日本の3大通信キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)は、それぞれ自社系列の光回線サービスを提供していて、そこを含めて熾烈なシェア争いをしています。
この中でKDDI系の「auひかり」は少々特殊で、提供されているエリアは関西地方・東海地方などがエリア外になっていて、提供されているエリアでもマンション集合住宅で利用可能になっている建物は極めて限定的になっています。
NTT系の「ドコモ光」・ソフトバンク系の「ソフトバンク光」は、どちらも全国を幅広く提供エリアがカバーされている、NTT東西が敷設管理している「フレッツ光」を光回線として使用する光コラボのサービスです。
利用するスマートフォンの通信契約と、自宅の光回線が一致していなくても、実際の利用には何の不都合もありません。
しかし、毎月支払う通信費のトータル費用は、その2つを一致させるか否かで確実に変わって来ます。
スマートフォンの契約と光回線の契約を同一ブランドで一致させても、光回線の月額料金は変わりません。
一致させて変わるのはスマホ料金で、利用するスマートフォン契約の料金から毎月定額が割引きされる「セット割」が、スマホ1台だけでなく家族の分まで同様に安くなります。
そのため支払面だけで考えれば、スマホと光回線サービスが一致していないのはデメリットしかありません。
ドコモのスマホプラン契約をしているユーザーが、自宅の光回線にソフトバンク光を利用している場合、光回線をドコモ光に乗り換えた方がお得になります。
光回線の乗り換えは、
「あの面倒くさい回線工事は御免こうむりたい」
「乗り換えのタイミングでインターネットが利用できない期間が生じるのは困る」
と考えて躊躇(ちゅうちょ)なさっているなら、同じフレッツ光を使っているソフトバンク光からドコモ光への乗り換えは、「事業者変更」という手続きだけで簡単に乗り換えが可能で、新たな回線工事も無く、インターネットが利用できない期間も発生しません。
ソフトバンク光からドコモ光に乗り換える具体的な手順や方法と共に、そのメリットに加えてよりお得になる契約プランもご紹介しながら解説します。
ソフトバンク光からドコモ光に乗り換えると「月額料金」はどうなる?
まず、光回線サービスの月額料金を比較してみましょう。
ソフトバンク光の月額料金
ソフトバンク光の場合は月額料金だけでなく、ほぼ必須のオプション料金も加える必要があります。
マンション集合住宅の場合
ソフトバンク光のマンション集合住宅月額料金は4,180円です。
ソフトバンク光の仕様は独特で、高速通信が使える新世代の接続方式「IPv6 IPoE」に対応している反面、一般的な市販ルーターでは利用ができず、専用の「光BBユニットレンタル」をオプション契約する必要があり、多くのユーザーに利用されています。
「光BBユニットレンタル」だけではWi-Fiは利用する事ができず、スマホがそのままでは利用できないため、「WiFiマルチパック」も追加することが一般的です。
オプション費用の合計は月額1,602円が必要になるため、事実上4,180円+1,602円=5,782円 が月額費用ということになります。
戸建て住宅の場合
一戸建て住宅のソフトバンク光の月額料金は5,720円です。
こちらもマンション集合住宅での利用時と同様、「光BBユニットレンタル」と「WiFiマルチパック」のオプション料金を追加すれば、事実上の月額費用は5,720円+1,602円=7,322円 ということになります。
ドコモ光の月額料金
光コラボはフレッツ光を利用して、事実上プロバイダを選択するサービスですが、ドコモ光は複数のプロバイダを選択する、一般的な光コラボとは異なる形態です。
プロバイダは2つのグループに分かれていて、月額料金が異なります。
「タイプA」
GMOとくとくBB・BIGLOBE・ドコモnet・Tigers-net.com・plala・DTI・andline・BB.excite・エディオンネット・@nifty・SYNAPSE・ic-net・楽天ブロードバンド・hi-ho・ネスク・TiKiTiKi・SIS
「タイプB」
TNC・OCN・@TCOM・AsahiNet・WAKWAK・ちゃんぷるネット
マンション集合住宅の場合
ドコモ光のマンション集合住宅月額料金は、「タイプA」4,400円・「タイプB」4,620円になっています。
利用するにあたり、特に必要なオプションはありません。
マンション集合住宅利用でソフトバンクの事実上の月額料金は5,782円ですから、タイプAで5,782円-4,400円=1,382円・タイプBで5,782円-4,620円=1,162円 が毎月お得になります。
戸建て住宅の場合
ドコモ光の一戸建て住宅月額料金は、「タイプA」5,720円・「タイプB」5,940円になっています。
集合住宅利用でソフトバンクの事実上の月額料金は7,322円ですから、タイプAで7,322円-5,720円=1,602円・タイプBで7,322円-5,940円=1,382円 が毎月お得になります。
ドコモ光へ乗り換え後のスマホのセット割で「通信費のトータル費用」はどうなる?
現在ドコモのスマホプランを利用していて、ソフトバンク光を利用しているユーザーは、家族で利用している場合の家族割は適用されていますが、光回線のセット割は適用されていません。
ソフトバンク光からドコモ光に光回線を乗り換える事で、従来の家族割にドコモ光割が新たに加わり、安価になります。
ギガホプレミアプラン契約の場合
比較的新しい契約で5G対応のスマートフォンを所有している場合は、5Gギガホプレミアプラン(7,315円)を利用している場合もありますが、契約者として多いのは従来のギガホプレミアプラン(7,205円)です。
家族5人で利用している事を想定して、実際の費用を比較してみましょう。
光回線「セット割前」の通信費トータル費用
家族で3回線以上ドコモを利用すれば、1,100円の割引きが受けられます。
スマホ代の月額は、(7,205円-1,100円)×5人=30,525円 になります。
そのため、通信費トータル費用は光回線の料金を加えて以下になります。
マンションの場合
(スマートフォン料金)30,525円+(ソフトバンク光実質)5,782円=36,307円
戸建ての場合
(スマートフォン料金)30,525円+(ソフトバンク光実質)7,322円=37,847円
光回線「セット割後」の通信費トータル費用
ソフトバンク光からドコモ光に乗り換えれば、家族割に加えて、ドコモ光のセット割がスマホ1台につき1,100円が加算されます。
割引き後のスマホ代の月額は、30,525円-(1,100円×5人)=25,025円 になります。
そのため、ドコモタイプBを利用した場合の通信費トータル費用は、光回線の料金を加えて以下になります。
マンションの場合
(スマートフォン料金)25,025円+(ドコモ光)4,620円=29,645円
戸建ての場合
(スマートフォン料金)25,025円+(ドコモ光)5,940円=30,965円
差額を計算すると、マンションの場合で36,307円-29,645円=6,662円・戸建ての場合で37,847円-30,965円=6,882円 が、毎月お得になる計算になります。
光回線を乗り換えるだけで、年間にすれば約8万円を節約する事ができます。
しかし、水を差すようで申し訳ないのですが、この利用形態では、まだまだ無駄な費用を支払っている可能性が大きいと言えます。
光回線が自宅にあればギガホプレミアプランは必要無いユーザーが大半
(出典:MM総研)
ギガホプレミアプランの1ヵ月の容量は60GBになっていて、ギガホプレミアプラン5Gの場合は無制限利用が可能になっています。
ユーザーからの要望が無い限り、ショップではギガホプレミアプランを勧めてきます。
自宅に光回線が無く、動画視聴を頻繁に行うユーザーなら、ギガホプレミアプランやギガホプレミアプラン5Gを契約する意義はありますが、自宅に光回線が利用できるスマホユーザーの多くは、必要ありません。
どれだけスマホで動画視聴をするなど、大量のデータを利用しても、光回線が利用できる自宅ならWi-Fiを使うため通信プランのギガは消費しません。
そのため、外出時に利用するデータ量を見極めて、プランを契約する方が合理的です。
消費しているデータ量の利用状況は、My docomo(マイドコモ)で確認できます。
上のグラフは、2022年8月25日に株式会社MM総研が調査した、「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2022年7月時点)」です。
グラフ内の数値はWi-Fiで利用したギガは含まず、純粋に通信プランのギガを消費した値です。
多くのユーザーは3GB未満程度に収まっていて、最も多いのは1GB未満です。
ギガライトプラン契約の場合
ギガライトプランにして、3GB未満利用した前提でシミュレーションしてみましょう。
ドコモの小容量プランであるギガライトプランは、利用した分だけを支払う従量制で、利用料に応じて料金が変動します。
こちらのプランは5Gでも従来の4Gでも、料金体系は変わりません。
・ステップ1 ~1GB 月額3,465円
・ステップ2 ~3GB 月額4,565円
・ステップ3 ~5GB 月額5,665円
・ステップ4 ~7GB 月額6,765円
3GB未満程度利用した場合はステップ2になり、月額料金は4,565円です。
ドコモ光のセット割は、ギガホプレミアプラン利用時よりも減額されて550円になり、家族割りは同様です。
マンションの場合
(スマートフォン料金)14,575円+(ドコモ光)4,620円=19,195円
戸建ての場合
(スマートフォン料金)14,575円+(ドコモ光)5,940円=20,515円
適正なデータ量のプランに乗り換える事で、通信費トータル費用は下げる事ができます。
3GB未満程度の利用の場合、ギガホプレミアプランからギガライトプランに変更する事で、毎月1万円程度を節約する事ができます。
ソフトバンク光を利用して、ギガホプレミアプランを利用していた時の通信費トータル費用と比較すれば、毎月の差額は17,000円程度になり、年間にすれば20万円以上が浮く計算になります。
ドコモ光への乗り換え時に掛かる費用は?
光回線をソフトバンク光からドコモ光に乗り換える事に加えて、スマホプランも見直す事が、大きなお得に繋がる事はご理解頂けたと思いますが、乗り換えによって発生する費用についても知っておきましょう。
工事費は不要
前述のように、ソフトバンク光からドコモ光に乗り換えても、どちらも同じフレッツ光を使う光回線サービスなので、「事業者変更」という簡単な手続きだけで乗り換えが完了し、回線工事は必要が無いため、回線工事費は当然掛かりません。
「事業者変更」による光回線サービスの乗り換えは、立ち会い工事の費用や手間が掛からないだけでなく、インターネットが利用できない期間も発生しません。
事業者変更手数料
事業者変更の手続きを行うには、ソフトバンク光に対して3,300円の事業者変更手数料を支払う必要があります。
国と総務省は積極的に回線の乗り換えを推奨していて、法改正によって乗り換えを阻害する要素の一つになっている事業者変更手数料を廃止させています。(2022年7月1日から施行された「電気通信事業法施行規則改正」)
しかし、この法適用は2022年7月以降の光回線契約に限られ、それより前の契約については契約時の事業者変更手数料が用いられます。
ドコモ光に対しては、契約事務手数料として3,300円を支払う必要があります。
解約違約金
乗り換えに掛かる費用で、そのポイントになるのが「解約違約金」です。
解約違約金は乗り換えるタイミングで、掛かる場合と掛からない場合に分かれ、乗換に掛かる費用に大きな差が生じます。
ソフトバンク光の契約期間は、概ね2年契約か5年契約になっています。
「うちは2年契約のはずだけど、とっくにその期間は過ぎているから大丈夫!」のように、契約期間を経過すれば違約金が発生しないと勘違いしている方も多いですが、それは残念ながら間違っています。
契約期間が経過した後に訪れる、「解約月」の間に乗換や解約をしても違約金は発生しませんが、解約月が終了すると自動的に新たな契約期間がスタートして、解約月以外の乗換屋解約時には違約金が発生します。
もう少し、詳しく見てみましょう。
解約月って何?
ソフトバンク光では契約期間満了ごとに、3ヵ月間の違約金が発生しない解約月があります。
2年契約の場合
(出典:ソフトバンク公式)
2年契約の場合は、契約満了月の当月(24ヵ月目)・翌月(25ヵ月目)・翌々月(26ヵ月目)での解約は違約金が発生しません。
しかし、それ以外の期間では違約金(10,450円)が発生します。
初めての解約月が終了すると、再度訪れる解約月は2年後の契約から4年後の、当月(48ヵ月目)・翌月(49ヵ月目)・翌々月(50ヵ月目)になり、それ以降も同様に自動契約が更新されていきます。
5年契約の場合
(出典:ソフトバンク公式)
5年契約では、5年(60ヵ月)ごとに自動更新が行われて、違約金(16,500円)の発生しない解約月は、契約満了月の当月(60ヵ月目)・翌月(61ヵ月目)・翌々月(62ヵ月目)になります。
2年契約と同様に、5年契約の場合は5年ごとに解約月が訪れて、それ以外の機関では違約金が発生します。
契約内容や期間が解らない場合は?
ご自身の契約内容や期間が解らない場合は、My SoftBankから確認ができます。
契約期間や次の解約月などを確認してください。
解約違約金の電気通信事業法施行規則改正
先ほどの事業者変更手数料のところで、国は回線を乗り換える事を奨励して法改正したのに、違約金は対象になっていないの?という疑問が出ますよね。
2022年7月1日から施行された「電気通信事業法施行規則改正」では、光回線の違約金についても当然メスが入っています。
(出典:総務省 消費者保護ルールの見直しに関する電気通信事業法施行規則改正について)
2022年7月1日以降に契約された光回線サービスについては、違約金を1ヵ月程度の月額料金以内にするように定められました。
こちらも法改正より前の契約には適用されませんが、これからドコモ光に乗り換えた後は、解約違約金額は大幅に減額されます。
ドコモ光の解約月以外の違約金は、以前はマンションタイプで8,800円だったものが、法改定後は4,180円になり、戸建てタイプでは14,300円だったのが5,500円になっています。
実際に掛かる費用をシミュレーション
ソフトバンク光からドコモ光に乗り換える費用を計算してみましょう。
解約月に乗り換える場合
事業者変更手数料の3,300円と契約手数料の3,300円を加えた、6,600円になります。
解約月に乗り換える事で、違約金は回避できます。
2年契約期間中に乗り換える場合
6,600円の合算した手数料に違約金10,450円を加えた、17,050円になります。
5年契約期間中に乗り換える場合
6,600円の合算した手数料に違約金16,500円を加えた、23,100円になります。
解約月に乗り換えるのがベストですが、ソフトバンク光からドコモ光に乗り換える事によって、通信費トータル費用は先ほど計算したように月に17,000円程度がお得になるので、2年契約の場合なら、最初の1ヵ月だけでほぼ元がとれる計算になりますし、5年契約の違約金が掛かるケースでも、2ヵ月で完全に差額で回収が可能で、それ以降はずっとお得が続く事になります。
また、ソフトバンク光からドコモ光に乗り換える事で、出ていくだけでなく、入ってくるものもあります。
ドコモ光への乗り換えで得られる特典は?
(出典:ドコモ光 公式)
ドコモ光にソフトバンク光から乗り換えるのは「事業者変更」にあたり、公式サイト申込みでdポイント20,000円分が得られます。
既にドコモユーザーなら、dポイントを利用している方も多く、実質20,000円のキャッシュバックを受け取るのと変わりませんね。
このdポイントと毎月の節約できる費用を合算すれば、乗り換えは早い方が良い事は明白です。
具体的にソフトバンク光からドコモ光に乗り換える、「事業者変更」の手順を見ていきましょう。
ソフトバンク光からドコモ光に乗り換える「事業者変更」の手順
(出典:NTT東日本公式)
ここまで何度も言ってきましたが、ソフトバンク光もドコモ光も同じNTT東西のフレッツ光を使う「光コラボ」であり、乗り換えには回線工事が必要無い「事業者変更」の手続きだけで完了する事ができます。
1.ソフトバンク光から事業者変更承認番号を取得
事業者変更のスタートは、ソフトバンクに連絡して事業者変更承認番号を取得する事です。
事業者変更承認番号は11桁の番号で、ドコモ光に伝える必要があります。
連絡先 ソフトバンク光
電話 0800-111-2009 (10:00~19:00 年中無休)
事業者変更承認番号の取得が行えるのは、契約者本人か家族に限られます。
必要なのは、「契約者本人の名前」「契約者の住所」「契約時の登録電話番号」「契約者の生年月日」です。
事業者変更承認番号には15日の有効期限があり、その期間内に乗り換え先のドコモ光に伝えて、事業者変更を行う必要があります。
事業者変更番号の発行は、概ね1両日中に発行されます。
受け取る手段として書面での発送よりも、SMS(スマホのショートメール)で伝えて貰う手段の方がスピーディーです。
2.ドコモ光へ申込み
ドコモ光申込サイトにアクセスして、新規契約ではなく「事業者変更」で申込みを行い、ソフトバンク光で取得した事業者変更承認番号を伝えてください。
概ね1週間から2週間程度を要して、回線の切り替え日が設定されます。
3.切り換え日当日
切り換え日までに、ドコモ光から契約内容と設定方法を記述した書類が到着します。
届いた書面の内容の通りに、Wi-Fiルーターの設定を行ってください。
ドコモ光が利用できるようになります。
4.ソフトバンクのレンタル機材を返却
ソフトバンクからレンタルしている、「光BBユニットレンタル」などのソフトバンクのロゴが記載されている機材は、速やかに返却するようにしてください。
NTTマークが付いた黒い筐体は、ONU(終端装置)というもので、ドコモ光でも引き続き利用するため、返却してはいけません。
ソフトバンクのレンタル品は、以下に元払いで返却してください。
〒272-0001
千葉県市川市二俣678-55
ESR市川ディストリビューションセンター3階北棟N8
ソフトバンク返品センター宛
0800-111-2009
通信費をもっと「お得」にする方法は?
ここまでは、ソフトバンク光からドコモ光に乗り換える事で得られるメリットを見てきました。
ドコモユーザーなら光回線をドコモ光にすることで、確実に通信費トータル費用を下げる事ができます。
しかし、これが費用面で最適な方法か?と問われれば、明快に否定できます。
もっとお得に利用する方法があります。検証してみましょう。
ドコモの小容量プランは割高
通信費トータル費用を下げる手段として、光回線が自宅にあれば、多くのスマホユーザーには必要の無い無制限・大容量のスマホプランを、多くのユーザーに適切である、3GB未満程度の外出時にのみ必要なデータ容量プランに変更する事が大きなポイントです。
しかし、ドコモの小容量プランであるギガライトプランで3GB程度を利用した場合、割引きを駆使しても月額3,000円程度が掛かってしまいます。
小容量プランの利用には格安SIMが最適で、月に3GB程度が使えるプランが、月額1,000円前後程度の金額です。
自宅に光回線があれば、外出時に利用するスマホプランは格安SIMにする事で、通信費トータル費用は更に下げる事が可能になります。
格安SIMにセット割が適用される光コラボが最適
簡単な手続きの「事業者変更」だけで乗り換えができる「光コラボ」は、ソフトバンク光やドコモ光以外にも数多くがあり、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社が有ります。
この光コラボの中には、格安SIMに「セット割」が適用されるものもあります。
ドコモのギガライトプランよりも遙かに安い格安SIMが、光回線のセット割を適用させることで、更に通信費トータル費用を下げる事が可能になります。
ソフトバンク光を利用するドコモユーザーが、光回線をドコモ光に乗り換えてセット割を適用させた場合の通信費トータル費用よりも、スマホプランをドコモから格安SIMに乗り換える前提で、格安SIMにセット割が適用される光コラボに乗り換えた方が、通信費トータル費用は確実に安くなります。
ドコモユーザーはドコモ回線の格安SIM乗り換えが最適
格安SIMは、通信キャリアの回線の一部を借り受けて運営されるため、アンテナ基地局整備などの設備投資が不要になるため、安価にサービスを提供する事ができます。
格安SIMが使っている電波(周波数帯)は、通信キャリアと全く同じであり、ドコモの電波を使っている格安SIMなら、現在利用しているスマートフォンをそのまま継続して使う事ができます。
使っている電話番号も、そのまま引き継いで格安SIMでも利用できます。
その場合は、新規契約ではなくMNP(ナンバーポータビリティ)と呼ばれる乗り換えをします。
MNPでの乗り換え手順
1.MNP予約番号の入手
ドコモからMNP予約番号を入手します。
電話 ドコモのスマホから 151 固定電話から 0120-800-000
ドコモショップでも可能ですし、My docomoからでも収得が可能です。
MNP予約番号には15日間の有効期限があり、申し込む時点で10日から12日間程度が残っている必要があるので、入手後は早めに格安SIMの申込みをしてください。
2.格安SIMへの申込み
新規契約ではなく、他社からの乗り換え(MNP)で手続きを進める必要があります。
3.SIMの入れ替え
新しい格安SIMのSIMが到着したら、使っているスマホのSIMトレイから、ドコモのSIMを取り出して、到着したSIMを入れます。
Wi-Fiを使って指定された開通手続きを行えば、スマホ回線の入れ替えが完了します。
4.スマートフォンの設定
利用しているスマホが比較的新しいAndroidの場合、自動的に設定されます。
SIMを差し込んでから一定の時間が必要になるので、電波を掴むようになるまで待ってください。
自動的に設定がされない(電波をいつまで経っても掴まない)場合は、格安SIMが指定したアクセスポイントの設定を行ってください。
iphoneの場合は、格安SIMが指定するプロファイルをダウンロードしてください。
ドコモ光よりも安価になるオススメの乗り換え先は?
ドコモ回線の格安SIMで、セット割が適用される光コラボの中から、よりお得に利用ができる、事業者変更する具体的なオススメをご紹介しましょう。
先ほどの事業者変更の具体的な手順で、1の事業者変更承認番号をソフトバンク光から取得するまでは同じで、2以降の光コラボの申込み先が変わるだけです。
公式HPで申し込むよりも、オンライン専門代理店で申し込んだ方がお得です。
公式でキャッシュバックキャンペーンを行っていなくても、オンライン専門代理店ではキャッシュバックキャンペーンを行っている事があり、公式で行っている場合はオンライン専門代理店なら両取りが可能です。
よりお得なオススメ事業者変更は「@TCOMヒカリ」+「LIBMO」
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です。
LIBMOのセット割
(出典:LIBMO公式)
@TCOMヒカリでは、ドコモ回線を使う格安SIM「LIBMO」でセット割が適用されます。
スマホ1契約ごとに月額220円の割引きが受けられ、最大5契約月額1,100円まで「セット割」が受けられます。
〇納得プラン | |||
データ容量 | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
3GBプラン | 980円 | 1回線 220円/月割引 | 760円 |
8GBプラン | 1,518円 | 1回線 220円/月割引 | 1,298円 |
20GBプラン | 1,991円 | 1回線 220円/月割引 | 1,771円 |
30GBプラン | 2,728円 | 1回線 220円/月割引 | 2,508円 |
小容量プランだけでなく、20GBや30GBのプランは、外出先でも動画視聴する習慣があるなど、データを消費する方に最適です。
キャッシュバックキャンペーン
@TCOMヒカリでは、現在代理店申込みでキャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。