「スマホ回線の種類をいくつご存じですか?」
スマホ回線プランを提供している企業は、解っているだけで2,000社近くが存在しています。
ただ、総務省から電波利用の認可を受けて、自前で回線やアンテナ基地局などの設備を持って運営しているMNOと呼ばれるスマホ回線は、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4社しかありません。
MNOはキャリアまたは通信キャリアと呼ばれる事もあり、楽天モバイルを除いた老舗3社の事は3大キャリアと称されます。
この4社以外は基本的に全てMVNOと呼ばれる、自社で回線やアンテナ基地局などを持たず、MNOから回線の一部を借り受けて運営しているスマホ回線で、一般的に格安SIMと呼ばれています。
よくある誤解として、あれ・・・?そうかな?auだけでもメインのau以外に「povo」「UQモバイル」があるじゃないか?という、疑問をお持ちになる方もいらっしゃいますが、auもpovoもUQモバイルも、KDDIが提供しているMNOのサービスで、スマホ回線として考えれば利用する電波を含めて全く同じで、プランごとに料金が異なっているだけと言えます。
インターネットを利用する端末として、スマートフォンを利用するユーザーが圧倒的に多く、利用頻度や利用時間では自宅が多くなっています。
自宅でのスマホ利用は、導入しているインターネット回線をWi-Fi利用しているユーザーも増加傾向にあり、その回線は無制限に高速で利用できる事から光回線が多いと言えます。
その意味では光回線をWi-Fi利用するのも、スマホ回線の一つの種類になります。
スマホ回線の違いを掘り下げながら解説して、コスパ良く利用ができるおすすめの回線もご紹介します。
キャリアのスマホ回線による違い
4社あるキャリアのスマホ回線は、最近になって一部で相互乗り入れを模索するなどスタンスに若干の変化がありますが、基本的に各社がそれぞれ別途に利用できる周波数帯割り当てを総務省から受けて、回線やアンテナ基地局などの設備も個々で行っています。
そのため一口に言えば、どのキャリアも通話とネットができる通信会社という点では同じですが、スマホ回線として詳細を見れば、それぞれが違っていると言えます。
利用する電波(周波数帯)の違い
国民の共有財産である電波を使って商売をする通信事業は、勝手に行う事は許されず厳格な管理の下で行われています。
管轄する総務省が各社に認可して割り当てた周波数帯でのみ営業利用が可能で、解りやすく言うなら、全てのキャリアで利用している電波が異なっていると言えます。
4Gの割り当て周波数帯
4Gは現在主力で利用されている周波数帯で、スマホ回線として利用ができるユーザーの割合も、5Gが登場した今もまだ圧倒的に4Gが多いと言えます。
総務省が割り当てている各キャリアの周波数帯は、以下の通りです。
バンド | 周波数帯 | 使用するキャリア |
1 | 2GHz帯 | docomo・au・SoftBank |
3 | 1.7GHz帯 | docomo・au・SoftBank・楽天モバイル |
8 | 900MHz帯 | SoftBank |
11 | 1.5GHz帯 | au・SoftBank |
18 | 800MHz帯 | au |
19 | 800MHz帯 | docomo |
21 | 1.5GHz帯 | docomo |
26 | 800MHz帯 | au |
28 | 700MHz帯 | アジア太平洋共通バンド(docomo・au・SoftBank) |
41 | 2.5GHz帯 | Wireless City Planning・UQ コミュニケーションズ |
42 | 3.5GHz帯 | docomo・au・SoftBank |
5Gの割り当て周波数帯
各社とも新生代の高速通信5Gの整備に注力していますが、電波の特性として4Gほど遠くに飛ばない事と、5Gに対応しているスマートフォンでなければ利用ができない事もあり、スマホ回線としての利用は現状4Gに勝っていません。
5Gには明確に違う2つの周波数帯「sub6」と「ミリ波」があります。
「sub6」は4Gに近く、今有る技術の転用が可能であり整備がいち早く進んでいます。
しかし、本来の5Gに期待される次世代の高速通信という意味合いでは少々役不足であり、回線速度で4Gとの劇的な差は見込めません。
5G対応機種として登場している多くのスマートフォンは、この「sub6」のみ対応しているものが多く、スマホの画面上では5Gと表示されるのに劇的な速度向上が無い事から、「なんちゃって5G」などと口の悪い輩は揶揄します。
「ミリ波」は電波の届く範囲が狭く、障害物の影響を受けやすい特性がある反面、「超高速通信」で「超低遅延」の新世代の5Gと言われる本来の回線速度が実現できます。
「自動車や建設機器の自動運転システムや遠隔操作」・「大容量動画の瞬時ダウンロード」などの5Gだからこそできる事は、基本的に「ミリ波」を利用する5Gの事を指しています。
ミリ波に対応しているスマートフォンの機種は、フラッグシップモデルの一部に限られていて、軒並み20万円の大台を超えています。
iphoneはアメリアで発売しているものはミリ波に対応している機種もありますが、アメリカ以外で販売しているのは日本も含めて5G対応はsub6のみに限定されています。
sub6の割り当て
バンド | 周波数 | 使用するキャリア |
n77 | 3.7~3.8GHz | au |
n77 | 3.8~3.9GHz | 楽天モバイル |
n77 | 3.9~4.0GHz | SoftBank |
n77 | 4.0~4.1GHz | au |
n78 | 3.3~3.8GHz | docomo(3.6~3.7GHz)・au |
n79 | 4.5~4.6GHz | docomo |
ミリ波の割り当て
バンド | 周波数 | 使用するキャリア |
n257 | 27.00GHz~27.40GHz | 楽天モバイル |
n257 | 27.40GHz~27.80GHz | docomo |
n257 | 27.80GHz~28.20GHz | au |
n257 | 29.10GHz~29.50GHz | SoftBank |
利用できるスマートフォンの違い
キャリア各社が販売しているスマートフォンは、以前は「SIMロック」が掛けられていて、他社に乗り換えても他社SIMは利用ができない制限がありました。
しかし、ユーザーが簡単に他社に乗り換えられない過度の囲い込みが、携帯電話料金の高止まりに繋がっていると考えた国と総務省は、その大きな障壁の一つになっているSIMロックを認めない事を、法整備を含めて実施しました。
それにより、2022年10月1日以降に各キャリアで購入したスマートフォンは、原則どこのキャリアでも利用ができる様になっています。
それ以前購入のスマホでも、SIMロック解除の手続きを行えば、他社の回線が利用できるようになります。
SIMロック解除しても利用ができない可能性
SIMロック解除を行って他社のSIMが利用できるようになっても、スマホとして快適に利用ができるかどうか?は別の話です。
前述の様にキャリア各社で使用する電波が異なるため、SIMロック解除をしても繋がる事ができる電波の違いで、快適に使えない可能性があります。
キャリアで販売している機種は、当然自社の周波数帯への対応は万全にしていますが、自社で利用していない周波数帯までコストをかけてカバーする必要性が無いからです。
iphoneは周波数帯への対応が広い
iphoneはキャリアによってスペック変更をするよりも、同じハードを各社に割り当てるスタイルになっているため、日本のキャリアが使う周波数帯を幅広くカバーしています。
そのため、SIMロックが掛かっていないiphoneの場合は、スマホ回線を乗り換えてても比較的問題無く継続利用する事が可能になっています。
ただこれは日本で販売する前提のiphoneの事であり、海外から輸入したiphoneの場合は事情が異なっています。
SIMフリーのスマートフォンは?
スマートフォンの販売は通信キャリアだけでなく、家電量販店やAmazonなどの通販でも取り扱っています。
特定のキャリア用でない機種に関しては、SIMフリースマホとして販売されていて、SIMロックが掛かっていない事はもちろんですが、販売される個々の機種によって対応している周波数帯は異なっています。
SIMフリーの機種では、利用ができる周波数帯が明示されていますので、購入時には利用するスマホ回線で先の一覧にある「バンド」に対応している事を確認する必要があります。
一部のバンドしか利用ができない機種でも使えますが、プラチナバンドと呼ばれる遠くまで届きやすい周波数帯と、メイン利用しているバンドは最低限利用ができないと支障があります。
ドコモ回線の場合ならバンド1.3.19・au回線の場合ならバンド1.3.18.26・ソフトバンク回線ならバンド1.3.8になります。
キャリアアグリゲーション
スマホ回線は複数の周波数帯が利用できる場所が現実的には多く、それらを束ねる事で回線速度を向上させるキャリアアグリゲーションという技術に対応している機種では、より回線速度が速い快適な利用が期待できますが、多くのバンドに対応している機種でなければ本来の実力が発揮出来ません。
楽天モバイルは少々特殊
楽天モバイルは4Gで前述のプラチナバンドが認可されていない事と、アンテナ基地局の絶対数が足りないため、スマホ回線として楽天回線を利用ができないエリアでは、パートナー回線と呼ぶau回線の利用が可能になっています。(現在の最強プランでは無制限)
そのため楽天回線の利用には、バンド3(楽天回線).18(パートナー回線)に対応している必要がありますが、通常はバンド3に接続をして、利用ができない場所でのみバンド18に接続する制御がスマホ本体で行える必要があります。
楽天モバイルではau回線も無制限に利用ができる事をアピールしていますが、au回線で利用ができるバンドは18だけに限定されていて、かつ楽天回線が利用できないエリアの更に一部に限定されているのは注意が必要です。
また、バンド3と18は同時利用ができないため、前述のキャリアアグリゲーションは利用できません。
繋がりやすさの違い
繋がる指標として多く用いられる人口カバー率では、キャリア4社全てが99%以上を達成していて、現在では数値的な差は殆ど無くなっています。
しかし、99%以上という数値だけ見て、日本中どこでも繋がると考えるのは間違っています。
人口カバー率とは?
人口カバー率とは、居住者が存在するエリアで500メートルに区切られたメッシュの、50%以上で利用ができる場所の割合です。
山間部などの居住者がいないエリアは範疇に入れず、50%以上という数字をシビアに考えれば、半分の場所で繋がらない場所でも人口カバー率では提供エリアの範疇に入ります。
つまり、数値には表れないスマホ回線による繋がりやすさの差は、明確にあると言えます。
基地局数の違い
4Gでの繋がりやすさを考えた場合、スマホ回線による基地局数の差は繋がりやすさに直結します。
5Gに注力していく前の2022年1月の時点で、総務省の公表している4G基地局数のデータでは、ドコモ249,142・au179,198・SoftBank172,807になっていて、同時点での楽天モバイルは34,392と大きな差があります。
スマホ回線の繋がりやすさは場所により異なる
楽天モバイルは基地局が一桁少ないので横に置いておいて、普段は人が居ない居住地区でない場所については、スマホ回線によって繋がりやすさに特に大きな差が出ます。
たとえば、登山道などには普段居住者が居ませんが、登山者に何らかのトラブル発生時にはスマホ回線が繋がることが命綱にもなります。
そのため各社力を入れていて、提供エリアのホームページには利用できる登山道が別途示されています。
同様に大型のイベントスペースや大型倉庫内、キャンプ場や海などでは、利用するスマホ回線によって繋がるケースと繋がらないケースが出ます。
格安SIMのスマホ回線による違い
数多くの企業からサービスが提供されているMVNO、いわゆる格安SIMのスマホ回線は、自社で認可は受けておらずMNOから回線の一部を間借りしているため、ここまで見てきたキャリアMNOのスマホ回線のどれかを使っている事になります。
利用する電波(周波数帯)の違い
格安SIMでは間借りしている回線と、利用する電波(周波数帯)は全く同じです。
そのため格安SIMの利用でスマートフォンを選ぶ場合も、どのMNOの回線を使っているのか?によって、前述の周波数帯で利用の可否を判断すればOKです。
繋がりやすさについても、キャリア回線と全く同様であり、たとえばドコモ回線を使っている格安SIMなら、全国のドコモが利用できるエリアで同様に利用ができます。
格安SIMだけでなくスマホ回線の乗り換えには、既に利用しているのと同じ周波数帯の回線を利用する事で、問題が起こるリスクを最小限に抑える事ができます。
たとえば、現在ドコモをスマホ回線として利用しているユーザーなら、ドコモ回線を使う格安SIMが良いですし、auを使っているならサブブランドのUQモバイルに乗り換えれば、利用しているスマホを継続して問題無く利用が可能になります。
回線速度の違い
同じMNOの回線を借り受けている格安SIMでも、同じ回線速度を含めた回線品質にはならず、少なくない差が生じます。
格安SIMを高速道路に例えると、以下のようなイメージになります。
キャリア(MNO)では全ての車線が走行利用できますが、格安SIM(MVNO)では利用できる走行車線が一部に制限されています。
格安SIMの運営で収益を上げる手段としては、契約者数を増やして借り受ける車線数を据え置きする事です。
相対的に車線数に見合わない走行車が増えてしまえば、快適に走行する事が困難になり、回線速度は低下します。
契約者数とそれに見合った車線数の確保というバランスがとれているかどうか?で、同じMNOから借り受けている格安SIMでも、回線速度には違いが生じます。
利用が集中する時間帯では回線速度が低下する事も
格安SIMで車線数を増やせばユーザーの快適性は向上しますが、MNOに支払う費用も増加するため、安価に提供する事が困難になり収益も確保できません。
格安SIMの存在意義は、安価な月額料金でサービスが提供できる事ですから、利用者が集中するピーク時に合わせた車線数の確保は現実的に考えてできません。
そのため、お昼休みなど多くのユーザーが一斉に利用する時間帯では、格安SIMの回線速度は低下する傾向にあります。
イメージすると、以下の感じになります。
限られた車線が混み合う状態になれば快適走行ができず、走行速度(回線速度)は必然的に低下します。
午後1時を過ぎれば、問題なく利用ができる通常の状態に戻ります。
実際のキャリアと格安SIMの回線速度差は?
回線利用者が速度を計測している「みんなのネット回線速度」で、直近3ヵ月のキャリアと格安SIMの回線速度差を比較してみましょう。
回線 | 下り | 上り |
携帯キャリア | 85.3Mbps | 19.1Mbps |
格安SIM | 55.3Mbps | 11.2Mbps |
(出典:みんなのネット回線速度)
比べれば格安SIMの回線速度が遅くなっていますが大きな差では無く、スマホ回線として利用するのに十分な回線速度が出ていると言えます。
コスパの良いおすすめのスマホ回線は?
MMD研究所が、スマートフォンを利用する18歳から69歳の男女36,535人を対象にして、2022年9月17日~9月22日に調査を行った「2022年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」では、毎月支払っているスマホ代がスマホ回線ごとに掲載されています。
データ通信料+通話料 | MNO3社との差額 | ||
キャリア回線 | MNO4社 | 4,683円 | 467円 |
MNO3社 | 5,150円 | - | |
オンライン専用 | 3,133円 | 2,017円 | |
サブブランド | 2,468円 | 2,682円 | |
格安SIM | MVNO | 1,567円 | 3,583円 |
スマホ回線は、その選択により毎月の支払額で大きな差があります。
最も高額になる3大キャリアの支払額に比較すると、最も安い格安SIMでは毎月3,583円安くなっています。
これはスマホ1台の金額なので、家族がいる場合や年間で計算すれば、決して小さな数字ではありません。
コスパ良くスマホ回線を利用するなら、格安SIMがオススメです。
数多くある格安SIMの中で、コスパ良く快適に利用ができるオススメ格安SIMをご紹介しましょう。
格安SIMならオススメは「LIBMO」
(出典:LIBMO公式)
格安SIMで最もオススメするのは、信頼の高さと安価を両立する「LIBMO」です。
技術力と信頼感はドコモのお墨付き
LIBMO(リブモ)を運営しているTOKAIコミュニケーションズは、自社でMVNOを運営しているだけでなく、ノウハウや技術も含めて丸ごと他社にMVNOサービスを提供する、MVNEの顔も持っています。
技術力などだけでなく適正な回線増強などの実績が認められたことで、ドコモのお墨付きである現在は2社の格安SIMにしか認められていない「エコノミーMVNO」にLIBMOはなっていて、全国のドコモショップでもサービスが提供されています。
豊富なプラン
小容量に特化した格安SIMが多い中で、最大30GBまでLIBMOはカバーしたプランを提供しています。
スマホ利用は電話通話が主体のユーザーには、「かけ放題」のプランを標準装備してインターネットのギガ量を最低限に抑えたプランも提供されています。
格安SIMでも光回線とセット割
安価に提供されている格安SIMのLIBMOですが、キャリア回線で行われている光回線とのセット割が、「@TCOM(アットティーコム)ヒカリ」と併せて利用する事で適用されます。
安い月額料金にセット割が適用されることで、更に安価に利用が可能です。
Wi-Fi利用のスマホ回線は?
自宅で利用するWi-Fiも、スマホ回線の一つです。
自宅にWi-Fiが利用できる環境があれば、通信会社との契約やSIMは必要が無く、スマホ回線としてインターネットが利用できます。
自宅のインターネット回線は光回線が最適
自宅のWi-Fi用回線としては、「光回線」「ホームルーター」「モバイルルーター」の3種類がありますが、回線速度の速さや安定感などの回線品質や、家族で無制限に利用しても何ら制限を受けることが無いという点で、光回線が最もオススメです。
前述の「みんなのネット回線速度」で、直近3ヵ月の回線速度の比較を見てみましょう。
回線 | 下り | 上り |
光回線 | 376.1Mbps | 340.7Mbps |
ホームルーター | 172.4Mbps | 19.2Mbps |
モバイルルーター | 51.1Mbps | 13.0Mbps |
光回線の優位性は圧倒的です。
光回線があればスマホプランは3GB程度でOK
光回線を含むインターネット回線が自宅にあれば、自宅でのスマホ回線はWi-Fi、外出時のWi-Fiが利用できない場所でのスマホ回線は通信会社のスマホプランと、明確に区別する事が可能になります。
2023年3月1日に株式会社MM総研が調査した、「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2023年1月調査)」では、スマホのプランギガ消費について公表しています。
(出典:MM総研)
このデータはWi-Fi利用は含まず、契約しているスマホプランのギガを消費した容量のみ表す分布図になっています。
一目瞭然ですが3GB以下に多くのスマホユーザーが集中していて、最も多いのは月に1GB未満の利用者です。
自宅にインターネット回線のある多くのスマホユーザーは、3GB程度の小容量プランの契約でOKということです。
オススメの回線プランは?
コスパの良いスマホ回線の利用方法としては、自宅では高速で定額の光回線を利用して、外出先では安価な小容量プランに家族全員で乗り換えるのが最適です。
ポイントは、光回線とスマホプランの組みあわせに「セット割」が適用される事で、通信費トータル費用が安くなります。
前述のように、現在利用しているスマートフォン端末を、スマホプランを乗り換えても継続利用するのには、同じMNOの回線を利用している事も考慮する方がトラブルを回避出来ます。
具体的にオススメの組み合わせもご紹介しましょう。
ドコモ利用者なら「@TCOMヒカリ」+「LIBMO」
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
ドコモ利用者なら、ドコモ回線を使う格安SIM「LIBMO」がオススメです。
「@TCOMヒカリ」を自宅の光回線として利用する事で、「セット割」の適用が受けられ安価に利用ができます。
@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です。
LIBMOのセット割
オススメの格安SIMでもご紹介したLIBMOは、@TCOMヒカリと組みあわせる事で、スマホ1台につき毎月220円のセット割が最大5契約まで適用されます。
納得プラン
納得プランはシンプルな容量別のプランです。
〇納得プラン | |||
データ容量 | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
3GBプラン | 980円 | 1回線 220円/月割引 | 760円 |
8GBプラン | 1,518円 | 1回線 220円/月割引 | 1,298円 |
20GBプラン | 1,991円 | 1回線 220円/月割引 | 1,771円 |
30GBプラン | 2,728円 | 1回線 220円/月割引 | 2,508円 |
家族4人でLIBMOの3GBプランを利用して、自宅では@TCOMヒカリを利用した場合の、スマホ代と光回線の料金を合わせた通信費トータル費用は、戸建て月額8,650円・マンション月額7,220円で利用可能です。
ゴーゴープラン
ゴーゴープランは、最低用量のデータに通話かけ放題を組みあわせたプランで、通話中心のスマホユーザーにオススメのプランです。
〇ゴーゴープラン | |||
プラン | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
500MB + 5分かけ放題 |
1,100円 | 1回線 220円/月割引 | 880円 |
500MB + 10分かけ放題 |
1,320円 | 1回線 220円/月割引 | 1,100円 |
500MB + かけ放題 |
1,980円 | 1回線 220円/月割引 | 1,760円 |
LIBMOなら、自宅では光回線で快適にインターネットを利用して、外出先ではかけ放題のスマホが、3大キャリアでかけ放題オプションを加えた金額より大幅に安い、月額1,760円で利用できます。
キャッシュバック
@TCOMヒカリでは新規契約だけのオプション無しで、キャッシュバックが受けられるキャンペーンがあります。Wi-Fiが使える無線Wi-Fiルーターを選ぶ事も出来ます。
12ヵ月の間、月額料金割引
契約から12ヵ月の間、@TCOMヒカリの月額料金が安くなります。戸建てタイプでは月額440円が割引きされ、マンションタイプでは月額330円が12ヵ月に渡って割引きが受けられます。
工事費無料
光回線の導入には工事が必要で、実際に技術者や工事業者が動く為、工事費が必要です。@TCOMヒカリの場合、最大19,800円の工事費が掛かりますが、今なら工事費が無料になるキャンペーンを行っています。
au利用者なら「@TCOMヒカリ」or「ビッグローブ光」+「UQモバイル」
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
au利用者なら、同じ周波数帯を使うauのサブブランド「UQモバイル」への乗り換えがオススメです。
前述の「@TCOMヒカリ」もUQモバイルのセット割に対応しています。
他にUQモバイルにセット割適用の光回線として、「ビッグローブ光」もオススメです。
老舗プロバイダが運営する「ビッグローブ光」の月額料金は、一戸建てタイプで5,478円・マンションタイプで4,378円です。
UQモバイルのセット割
UQモバイルは2023年6月からプランが一新されて、3つのプランで構成されています。
その中で光回線と組みあわせで最もオススメするプランは、「ミニミニプラン」です。
ミニミニプランは4GBで月額2,365円ですが、光回線のセット割が毎月1,100円適用されて、支払にau PAYカードを利用すれば月額料金は1,078円になります。
auの高品質な回線(全部の車線が利用できる)を、格安SIM並の月額料金で利用できます。
キャッシュバック
ビッグローブ光をオンライン専門代理店で契約を行うと、キャッシュバックが受け取れます。
詳細は以下をご覧下さい。
工事費無料
ビッグローブ光の導入には最大で19,800円の標準工事費がかかりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。
ソフトバンク利用者なら「ソフトバンク光」+「ワイモバイル」
(出典:ソフトバンク光申込サイト)
ソフトバンク利用者なら、同じ電波を利用するソフトバンクが提供するサブブランドの、「ワイモバイル」への乗り換えがオススメです。
ソフトバンク光を自宅の光回線に利用することで、ワイモバイルにセット割が適用されます。
ソフトバンク光の月額料金は、一戸建てタイプで5,720円・マンションタイプで4,180円です。
ワイモバイルのセット割
ワイモバイルは容量別に3つのプランが提供されていますが、光回線と組みあわせるスマホプランとして最適なのは、3GB/Sプランです。
月額2,178円ですが毎月1,188円のセット割が提供されて、月額990円で利用ができます。
ソフトバンクの高品質な回線(全部の車線が利用できる)を、格安SIM並の月額料金で利用できます。
キャッシュバック
オンライン専門代理店でソフトバンク光を契約すると、キャッシュバックが受け取れます。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。