最近ドコモショップに行ったり、通りかかったりしたドコモユーザーは、「スマホ代月額550円から」の表示があるのを見て、驚かれたのではないでしょうか?
ドコモユーザーはスマホ1台につき、概ね9,000円強程度の支払をしていて、機種代の分割分を除いた純粋な通信費としても5,000円強程度の支払をしている方が多く、一桁違う550円という金額に対してピンと来ずにスルーしてしまう方も多いかもしれません。
実際にショップスタッフに問い合わせると、「あれは格安SIMのOCNモバイルONEと言ってドコモ回線とは異なり、繋がりにくく通信速度が遅い上に、使えるデータ容量も小さく、殆どインターネットは利用できません」「利用制限の無いドコモプランの方が快適に利用できますよ」というような内容で返答がきます。
「なんだ・・・やっぱりそうか!世の中上手い話はそうそう無いよな」と思った方、納得するのはちょっと早計かもしれませんよ。
確かにスマホでのインターネット利用を、ドコモ回線プラン契約でのみ行う方はその通りです。
しかし、ドコモ光を利用しているドコモユーザーは、その限りではありません。
結論から先に申し上げると
を利用しているユーザーは
光回線に「OCN光」+スマホプラン「OCNモバイルONE」
に乗り換えれば、通信費のトータル費用は確実に下げる事が可能です。
ドコモ光からOCN光に乗り換えるにあたり、そのメリットだけでなくデメリットも検証して、具体的な手順や方法も解説します。
割引きが大きくても「ドコモ光」がお得とは限らない
スマホでドコモのプラン契約を行っているユーザーとその家族は、自宅に光回線が導入されている場合、その光回線は「ドコモ光」であるケースが多く、自宅用に契約しているインターネット回線サービスの全体シェアでも、高い割合を示しています。
ドコモユーザーがドコモ光を選ぶ理由
2022年11月にMMD研究所が発表している、18歳~69歳の男女5,107人を対象に、自宅用に契約しているインターネット回線について調べた「光回線に関する利用実態調査」では、ドコモ光のシェアが21.4%でトップになっています。
ドコモ光はNTT東西が敷設管理している光回線の「フレッツ光」を使う、「光コラボ」の一つですが、月額料金だけを比較すれば、光コラボの中では安価に利用できるとは言えません。
むしろ、若干高めの料金設定がされているのにも拘わらず、利用者が多い理由としては、信頼のドコモブランドの光回線である事と、「そろそろ光回線を入れたいな」というドコモユーザーのニーズに対して、全国にあるドコモショップが的確なアプローチを行っている事にあります。
そのアプローチの最大の武器になっているのが、毎月のスマホ代を割り引く「セット割」です。
たとえば、家族5人のドコモユーザーがドコモ光を導入すれば、毎月最大スマホ1台につき1,100円のセット割が適用されるため、毎月5,500円の割引きが受けられます。
ドコモ光の月額料金が多少割高だと認識している方であっても、セット割で享受できる割引き額に比較すれば、気にする必要は全く無いと認識させるパワーがあります。
契約後もそのパワーは健在で、ドコモ光を乗り換えてしまえば、現在受けているスマホのセット割引きが無くなってしまうため、光回線の乗り換えを阻止する役割を果たしています。
OCNに乗り換えた知人の話
自宅の光回線はドコモ光・家族のスマホはドコモをずっと継続して利用している、典型的なドコモユーザーの知人から、この春から中学校に進学する娘が進学塾に通うことになり、夜も遅くなるのでスマホを持たせようかと思っている旨の話になりました。
現在夫婦二人でドコモを利用しているので、娘の新しいスマホもドコモにしたら、3人以上で適用される「家族割」のスマホ1台につき1,100円が、現在受けているドコモ光の「セット割」1,100円に加算される事になる。ドコモって本当にお得だよね!という内容から話しはスタートしました。
その話を聞いて、中学生ならスマホは学校に持っては行けない。自宅で利用するなら光回線のWi-Fiが使えるから、最低限度のデータ容量と塾に行く時の連絡用の電話番号がOCNモバイルONEなら月額550円で持たせられるよ。と返しました。
最初は怪訝そうな顔をして、そんな訳のわからないもの・・・と、取り合ってくれません。
押しつけにならない程度のOCNの内容説明と、この際に夫婦二人もOCNモバイルONEに乗り換えるだけでなく自宅の光回線もOCN光にしたら、通信費のトータル費用は確実に安くなる事を説明しました。
いやいや、それでもドコモの割引きには敵わないでしょ!という変わらないスタンスだったので、そこで話は終わりました。
しかし、この話には後日談があります。
自宅に戻ってから、どうしてもこの話が気になったので、ネットを駆使して料金詳細を調べて、現状のドコモの請求書を手元に置いて、Excelを使って一晩掛けてシミュレーションを行い、どう考えてもOCNに光回線も家族のスマホも乗り換えた方がお得だ!という結論になったようです。
現在は夫婦のスマホはOCNモバイルONEの3GBプラン、娘はOCNモバイルONEの500MBプランにして、光回線はドコモ光からOCNに乗り換えてる「事業者変更」を行っていて、切り換えを待っている状況です。
一晩掛けてシミュレーションを行った彼には申し訳ないですが、10分程度かけて以下を読んで頂ければ、OCNに乗り換えるメリットだけでなく、デメリットや乗り換え手順まで、初心者の方にもご理解頂けると思います。
ドコモ光からOCN光へ乗り換える「支払い額・セット割」のメリットとデメリット
支払費用の金額と、それに大きく関わるセット割について、ドコモ光からOCN光に乗り換えた場合のメリット・デメリットから見ていきましょう。
「月額料金」のメリット・デメリット
まず、単純に月額料金だけを比較してみましょう。
ドコモ光
ドコモ光では、選択するプロバイダが2つのグループに分かれてて、月額料金が異なります。
「タイプA」
戸建て料金 5,720円 マンション集合住宅料金 4,400円
利用するプロバイダは以下から選択
GMOとくとくBB・BIGLOBE・ドコモnet・Tigers-net.com・plala・DTI・andline・BB.excite・エディオンネット・@nifty・SYNAPSE・ic-net・楽天ブロードバンド・hi-ho・ネスク・TiKiTiKi・SIS
「タイプB」
戸建て料金 5,940円 マンション集合住宅料金 4,620円
利用するプロバイダは以下から選択
TNC・OCN・@TCOM・AsahiNet・WAKWAK・ちゃんぷるネット
OCN光
OCN光の月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで3,960円です。
メリット・デメリット
OCN光の方がドコモ光よりも月額料金はいずれも安く、ドコモユーザーでないドコモ光利用者は月額料金が安くなるメリットがあります。
しかし、ドコモユーザーのドコモ光利用者は、ドコモ光割という「セット割」が無くなる事がデメリットです。
最も金額差のあるマンション料金でも、月額料金の差額は660円ですから、最大スマホ1台あたり1,100円の割引きが受けられる、「セット割」を受けた方がお得と考えるのも無理はありません。
スマホ「セット割」のメリット・デメリット
スマホのセット割を比較してみましょう。
ドコモ光
ドコモ光を導入したドコモユーザーは、最大1,100円のセット割が受けられます。
仮に家族5人でドコモ光のセット割を受ければ、毎月月額5,500円が割引きされます。
加えて家族5人なら、家族3人以上で受けられる家族割も適用されて、光回線の割引きに加えて、スマホ1台あたり最大1,100円の割引きが受けられます。
OCN光
OCN光を導入したOCNモバイルONEのユーザーは、500MBプランを除き、スマホ1台につき最大5人まで月額220円のセット割が受けられます。
メリット・デメリット
セット割の内容だけ考えれば、ドコモ光の圧勝です。
この時点では、乗り換えでドコモ光の割引きを失うデメリットの方が、ずっと大きく感じますよね。
「通信費のトータル費用」のメリット・デメリット
通信費のトータル費用を検証する前に、まずドコモユーザーに多い、ギガホプレミアプラン+ドコモ光(タイプB)のケースで、同様に家族5人で利用している場合の、端末分割費用と通話料を除いた通信費のトータル費用を計算してみましょう。
・戸建ての場合 (スマートフォン料金)25,025円+(ドコモ光)5,940円=30,965円
・マンションの場合(スマートフォン料金)25,025円+(ドコモ光)4,620円=29,645円
仮にドコモ光を継続するにしても、このタイプのユーザーは早急な見直しを行った方が良い、極めて割高になっている可能性が大きいと言えます。
自宅に光回線があれば、ギガホプレミアプランは必要無いケースが多い
(出典:MM総研)
光回線が自宅に導入されていれば、自宅に居る時はスマホも含めて全てインターネットの利用はWi-Fiに接続して行うため、スマホプランのギガは消費しません。
自宅でどれだけ高画質な動画視聴をしてもギガは消費せず、必要なスマホプランは外出時に利用するデータ量だけで足ります。
この上記グラフは、株式会社MM総研が2022年8月25日に公表している、「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2022年7月時点)」で、通信会社のギガをスマホユーザーが1ヵ月にどれくらい消費しているか?を表したもので、Wi-Fi利用分は入っていません。
スマホユーザーの多くは3GB未満に収まっていて、最も多いのは1GB未満であり、全体の3人に1人くらいの割合になっている事が解ります。
外出先でもコンスタントに動画視聴する習慣がある方は別ですが、多くのスマホユーザーは月に3GB程度のプランで充分だと言えます。
是非ご自身が消費しているデータ量の利用状況を、My docomo(マイドコモ)で御確認ください。
同様に家族5人・3GBの小容量プランで、割引きを適用した後の通信費のトータル費用を比較してみましょう。
ドコモ光+ギガライトプラン
ギガライトプランの3GB未満利用時の月額料金は4,565円で、ドコモ光のセット割はギガホプレミアプラン利用時よりも減額されて550円になります。
家族割は同様に適用されます。
・戸建ての場合 (スマートフォン料金)14,575円+(ドコモ光)5,940円=20,515円
・マンションの場合(スマートフォン料金)14,575円+(ドコモ光)4,620円=19,195円
適正なギガプランに変更するだけで、概ね1万円前後が安くなります。
OCN光+OCNモバイルONE
OCNモバイルONEの3GBプランは月額990円ですが、OCN光と併せて利用する事でセット割が220円適用されて、月額770円になります。
・戸建ての場合 (スマートフォン料金)3,850円+(OCN光)5,610円=9,460円
・マンションの場合(スマートフォン料金)3,850円+(OCN光)3,960円=7,810円
家族5人の通信費のトータル費用が、戸建てでも1万円を切る価格になります。
メリット・デメリット
通信費のトータル費用をシミュレーションすれば、OCNに乗り換えるメリットが明確になります。
戸建てでギガホプレミアプランを利用している家族がOCNに乗り換えた場合、30,965円-9,460円=21,505円 毎月支払い額が抑えられるメリットがあります。
同様にマンション集合住宅の場合では、29,645円-7,810円=21,835円 毎月支払い額が抑えられるメリットがあります。
ドコモ光からOCN光に乗り換えるのに際して、通信費のトータル費用ではデメリットは全く無い事がご理解頂けたと思います。
乗り換えにまつわる費用のメリット・デメリット
5人家族でドコモ+ドコモ光を継続利用する場合、OCN光+OCNモバイルONEに乗り換えるまで、毎月最大2万円程度の余分な費用を支払うデメリットが生じます。
では、乗り換える事で発生する費用のメリットとデメリットも見ていきましょう。
違約金
ドコモ光を契約しているユーザーの多くは、2年契約を結んでいます。
この契約は2年で終了するものではなく、2年ごとに訪れる解約月と呼ばれる期間を超えれば、再度2年の契約期間がスタートします。
解約月以外の解約や他サービスへの乗り換えは、違約金(戸建てタイプ14,300円・マンションタイプ8,800円)が発生します。
契約満了月の当月(24ヵ月目)・翌月(25ヵ月目)・翌々月(26ヵ月目)が解約月にあたり、その次の解約月は2年後の当月(48ヵ月目)・翌月(49ヵ月目)・翌々月(50ヵ月目)という形で繰り返しその後も訪れます。
解約月以外での乗り換えをすると、掛かる違約金はデメリットですが、解約月を見極めて乗り換えれば、費用は発生せずにデメリットにはなりません。
契約しているドコモ光の解約月は、My docomoから確認する事ができます。
事業者変更事務手数料
ドコモ光もOCN光も、NTTが敷設した光回線「フレッツ光」を利用してサービスが提供されている「光コラボ」です。
光コラボから別の光コラボに乗り換える場合、「事業者変更」という手続きだけで、簡単に乗り換える事が出来ます。(事業者変更の具体的な方法や詳細については後述します)
同じ光回線を継続利用するため、ドコモ光からOCN光に事業者変更を行っても、新たな回線工事は発生せず、乗り換えによるインターネットが利用できない期間も生じません。
事業者変更手数料として、3,300円をドコモに支払う必要があるのはデメリットです。
この手数料は法改正がされたことで、2022年7月以降の契約については廃止されています。
しかし、それ以前に結んだ契約については、契約時の手数料が発生します。
キャッシュバックキャンペーン
OCN光の公式HPでは行っていませんが、オンライン専門代理店で事業者変更をする事で、現在37,000円のキャッシュバックを得る事ができます。
これは乗り換えによって得られる、大きなメリットです。
解約月以外で違約金を支払って、事業者変更手数料を支払っても、オンライン専門代理店に申し込む事で、掛かる費用は簡単に相殺が出来るだけでなく、お釣りが来ますね。
乗り換えた以降は、前述のように家族5人で最大毎月約2万円お得になるのが、ずっと継続します。
一点注意が必要なのは、ドコモの光でプロバイダにタイプBでOCNを選択していた場合、OCN光に乗り換えてもキャッシュバックキャンペーンの対象外になります。
その分、プロバイダ発行のメールアドレスが継続して利用できるのはメリットですし、家族の人数にもよりますが、1ヵ月から2ヵ月程度で乗り換えに掛かる費用は、お得になる金額で簡単に回収ができます。
ドコモ光からOCN光へ乗り換える「通信品質」のメリットとデメリット
ドコモブランドに信頼を置いている方は、通信品質も気になるところですよね。
2つを比較して、メリット・デメリットを考察していきましょう。
ドコモ光とOCN光を比較
前述のように、ドコモ光もOCN光も回線自体は同じ「フレッツ光」を使い、その違いはプロバイダだけです。
プロバイダは、同じ回線を使っても通信品質に大きな影響を及ぼします。
ドコモのタイプBにもあるOCNは、フレッツ光を知り尽くしたNTTグループのNTTレゾナントが運営するだけでなく、世界有数のバックボーンを持つ高い通信品質を提供しているため、ドコモ光の中でも人気のプロバイダです。
OCN光に乗り換えても、月額料金が安くなるだけで、光回線にフレッツ光+プロバイダにOCNという構造は変わらないため、通信品質のデメリットはありません。
ドコモ光で他のプロバイダを利用していた場合、通信品質はメリットになる可能性が高いと言えます。
ドコモとOCNモバイルONEを比較
ドコモは日本最大のキャリア回線で、OCNモバイルONEは格安SIMという違いがあります。
これらのメリットとデメリットを比較しながら考察します。
月額料金
格安SIMはキャリア回線の一部を借りる事で、アンテナ基地局などの設備投資が不要で運営が出来るため、安価な月額料金で提供する事が出来ます。
ここまで見てきたように、キャリア回線のドコモの月額料金と比較して、格安SIMのOCNモバイルONEは遙かに安価な料金で提供されているため、大きなメリットになります。
繋がりやすさ
一部の携帯電話ショップのスタッフさんには誤解もある様ですが、格安SIMがキャリアに比べて繋がりにくくなる事はありません。
OCNモバイルONEの場合ドコモの電波を使っていて、使う周波数帯から利用できるアンテナ基地局まで全く同一です。
そのため、ドコモで購入したスマートフォンは、OCNモバイルONEでもSIMを入れ替えるだけで利用する事が出来ます。
繋がりやすさという面では、OCNモバイルONEにデメリットはありません。
通信速度
通信速度に関しては、回線の全部を使えるドコモに対して、回線の一部しか使えない格安SIMのOCNモバイルONEは、明快なデメリットになります。
イメージでご説明しましょう。
通信回線を車線に例えると、ドコモは全部の車線を利用する事が出来るのに対して、OCNモバイルONEは一部の車線の利用に制限されています。
ただ、通常走行ができる状況なら決定的な差にはならず、快適に目的地に到達できます。
差が出るのは、お昼休みの時間帯などの利用者が集中する状況下です。
限定されている走行車線に走行する車が増えれば、渋滞が起こる事もあり速度が低下します。
しかし、ドコモの通信速度には敵いませんが、他の全車線が走行できる通信キャリアと比較して、決定的に劣っているかと言えば、そんなことはありません。
実際に回線を利用しているユーザーが、計測した通信速度が公開されている「みんなのネット回線速度」で、比較してみましょう。
auの通信速度レポート (全車線が使えるキャリア)
直近3ヶ月に計測された2,300件のauの測定結果から平均値を計算
平均ダウンロード速度: 75.36Mbps
平均アップロード速度: 13.67Mbps
楽天モバイルの通信速度レポート (全車線が使えるキャリア)
直近3ヶ月に計測された3,730件の楽天モバイル(キャリア)の測定結果から平均値を計算
平均ダウンロード速度: 52.81Mbps
平均アップロード速度: 26.26Mbps
OCN モバイル ONEの通信速度レポート (車線限定された格安SIM)
直近3ヶ月に計測された705件のOCN モバイル ONEの測定結果から平均値を計算
平均ダウンロード速度: 58.91Mbps
平均アップロード速度: 11.53Mbps
格安SIMと一口に言っても、それぞれ品質は大きな差があり、OCNモバイルONEは自社設備回線をフルに利用できる通信キャリアと比較しても通信速度に遜色ありません。
ドコモ光からOCN光に乗り換える「事業者変更」の手順
(出典:NTT東日本公式)
利用している光コラボから、別の光コラボに乗り換えを行う手続きを「事業者変更」と言います。
再度になりますが、新たな工事は必要無く、乗り換えによるインターネットが利用できない期間も生じず、簡単な手続きだけでドコモ光からOCN光に乗り換える事が可能です。
具体的な手順を見ていきましょう。
1.ドコモ光から事業者変更承認番号を取得
最初に行うのはドコモ光への連絡です。
事業者変更を行うので、事業者変更承認番号を出して欲しい旨を伝えます。
事業者変更承認番号は11桁の番号で、乗り換え先(OCN光)の手続きに利用します。
連絡先 ドコモ光
電話 0120-800-000 (9:00~20:00 年中無休)
ドコモショップでもwebでも手続きが可能です。
事業者変更承認番号の取得が行えるのは、契約者本人か家族に限られます。
必要なのは、「契約者本人の名前」「契約者の住所」「契約時の登録電話番号」「契約者の生年月日」です。
事業者変更承認番号には15日の有効期限があるので、その期間内に乗り換え先の光コラボに申込みを行ってください。
2.OCN光の申込みをする
「新規契約」ではなく「事業者変更」でOCN光の申込みを行ってください。
光電話やテレビ視聴などのフレッツ光を使ったオプション契約も、個別の手続きをする事無く、事業者変更の手続きだけで移行が完了します。
ドコモ光からOCN光に切り換えるタイミングの切り換え日については、OCN光から連絡が入ります。
概ね10営業日から2週間程度先が目安になります。
3.切り換え日当日
切り換え日までに、OCN光から契約内容と設定方法を記述した書類が到着します。
届いた書面の内容の通りに、Wi-Fiルーターの設定を行ってください。
OCN光が利用できるようになります。
無事にインターネットが利用できる事を確認できたら、ドコモ光からレンタルしている機材等がある場合は返却してください。
ドコモからOCNモバイルONEへの乗り換え手順
(出典:OCNモバイルONE公式)
ドコモで利用していたスマートフォンは、OCNモバイルONEに乗り換えても、基本的にそのまま継続して利用することができます。
SIMロック解除等の手続きは、原則必要ありません。
多くのSIMフリー端末でも、ドコモ回線で利用に問題が無かった場合は、OCNモバイルONEでも同様に利用できます。
ドコモで利用している電話番号を、OCNモバイルONEでもそのまま利用する事が可能です。
この手続きはMNPと呼ばれています。手順を見てみましょう。
1.ドコモからMNPの予約番号を収得
ドコモに連絡をして、MNP予約番号を入手します。
電話 ドコモのスマホから 151 固定電話から 0120-800-000
ドコモショップでも可能ですし、My docomoからでも収得できます。
MNP予約番号には15日間の有効期限があります。
OCNモバイルONEへの申込み時に、有効期限が12日以上残っている事が必須なので、早めに行動しましょう。
2.OCNモバイルONEへ申込み
新規契約ではなく、他社からの乗り換え(MNP)で手続きを進めてください。
ドコモショップでも手続きは可能ですが、待ち時間の無いオンラインが便利ですよ。
支払い用のクレジットカードと、本人確認の書類(自動車免許証等)を準備してください。
オンラインで手続きを行う場合、免許証などをスマホで撮影してアップロードします。
写真の拡張子はjpgのみです。
OCNモバイルONEのプランの中で、外出時に必要な分だけのプランを契約してください。
OCN光との組みあわせで、セット割も適用されます。
通信容量/コース名 | 月額料金 | セット割 | 実質金額 |
500MB/月コース | 550円 | - | 550円 |
1GB/月コース | 770円 | 220円 | 550円 |
3GB/月コース | 990円 | 220円 | 770円 |
6GB/月コース | 1,320円 | 220円 | 1,100円 |
10GB/月コース | 1,760円 | 220円 | 1,540円 |
3.SIMの入れ替えと開通申込み
OCNモバイルONEからSIMが到着したら、スマホに入っているドコモのSIMと入れ替え作業を行います。
スマホ購入時に付いてきた金属製のピンで、側面の穴に差し込み押すと、SIMの入っているトレイが出てきます。
ドコモのSIMが入っていたところに、OCNモバイルONEのSIMを入れ替えてください。
SIMの入れ替えを完了したら、MNP 開通手続きを行ってください。
ドコモの電波は使えなくなっているため、必ずWi-Fiを利用してください。
4.スマホの設定
利用するスマホが比較的新しいAndroidの場合は、SIMを差し込むだけで、自動的に設定が完了するケースが多いです。
SIMを差し込んでから、しばらく時間をおいてもアンテナが立たない場合は、手動で設定を行ってください。
指定のSIMを手動で設定するのには、アクセスポイントの設定を行います。
スマホの設定画面からネットワーク、APNの設定画面を出してください。
1.新規追加
2.手動追加
3.項目を入力していきます。
サービス名 ocn と入力
APN(接続先) ocn.ne.jp と入力
ユーザー名 mobileid@ocn と入力
パスワード mobile と入力
認証方式 [CHAP]を選択
完了
4.一覧の中に出てくる ocn を選択
これで、手動設定が完了します。
iphoneを利用する場合は、構成プロファイルをダウンロードしてください。
ドコモ光からOCN光に乗り換えれば通信費が抑えられます
(出典:OCN光申込サイト)
あらためてOCNに乗り換えるメリットをまとめます。
OCN光の月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで3,960円です。
ドコモ光の月額料金よりも安くなりますね。
OCNモバイルONEのセット割
(出典:OCNモバイルONE公式)
OCNモバイルONEはNTTグループが運営しているだけでなく、ドコモがエコノミーMVNOという、全国のドコモショップで扱いを許す、言うなればお墨付きを与えていますので安心して利用することができます。
OCNモバイルONEの安価なスマホ代が、OCN光と組みあわせる事で「セット割」が適用されて、通信費のトータル費用が大幅に安くなります。
契約者だけでなく、最大5契約まで家族の分もセット割が適用されるので、家族みんなで乗り換えた方が、通信費のトータル費用は安くなります。
キャッシュバックキャンペーン
OCN光は現在代理店で事業者変更を申込むと、キャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
ドコモ光から@TCOMヒカリへの乗り換りかえもオススメ
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
@TCOMヒカリも「フレッツ光」を使う「光コラボ」なので、OCN光と同様に「事業者変更」による簡単な手続きで乗り換えられます。
@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です。
LIBMOのセット割
(出典:LIBMO公式)
@TCOMヒカリでは格安SIMの「LIBMO」で、スマホ1契約ごとに月額220円の割引きが受けられ、最大5契約月額1,100円まで「セット割」が受けられます。
格安SIMの「LIBMO」も、ドコモのお墨付きであるエコノミーMVNOに指定されていて、ドコモショップでも扱われています。
〇納得プラン | |||
データ容量 | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
3GBプラン | 980円 | 1回線 220円/月割引 | 760円 |
8GBプラン | 1,518円 | 1回線 220円/月割引 | 1,298円 |
20GBプラン | 1,991円 | 1回線 220円/月割引 | 1,771円 |
30GBプラン | 2,728円 | 1回線 220円/月割引 | 2,508円 |
外出時に動画視聴する習慣があるような、大容量が必要なユーザーには、OCNモバイルONEでは用意されていない20GB・30GBの容量プランがあります。
セット割を使って、安価に利用する事ができますので、ドコモのギガホプレミアプランよりも大幅にお得になります。
キャッシュバックキャンペーン
@TCOMヒカリでは、現在代理店での事業者変更申込みで、キャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。