街中を歩いていると「爆速!10ギガ!!」などの、ノボリや看板を目にすることがあります。
この10ギガというのは、通信速度公称値最大10Gbpsの光回線サービスのことです。
一般的に広く普及している光回線サービスの通信速度公称値は最大1Gbpsなので、従来の光回線の10倍の通信速度の光回線サービスであることを、大々的にアピールしているのが「爆速!10ギガ!!」の広告媒体の正体です。
日本で最も普及している利用者が多い光回線は、NTT東西が敷設管理している光回線「フレッツ光」で、この通信速度公称値は最大1Gbpsであり、新しくサービスがスタートしている最大10Gbpsの通信速度公称値なのが「フレッツ光クロス」です。
通信速度は速ければ速いほど良く、困ることは何もありません。
これから光回線サービスを利用するなら、フレッツ光よりも「フレッツ光クロス」でしょ!
と、お考えになるのは間違ってはいません。
しかし、光回線サービスを利用するには、提供エリアになっている必要がありますし、マンション利用では戸建て利用と異なり、近くまで来ている(提供エリアのことです)光回線を直接家屋に引き込むのではなく、建物の共有スペース内まで導入工事が完了している光回線しか、原則として使うことができません。
従来の光回線サービスに比べれば新しいサービスで、戸建て向けからスタートした「フレッツ光クロス」は、マンションで利用することができるのか?について解説していきます。
10Gbpsの「フレッツ光クロス」はマンション利用も可能に
(出典:フレッツ光 お申し込みサイト)
2020年に一戸建て向けのサービスとしてスタートした、従来の光回線の10倍の公称値を誇る「フレッツ光クロス」は、2022年よりマンションでのサービスも開始されました。
1Gbpsのフレッツ光と比較すれば、10Gbpsのフレッツ光クロスの利用ができる建物は現状少ないのは確かで、マンションや集合住宅での「フレッツ光クロス」利用は、サービス開始当初は極めて限られた建物でのみの提供に留まっていましたが、NTT東西の積極的な工事政策もあり、フレッツ光クロスの利用が可能なマンションが広がっています。
フレッツ光クロスが利用できるマンションなのかどうか?については、お住まいがNTT東西の東日本エリアにあるのか?西日本エリアにあるのかで、調べられるサイトが異なります。
NTT東日本エリア |
北海道 / 青森県 / 岩手県 / 宮城県 / 秋田県 / 山形県 / 福島県 / 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 東京都 / 埼玉県 / 千葉県 / 神奈川県 / 山梨県 / 新潟県 / 長野県 |
NTT西日本エリア |
富山県 / 石川県 / 福井県 / 岐阜県 / 静岡県 / 愛知県 / 三重県 / 滋賀県 / 京都府 / 大阪府 / 兵庫県 / 奈良県 / 和歌山県 / 鳥取県 / 島根県 / 岡山県 / 広島県 / 山口県 / 徳島県 / 香川県 / 愛媛県 / 高知県 / 福岡県 / 佐賀県 / 長崎県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県 |
NTT東日本でフレッツ光クロス利用を調べる
NTT東日本エリアにあるマンションで、フレッツ光クロスが利用できるか調べてみましょう。
NTT東日本のサイトにアクセスする
郵便番号を入力
(出典:NTT東日本)
郵便番号を入力して、「郵便番号から確認」ボタンを押します。
番地などを入力・建物名・部屋番号を入力
住所の候補が出てくるので選択して番地などの入力を行うと、建物の選択肢が出てくるので選び、部屋番号まで選択をします。
提供エリアの確認画面でフレッツ光クロスが出ていれば利用可能
(出典:NTT東日本)
提供エリアのご確認画面に変わり、フレッツ光クロスの新規申し込みボタンが出現していれば、選択した住所のマンションでフレッツ光クロスは利用が可能です。
NTT西日本でフレッツ光クロス利用を調べる
NTT西日本エリアにあるマンションで、フレッツ光クロスが利用できるか調べてみましょう。
NTT西日本のサイトにアクセスする
「詳細な提供エリアを確認する」ボタンを押してください。
郵便番号を入力
(出典:NTT西日本)
郵便番号を入力して、「住所を検索する」ボタンを押します。
番地などを入力・建物名・部屋番号を入力
住所の候補が出てくるので選択して番地などの入力を行うと、建物の選択肢が出てくるので選び、部屋番号まで選択をします。
提供エリアの確認画面でフレッツ光クロスが出ていれば利用可能
(出典:NTT西日本)
提供エリアのご確認画面に変わり、フレッツ光クロスの選択肢ボタンが出現していれば、選択した住所のマンションでフレッツ光クロスは利用が可能です。
「フレッツ光クロス」利用時の注意するポイント
お住まいのマンション部屋番号検索で、フレッツ光クロスの利用可能が判明したら、通信速度公称値10Gbpsの高速通信を利用することができます。
フレッツ光クロス利用時の、注意するべきポイントについて見ていきましょう。
対応している接続業者プロバイダ契約が必要
(出典:NTT東日本)
光回線サービスに限らず、インターネットを利用するためには、どんな回線手段であっても接続業者プロバイダが必要です。
無線回線でも光回線でも、直接webの世界に接続することはできず、回線はプロバイダに接続がされて、世界中にあるデータがあるサーバーに繋いでいるのはプロバイダです。
スマホのプランでプロバイダが契約時の俎上に上がってこないのは、スマホプランを提供している通信会社が回線と自社のプロバイダ業務をワンセットにしていて、プロバイダの選択肢が無いからです。
たとえば、ドコモのスマホプランを契約した場合は、ドコモの無線回線+プロバイダとしてのドコモをワンセットにしています。
しかし、NTT東西ではプロバイダ業務は行っていないため、「フレッツ光クロス」を利用する場合は、プロバイダ契約を別途行う必要があります。
1Gbpsのフレッツ光に対応しているプロバイダは数百社にも上りますが、10Gbpsの「フレッツ光」に対応しているプロバイダの数は少なく、マンション利用に対応しているプロバイダは更に少なくなります。
マンションのある県別によって、利用ができるプロバイダにも違いがあります。
10Gbpsのポテンシャルを活かすには最新の機器が必要
回線の通信速度は速いに越したことはありませんが、通常の普及している1Gbpsよりも割高な料金設定になっている(詳細は後述)10Gbpsの光回線を導入しても、従来の一般的な機器(パソコン・Wi-Fiルーター・スマホなど)を使っていては、宝の持ち腐れでしかありません。
10Gbpsのポテンシャルを十分に活かすためには、インターネット周りの機材等を、対応している最新の機種に一新する必要があります。
LAN規格
(出典:NTT西日本)
Wi-Fiルーターやパソコンに搭載されているLAN規格は、従来の最大1Gbpsの速度を前提に設計されていて、一般的に利用されるWi-Fiルーターでは「1000BASE-T」という規格が広く採用されています。
無線のWi-Fiしか利用しないので、LANは使わないから関係無い!ことにはなりません。
光ファイバーケーブルを使って行う光信号のやり取りを、パソコンやスマホなどで利用ができるデジタルデータに変換しているのがONU(光回線終端装置)であり、Wi-FiルーターをONUにLAN接続しないとWi-Fiの利用はできません。
Wi-Fiルーターや有線LAN接続するパソコンや機器で、10Gbpsの通信速度を活かすためには、従来の10倍の速度を持つ「10GBASE-T」の規格を有する機器にする必要があります。
当然ですが、従来の「1000BASE-T」機器よりも、「10GBASE-T」は割高な価格設定になっています。
Wi-Fi規格
Wi-Fiは無線LANの世界共通規格ですが、時代と共に新しい規格が登場していて、最大通信速度が大幅に向上しています。
現在利用できるWi-Fiの規格を、新しい順番に見ていきましょう。
規格名 | 新名称 | 周波数帯 | 最大通信速度 | 電波干渉 | 障害物 |
IEEE802.11be | Wi-Fi 7 | 2.4GHz | 46Gbps | 弱い | 強い |
5GHz | 46Gbps | 強い | 弱い | ||
6GHz | 46Gbps | 強い | 弱い | ||
IEEE 802.11ax | Wi-Fi 6E | 2.4GHz | 9.6Gbps | 弱い | 強い |
5GHz | 9.6Gbps | 強い | 弱い | ||
6GHz | 9.6Gbps | 強い | 弱い | ||
IEEE802.11ax | Wi-Fi 6 | 2.4GHz | 9.6Gbps | 弱い | 強い |
5GHz | 9.6Gbps | 強い | 弱い | ||
IEEE802.11ac | Wi-Fi 5 | 5GHz | 6.9Gbps | 強い | 弱い |
IEEE802.11n | Wi-Fi 4 | 2.4GHz | 600Mbps | 弱い | 強い |
5GHz | 600Mbps | 強い | 弱い | ||
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps | 弱い | 強い | |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps | 弱い | 強い | |
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps | 強い | 弱い |
Wi-Fiの規格はIEEE802.11の後にアルファベットを組み合わせていますが、長く解りにくいため、新名称が平行して付けられています。
10Gbpsの通信速度ポテンシャルを活かすには、最低でもWi-Fi6以降の新しいタイプが利用できるWi-Fiルーターを使う必要があります。
Wi-Fiルーターを新しくするだけでなく、Wi-Fiを利用しているパソコンやスマホもWi-Fi6以降が利用できるものを使う必要があります。
LANケーブルの規格
LANの規格をクリアしても、使うLANケーブルの規格が旧くては台無しです。
インターネットを使う流れの中で、せき止める規格が一つでも混在すると、10Gbpsのスペックは活かすことができません。
特に、ONUとWi-Fiルーターを接続するLANケーブルは、値段が少々張っても新しい規格タイプの利用をおすすめします。
規格の古い順に、LANケーブルの規格による通信速度を見てみましょう。
カテゴリ名 | 印字されている文字 | もしくはこちらの文字 | 最大通信速度 |
カテゴリ5 | CAT.5 | ANSI/TIA/EIA-568-B.1 | 100Mbps |
カテゴリ5e | CAT.5e | ANSI/TIA/EIA-568-B.2 | 1Gbps |
カテゴリ6 | CAT.6 | ANSI/TIA/EIA-568-B.2-1 | 1Gbps |
カテゴリ6A | CAT.6A | ANSI/TIA-568-B.2-10 | 10Gbps |
カテゴリ7 | CAT.7 | ISO/IEC 11801 | 10Gbps |
カテゴリ7A | CAT.7A | 10Gbps | |
カテゴリ8 | カテゴリ8 | ANSI/TIA-568.C-2-1 | 40Gbps |
これから購入するなら、CAT7以上の規格商品がおすすめです。
「フレッツ光クロス」の月額料金は?
フレッツ光クロスをインターネット利用するためには、フレッツ光クロスに加えてプロバイダの月額料金がかかります。
NTT東日本 6,050円+プロバイダ料金(概ね2,000円前後から1万円超まで様々)
NTT西日本 5,720円+プロバイダ料金(概ね2,000円前後から1万円超まで様々)
そのため、月額費用のトータルでは、およそ8,000円程度になります。
マンション利用でも戸建て利用でも月額料金は同じ
従来の1Gbpsのフレッツ光では、戸建て利用の場合とマンション利用の場合で月額料金が異なり、マンション利用の方が安くなっています。
しかし、10Gbpsの「フレッツ光クロス」では、戸建て利用もマンション利用も月額料金は同じになっています。
1Gbpsのフレッツ光に比べて「フレッツ光クロス」は割高
従来の1Gbpsのフレッツ光の月額料金は、マンション利用なら3,575円程度から利用することができますし、プロバイダ料金も1,000円前後から利用することができます。
プロバイダ料金を加えたマンション利用の比較では、毎月少なくとも2~3,000円程度は大きな負担をする必要があります。
光コラボの10Gbpsサービスなら「フレッツ光クロス」を安価に利用が可能
(出典:NTT西日本*一部改変)
NTT東西の10Gbpsの光回線「フレッツ光クロス」を利用する方法は、ここまで見てきたフレッツ光クロスをNTT東西と契約して、プロバイダを別途契約する利用方法以外に、回線とプロバイダがワンセットになった「光コラボ」があります。
前述のように、NTT東西では直接プロバイダ業務を行っていませんので、NTT東西が「フレッツ光クロス」の卸提供をプロバイダに行い、プロバイダが自社業務と回線をワンセットにして、サービスを提供しているのが「光コラボ」の10Gbpsサービスです。
10Gbps「光コラボ」の料金比較
戸建て 料金 | キャッシュバック | セット割引 | 契約期間 | 途中解約の違約金 | |
ビッグローブ光 | 月額6,160円
工事費28,600円 |
70,000円 | au | 3年 | 4,620円 |
@nifty光 | 月額6,380円
工事費22,000円 |
40,000円
月額割引をCB 換算24,200円 |
au | 3年 | 4,840円 |
@TCOMヒカリ | 月額6,380円
工事費22,000円 → 実質無料 |
35,000円
月額割引をCB 換算6,600円 |
au | 2年 | 3,300円 |
ドコモ光 | 月額6,380円
工事費 → 無料 |
55,000円
月額割引をCB 換算35,280円 |
docomo | 2年 | 5,500円 |
ソフトバンク光 | 月額6,930円
工事費31,680円 → 実質無料 |
25,000円 | SoftBank | 2年 | 6,930円 |
これらの「光コラボ」は、プロバイダから提供されている「フレッツ光クロス」を使った10Gbpsのサービスです。
光コラボはプロバイダから提供されているので、当然プロバイダを別途契約する必要が無く、月額料金は回線(フレッツ光クロス)とプロバイダ料金のコミコミです。
フレッツ光クロスをNTT東西と契約して、別途プロバイダ契約をするよりも、月額料金は大幅に安く10Gbpsのフレッツ光クロスが利用できます。
フレッツ光クロスを安価にマンション利用するなら「ビッグローブ光」がおすすめ
フレッツ光クロスを光コラボで安価に利用するなら、多くのノウハウと高い技術力を持つ「ビッグローブ光」10ギガプランがおすすめです。
フレッツ光クロスに対応した主要プロバイダの中で、光コラボの「ビッグローブ光」10ギガプランは月額料金が安く、NTT東西とフレッツ光クロスを契約した場合と比較して、概ね毎月2,000円近くも安く利用することができます。
10Gbpsと1Gbpsのサービスの「実効速度を比較してコスパを考える」
(出典:フレッツ光お申し込みサイト)
1Gbpsのフレッツ光と10Gbpsのフレッツ光クロスでは、単純に10倍の通信速度の違いがあります。
しかし、この通信速度は「公称値」と呼ばれている計算上の理論値で、実際にその通信速度が利用できるという数字ではなく、大幅に下回る数値になります。
そのため、10倍もの差は両者においてありません。
10Gbpsと1Gbpsの実効速度を比較
実際に利用することができる、実効速度は通信利用の機材等を含んだ環境によって大きく変わります。
その傾向を掴むのには、ユーザーが利用回線の通信速度を計測している「みんなのネット回線速度」が参考になります。
その中で、フレッツ光クロス(公称値10Gbps)とフレッツ光ネクスト(公称値1Gbps)の、直近3ヶ月の平均ダウンロード速度を比較してみましょう。
公称値 | サービス名 | 直近3ヵ月のダウンロード平均速度 |
10Gbps | フレッツ光クロス | 1289.72Mbps |
1Gbps | フレッツ光ネクスト | 322.22Mbps |
実効速度では10Gbpsのサービスの方が、1Gbpsよりも4倍程度の速い通信速度になっています。
インターネット利用に必要な通信速度
しかし、実際の一般的なインターネット利用では、1Gbpsの広く普及しているサービスでも不足ありません。
メール・LINE 128kbps~1Mbps
コミュニケーションツールとして、文字の送受信にはそれほど実効速度を必要としません。
利用に際して実効速度の差を、体感する事も殆どないと言えます。
よほど大きな写真や動画データの送受信を行わなければ、一般的に1Mbps程度の実効速度で十分です。
SNS 1Mbps~3Mbps
InstagramやXなどのSNSは一気に数多くの閲覧が可能で、動画もその中に存在しているため、快適にサクサク利用するためには、3Mbps程度の実効速度が出ている必要があります。
ウェブサイトの閲覧 1Mbps~10Mbps
一般的な文字中心のwebサイトでは、1Mbps程度の実効速度がでていれば快適に利用が可能です。
最近のwebサイトは凝った仕様のタイプが多く、大きな画像や場合によっては動画もあるため、サクサク快適な表示を求めるなら10Mbps程度の実効速度が必要です。
1Gbpsが公称値の実効速度でも、十分に余裕のある速度が出ています。
動画視聴 5Mbps~20Mbps
動画の視聴には、実効速度が大いに影響します。
高解像度(HDクオリティなど)の動画を楽しむ場合、膨大なデータ量の受信が必要で、20M程度の実効速度があれば快適な利用が可能です。
YouTube等の一般的な動画再生では、5Mbpsから10Mbps程度の実効速度があれば、快適に利用することができます。
注意が必要なのは、家族で同時に高画質を別の端末で楽しむなどの並行利用では、更に短時間で処理するデータ量が増大しますが、概ね100Mbps以上の実効速度が出ていれば問題無く利用が可能です。
これも、1Gbpsが公称値の実効速度でも、十分に余裕のある速度が出ています。
web会議 50Mbps以上
zoomなどのオンラインweb会議では、実効速度で50Mbps以上があれば快適に利用ができます。
web会議では特に上りの実効速度が重要ですが、1Gbpsが公称値の実効速度でも十分に余裕のある速度が出ています。
オンラインゲーム 50Mbps以上
オンラインゲームは、解像度などの差で必要な速度は変わります。
概ね50Mbps以上の実効速度が出ていれば快適に利用ができますが、100Mbps以上の実効速度があれば、余裕を持ってプレイできます。
大家族でそれぞれが、高解像度の動画視聴やオンラインゲームを同時に行うような、一般的な利用とはかけ離れた利用でもしない限り、1Gbpsが公称値の実効速度でも十分だと言えます。
コスパ良くインターネット利用するには1Gbpsの「光コラボ」+「セット割」
日本中に広く普及していて、多くのマンションにも導入されている1Gbpsの「フレッツ光」で、現状のインターネット利用には十分なスペックがあると言えます。
1Gbpsの光回線サービスなら、利用する端末などの機器についても幅広い選択肢が安価に販売されていて、それでいて不足ありません。
フレッツ光を安価にコスパ良く利用するには、同様に回線とプロバイダがワンセットになった「光コラボ」が最適です。
更にコスパ良く、通信費トータル費用を下げる利用法は、「セット割」が適用されるスマホプランと、「光コラボ」を併用するのが最適です。
光回線とスマホの併用なら小容量プランでOK
自宅に光回線が利用できる環境があれば、自宅でのスマホ利用はWi-Fiを使うので、スマホプランで契約しているギガを消費しません。
そのため、外出時にWi-Fi環境が利用できない場所で利用に、必要なギガを確保すれば問題は無く、多くのスマホユーザーは3GB程度のプラン容量で問題がありません。
「セット割」が通信費トータル費用を安くする
「セット割」は、特定のスマホプランと光コラボを併用することで、毎月のスマホ代が家族の分まで含めて割引されるサービスです。
家族の通信費トータル費用を下げるのに、セット割は大きな効果があります。
3大キャリアの無制限プランユーザーは乗り換えが最適
スマホユーザーは、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の無制限プラン利用者が多く、各社の無制限プランでは3GB未満の利用の場合(ソフトバンクのメリハリ無制限+では2GB)に、1,650円の割引が適用されます。
しかし、サブブランドなどの安価なスマホプランに乗りかえた方が、コスパは大幅に良くなります。
現在利用中のスマートフォンを、そのまま利用ができる乗り換え先のスマホプランと、毎月のスマホ代が家族の分まで含めての割引である「セット割」が適用される、1Gbpsのコスパの良い光コラボの具体的な組み合わせをご紹介しましょう。
auユーザーには「UQモバイル」+「ビッグローブ光」
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
auをご利用中で、auで購入したスマホをご利用中のユーザーには、小容量プランを安価に利用する手段として、auのサブブランドである「UQモバイル」の利用が最適です。
「UQモバイル」を光コラボの「ビッグローブ光」と併用することにより、「セット割」で毎月のスマホ代が家族分を含めて最大1,100円の割引が適用されます。
ビッグローブ光の月額料金は、マンション利用で4,378円です。
キャッシュバックキャンペーン
ビッグローブ光を契約すると、キャッシュバックが受け取れるキャンペーンを行っています。
工事費無料キャンペーン
ビッグローブ光を新規導入する場合には、プロの業者による導入工事の費用が発生します。
最大で28,600円の標準工事費がかかりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンが行われています。
引っ越し移転時の工事費用が無料
転勤族の方や引っ越しする予定がある方にも、ビッグローブ光がおすすめです。
ビッグローブ光では何度引っ越しを行っても、その都度必要になる工事費が無料になる、お得に継続利用ができる光コラボです。
UQモバイルのセット割
(出典:UQ mobile公式サイト)
UQモバイルに乗りかえても、auと全く同じ電波・回線を利用するので、スマホの継続利用が可能で通信品質も同じです。
auのサブブランドである「UQモバイル」のプランと、「セット割」後の月額料金を見ていきましょう。
プラン名 | ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン+ | |
容量 | 4GB | 1GB未満 | 15GB | 30GB |
基本月額料金 | 2,365円 | 2,277円 | 3,465円 | 3,278円 |
セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 | 0円 |
単身利用 | 1,265円 | 1,177円 | 2,365円 | 3,278円 |
家族2人 | 2,530円 | 2,354円 | 4,730円 | 6,556円 |
家族3人 | 3,795円 | 3,531円 | 7,095円 | 9,834円 |
家族4人 | 5,060円 | 4,708円 | 9,460円 | 13,112円 |
自宅に光回線がある場合に最適な、3GB程度のプランよりも毎月1GBの余裕がある4GBのミニミニプランが、セット割を適用すればスマホ1台につき月額1,265円で利用が可能です。
家族4人で利用した場合の通信費トータル費用
UQモバイルのミニミニプランを家族4人で利用して、ビッグローブ光と併用してセット割を適用した場合の、1ヵ月の通信費トータル費用を計算してみましょう。
ビッグローブ光 | UQモバイル | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,378円 | 1,265円 | 4人 | 9,251円 |
*auPAYカードで支払う場合
家族4人分のスマホ代と光回線を合計した通信費トータル費用は、マンション利用9,251円で収まり、品質の高い光回線とスマホプランがコスパ良く利用ができます。
ソフトバンクユーザーには「ワイモバイル」+「ソフトバンク光」
(出典:ソフトバンク光申込サイト)
ソフトバンクをご利用中で、ソフトバンクで購入したスマホをご利用中のユーザーには、小容量プランを安価に利用する手段として、ソフトバンクのサブブランドである「ワイモバイル」の利用が最適です。
「ワイモバイル」を光コラボの「ソフトバンク光」と併用することにより、「セット割」で毎月のスマホ代が家族分を含めて最大1,650円の割引が適用されます。
ソフトバンク光の月額料金は、マンションタイプで4,180円です。
キャッシュバックキャンペーン
ソフトバンク光を契約すると、キャッシュバックが受け取れるキャンペーンを行っています。
工事費無料キャンペーン
ソフトバンク光を新規導入する場合には、プロの業者による導入工事の費用が発生します。
最大で26,400円の標準工事費がかかりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンが行われています。
ワイモバイルのセット割
(出典:ワイモバイル公式)
ワイモバイルに乗りかえても、ソフトバンクと全く同じ電波・回線を利用するので、スマホの継続利用が可能で通信品質も同じです。
ソフトバンクのサブブランドである「ワイモバイル」のプランと、「セット割」後の月額料金を見ていきましょう。
プラン名 | S | M | L | ||
容量 | 4GB | 1GB未満 | 20GB | 1GB未満 | 30GB |
基本月額料金 | 2,365円 | 2,915円 | 4,015円 | 2,915円 | 5,115円 |
セット割 | 1,100円 | 1,650円 | 1,650円 | 1,650円 | 1,650円 |
単身利用 | 1,265円 | 1,265円 | 2,365円 | 1,265円 | 3,465円 |
家族2人 | 2,530円 | 2,530円 | 4,730円 | 2,530円 | 6,930円 |
家族3人 | 3,795円 | 3,795円 | 7,095円 | 3,795円 | 10,395円 |
家族4人 | 5,060円 | 5,060円 | 9,460円 | 5,060円 | 13,860円 |
自宅に光回線がある場合に最適な、3GB程度のプランよりも毎月1GBの余裕がある4GBのプランSが、セット割を適用すればスマホ1台につき月額1,265円で利用が可能です。
家族4人で利用した場合の通信費トータル費用
ワイモバイルのプランSを家族4人で利用して、ソフトバンク光と併用してセット割を適用した場合の、1ヵ月の通信費トータル費用を計算してみましょう。
ソフトバンク光 | ワイモバスマホ 4GB | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,180円 | 1,265円 | 4人 | 9,053円 |
*PayPayカードで支払う場合
家族4人分のスマホ代と光回線を合計した通信費トータル費用は、マンション利用9,053円で収まり、品質の高い光回線とスマホプランがコスパ良く利用ができます。
ドコモユーザーには「irumo」+「ドコモ光」
(出典:ドコモ光公式)
ドコモユーザーには、新プランの「irumo」へ乗り換えが最適です。
ドコモ光と安価な小容量プランirumoの併用で、毎月のスマホ代に「セット割」が適用されコスパ良く利用ができます。
ドコモ光は光コラボの一つですが、一般的な光コラボとは異なる例外的な形態になっていて、複数のプロバイダが選択できます。
そのため、ドコモ光は月額料金で分かれるタイプAとタイプBの中から、契約時にプロバイダを選ぶことができます。
ドコモ光のおすすめプロバイダは、ドコモ自身が提供している「OCN」です。
OCNブランドはNTTグループのインターネット事業を、別会社として長年支えてきた高い技術力があり、ドコモ光の月額料金が高いタイプBに名を連ねていましたが、NTTグループ内の企業合併によりOCNはドコモに吸収されたことで、OCNは安価に利用ができるタイプAに変更されました。
ドコモ光OCN(タイプA)の月額料金は、マンションタイプ4,180円です。
キャッシュバックキャンペーン
ドコモ光を契約すると、キャッシュバックが受け取れるキャンペーンを行っています。
工事費無料キャンペーン
ドコモ光を新規導入すると、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンが行われています。
irumoのセット割
(出典:ドコモ公式)
irumoは、2023年からスタートした新しいドコモの小容量プランです。
従来のドコモの小容量プランは、使った分によって支払い額が変わる従量制プランでしたが、irumoでは容量でプラン選びができる、一般的なプランに変更されています。
安価に利用ができるirumoですが、あくまでドコモのプランの一つであり、ドコモの無制限プランと同じ通信品質が利用できます。(0.5GBプランを除く)
当然ですが、使っている電波も共通で、ドコモで購入したスマホが問題無く利用ができます。
ドコモ光と併用することで、毎月のスマホ代が最大月額1,100円割り引かれる「セット割」が適用されます。
具体的にセット割を適用した、irumoのプランを見てみましょう。
irumo | ||||
容量 | 0.5GB | 3GB | 6GB | 9GB |
基本月額料金 | 550円 | 2,167円 | 2,827円 | 3,377円 |
セット割 | 0円 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 |
単身利用 | 550円 | 1,067円 | 1,727円 | 2,277円 |
家族2人 | 1,100円 | 2,134円 | 3,454円 | 4,554円 |
家族3人 | 1,650円 | 3,201円 | 5,181円 | 6,831円 |
家族4人 | 2,200円 | 4,268円 | 6,908円 | 9,108円 |
自宅に光回線がある場合に最適な3GBのプランは、セット割を適用すればスマホ1台につき月額1,067円で利用が可能です。
家族4人で利用した場合の通信費トータル費用
irumoの3GBプランを家族4人で利用して、ドコモ光(タイプA)と併用してセット割を適用した場合の、1ヵ月の通信費トータル費用を計算してみましょう。
ドコモ光
タイプA |
irumo3GB | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,400円 | 1,067円 | 4人 | 8,668円 |
家族4人分のスマホ代と光回線を合計した通信費トータル費用は、マンション利用8,668円で収まり、品質の高い光回線とスマホプランがコスパ良く利用ができます。