割安ですが、通話主体でインターネットを利用しないユーザーにとってはメリットがありません。
時間無制限の「かけ放題」も、オプション提供されています。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
5分 | - | - | - |
無制限 | 1,100円 | 25分 | 22円/30秒 |
インターネット利用の頻度もあるユーザーにとっては、メリットがあります。
povo
povo | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
0GB | 5分 | 550円 |
0GB | 無制限 | 1,650円 |
かけ放題が必要なユーザーには、auが提供しているオンライン専用プランの「povo」は最適な手段の一つです。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
5分 | 550円 | 13分 | 22円/30秒 |
無制限 | 1,650円 | 38分 | 22円/30秒 |
povoの最大の特徴は、月額基本料が無く必要なトッピングをする事で利用ができるため、通話中心のインターネットを利用しないユーザーには、かけ放題オプションの利用だけにすれば、極めて安く使えます。
povoのルールでは、180日間の間に660円以上の利用が必要ですが、1ヵ月に550円の5分かけ放題オプションを利用すれば十分にクリアできます。
インターネットの利用が必要になった時には、最大通信速128kbpsでの通信は可能ですが、この速度では現実的に無理があるため、その都度データ利用のトッピングをすれば快適に利用ができます。
トッピングは数多く用意されていますが、この場合には24時間データ使い放題330円、有効期限7日間で1GBが利用できる390円、有効期限1ヵ月で3GBが利用できる990円の利用が最適です。
LINEMO
LINEMO | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
3GB | 5分 | 1,540円 |
無制限 | 2,640円 |
ソフトバンクのオンライン専用プランである「LINEMO」は、安価な3GBが990円で利用できます。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
5分 | 550円 | 13分 | 22円/30秒 |
無制限 | 1,650円 | 38分 | 22円/30秒 |
5分かけ放題オプションの550円を加えても、月額1,540円で利用ができます。
サブブランドのかけ放題
メインプランよりも安価なサブブランドは、auでは「UQモバイル」・ソフトバンクでは「ワイモバイル」が提供されています。
UQモバイル
UQモバイル コミコミプラン | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
20GB | 10分 | 3,278円 |
無制限 | 4,378円 |
UQモバイルでは、10分のかけ放題が標準装備の「コミコミプラン」が提供されています。
こちらは、ahamoにコンセプトが非常に近く、かけ放題の時間を長くして月額料金を上げています。
無制限のオプションも用意されています。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
10分 | - | - | - |
無制限 | 1,100円 | 25分 | 22円/30秒 |
しかし、ahamoと同様に通話中心でインターネットを利用しないユーザーにとっては、大きなメリットはありません。
UQモバイルでは小容量プランも用意されています。
ミニミニプラン | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
4GB | 10分 | 3,245円 |
無制限 | 4,345円 |
しかし、容量が小さくなっても月額料金の差は僅かで、あまり意味を為していません。
これは、かけ放題のオプション料金が、コミコミプランよりも割高に設定されている事にあります。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
10分 | 880円 | 20分 | 22円/30秒 |
無制限 | 1,980円 | 45分 | 22円/30秒 |
ワイモバイル
ワイモバイル シンプル2 S | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
4GB | 10分 | 3,245円 |
無制限 | 4,345円 |
示し合わせたかのように、UQモバイルのミニミニプランと全く横並びになっています。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
10分 | 880円 | 20分 | 22円/30秒 |
無制限 | 1,980円 | 45分 | 22円/30秒 |
オプション料金も、全く同じです。
格安SIMのかけ放題
コスパの良さが存在意義になっている、格安SIMのかけ放題について見ていきましょう。
LIBMO
LIBMO | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
500MB | 5分 | 1,100円 |
10分 | 1,320円 | |
無制限 | 1,980円 |
500MBのデータ容量を組み合わせたLIBMOのかけ放題プランは、格安SIMのかけ放題プランをいち早く実現して、ドコモの「エコノミーMVNO」の認証を受けていて、全国のドコモショップでも取り扱われています。
3段階のかけ放題が標準装備になっているプランが安価に用意されていて、ニーズに合わせて自由に選ぶ事ができます。
データ容量が必要な場合には、通常プランでも「かけ放題」が利用できるオプションが用意されています。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
5分 | 550円 | 13分 | 22円/30秒 |
10分 | 770円 | 18分 | 22円/30秒 |
無制限 | 1,430円 | 33分 | 22円/30秒 |
NUROモバイル
NUROモバイル | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
1GB | 5分 | 930円 |
10分 | 1,320円 | |
無制限 | 1,870円 |
NUROモバイルは2023年11月に新プランを発表していて、かけ放題にも力を入れてきています。
後発の強みを活かして、ライバル他社の価格を睨みながら安価な価格設定をしています。
1GBに3通りのかけ放題が標準装備になっているプランで、通常のプランにもオプションでかけ放題が用意されています。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
5分 | 490円 | 22分 | 11円/30秒 |
10分 | 880円 | 40分 | 11円/30秒 |
無制限 | 1,430円 | 65分 | 11円/30秒 |
通話料も安く設定されていて、制限時間を超えても安価に利用できます。
これは前述のプレフィックスを使うタイプですが、オートプレフィックスを採用しているためプレフィックス番号は不要で、通常の電話アプリで発信してもかけ放題や通話料が適用されます。
mineo
mineo | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
無制限 | 10分 | 800円 |
無制限 | 無制限 | 1,460円 |
かけ放題を標準装備したプランはmineoにはありませんが、通話中心でインターネットを利用しない「かけ放題」ユーザーに特化した、「マイそく スーパーライト」プランが提供されています。
このプランは利用できるデータ容量は無制限になっていますが、最大通信速度32kbpsになっていて、povoのトッピングをしないで利用できる128kbpsよりも大幅に遅く、現実的にはインターネットを利用できませんが、月額料金は250円と超安価です。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
10分 | 550円 | 13分 | 22円/30秒 |
無制限 | 1,210円 | 28分 | 22円/30秒 |
このプランに10分かけ放題のオプションを加えても、月額800円で利用できます。
現実的に利用ができる通常の「マイピタ」プランには1GBが1,298円で提供されていて、この金額は割高のため、かけ放題オプションを加えると魅力が一気に無くなります。
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
1GB | 10分 | 1,848円 |
無制限 | 2,508円 |
IIJmio
IIJmio | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
2GB | 5分 | 1,350円 |
10分 | 1,550円 | |
無制限 | 2,250円 |
格安SIMでトップクラスのシェアを誇るIIJmioは、バランスの良さと価格の安さがウリで、2GBのデータ容量プランが月額850円で利用できます。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
5分 | 500円 | 23分 | 11円/30秒 |
10分 | 700円 | 32分 | 11円/30秒 |
無制限 | 1,400円 | 64分 | 11円/30秒 |
2GBのデータ容量に、5分かけ放題オプション500円を加えて、月額1,350円で利用ができます。
適度にインターネットも利用して、かけ放題が必要なユーザーに最適で、通話料の単価もプレフィックスを使うので割安です。
オートプレフィックスで、プレフィックス番号不要で通常の電話アプリで利用できます。
イオンモバイル
イオンモバイル | ||
データ容量 | かけ放題 | 月額料金 |
200MB | 5分 | 1,298円 |
10分 | 1,683円 | |
無制限 | 2,398円 |
イオンモバイルも「かけ放題」を標準装備したプランはありませんが、最低容量の200MBプランなら月額748円で利用ができます。
かけ放題オプション | 元がとれる分 | 通話料 | |
5分 | 550円 | 25分 | 11円/30秒 |
10分 | 935円 | 43分 | 11円/30秒 |
無制限 | 1,650円 | 75分 | 11円/30秒 |
通話料単価もプレフィックス番号を使って、安価に設定されています。
オートプレフィックスを採用していて、プレフィックス番号の付与は必要無く、かけ放題も含めて通常の電話アプリが利用できます。
かけ放題を最安で利用できるプランは?
かけ放題を最安で利用するプランを、時間制限別にまとめてみましょう。
5分かけ放題 「povo」 月額550円
5分かけ放題で最安プランは、オンライン専用プランの「povo」で月額550円です。
povoでインターネットを利用する場合には、トッピングを都度する必要があり、この価格では事実上インターネットの利用はできません。
しかし、外出時にインターネットを利用しない、通話のみのスマホユーザーには、余分なデータ分の費用負担が無いため、5分かけ放題のオプション金額550円だけで利用できる、圧倒的な低価格を実現しています。
データのトッピングとは異なり、かけ放題のトッピングは1ヵ月単位で自動更新がされるため、手間もかかりません。
10分かけ放題 「mineo」 月額800円
10分かけ放題で最安プランは、格安SIMの「mineo」で月額800円です。
mineoの「マイそく スーパーライト」プランは、事実上インターネットは利用が難しい通信速度でしか提供されていませんが、月額250円で利用する事ができて、10分かけ放題のオプション金額550円を加えても、月額800円で10分かけ放題のスマホプランが実現します。
無制限かけ放題 「楽天モバイル」 月額1,078円
(出典:楽天モバイル公式)
楽天モバイルの「最強プラン」は、最低区分の月に3GB未満の利用時には、RakutenLinkでの電話通話は無制限に「かけ放題」が、月額1,078円で利用できます。
ただし、RakutenLinkでの通話は通常の電話回線のVoLTEとは異なり、RCSという規格で運営されるインターネット通話になり、音質は明らかに劣り安定感にも欠けます。
通常の電話回線で無制限かけ放題の最安は、「povo」の月額1,650円です。
5分かけ放題と同様に、データ分の支払いが無い、かけ放題オプションだけで利用できるため、この価格が実現します。
さらに通信費トータルで「かけ放題」を安くする方法
もっと「かけ放題」をお得に利用するためには、自宅の光回線との見直しで実現します。
スマホを使って外出先ではインターネットを利用する事が少なくても、自宅では光回線でインターネットを利用しているユーザーは多く、光回線を格安SIMで「セット割」が適用されるサービスに乗り換えれば、通信費トータル費用を節約する事が可能です。
現在光回線のご利用が無いユーザーも、かけ放題プランの見直しに併せて光回線を導入すれば、自宅で快適にインターネットがご利用頂けます。
光回線サービスは星の数ほどありますが、安価な「かけ放題」を提供している格安SIMにセット割の適用される光回線サービスを、具体的にご紹介しましょう。
「@TCOMヒカリ」+「LIBMO」のセット割
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
「@TCOMヒカリ」の月額料金は、月額料金は一戸建てタイプ5,610円・マンションタイプ4,180円です。
@TCOMヒカリはNTT東西のフレッツ光を使う「光コラボ」で、全国の広いエリア・多くのマンション集合住宅で利用する事ができる光回線サービスです。
LIBMOのセット割
(出典:LIBMO公式)
先にもご紹介した格安SIMの「LIBMO」は、@TCOMヒカリと併用する事で、スマホ1台につき毎月220円のセット割が最大5契約まで適用されます。
〇ゴーゴープラン | |||
プラン | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
500MB + 5分かけ放題 |
1,100円 | 1回線 220円/月割引 | 880円 |
500MB + 10分かけ放題 |
1,320円 | 1回線 220円/月割引 | 1,100円 |
500MB + かけ放題 |
1,980円 | 1回線 220円/月割引 | 1,760円 |
自宅では無制限に高速の光回線を利用して、5分かけ放題のスマホを利用しても、マンション集合住宅では
(@TCOMヒカリ マンション)4,180円+(LIBMO5分かけ放題 セット割適用後)880円=5,060円
戸建て利用では
(@TCOMヒカリ 戸建て)5,610円+(LIBMO5分かけ放題 セット割適用後)880円=6,490円
の通信費トータル費用で利用することができます。
キャッシュバック
@TCOMヒカリでは、キャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
工事費無料キャンペーン
今なら、@TCOMヒカリの導入工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。
12ヵ月間月額料金の割引
新規契約で契約から12ヵ月間、月額料金が割り引かれます。
戸建てタイプでは月額440円が割引きされ、マンションタイプでは月額330円が12ヵ月割引きされます。