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光回線が工事不要で乗り換え可能?定期的に乗り換えれる!

フレッツ光

インターネットの利用には、色々な方法が有ります。スマートフォンで、契約している携帯電話会社の回線を利用するのが最も簡単ですが、利用データ量に対してのコストは、割高になる事が一般的です。

 

自宅では携帯電話会社の回線とは別回線を導入して、Wi-Fi環境を構築し利用する事を、多くのユーザーが行っています。データ量あたりのコストが下がり、通信費の支払い料金合計が下がる事が理由に有ります。

 

自宅にWi-Fi環境を構築するための手段としては、「モバイルWi-Fiルーター」「据え置き型無線ホームルーター」「光回線」を導入が有ります。

 

最も回線品質が高く、安定して速度が出る手段としては、光回線が最適です。

 

光回線の導入に最も大きな障壁になるのは、工事が必要になるということです。回線業者によって変わりますが、申し込んでから実際に回線工事を行い、光回線が開通するまでの期間は、概ね1ヵ月程度になるケースが多くなっています。

 

工事には立ち会いが必要で、回線によっては宅内工事と宅外工事が別日になっているケースもあり、仕事などの様々な都合を考慮して日程調整すれば、さらに開通日は遅くなっていきます。

 

使っている光回線に、何らかの不満を持っていても、簡単に乗り換えられない原因の一つに、工事に手間暇が掛かる事が有ります。

 

それだけでなく、多くの光回線の契約には、以前携帯電話の契約で多く有った契約期間「縛り」が存在していて、乗り換えを阻む要因の一つになっています。

 

光回線は工事不要で乗り換えが可能なのか?定期的に乗り換えも可能なのか?

 

様々なケースを踏まえながら、解説していきます。

 

光回線のシェアは「フレッツ光」が圧倒的に多数

一般的に光回線と言われているのは、正確にはFTTH(Fiber To The Home)という通信サービスです。

 

ガラス繊維で出来ている、光ファイバーケーブルを使った通信回線で、従来の銅線と比較して、より多くのデータを、距離による毀損が無いまま、やりとりが可能な最も速い通信回線です。

 

それまで無かった回線を全国に敷設することには、莫大な資本はもちろんですが、重要なのは電柱が必要な事です。そのため、実際に光ファイバーケーブルの敷設は、NTT(電話線の電柱)・各地の電力会社(電線の電柱)・各地のケーブルテレビ(有線の電柱)で大半を占めています。

 

電力会社やケーブルテレビは、持っている電柱のエリアが限られるため、光ファイバーケーブルを敷設するエリアも地域限定になります。電話線を全国に張り巡らせているNTTが、唯一全国に光ファイバーケーブルの設置を行っています。

 

3大キャリアでは、自社の契約者に光回線の売り込みに余念がありません。auでは自社回線も一部で敷設していますが、NTTの光回線で利用されていないダークファイバーと呼ばれる部分を利用しています。SoftBankはNTTの敷設した光回線を利用しています。

 

このNTTが敷設した光回線が、「フレッツ光」です。光回線サービスを行っている会社は、数多く有ると思いがちですが、実際に敷設されている光回線は、それほど多くありません。

 

ICT市場専門のリサーチ会社、株式会社MM総研の2020年9月発表のデータによれば(下図の左側の円グラフです)全国的に広く普及しているのは、NTTグループ(NTT東日本+NTT西日本)であり、そのシェアは半数を大きく超える7割弱に達しています。

 

 

(出典:MM総研

 

グラフ中のその他は、限られたエリアでのサービス展開です。KDDI(au)もNTTグループに続くシェアですが、実際に施設した光ファイバーケーブルのエリアは限られていて、前述の様に大半のエリアはNTTの光ファイバーケーブルを使用していて、「ダークファイバー」と呼ばれる、NTTで使われていない部分を利用しています。

 

NURO光を売り出し中のソニーネットワークコミュニケーションズも、KDDIと同様にNTTの敷設した光ファイバーケーブルで、ダークファイバーを利用しています。

 

NTTの光回線を利用していても、ダークファイバーを利用している回線は、一般的にフレッツ光を使用しているとは言いません。後ほど紹介する「光コラボ」のサービスも提供していません。

 

日本中にいち早く光回線を敷設したNTT東西の回線「フレッツ光」は、日本中何処でも最も導入しやすい光回線で、マンションや集合住宅では、建物に回線が引き込まれている光回線しか原則として利用出来ませんが、多くのマンションで最も導入されているのは「フレッツ光」です。

 

フレッツ光でインターネットをするには、プロバイダ契約が必要

「うちは、光回線の契約をしているけど、フレッツ光とは聞いていないし、NTTに回線料金も支払っていない」

 

という方も、「フレッツ光」を利用している可能性は充分あります。

 

「フレッツ光」回線を利用して、インターネットを使うには、回線の契約とは別に接続業者プロバイダとの契約が必要になります。

 

「フレッツ光+プロバイダ」

 

 

出典:NTT西日本*一部改変

 

しかし、2015年2月から始まった「光コラボ」では、それまで2箇所で契約する必要が有ったフレッツ光の利用が、1箇所で済むようになりました。

 

「光コラボ」

 

 

出典:NTT西日本*一部改変

 

この「光コラボ」では、「フレッツ光」回線を利用しても、NTTとユーザーは直接契約しません。「光コラボ」を提供する事業者(多くはプロバイダです)とのみ契約します。

 

そのため支払いもNTTには発生せず、「光コラボ」事業者のみに発生します。

 

たとえば、ドコモに支払う「ドコモ光」・SoftBankに支払う「ソフトバンク光」も、NTTには直接支払っていませんし、「フレッツ光」の名前は何処にも出てきませんが、「フレッツ光」を利用しています。

 

現在個人の契約は「光コラボ」が中心になっていますが、法人の契約は「光コラボ」でだけでなく、「フレッツ光+プロバイダ」も多く契約されています。

 

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具体的に乗り換えを検討した方が良いユーザーは、2015年2月以前に光回線を導入した、「フレッツ光+プロバイダ」契約をしている方です。

 

同じ回線品質でも月額料金は「フレッツ光+プロバイダ」よりも「光コラボ」の方が安い

現在の光回線の品質に不満が無い場合、敢えて乗り換えを検討する事は、基本的に有りません。光回線を乗り換えるとなれば、工事の期間や手間、さらに費用面を考えれば「何で?」と疑問に思うことは当然です。

 

しかし、2015年2月以前は「光コラボ」は無く、「フレッツ光+プロバイダ」の契約をしているユーザーは、余分な費用負担をしている可能性が有ります。

 

たとえば、「フレッツ光」の契約に加えて、プロバイダを@TCOMで契約している、一戸建てに住む、東日本エリア在住のユーザーの支払い額は

 

フレッツ 光ネクストギガファミリー・スマートタイプ(2年縛り自動更新) 月額5,087円

@TCOM プロバイダ料金(2年縛り自動更新) 月額1,320円

 

となり、合計支払金額は6,407円になります。

 

これに対して「光コラボ」の「@TCOMヒカリ」では、月額料金が(2年縛り自動更新)5,610円になります。更に、当初の12ヵ月間は割引きが適用されて、月額5,170円になります。

 

「フレッツ光」+「@TCOM」と、「@TCOMヒカリ」は契約形態が異なるだけで、光回線に「フレッツ光」・プロバイダに「@TCOM」という回線の成り立ちは全く同じですが、支払う月額料金のみが異なってきます。

 

 

 

乗り換えない理由と対処方法

「金額的に安くなるなら興味はあるけど、手続きが面倒くさいし、違約金も支払いたくないし、工事の手間ヒマを考えると、やっぱり無理だ!」

 

と、お考えになるのは、貴方だけではありません。

 

総務省が令和2年7月に公表している、固定通信に関する事項では、固定ブロードバンドサービスの利用年数等の中で、固定通信サービスを乗り換えない理由があります。

 

 

(出典:総務省

 

最も大きな理由としては、「事業者(サービス)を変更するための事務作業がめんどうくさいから」で全体の7割を超えています。

 

事務手続きが面倒くさい

結論から申し上げれば、決して大きな手間ではありません。

 

「フレッツ光+プロバイダ」の契約を現在している方が、光コラボに乗り換える事を「転用」と言います。

 

 

出典:NTT東日本公式

 

フレッツ光回線をそのまま利用するので、それに伴う工事も基本的に必要ありません。契約先が一箇所にまとまる事で、問い合わせ窓口が一本化出来て、月額料金も安くなります。

 

転用の手順

1.転用承認番号の収得を、フレッツ光を契約しているNTTに申し込む

2.乗り換える光コラボ事業者に「転用」として申し込む

3.転用手続き完了(概ね1週間から2週間程度)すれば、利用できる様になります。

 

注意点としては、転用承認番号は15日間の有効期限があります。

 

解約時の違約金を支払いたくない

先ほど記述した具体的な月額料金の支払い額は、全て2年縛りの金額です。2年ごとに訪れる解約月に解約を申し入れなければ、確かに違約金が発生します。しかし、光コラボに転用で乗り換えても、「フレッツ光」回線を利用する事に変わりはなく、違約金は発生しません。

 

プロバイダに関しては、ケースバイケースです。転用で同じプロバイダを利用する場合、違約金が掛かるプロバイダと、掛からないプロバイダが有ります。プロバイダに転用申込みをする時に、お尋ね下さい。

 

プロバイダの違約金も事業者によって様々ですが、概ね3,000円から5,000円程度です。しかし、転用で1万円以上のキャッシュバックを出しているプロバイダも多く、違約金を支払っても損するケースばかりではありません。

 

また、解約月に手続きを行えば、違約金は請求されません。前述の@TCOMの場合、開通月を1ヵ月目とした25ヵ月目、26ヵ月目が更新月になっています。2年経過すれば自動的に更新されます。

 

しかし、更新月以外でも違約金が発生しないケースもあります。

 

同様に@TCOMの場合では、24ヵ月を経過したマンションタイププラン・24ヵ月を経過したファミリータイプ標準プラン(1,540円となり縛り有りの同プランよりも月額200円高くなります)では、違約金の発生が有りません。

 

工事が必要になる

転用で工事は基本的に不要のため、工事費は掛かりません。

 

例外として、回線速度を変更する場合や、マンションで配線方式の変更を希望する場合には、工事費が掛かる場合が有ります。

 

「光コラボ」も工事不要で乗り換え可能

「光コラボ」は「フレッツ光」を光回線として利用しているので、サービス提供事業者の変更を行っても、基本的に工事は不要です。

 

現在利用している回線品質に不満があれば、光コラボ事業者(プロバイダ)を変更することで、解消されるケースが有ります。

 

光コラボも契約期間の「縛り」が存在するケースが多く、解約月を逃さない対応をすれば、余分な費用は掛かりません。手間を惜しまなければ、解約月が来る度に定期的に乗り換えて、特典キャッシュバックを、その都度ゲットすることも可能です。

 

事業者変更の乗り換え手順

手続きも簡単です。

 

「光コラボ」を現在契約している方が、他の光コラボ事業者に乗り換える事を「事業者変更」と言います。

 

 

出典:NTT東日本公式

 

フレッツ光回線はそのまま利用するので、別途工事も必要ありません。

 

事業者変更の手順

  • 事業者変更承諾番号の収得を、契約中の光コラボ事業者へ申し込む
  • 新しい光コラボ事業者に、「事業者変更」として申し込む
  • 事業者変更の手続きが完了(概ね1週間から2週間程度)すれば、利用できる様になります。

 

注意点としては、事業者変更承諾番号は15日間の有効期限があります。

 

回線クオリティーに問題を感じていなくても、特に「ドコモ光」をご利用の方は、転用と同様に同じ回線と同じプロバイダでも、月額料金が変わってくる事が有り、検討する余地が充分に有ります。

 

 

 

「ドコモ光」の事業者変更

「ドコモ光」は、数ある「光コラボ」の中の一つです。

 

しかし、通常の「光コラボ」は、プロバイダがサービスを提供している事が多く、契約すれば自動的にプロバイダが決まりますが、ドコモはプロバイダでは無い事から、契約方法が少々異なります。

 

ドコモ光の光回線は、複数用意されたプロバイダから、選択して利用します。

 

利用するプロバイダによって、月額料金は2種類あり、タイプAに分類されているプロバイダと、タイプBに分類されているプロバイダによって月額料金は異なります。

 

プラン 契約期間 マンションタイプ 戸建てタイプ
1ギガ タイプA 2年縛り 4,400円 5,720円
縛り無し 5,500円 7,370円
1ギガ タイプB 2年縛り 4,620円 5,940円
縛り無し 5,720円 7,590円
タイプAのプロバイダ
ドコモnet、ぷらら、GMOとくとくBB、@nifty、DTI、BIGLOBE、andline、Tigers-net.com、エディオンネット、excite、hi-ho、SIS、IC-NET、SYNAPSE、Rakutenブロードバンド、@ネクスト、TikTik、COARA
タイプBのプロバイダ
OCN、@TCOM、TNC、AsahiNet、WAKWAK、@ちゃんぷるネット

 

ドコモ光は、docomoユーザーがショップ店頭で薦められて加入するケースが多く、ブランドとしての信頼に加えて、対面で付き合いの有るショップの安心感から、初めての光回線として利用するユーザーも多数います。

 

プロバイダと言われてもピンと来ない方なら、勧められるままにNTTグループの運営するプロバイダの中で、料金の安いタイプAにある「ドコモnet」か「ぷらら」選択するケースが大半です。

 

たとえば、「ドコモ光」で「ぷらら」にプロバイダを選択する「ドコモ光 for plala」と、同じNTTグループが提供する光コラボ「ぷらら光」は、どちらも光回線に「フレッツ光」・プロバイダに「ぷらら」を選択したことに変わりなく、回線クオリティーは全く同一です。

 

しかし、月額料金は異なってきます。

 

「ドコモ光 for plala」は月額マンションで4,400円・戸建てで5,720円になりますが、「ぷらら光」は月額マンションで3,960円・戸建てで5,280円になります。

 

全く同じ回線サービスの形態で料金が安いなら、変更しない手立ては有りません。しかし、事が単純でないのは、「ドコモ光」から離脱するのは、スマートフォンの「セット割」が無くなる事を意味します。

 

「セット割」は最大1,100円の割引きが受けられますが、光回線導入者の大半は、月に利用する携帯電話会社の回線消費が大幅に減少します。自宅では光回線のWi-Fi環境でインターネットを利用する為、外出時だけの利用に限られるようになるからです。

 

docomoを含めキャリアの小容量プランは割高で、ギガライトプランでは、1GBまでのプランでも月額3,278円・3GBまでのプランでも4,378円になります。

 

ギガライトプランのセット割は、1GBまでの場合は適用が無く、3GBまでの場合「タイプA・B・単独タイプ」で550円・「光ミニ」で220円が割引額です。

 

小容量プランでは、格安SIMの利用が金額的なメリットは大きいですが、何かあった時に気軽に相談できる、ドコモショップと縁が切れたくない方も多いでしょうし、格安SIMのオンライン手続きの方法が、解らない方も多いでしょう。

 

そんなユーザーのために、ドコモのエコノミーMVNO(格安SIM)として、全国のドコモショップでの、月額980円からの低価格料金プランの取り扱いを始める事が発表されました。

 

 

(出典:LIBMO公式)

 

「セット割」の恩恵は受けられなくなりますが、ドコモショップでサービスを受けることが出来て、月額料金が大幅に安くなります。

 

セット割を考えなくても良くなれば、単純にメリットの大きい「光コラボ」に事業者変更することで、通信費全体の節約が出来ます。

 

 

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出典:@TCOMヒカリ公式サイト

 

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@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です。

 

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スマホ1台あたり毎月の割引きが受けられ、継続してお得になります。

 

 

(出典:UQ mobile公式サイト

 

家族で利用していれば、大きなメリットになります。

 

格安SIM「LIBMO」がお得に使える

 

(出典:LIBMO公式サイト)

 

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20GBプラン 1,991円(税抜1,810円) 2,926円(税抜2,660円) 220円(税抜200円)/月割引
30GBプラン 2,728円(税抜2,480円) 3,663円(税抜3,330円) 220円(税抜200円)/月割引

 

3大キャリアのオンライン専用プランは、細かいデータ容量の設定をしていません。たとえばLINEMOの容量3GBで不足する場合、20GBを選択するしか有りませんが、LIBMOでは8GBプランを用意しています。

 

20GBのプランでも、ahamo・povo・LINEMOよりも安価になります。格安SIMでは珍しい、30GBプランも用意されています。

 

@TCOMヒカリとセットで利用する事で、LIBMO1回線あたり220円の割引きが受けられます。光回線とスマートフォンを組み合わせて、長期的に渡ってお得に利用出来ます。

 

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