「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」をご存じですか?
これは、2011年に起こった東日本大震災の教訓を活かして生まれた、公衆無線LAN(無料Wi-Fi)です。
インターネットは既に一部の人が利用するものではなく、生活とは切り離すことが出来ないインフラになっています。
災害時には多くの人が一斉に連絡を取り合う行動に出るので、電話が繋がりにくくなり、インターネット回線も混み合う他、基地局や中継所など回線自体に損傷等の問題が発生して、安否確認に時間が掛かる事が、大きな問題としてあります。
これらの解決策として、3大キャリアが垣根を越えて提供するのが、「00000JAPAN」です。
通常から存在しているWi-Fiではなく、災害時のみに発動されます。
直近の発動状況としては、2022年3月の福島沖地震の発生時に発動されました。
「00000JAPAN」が発動されると、契約しているプランやキャリアに関係なく、だれでもWi-Fiネットワーク一覧の中から「00000JAPAN」を選択して接続するだけで、無料で簡単に利用が出来ます。パスワード設定やメールアドレス登録等の認証作業も必要はありません。
飲食店でも、Wi-Fiが利用出来る店舗が増えました。グルメサイトなどでも、Wi-Fi利用の可否が多くの場合掲載されています。
Wi-Fiを利用する事で、自分が契約しているプランのギガを消費せず、快適な時間を過ごすことが、利用する・利用したい店舗を選択する目安の一つになっています。
自宅でもWi-Fi利用するユーザーが多くなっていますが、色々な事情があったり、面倒くさいと思っていたりで、何となく先送りにしている方も多いと思います。
そんな方の解決策として、回線工事不要でコンセントを挿すだけで、簡単に利用出来る様になる、据え置き型無線タイプの「ホームルーター」があります。
この分野は早くからソフトバンクが「ソフトバンクエアー」を提供して、長年マーケットを創ってきましたが、5G波が登場する事に合わせて、他のキャリアであるドコモ・au(KDDI)からもリリースされて、大手三社の「ホームルーター」が出揃ったのに続き、2023年1月から最後発の楽天モバイルからも「Rakuten Turbo」が登場しました。
この4つを比較して、一番安く利用出来る「ホームルーター」を解説します。
ルーターって何?
「ホームルーター」を解説する前に、「ルーター」とは何か?をご説明します。
「Wi-Fiの電波を飛ばす機器だよね?」という認識をお持ちの方も多いと思いますが、基本的に間違っていません。その場合、正確にはWi-Fiルーターという事になります。
本来のルーターの役目は、インターネットという大海原(WAN・ワイドエリアネットワーク)と自宅内の小さな範囲(LAN・ローカルエリアネットワーク)を繋ぐ、門番の役割を果たしています。
利用者が発信する情報(このサイトを提示してなど)をWAN側にルーターを通して伝え、入ってくる情報の中から必要な情報だけをルーターが選別して、LAN側に通過させる事が主な役割です。
このルーターに、Wi-Fiを使ってLAN内に利用できるインターネット回線を電波で飛ばす・分配するハブの機能で複数の有線LAN接続に対応するのが、一般的に販売されている多くのルーターです。
ホームルーターとは?
ルーター単独では、基本的に出来る事は極めて限られます。ルーターが本来の力を発揮する前提として、インターネットに繋がっている必要があります。
インターネットに接続する手段として、光回線を利用する有線利用する場合と、無線電波を利用する場合があります。
光回線とホームルーターの違い
インターネットを複数の端末で利用ができるのは、光回線でもホームルーターでも同じです。
光回線でWi-Fiを利用する場合
光回線の場合は、回線の導入工事を行った上で、ONUと呼ばれる終端装置と呼ばれる機器と、ルーターをLANケーブルで接続して利用します。利用する光回線に応じた設定がルーターには必要です。
この場合、ルーターは自前で用意するか、有料オプションでレンタルする事になります。
ルーターから出るWi-Fiを使って、複数の端末からインターネットに接続します。
ホームルーターでWi-Fiを利用する場合
ホームルーターは導入するための工事が必要無く、コンセントに差し込むだけで無線電波を拾ってインターネット回線に接続ができ、煩わしい設定も必要無く直ぐにWi-Fiが機能して、複数の端末でインターネットが利用できるようになります。
一つの機器だけで完結するため、電源コンセントやケーブル・接続するLANケーブルも最小限度に収まり、部屋に置いても違和感の少ない、スッキリとした環境を構築出来ます。
ホームルーターが向いている方
自宅のインターネット回線としては、光回線が最もインターネット利用には適しています。
計算上の通信速度である公称値では、新生代の5Gが上回っていますが、実際に利用できる通信品質は、有線を利用してロスが少ない光回線の方が圧倒的に上です。
しかし、やむを得ない事情がある場合、光回線を除くインターネット回線手段としては、ホームルーターが最適です。
インターネットの利用時間は、自宅での利用が多いケースが大半です。腰を落ち着けて動画鑑賞するなど、多くのデータが消費されるのは自宅です。自宅にWi-Fiが利用出来る環境が出来れば、快適に利用出来るだけで無く、コスパも良くなります。
特に家族で個別に通信会社の契約プランを利用していれば、無制限・大容量プランを人数分契約する事になりますが、ホームルーターのWi-Fi回線は家族みんなで利用しても、一回線分の利用料金しか発生しません。
外出時の利用のみ通信会社の回線を利用するので、小さな容量プランに変更する事が出来るので、通信費トータルの支払い費用を抑える事が可能になります。
ホームルーターを導入した方がメリットの有る方を、光回線を入れない理由と併せて見ていきましょう。
回線導入が面倒くさい方
光回線は導入工事が必要になり、工事には立ち会いも必要になります。
また、回線工事は頼んでから、数週間から数ヶ月先になる事もあります。
工事日程を決めるのには、自分の都合と業者の空きスケジュールを擦り合わせなけらばならず、仕事を休む必要がある可能性がある上に随分先の日程を調整する必要があります。
ホームルーターは回線工事が必要無く、機器が到着してコンセントに挿せば利用出来る手軽さがあります。
引っ越し頻度が高い・予定が有る
光回線の工事には、一般的に数万円程度が掛かります。引っ越しをする場合は、引っ越し先で新たに工事費用が発生します。光回線の種類によっては、廃止工事とその費用が必要になるケースも有ります。
そのため光回線の利用者は、長期間になる事が多くなっています。一定期間で引っ越しが常にある仕事に従事している方には、光回線の導入はハードルが高い事も事実です。
ホームルーターは、自由に何処にでも持って行けて利用出来るものではありませんが、簡単な手続きだけで、利用する場所を変更することが出来ます。
引っ越す当日まで利用していて、引っ越し先では当日からWi-Fi回線の構築が可能です。
光回線が利用出来ない環境
光回線を利用したい意思があっても、利用ができない状況があるケースもあります。
エリア
光回線は住まいの近くまで、光ファイバーケーブルが来ている必要が有ります。対象エリアになっていない場合は、光回線は利用出来ません。
光回線を敷設管理している企業は限られていて、NTT東西の「フレッツ光」・ソニーネットワークコミュニケーションズの「NURO光」・KDDIの「auひかり」が全国規模で展開している3社ですが、カバーしているエリアや戸数は大きな差があります。
限られた地域で展開している光回線には、各地の電力管内で展開している「電力系」と、主にさらに小さなエリアに限って展開している「ケーブルテレビ系・有線系」があります。
具体的に、全国展開している3社の提供エリアを見てみましょう。
auひかり
auひかりは東海圏と関西圏では利用ができず、沖縄県でも利用ができません。
マンション集合住宅での光回線利用は、建物の共有スペース内まで引き込み工事が完了している必要がありますが、auひかりが入っている建物は極めて少なく、利用できるケースは希だと言えます。
戸建てでauひかりが利用できるエリアは、以下になります。
【北海道エリア】 北海道
【東北エリア】 青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島
【関東エリア】 東京都、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木
【信越エリア】 新潟、長野
【中部エリア】 山梨
【北陸エリア】 石川、富山、福井
【中国エリア】 鳥取、岡山、島根、広島、山口
【四国エリア】 香川、徳島、愛媛、高知
【九州エリア】 福岡、大分、佐賀、宮崎、熊本、長崎、鹿児島
提供される県に入っていても、全域で提供されているわけではなく、利用できる場所は限られています。
NURO光
(出典:NURO公式)
NURO光は、更に利用出来るエリアが限定されています。
【北海道エリア】 北海道
【関東エリア】 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
【東海エリア】 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
【関西エリア】 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県
【中国エリア】 広島県、岡山県
【九州エリア】 福岡県、佐賀県
auひかりと同様に、マンション集合住宅の共有スペース内まで引き込み工事が完了しているケースは極めて少なくなっています。
フレッツ光
フレッツ光は日本全国47都道府県全県をカバーしているだけでなく、正確な数字は発表されていませんが人口エリアカバー率として、東日本では概ね95%以上、西日本では概ね93%以上だと言われる広範囲で利用ができるようになっています。
日本中のマンション集合住宅の共有スペース内まで引き込み工事も、フレッツ光なら多くの場合に完了していて利用する事が可能になっています。
フレッツ光を使う、ドコモ光やソフトバンク光などの「光コラボ」も、当然同じ幅広いエリアで利用が可能になっています。
ウチは難しいだろうなぁ・・・と諦める前に、フレッツ光が利用できないか?御確認することをお勧めします。
ホームルーターは有線という物理的な制約が無いため、無線を使って多くのエリアで利用が出来ます。
光回線が引き込まれていないマンション集合住宅
マンション集合住宅では、光回線が共有スペースまで引き込まれている場合にしか、基本的に光回線を利用する事が出来ません。
共有スペースに光回線を引き込む事が困難な建物や、外壁に穴を開ける改造等を大家さんが認めていない場合には、光回線を引く事は出来ません。
これから光回線を導入する場合、管理会社や住人組合を説得して許可を得る必要が有り、時間や労力が必要になります。
ホームルーターなら電波が届くエリアでは、建物の事情に左右されること無く、自由にインターネット回線を利用出来ます。
マンション集合住宅で回線速度が遅い
インターネットが利用できる建物にお住まいの方でも、利用時のインターネットの回線速度に対して不満のある方にも、ホームルーターはオススメです。
光回線が導入されているマンション集合住宅なのに、速度が出ないのは配分方法に理由があるケースが多くなっています。
引き込まれた光回線の、共有部分からの配分方法には、以下の3通りのケースがあります。
(出典:NTT東日本公式ページ*一部省略しています)
光配線方式では問題ありませんが、VDSL方式・LAN配線方式では充分な回線速度を確保することは難しく、同時に利用する人数によって大きく速度低下する事もあります。
ホームルーターは建物の配線方式に依存せず無線回線を利用するため、利用できる回線速度が向上する可能性があります。
4社のホームルーターを比較
具体的に4社から現在リリースされている、ホームルーターを見ていきましょう。
ドコモ home 5G HR02
(出典:GMOとくとくBB ドコモ home5G)
〇月額料金 4,950円
〇本体価格 71,280円 (月々サポートで毎月分1,980円割代金分を36回割引で実質無料)
Speed Wi-Fi HOME 5G L13
(出典:UQ WiMAX公式)
〇月額料金 1年目(13ヵ月)4,268円 2年目以降4,950円
〇本体価格 27,720円(月々770円×36回)
ソフトバンクエアー
(出典:SoftBank Air 公式)
〇月額料金 1年目3,080円 2年目以降5,368円
〇本体価格 71,280円 (月々割で毎月分1,980円割代金分を36回割引で実質無料)
Rakuten Turbo5G
(出典:楽天モバイル公式)
〇月額料金 4,840円
〇本体価格 41,580円 (24回払いで月額1,732円・楽天カード支払限定で48回払いも可能になり月額866円 *初回請求分のみ24回は1,744円・48回は878円)
月額料金で比較する
「ソフトバンクエアー」は、1年間月額料金から割引きが適用されますが、「ドコモ home 5G HR02」「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」「Rakuten Turbo5G」は月額料金の割引は無く、支払う月額料金は一律です。
1年目の実質支払い月額では、「ソフトバンクエアー」の3,080円が一番安くなります。
2年目以降の支払い月額では、「Rakuten Turbo5G」の4,840円が最も安くなります。
しかし、ホームルーターの利用には、本体機器代金の支払いが発生します。
本体機器代金を比較する
「ドコモ home 5G HR02」と「ソフトバンクエアー」は、比較的機種代が高額になっていますが、36回の分割払の金額が利用中は毎月の分割金額がそのまま割引きされる事で、実質機器の代金は無料になっています。
「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」には同様の割引制度は無く、36回払いにした場合月額770円が支払い料金にプラスされます。
「Rakuten Turbo5G」も同様に割引制度はなく、24回払いにした場合は月額1,732円を毎月加算する必要があります。(楽天カードでの支払い指定をした場合のみ、48回払いが選択できます)
その他の費用
「ドコモ home 5G HR01」と「ソフトバンクエアー」「Rakuten Turbo5G」では、ここまで見てきた、それ以外の料金は基本的に掛かりません。
「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」は、プラスエリアモードのオプション利用料が月額1,100円掛かります。
これは、利用する電波がWiMAX系をメインで利用するため、その周波数帯は障害物に弱く、遠くまで飛びにくい特性が有ります。
利用する場所が、通常のスタンダードモードでも問題無く利用出来るなら、問題は無く余分な支払い費用の発生もありません。
この機種ではauの周波数帯も、通常契約のスタンダードモードで利用出来る様になっていますが、もっとも電波の到達性が高く障害物にも強い、プラチナバンドと呼ばれる800MHzは利用する事が出来ない仕様になっています。
プラスエリアモードでは利用出来る周波数帯とエリアが大きく広がり、通信速度が充分に出ていないエリアや接続出来ないエリアでも、利用出来る様にはなりますが、月額1,100円のオプション料金が掛かる事に加えて、月間に利用出来る容量として30GBの制限が有ります。
スマートフォンの契約をKDDIグループの「UQモバイル」や「au」を利用して「セット割り」の適用を受けている期間中は、プラスエリアモードのオプション利用料は無料になります。
入ってくる金額
支払う金額だけでなく、入ってくる金額の「キャッシュバックや特典」も考慮する必要が有ります。同じホームルーターを契約しても、どこで契約するかによって、受け取れる内容は異なってきます。
公式の特典が用意されている事も有ります。
公式特典は、街にある携帯ショップや家電量販店やオンライン専門代理店などを含めて、契約する窓口に拘わらず付与されます。
しかし、公式で特典が出ていない場合でも、代理店では独自特典のキャッシュバックキャンペーンなどを行っているケースがあります。
公式で特典が出ている場合でも、代理店で契約すれば特典の両取りも可能になり、一層お得になります。
基本的に公式から代理店に向けて、特典やキャッシュバックの財源が与えられる事は無く、別会社である代理店が、契約成功報酬の中から捻出する必要が有ります。
そのため、経費の掛からないweb代理店と比較して、実店舗を構えるショップでは財源の確保が難しく、特典を設けていないか、そのお店で利用出来るポイントに限られる事が大半です。
たとえば、「ドコモ home 5G HR02」を公式のwebページで契約したユーザーは、dポイントを15,000ポイントゲット出来ますが、実店舗のショップでは同特典は対象外です。
前述のweb代理店では、amazonギフト券18,000円分がプレゼントされます。
2世代前の旧機種ですが、「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」では、auやUQモバイルのスマートフォン「セット割」適用ユーザーが、公式webページで契約して、口座振替で申し込んだ場合のみ、最大5,940円のキャッシュバックを実施しています。こちらもauショップは対象外です。
「ソフトバンクエアー」は、オンライン正規代理店のブロードバンドナビでweb契約する事で、最大35,000円のキャッシュバックが得られます。
結局どこが一番安いのか?
どこで契約するのかで、サービス内容や回線、トラブル時のフォローに一切の違いは有りません。当然ですが月額料金も同じです。ただ、契約時に入ってくる内容が大きく異なります。
利用するエリアや期間によっても、どこが安いかは異なってきます。そのため、どこが一番安いのかはケースバイケースです。
具体的に、代理店を利用してゲットできるキャッシュバックや、かかる機種代まで考慮して、結局のところホームルーターで何処が一番安いのか?検証してみましょう。
一番安く利用出来るホームルーターは「ソフトバンクエアー」
(出典:ソフトバンクエアー申込サイト)
正規代理店ブロードバンドナビで「ソフトバンクエアー」に契約すれば、最大で35,000円のキャッシュバックを受け取ることが出来ます。
実質一番安くホームルーターが利用できるのは、ソフトバンクエアーをオンライン専門代理店で契約して、キャッシュバックを得て契約することです。
キャッシュバック詳細については、以下をご覧下さい。
オプション契約無しの新規契約だけで、現在33,000円のキャッシュバックがゲット出来ます。
具体的にシミュレーションして、他社と2年間の実質支払金額を比較してみましょう。
2年間実質の支払い額を比較
他社のホームルーターと、ソフトバンクエアーの2年間の実質支払額を比較してみます。
ドコモ home 5G | HOME 5G L13 | ソフトバンクエアー | 楽天モバイル Rakuten Turbo |
|
基本月額 1年目 | 4,950円 | 5,038円 | 3,080円 | 6,572円 |
基本月額 2年目 | 4,950円 | 5,720円 | 5,368円 | 6,572円 |
機種代実質 | 0円 | 27,720円 | 0円 | 41,568円 |
2年間合計金額 | 118,800円 | 129,096円 | 101,376円 | 157,728円 |
キャッシュバック | 18,000円 | 0円 | 33,000円 | 0円 |
2年間実質合計 | 100,800円 | 129,096円 | 68,376円 | 157,728円 |
実質月額料金 | 4,200円 | 5,379円 | 2,849円 | 6,572円 |
月額料金以外に機種代がかかるサービスでは、月額料金に機種代の分割料金を加えています。
単純に機種代込みの月額料金2年分の費用から、キャッシュバック金額を差し引いたのが実質金額です。
他社では最も安い「ドコモ home 5G HR02」でも実質金額は4千円台を超えていて、「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」では5千円台超え、「Rakuten Turbo5G」では6千円台半ばを超えていますが、最も安い「ソフトバンクエアー」では唯一3,000円を切る2千円台が実現しています。
しかし、自宅でWi-Fi利用するホームルーターだけでなく、特に家族がいるなら通信費トータルの支払いを考える必要があり、大きな割合を占めているスマートフォンのプラン契約についても目配りしましょう。
外出時だけの利用は月に3GB程度が大半
自宅に「ソフトバンクエアー」でWi-Fi回線の構築が出来れば、通信会社で契約するプランのギガを消費するのは外出時だけに限定出来ます。
どれだけ自宅で高画質の動画視聴をスマートフォンで行うなどして、大量のデータを消費してもスマホ契約プランのギガを消費する事はありません。
SNSやお天気のチェックや、LINEやメールでのやり取り、webチェックやMAP利用程度の使い方では、多くのデータ消費を外出時には行っていないスマホユーザーが大半です。
2022年8月25日に株式会社MM総研が調査した、「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2022年7月時点)」を見てみましょう。
(出典:MM総研)
このデータにはWi-Fi利用時の消費データは含まれず、契約しているスマホプランのギガを消費したデータの利用者分布図です。
多くのスマホユーザーは月に3GB未満の利用に留まっていて、最も多いユーザー層は月に1GB未満になっています。
スマホの利用状況は個人差があっても、「ソフトバンクエアー」を導入した後なら、「無制限・大容量」のスマホプランは多くの方に必要がありません。
現在無制限・大容量プランをご利用の方は、キャリアの小容量プランに乗り換えるよりも、サブブランドの「ワイモバイル」に乗り換えた方がお得です。
サブブランドのワイモバイルは、ソフトバンク回線をフルに使う同一の通信品質でありながら安価に利用が可能であり、ソフトバンクエアーと組みあわせて利用する事で「セット割」が適用されて一層安くなり、通信費トータル費用が削減できます。
ワイモバイルのセット割り
(出典:ワイモバイル公式)
お得に利用出来る「ソフトバンクエアー」の価格に加えて、スマホの契約を「ワイモバイル」に乗り換える事により、セット割りの「おうち割光セット(A)」が適用され、、スマホ1台あたり月額1,100円の割引きが受けられます。
その場合、プランごとの支払料金は以下の様になります。
通信容量/コース名 | 月額料金 | セット割 | 支払料金 |
3GB/Sプラン | 2,178円 | 1,188円 | 990円 |
15GB/Mプラン | 3,278円 | 1,188円 | 2,090円 |
25GB/Lプラン | 4,158円 | 1,188円 | 2,970円 |
3GBの利用なら月額990円になり、先ほど計算した実質月額2,849円と合計した通信費トータルは、月額3,839円という安さになります。
家族3人で利用した場合でも、5,819円で収まります。
引っ越しのため光回線解約の違約金に悩んでいる方なら
単純に安く利用出来るという事とは異なりますが、引っ越しによる光回線の廃止で生じる違約金は、時期や回線にもよりますが、配線工事費用と合わせて最大で10万円近くなるケースがあります。
「ソフトバンクエアー」では、、ソフトバンク以外の他社回線の解約に伴う違約金の費用を、最大100,000円まで(光回線の場合)全額負担するキャンペーンを行っています。
引っ越し先のインターネット回線の確保には、実質費用に加えて「ソフトバンクエアー」が最もお得になります。
導入可能なら光回線をオススメします
導入出来るなら工事という手順を経ても、ご自宅で利用するインターネット回線は「光回線」にメリットがあります。
圧倒的な速さと安定感なら光回線
実際に利用できる通信速度は、利用する場所や環境によっても大きく左右されます。
回線別の通信速度の目安になるのは、実際に利用しているユーザーが回線速度を計測して公表されている「みんなのネット回線速度」です。
直近3ヵ月の平均値で、光回線とホームルーターの通信速度を比較してみましょう。
回線 | 下り | 上り |
光回線 | 374.5Mbps | 338.0Mbps |
ホームルーター | 174.7Mbps | 19.3Mbps |
インターネットがサクサク利用できるのに大きく関わる下りの通信速度では、光回線の方がホームルーターを倍以上速いのが解ります。
上りの速度は更に顕著な違いがあり、zoomなどのweb会議を快適に利用したり、YouTubeなどの動画アップやSNSのアップをしたり、在宅ワークで会社のサーバーやクラウドサーバーにデータを上げたりするのも、効率や快適性が大きく異なります。
光回線は高速な分だけ、毎月の支払も高額になるという誤解もあるようですが、そんなことはありません、
具体的なオススメの光回線と、通信費トータル費用を下げるスマホプランの組みあわせも併せてご紹介しましょう。
お得な光回線 その① @TCOMヒカリ+LIBMO
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
「@TCOMヒカリ」は「フレッツ光」を利用する「光コラボ」の一つです。
幅広い日本全国のエリアや、マンション集合住宅で利用が可能です。
@TCOMヒカリは自社データセンターを保有し、自社光ファイバーケーブルを運用するなど、単にプロバイダとしてだけで無く、豊富な技術力が有り人気があります。
@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です。
ホームルーターの通常月額が機種代込みで5千円程度から6千円台半ばだったことを考えれば、安定して高速通信が利用できる光回線の月額料金は、決して高額になるというわけではありません。
さらに、格安SIMのLIBMOと組み合わせる事で、通信費トータルは大きな節約が可能です。
LIBMOのセット割
(出典:LIBMO公式)
@TCOMヒカリと格安SIM「LIBMO」を組みあわせて、セット割を適用させる事で通信費トータル費用は大幅に安くなります。
単に安価なだけでなく、他社に回線やシステムまで供給するMVNEとしての高い技術力を持ち、全国のドコモショップでも販売される、数多い格安SIMの中で3社しか認められていない、「エコノミーMVNO」の一つがLIBMOです。
納得プラン
@TCOMヒカリと組みあわせる事で、スマホ1台につき毎月220円のセット割が最大5契約まで適用されます。
〇納得プラン | |||
データ容量 | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
3GBプラン | 980円 | 1回線 220円/月割引 | 760円 |
8GBプラン | 1,518円 | 1回線 220円/月割引 | 1,298円 |
20GBプラン | 1,991円 | 1回線 220円/月割引 | 1,771円 |
30GBプラン | 2,728円 | 1回線 220円/月割引 | 2,508円 |
セット割適用後の3GBプランは、月額760円で利用する事ができます。
家族3人で利用した場合の、通信費トータル費用を計算してみましょう。
一戸建て利用
(@TCOMヒカリ 戸建て)5,610円+(LIBMO 3GB 割引き後)760円×3人=7,890円
になります。
キャリアで無制限・大容量プランを契約しているご家族なら、2万円程度の支払になっているケースが多く、光回線を導入した方が快適なだけでなく通信費トータル費用が安くなります。
マンション集合住宅利用
(@TCOMヒカリ マンション)4,180円+(LIBMO 3GB 割引き後)760円×4人=6,460円
になります。
マンション利用なら更に安くなりますね。
UQモバイルのセット割
auのサブブランド「UQモバイル」も、@TCOMヒカリのセット割対象になっています。
auメインプランも対象ですが、自宅に光回線があれば無制限プランは多くのスマホユーザーに必要が無く、小容量プランの利用ならメインプランよりもサブブランドの方が圧倒的にお得になります。
@TCOMヒカリにひかり電話オプション(550円)を加える必要がありますが、毎月1,100円のセット割の適用が受けられます。
UQモバイルのプラン内容は2023年6月1日に改定されていますが、自宅に光回線があるなら毎月4GBまで利用ができる「ミニミニプラン」(月額2,365円)が最適です。
セット割を入れたスマホ1台の月額料金は、(UQモバイル ミニミニプラン)2,365円-(セット割)1,100円=1,265円 になります。
au PAYカードを支払方法に指定すれば、更に187円が割引きされて月額1,078円になります。
キャッシュバックキャンペーン
@TCOMヒカリでは現在代理店契約で、キャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
12ヵ月間月額料金の割引
契約から12ヵ月間、月額料金が割り引かれます。
マンションタイプでは月額330円が12ヵ月割引きされます。
回線導入工事費無料
光コラボである@TCOMヒカリを利用するには、フレッツ光の導入工事が必要になります
が、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。
お得な光回線 その② ビッグローブ光+UQモバイル
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
ビッグローブもフレッツ光を使う「光コラボ」の一つです。
ビッグローブ光の月額料金は、一戸建てタイプで5,478円・マンションタイプで4,378円です。
UQモバイルのセット割
ビッグローブ光でも@TCOMヒカリと同様に、UQモバイルのセット割が適用されます。
この組みあわせで、通信費トータル費用は大幅に下げる事が可能になります。
工事費無料キャンペーン
ビッグローブ光を利用するには導入工事が必要になりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。
引っ越し移転時の工事費用が無料
ビッグローブ光では何度引っ越しを行っても、その都度必要になる工事費が無料になっています。
引っ越しする事が多い方も、ホームルーターではなく光回線が安心して利用できます。
キャッシュバックキャンペーン
オンライン専門代理店で契約を行うと、キャッシュバックが受け取れます。
詳細は以下をご覧下さい。
お得な光回線 その③ ニフティ光+UQモバイル
(出典:@nifty光申込サイト)
ニフティ光もフレッツ光を使う「光コラボ」の一つです。
@nifty光の月額料金は、一戸建てタイプで5,720円・マンションタイプで4,378円です。
3年プランの場合、現在開通月は無料で2ヵ月目から37ヵ月目まで、マンションタイプでは4,268円で利用ができるキャンペーンを行っています。
UQモバイルのセット割
@nifty光でもUQモバイルのセット割が適用され、通信費トータル費用を大幅に節約できます。
引っ越し移転時の工事費用が無料
ニフティ光でも何度引っ越しを行っても、その都度必要になる工事費が無料になるキャンペーンが行われています。
引っ越しが多い方で光回線を諦めていた方も、安心して利用ができます。
キャッシュバックキャンペーン
オンライン専門代理店で契約を行うと、キャッシュバックが受け取れます。
詳細は以下をご覧下さい。