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Wi-Fiが遅い!繋がらない!原因と対策を分析

WiFi

動画視聴中やネット検索をしている時に、動作が遅くなったり接続が切れてしまうことがあります。

 

この記事は、「今まで問題なく使えていたのになぜ?」「どうした速くなる?」とお困りの人に原因と対処方法をご紹介しています。

 

すぐに改善する方法なのか、プロバイダやルーターを変更する必要があるのか、一つずつ解説しているので、まずはできることから試してみましょう。

 

Wi-Fiはどうやって繋がっている?

そもそも、Wi-Fiとはどのような仕組みでインターネットに接続しているのでしょうか?

 

Wi-Fiは、パソコンやスマホなどを無線でインターネットにつなぐ仕組みで、LANケーブルを使って接続する有線LANに対し無線LANと呼ばれることもあります。

 

インターネットは、電柱まで来ている回線を家の中まで引き込み、そこからモデムやルーターを使って使用する機器につなげるという仕組みです。

 

Wi-Fiは、モデムやルーターから機器へ電波を飛ばしてインターネットに接続しています。パソコンの他、スマホやタブレット、ゲーム機器などと同時にインターネットを利用するには、Wi-Fi接続は欠かせない存在です。

 

Wi-Fiとモバイル回線はどう違う?

無線で電波を飛ばしているのなら、スマホのインターネット接続と変わらない気がしますよね。

 

スマホやタブレットで使っているモバイル回線は、4G、LTEなどと呼ばれ、携帯電話会社が建てた「基地局」から電波を拾いインターネットにつなげる仕組みです。

 

モバイル回線は、契約している携帯電話会社のプランによって使用できる容量(ギガ)に制限がありますが、Wi-Fiは制限がありません。

 

また、光回線を利用したWi-Fiはモバイル回線よりも通信速度が速く、多くのデーターを短い時間でやり取りできるので、高画質の動画視聴や対戦型ゲームなどはWi-Fi環境での利用を勧めています。

 

Wi-Fiの速度はどのくらい?

Wi-Fiの速度は、「上り(アップロード)」と「下り(ダウンロード)」で異なり、動画やサイトを観る時の速度は「下り」で表されます。

 

ストレスなく通信できる速度は、YouTubeの推奨速度を参考にすると以下のようになります。

 

4K 20Mbps
HD 1080p 5 Mbps
HD 720p 2.5Mbps
SD 480p 1.1Mbps
SD 360p 0.7Mbps

 

再生する画質にもよりますが、5Mbps前後の速度が安定して確保できれば、ストレスなく視聴できるということですね。

 

光回線のホームページなどを見ると、下り通信速度は「1Gbps」と書かれていることが多いですが、これは「ベストエフォート」と呼ばれる理論値のため実際の速度は表記の5割前後と言われています。

 

通信速度は利用者の多さや、ルーターの能力、プロバイダが採用している通信方式によってばらつきが出てくるので、安定した速度を確保できることが重要になってくるのです。

 

Wi-Fiがつながらない原因は?

Wi-Fiがつながらなくなったり、速度が遅くなる理由は回線そのものに原因がある場合と、接続機器にある場合が考えられます。

 

具体的にどのようなことが考えられるのか、一つずつ見ていきましょう。

 

ルーターとの間に障害物がある

Wi-Fiはルーターから電波を飛ばしパソコンやスマホと接続しているので、この間に距離があったり障害物があったりすると正常につながりません。

 

Wi-Fiの電波は50~100Mは飛びますが、ドアや壁などの障害物で遮られてしまうと電波が届きにくくなります。

 

また、「電波干渉」と言って、自宅Wi-Fiの周りにフリーWi-Fiや近隣住民のWi-Fiが飛んでいると、パソコンやスマホがそちらを拾おうとして上手くつながらない場合もあるのです。

 

回線が混み合っている

インターネットは、利用者数が多いと回線が混み合い速度が遅くなります。平日のお昼間や18時以降は利用数者数が多い時間帯で、標準時の半分近い速度に落ちることもあります。

 

また、時間帯に関わらずマンションなどの集合住宅では、1つの回線を住民で分けているため、そこで利用している人数が増えると回線が混雑するのです。

 

接続機器が多すぎる

ルーターの能力によって接続可能な台数は決まっているので、それを超えると速度が落ちます。

 

家族全員がスマホをつなぎ、ゲームや動画視聴を同時にしているといった状況は回線遅延の原因になるため、自宅のルーターが何台まで接続できるかを確認しましょう。

 

使用していなくても常時つなぎっぱなしの機器も含まれるため、思った以上の台数がつながっていることもあり注意が必要です。

 

ルーターが高速に対応していない

Wi-Fiには規格があり、規格によって最大通信速度が変わってきます。ルーターの後ろには「IEEE802.11」と記載があると思いますが、その次に書いてあるアルファベットが規格を表しています。

 

802.11a 54Mbps 5GHz
802.11b 11Mbps 2.4GHz
802.11g 54Mbps 2.4GHz
802.11n 600Mbps 2.4GHz/5GHz
802.11ac 6.9Gbps 5GHz

 

現在はさらに高速の「ax」規格があり、最大値9.6Gbpsの超高速Wi-Fiが登場しています。

 

これは5Gを想定した規格で、対応している機器(iPhone 11以降、Galaxy S20など)も続々と発売されており、これからも増えて行くでしょう。使用しているルーターが高速に対応していなければ、回線速度が速くても実際値には限界があるということですね。

 

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プロバイダに原因がある

「プロバイダがどこなのか」ということは速度を決定する直接的な原因にはなりませんが、採用している通信方式や設備によっては速度遅延の原因になります。

 

大手プロバイダは、加入者数が増えても対応できる設備を整えられるため問題ありませんが、脆弱な設備のプロバイダは障害が起こったり接続数が集中したりすると、遅延や接続できないことが起こります。

 

また、採用している通信方式が最新に対応していないと、高速通信できません。

 

新方式のIPoE方式(IPv6)では、直接インターネットに接続するイメージで高速かつ安定した通信を利用することができます。しかし、従来からあるPPPoE方式(IPv4)では、プロバイダ毎に用意されている終端装置を通じてインターネットに接続しているため利用者数により混雑してしまいます。

 

プロバイダがどちらの方式を採用しているかによって、速度遅延の原因になってしまうのです。

 

Wi-Fiの速度を改善させる方法

Wi-Fiの速度が遅くなったりつながらなくなったりした時は、以下の方法を試してみましょう。

 

ルーターの位置を変える

ルーターを置く位置は、壁際や障害物の近くではなく「家の中心」が理想です。

 

電波はルーターを中心にして360°に飛ぶので、床に直置きするのではなく1~2m高い所に設置すると機器が電波を拾いやすくなります。

 

2.4GHz帯の周波数を使っているのであれば、電子レンジやBluetoothと同じ周波数になり電波干渉が起きやすいので、離して設置するか5GHz帯に変えてみると改善する可能性があります。

 

また、電波は金属製の物や水気に吸収されやすい特性があるので、水槽や金属製の棚などの側に置くことは避けましょう。

 

機器を再起動する

初歩的な方法と思われるかもしれませんが、機器の電源再投入は有効的な方法です。

 

再起動によって、複数の電波や機器との接続を解放し再接続を開始するので、クリアな状態に戻すことができます。

 

ルーターは常に稼働している状態なので、熱が溜まり不具合を起こす可能性があり、再起動により放熱すると、解消する場合も多いのです。

 

ルーターのコンセントを抜き差しして再起動する方法や、リセットボタンを押す方法もありますが、リセットすると設定のやり直しが必要になるので、実施後はパソコンやスマホの再設定を忘れずに行いましょう。

 

ルーターを交換する

接続したい機器の台数が多い場合、ルーターの許容台数を超えていると速度遅延の原因になります。

 

ルーターの仕事量を接続している機器に分配することになるので、台数が多くなれば速度は落ちます。

 

アンテナの本数も速度に影響するので、下の表を参考にしてみてください。

 

アンテナ1本 アンテナ2本 アンテナ3本 アンテナ4本
IEEE802.11n 150Mbps 300Mbps 450Mbps 600Mbps
IEEE802.11ac 433Mbps 867Mbps 1,300Mbps 1,733Mbps

 

また、対応しているWi-Fiの規格が「ac」や「n」の高速に対応していないと、回線やプロバイダが提供している速度は出ないので、ルーターの買い替えを検討しましょう。

 

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プロバイダを変える

プロバイダによって速度が変わる原因は、

 

①通信方式がIPoE方式であるか

②ルーターが付与される場合はIPoE方式(IPv6)に対応しているか

③設備が強固であるか

 

などが考えられます。

 

③の設備面は一般ユーザーで確認することは難しいため、事業者規模や知名度で判断することになりますが、①と②はプロバイダに問い合わせたりホームページで調べれば分かるので、一度確認してみましょう。

 

おすすめプロバイダはこの3社

Wi-Fi接続がつながらなかったり遅くなったりする現象が頻繁に起こり、先ほどご紹介したトラブルシュートでも改善しない場合は、プロバイダの乗り換えも検討してみましょう。

 

@TCOMヒカリ

TOKAIコミュニケーションズ提供の@TCOMヒカリは、マンションタイプで3,850円、戸建てタイプで5,170円から始められるので、料金の安さを重視しているならおすすめのプロバイダです。

 

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(出典:LIBMO公式)

 

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(出典:UQ mobile公式サイト

 

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IPoE方式にも対応しており、ルーターは月額500円でレンタルできますが、プレゼントキャンペーンを選ぶことも可能。

 

 

Wi-Fiが遅い、つながらない時はルーターとプロバイダを確認!

快適に動画視聴やゲームを楽しむためには、安定した通信環境が必要です。Wi-Fiがつながらなくなった、という時はルーターや接続機器を見直して、電源再投入や設置場所の変更を試してみましょう。

 

それでも変わらない場合は、回線速度に対しルーターやプロバイダが対応できていない可能性が考えられます。せっかくの高速光回線、能力を最大限に生かす環境を作り、快適なネットライフを楽しんでくださいね。

 

 

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