スマートフォンは現代の生活に欠かせないツールですが、毎月の通信料金が家計を圧迫していると感じる方も多いのではないでしょうか。
特にソフトバンクユーザーの場合、データ無制限プランや高性能端末の利用で、月々のスマホ代が高額になりがちです。しかし、ちょっとした工夫や見直しで、通信料金を大幅に節約できるのです。
そこで今回の記事では、ソフトバンクのスマホ代を節約する具体的な方法を詳しく解説します。
ソフトバンクのスマホ代を節約する方法10選
(出典:ソフトバンク公式サイト)
ソフトバンクのスマホ代を節約するには、さまざまな角度から見直しを行うことが重要です。以下で、すぐに実践できる10の節約方法を解説します。これらの組み合わせによって、毎月の通信費を効果的に抑えられるでしょう。
方法①:ソフトバンクの料金プランを見直す
ソフトバンクのスマホ代を節約する第一歩は、現在の料金プランが自分の利用スタイルに合っているかを見直すことです。現在、ソフトバンクでは以下のようなプランが提供されています。
プラン名 |
月額料金 | プランの内容 |
ペイトク無制限 |
9,625円 |
データ無制限 ただし、通話は従量制 |
メリハリ無制限+ | 7,425円 |
データ無制限 月3GB以下の場合は割引 |
ミニフィット+ |
3,278円~5,478円 |
ライトユーザー向けプラン ~1GB:3,278円 2GB未満:4,378円 3GB未満:5,478円 |
スマホデビュープラン+ |
1,078円~3,278円 |
22歳以下、シニア向けプラン 4GB:1,078円(12カ月間) ※14ヶ月目以降:2,266円 20GB:2,728円(12カ月間) ※14ヶ月目以降:3,916円 |
※料金はすべて税込み
たとえば、無制限プランに加入しているものの、実際のデータ使用量が月3GB程度であればミニフィット+に変更することで、月あたり数千円の節約になります。
マイページや請求書で過去数ヶ月のデータ使用量を確認し、適切なプランを選びましょう。(プラン変更はMy SoftBankから無料で手続き可能)
方法②:不要なオプションの解約
ソフトバンクの契約時に、不要なオプションに加入している場合、それらがスマホ代を押し上げている可能性があります。以下は、よく見られるオプションとその月額料金の例です。
オプション名 | 月額料金 | オプション内容 |
留守番電話プラス |
330円 |
留守番電話機能の拡張 |
テザリングオプション |
0円~550円
※プランで料金が異なる |
スマホをWiFiルーターとして利用する機能 |
あんしん保証パック |
715円~1,850円
※機種で料金が異なる |
端末の故障や紛失時の補償サービス |
コンテンツ系オプション (Netflix、DAZNなど) |
550円~2,290円 |
動画やスポーツ配信サービス |
※料金はすべて税込み
上記オプションが本当に必要かどうかを見直しましょう。
例えば、テザリングをほとんど使わない場合や、動画配信サービスを他のデバイスで契約している場合は、解約することで数百円~数千円の節約が可能です。
一部オプションは無料期間中に自動加入されている場合があるため、契約直後の確認が重要です。
方法③:無料通話アプリの利用
ソフトバンクの通話料金を節約するには、無料通話アプリを活用しましょう。
LINE、WhatsApp、Skypeなどのアプリは、Wi-Fiやデータ通信で無料通話が可能です。友人や家族との長電話でも追加料金がかかりません。
設定は、アプリをインストール後、連絡先を同期し、WiFi環境を優先します。データ使用量を抑えるため、通話品質を「低」に設定するのも有効です。通話オプション(1,980円/月)を解約し、月0.5GB以内で収まれば、年間2万円以上の節約になります。
LINE通話は、ワイモバイルやLINEMOとの相性も抜群です。
方法④:支払い方法の見直し
ソフトバンクのスマホ代を節約するには、支払い方法を見直すのも効果的です。
クレジットカードや口座振替での支払いに加え、ポイント還元率の高いカードを選ぶと節約に。PayPayカードは、ソフトバンク料金の支払いで1~2%のポイント還元を提供しています。貯まったポイントは、スマホ代やPayPay決済に充当可能です。
支払い方法は、My SoftBankにて簡単に変更できます。
方法⑤:家族割の活用
ソフトバンクの「家族おトク割」は、同一住所の家族や同居人が同じキャリアを利用することで、スマホ代を節約できるサービスです。「家族おトク割」の主な内容は、以下のとおりです。
- 対象プラン:ペイトク無制限、メリハリ無制限+、ミニフィット+
- 割引額:2回線目以降、1回線あたり月額最大1,100円(永年割引)
- 適用条件:家族や同居人であることを証明する書類の提出(住民票、健康保険証など)
- 適用される回線数:最大10回線
たとえば、4人家族全員がソフトバンクのメリハリ無制限+に加入している場合、3回線分(2回線目以降に割引が適用)で月3,300円が割引されます。年間にすると39,600円もの節約になり、家族割は光回線とのセット割(後述)の対象にもなるため、さらなる節約が期待できます。
方法⑥:端末代の節約
スマホ代の節約には、端末代の見直しも欠かせません。ソフトバンクでは48回払いでの購入が主流ですが、以下の方法によって端末代を節約できます。
- 一括購入または中古端末の活用
- キャンペーンを活用
- 古い端末を長く使う
最新のiPhoneやAndroidは10万円を超えることが多いですが、ソフトバンクの「新トクするサポート」を利用して2年後に端末を返却すれば、実質半額程度で利用できます。予算が限られている場合は、ソフトバンク公式などから認定中古品を選ぶのも有効です。
ソフトバンクでは、新規契約時や機種変更時に端末代が割引になるキャンペーンを実施しているので、それらを活用することも節約につながります。オンラインショップ限定の割引、ワイモバイルへの移行時の端末値引きもチェックしてみましょう。
方法⑦:アプリの自動アップデートをオフにする
意外なデータ消費の原因が、アプリの自動アップデートです。モバイルデータ通信でアプリが更新されると、データ量がすぐに上限に達し、追加料金が発生するリスクがあります。
以下の設定で、自動アップデートをオフにしましょう。
- iPhone:設定>App Store>「Appのアップデート」をオフ、または「モバイルデータ通信」をオフ
- Android:Google Playストア>設定>ネットワークの設定>「アプリの自動更新」を「Wi-Fi経由のみ」に変更
- WiFi環境での更新を習慣化:自宅やカフェのWi-Fi接続時に手動で更新を行う
ミニフィット+でデータ消費を月1GB抑えるだけでスマホ代は月額1,000円ほど安くなるので、年間1~2万円の節約につながる可能性があります。
方法⑧:バックグラウンド更新をオフにする
スマホのデータ消費を抑えるには、アプリのバックグラウンド更新をオフにするのも有効です。アプリが裏でデータを更新すると、知らないうちに通信量が増加します。
以下の設定で、バックグラウンド更新をオフにできます。
- iPhone:設定>一般>アプリのバックグラウンド更新>不要なアプリをオフ(または「WiFiのみ」)
- Android:設定>アプリ>対象アプリ>データ使用>「バックグラウンドデータ」をオフ
月0.5~1GBのデータ消費を抑えることで、低容量プランへの移行が可能になり、年間1万円以上のスマホ代の節約につながります。
方法⑨:格安SIMへの乗り換え
ソフトバンクのスマホ代を大幅に節約したい場合、格安SIMへの乗り換えは大きな選択肢のひとつといえます。ソフトバンク傘下のワイモバイルやLINEMOであれば、ソフトバンク回線の品質そのままで、低価格で利用できます。
ワイモバイルやLINEMOのプラン概要と乗り換えのメリットを、それぞれ簡単に説明します。
格安SIM①:ワイモバイル
(出典:ワイモバイル公式)
ワイモバイルのプラン概要と乗り換えのメリットは、以下のとおりです。
【プラン例】
プラン例 | データ容量 | 月額料金 |
シンプル2 S | 4GB | 2,365円 |
シンプル2 M | 20GB | 3,565円 |
シンプル2 L | 30GB | 4,565円 |
※すべて税込み
【メリット】
- 「家族割」や「おうち割 光セット」での節約が可能
- 店舗サポートが充実
- 余ったデータが翌月に繰り越される
【おすすめの人】
✅毎月のデータ消費が少ない人
✅家族でソフトバンク系列を継続したい人
✅ある程度は店舗でサポートを受けたい人
格安SIM②:LINEMO
(出典:LINEMO公式)
【プラン例】
データ容量 | 月額料金 | |
ベストプラン | ~3GB | 990円 |
~10GB | 2,090円 | |
ベストプランV | ~30GB | 2,970円 |
※すべて税込み
【メリット】
- オンライン専用で手続きが簡単
- LINEアプリのデータ消費がゼロ(LINEギガフリー)
- ソフトバンクの5G回線を格安で利用できる
【おすすめの人】
✅データ消費が少ない人
✅LINEアプリの利用が多い人
✅店舗サポートが不要という人
毎月のデータ消費量や店舗サポートの必要性など、状況や目的に応じた格安SIMやプランを選びましょう。

方法⑩:Wi-Fi環境の活用
スマホのデータ通信量を抑える最も簡単な方法は、Wi-Fi環境を積極的に活用することです。
ソフトバンクのデータ無制限は魅力的なプランですが、データ使用量を抑えれば低価格プランへの変更が可能になり、通信費の節約につながります。以下はWi-Fi活用の具体的な方法です。
- 外出先でWiFiを利用する
- 自宅にWiFiを導入する
外出先でのWiFi利用は、主にカフェやコンビニ、公共機関で提供されるWiFiスポットの活用があります。ただし、フリーWiFiはセキュリティが弱いので、「重要な情報は取り扱わない」「VPNを利用する」といった対策を心がけましょう。
自宅WiFiには、ソフトバンク光やソフトバンクエアーといった光回線やモバイルタイプのホームルーターを導入することで、高速かつ安全なWiFi環境が手に入ります。
セット割を活用すると、さらに高い節約効果が期待できます。
ソフトバンクのスマホ代を節約にはセット割がおすすめ
(出典:ソフトバンク光申し込みサイト)
ソフトバンクのスマホ代を最も効果的に節約する方法の一つが、ソフトバンク光とワイモバイルのセット割を活用することです。この「おうち割 光セット(A)」は、通信費を大幅に削減できる強力な手段といえます。
「おうち割 光セット(A)」の割引額は永年550円~1,650円(プランで異なる)です。
たとえば、家族4人でソフトバンクのメリハリ無制限+(7,425円×4人=29,700円)を利用している場合、ワイモバイルのシンプル2 M(3,565円)に移行したあと、セット割の適用で1回線2,465円、4回線で月9,860円、年間約238,000円の節約になります。
【おすすめポイント】
✅28,000円のキャッシュバック(代理店経由の申し込み)
✅他社の違約金や退去費用を満額還元
✅工事費が実質無料

ソフトバンクエアーとワイモバイルのセット利用もおすすめ(光回線が利用できない場合)
(出典:ソフトバンクエアー申し込みサイト)
賃貸物件や地方エリアなど、ソフトバンク光の提供エリア外の場合でも、ソフトバンクエアーとワイモバイルのセット利用で節約が可能です。ソフトバンクエアーは、工事不要のホームルーターで、コンセントに挿すだけでインターネット環境が整います。
【ソフトバンクエアーの概要】
- 月額料金:5,368円(税込)
- データ量:無制限
- 特徴:光回線より速度は劣るが、工事不要で即日利用できる
ワイモバイルとのセット利用により、「おうち割 光セット(A)」を適用できます。
シンプル2 L(月額4,565円)に、セット割を提供すると月額3,465円です。ソフトバンクエアー(月額5,368円)と合わせても、一人暮らしで月額8,833円と、ソフトバンクの単体プラン(ペイトク無制限 月額9,625円)より安くなります。
工事が不要なので、光回線が引けない物件や引っ越しの多い人におすすめです。
【おすすめポイント】
✅30,000円のキャッシュバック(代理店経由)
✅他社の違約金や撤去工事費を満額負担
✅月額基本料金の割引(代理店経由)

キャリア変更で節約する場合のおすすめ
ソフトバンクから他キャリアへの変更を検討する場合、セット割を活用した以下のプランをおすすめします。
【auユーザー】ビッグローブ光 × UQモバイル
(出典:ビッグローブ光申し込みサイト)
auユーザーやソフトバンクからau系列に移行する場合、ビッグローブ光とUQモバイルのセット割が節約に最適です。
【ビッグローブ光】
- 月額料金:戸建て5,478円、マンション4,378円
- 特徴:auとのセット割の対象で、高速なIPv6接続に対応
【UQモバイル】
- プラン例:トクトクプラン(15GB 月額3,465円)、ミニミニプラン(4GB 月額2,365円)
- セット割:「自宅セット割」で最大月額1,100円割引(対象プラン加入時)
【おすすめポイント】
✅UQモバイルはau回線と同じ回線なので高品質
✅最大97,000円のキャッシュバック(代理店経由での申し込み)
✅初期工事費が無料、引っ越し先での工事が何度でも無料

【ドコモユーザー】ドコモ光 × irumo
(出典:ドコモ光申し込みサイト)
ドコモユーザーやドコモ系列への移行を希望する人には、ドコモ光とirumoのセット割がおすすめです。
【ドコモ光】
- 月額料金:戸建て5,720円、マンション4,400円
- 特徴:ドコモのセット割が対象で、回線が安定している
【irumo】
- プラン例:3GB(月額2,167円)、9GB(月額3,377円)
- セット割:ドコモ光セット割で月額最大1,100円割引
【おすすめポイント】
✅37,000円(10GB 55,000円)のキャッシュバック(代理店経由)
✅他社からの乗り換えで25,000pt(新規・事業者変更時の違約金)
✅新規工事費が実質無料


セット割の活用で大幅な節約が期待できる
ソフトバンクのスマホ代を節約するには、料金プランの見直し、不要なオプションの解約、家族割やWi-Fiの活用など、複数の方法を組み合わせることが重要です。特に、ソフトバンク光とワイモバイルのセット割は、家族全員の通信費を大幅に削減できる選択肢といえます。
光回線が利用できない場合は、ソフトバンクエアーとワイモバイルのセットも有効です。
さらに、ワイモバイルやLINEMOへの乗り換え、端末代の節約、アプリの設定変更など、細かな工夫で節約効果を最大化できます。キャリア変更を検討する場合は、auユーザーならビッグローブ光+UQモバイル、ドコモユーザーならドコモ光+irumoがおすすめです。
自分に合った選択で、スマホ代を賢くコントロールしましょう!