昭和の時代から一人暮らしの必需品は、何は無くともテレビが筆頭でした。
しかし、令和の一人暮らしでは必ずしもテレビが設置してあるとは限らず、必需品の筆頭はスマートフォンになっています。
物心ついたときからインターネットが存在していて、動画視聴が生活の中での当たり前になっている世代では、テレビの視聴時間は減少の一途ですが、テレビコンテンツに興味が無く避けている事は無く、動画コンテンツの一つという扱いになっています。
ハードとしてのテレビを必要としなくなったのは、家族から離れて一人暮らしになっても、プラン契約をしているスマートフォンが有れば、インターネットを利用してテレビ番組の視聴が出来る事があります。
テレビ番組の視聴スタイルを、MMD研究所が調査して、「注目されるテレビ配信サービスと今後」で公表されている内容を見ると、多くの人がTVerなどのテレビ配信サービスを利用していています。
リアルタイム視聴を、従来通りのテレビでしている利用率は46.9%に対して、スマートフォンを使ってリアルタイム配信の利用率は47.3%と、テレビで見るユーザーの割合を既に超えています。
家族と同居している時は、自宅にあるWi-Fiを使えば良かったのですが、一人暮らしでWi-Fi環境が無い場合、スマートフォンのプラン契約を利用しなくてはならず、事実上は通信キャリアの無制限プランを契約するしか、インターネット環境を維持する手段がありません。
しかし、一人暮らしで自宅Wi-Fi、まして光回線なんて贅沢だし、これ以上の通信費の負担は厳しい・・・と考えているなら、解消する手段があるかもしれません。
一人暮らしにオススメの、品質が高く料金が安い光回線サービスを厳選して、具体的に解説します。
一人暮らしのWi-Fi手段は3通り
スマホプランだけ契約していれば、インターネットの利用は可能ですが、より快適なインターネット環境のためには、それとは別に回線を導入してWi-Fiを利用するのが最適です。
スマートフォンだけでなく、別の機器や端末でもインターネットが楽しめ、スマホでも安定した通信環境が手に入ります。
導入工事が必要ですが、「光回線」が回線速度や品質など最も優れています。
工事不要の無線回線では、「ホームルーター」「モバイルルーター」があり、手軽に利用する事が出来ます。
「いや・・・快適だろうなぁ~というのは理解出来るけれど、これ以上の出費は無理!」
と、お考えになるのも解りますが、通信費用の支払いが増えない方法もあります。
スマホプランでの支払額を確認
まずは、通信キャリア3社(ドコモ・au・ソフトバンク)の、無制限プランの月額料金を把握しましょう。
機種代を分割で支払っている場合や、通話料は別途掛かりますが、データ通信の費用のみで見てみます。
ドコモ
5Gギガホプレミアプラン 容量無制限 月額7,315円
au
使い放題MAX 4Gプラン 容量無制限 月額7,238円
ソフトバンク
メリハリ無制限プラン 容量無制限 月額7,238円
手軽に導入出来るモバイルルーターだと月額いくらか?
モバイルルーターを導入すれば、バッテリー駆動でもWi-Fiが使えるため、自宅だけでなく外出先でもWi-Fiが利用出来るようになります。
そのため、現在利用しているスマホの無制限プランは不要になり、モバイルルーターのバッテリー切れなどの、利用出来ないトラブル時のみの保険として、最低限の容量プランと通話が出来れば良くなります。
最も簡単なプラン変更手段としては、現在利用している3大キャリアの無制限プランを、小容量プランに変更する事ですが、各社の1GB未満の最低料金は、ドコモ3,465円・au3,465円・ソフトバンク3,465円で、これらの高額な小容量プランは、敢えて利用する意義が基本的にありません。
モバイルルーターを導入したら格安SIMの小容量プランがお得
(出典:LIBMO公式サイト)
モバイルルーターを利用する様になったら、小容量プランで価格メリットが大きい格安SIMに乗り換える事で、コスパは大幅に良くなります。
最適な一例としては、ドコモのエコノミーMVNOという位置づけの格安SIM「LIBMO」がオススメです。
月に3GBの容量はモバイルルーターの保険として充分な容量で、月額980円で利用が出来ます。
オススメの人気モバイルルーターに、LIBMOに乗り換えて利用する場合の、通信費のトータル費用を具体的に見てみましょう。
「楽天モバイル」ならいくら?
(出典:楽天モバイル公式)
〇無制限 月額3,278円
〇機種代 楽天ポイント還元で実質無料
楽天モバイルは無制限の容量を、安価な月額料金で利用出来ます。
アンテナ基地局の数は3大キャリアと比較すれば、依然として劣っている事は確かですが、楽天回線が自宅や行動範囲で利用出来るユーザーにとっては価格メリットが有り、スマホで3大キャリアの無制限プランを利用しているよりも、通信費のトータル費用は安くなります。
3,278円(楽天モバイル)+980円(LIBMO)=4,258円
「GMOとくとくBB WiMAX」ならいくら?
(出典:GMOとくとくBB WiMAX公式)
〇無制限 2ヵ月目まで月額2,079円・3年まで月額4,434円 4年目以降月額4,444円(機種代込み)
「GMOとくとくBB WiMAX+5G」は、通信速度に定評があるWiMAX系で、最安値級の月額料金で利用が出来ます。
更に今なら、新規契約で23,000円のキャッシュバックが受け取れます。
3大キャリアと比較すると、WiMAXが利用出来るエリアは狭いですが、自宅と行動範囲でWiMAXが使えるなら、高速通信が安価に利用出来て、通信費のトータル費用は安くなります。
4,434円(GMOとくとくBB WiMAX+5G)+980円(LIBMO)=5,414円
キャッシュバックで得られる金額を考慮すれば、実質もっと安く利用出来る計算になりますね。
「クイックWiFi」ならいくら?
(出典:クイックWiFi公式)
〇月に100GB 3,718円(機種代込み)
モバイルルーターの一押しは、クイックWiFiです。
先の2つと異なり、データ容量が無制限ではなく月に100GBまでの制限が有りますが、一人暮らしのWi-Fi環境として月に100GBの容量は、実質無制限だと言えます。
大きなメリットは、クイックWiFiはクラウドSIM方式で、利用する場所によって最適な回線を、ドコモ・au・ソフトバンクからモバイルルーターが自動的に選択をする事です。
日本中どこでも繋がりやすい3大キャリアの電波の中でも、常に最適な回線を選択する事で、行動範囲の電波状況を最も気にせずに、インターネットが利用できる様になります。
3,718円(クイックWiFi)+980円(LIBMO)=4,698円
今なら、8,000円のキャッシュバックをしているため、実質の通信費のトータル費用は、もっと安くなります。
より快適なホームルーターだと月額いくらか?
3大キャリアの無制限プランで利用するよりも、モバイルルーターを導入した方が、快適なインターネット利用だけで無く、通信費のトータル費用も安くなる事が、ご理解頂けたと思います。
しかし、自宅で利用するモバイルルーターは、使う端末の側に置く必要があり、利用する端末が多くなったり、より快適な回線環境望んだりするニーズが有る場合、役不足になります。
自宅内の広い範囲で、自由にWi-Fi環境が利用出来る様にするには、ホームルーターがより最適な回線手段になります。
スマホプランの無制限プランは不要
どこにでも持ち出せるモバイルルーターとは異なり、ホームルーターは自宅のコンセントに差し込んで利用するため、外出先に持ち出す事は出来ません。
そのため、利用の仕方にもよりますが、スマホのプラン契約もモバイルルーター利用時と同様の、最低限プランでは不足する方も多くなります。
しかし、自宅ではホームルーターのWi-Fiでスマホも利用するため、外出時に利用するデータ量だけを確保すればOKということです。
多くのスマホユーザーは月に3GB未満
(出典:MM総研)
このデータは、2022年8月25日に公表されている、株式会社MM総研の「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2022年7月時点)」です。
自宅でのWi-Fi利用を除いた、スマホで通信会社の回線利用をした月のデータ消費量をグラフ化したものです。
最も多いユーザー割合は1GB未満であり、3GB未満までで大半のユーザーが収まっている事が解ります。
3GB未満プランなら3大キャリアにメリットは無い
3大キャリアの少量プランで、月に3GB未満程度を利用した場合の月額料金は、ドコモ4,565円・au5,665円・ソフトバンク5,478円という高額になるので、利用するメリットは基本的にありません。
3GB未満程度の小容量プランでは、やはり格安SIMが圧倒的に安くなり、月額1,000円前後で利用する事が出来ます。
例外としては、ホームルーターに付随する「セット割」があります。
ホームルーターは通信キャリア各社からサービスが提供されていますが、自社のスマホユーザーには、スマホの月額料金を毎月割り引くサービス「セット割」を展開しています。
しかし、元々高額な月額料金になるキャリアの小容量プランは、セット割を利用しても価格メリットが有るとは言い難く、小容量プランに価格メリットがあるサブブランドで、セット割の適用ならば、格安SIMに近い月額料金で利用が出来ます。
ドコモ・楽天モバイルにはサブブランドは無く、auにはUQモバイル・ソフトバンクにはワイモバイルという、サブブランドがあります。
最もコスパの良い「ホームルーター」ならいくら?
(出典:ソフトバンクエアー申込サイト)
ホームルーターは通信キャリア4社から提供されていますが、契約する時期によっては公式でキャッシュバックキャンペーンを行っている事があります。
このキャッシュバックキャンペーンの期間に契約する事で、通信費のトータル費用は下げる事が出来ますが、人気のオンライン専門代理店では独自のキャッシュバックキャンペーンを行っているケースがあり、公式と両取りが出来る為、更に安く利用が出来ます。
ソフトバンクエアーが圧倒的に安い
現在行われているホームルーター4社のキャッシュバックキャンペーンの金額を考慮して、機種代込みの実質2年間に掛かる料金を比較してみましょう。
ドコモ home 5G | HOME 5G L12 | ソフトバンクエアー | 楽天モバイル Rakuten Turbo |
|
基本月額 1年目 | 4,950円 | 4,433円 | 3,080円 | 5,417円 |
基本月額 2年目 | 4,950円 | 4,433円 | 5,368円 | 5,417円 |
2年間合計金額 | 118,800円 | 106,392円 | 101,376円 | 130,008円 |
キャッシュバック | 18,000円 | 5,938円 | 33,000円 | 0円 |
2年間実質合計 | 100,800円 | 100,454円 | 68,376円 | 130,008円 |
実質月額料金 | 4,200円 | 4,186円 | 2,849円 | 5,417円 |
2年間の実質月額料金を比較すれば、他社では月額4,000円を超えているのに対して、ソフトバンクエアーでは月額3,000円を切っている価格になり、一人暮らしで利用するホームルーターには、ソフトバンクエアーが最適です。
サブブランド「ワイモバイル」のセット割
(出典:ワイモバイル公式)
ソフトバンクのサブブランドである「ワイモバイル」は、メインブランドのソフトバンクに比べると、小容量プランが安価に提供されていて、3GBのプランは2,178円で利用出来ます。
この価格なら格安SIMの価格の方が大幅に安いですが、ソフトバンクエアーを導入してスマホプランをワイモバイルにすれば、「セット割」が適用されて、3GBでは月額料金が990円になり、格安SIMと遜色無い価格で使えます。
2,849円(ソフトバンクエアー2年間実質)+990円(ワイモバイルセット割適用)=3,893円
光回線の他回線には無いメリットは?
一人暮らしに限らず、現在一般的に利用が出来るインターネットの回線では、「光回線」が最適だと言えます。
月額料金のメリットの前に、本当に光回線の利用にメリットがあるのか?見ていきましょう。
光回線のメリット
光回線の一番のメリットは、その回線速度を含めた通信品質にあります。
回線速度
サービスを提供する側が発表している回線速度は、「公称値」と呼ばれる計算上の理想値でしかなく、実際に利用にあたっては大きく異なっています。
一般的に多く利用されている光回線の公称値は1Gbpsですが、無線を利用する回線ではそれを上回る公称値を標榜しているサービスは少なくありません。
しかし、実際に利用出来る回線速度では、光回線が圧倒的に優位です。
回線を利用する環境はユーザーによって異なり、利用する端末や機器によっても大きく異なりますし、無線回線の場合はアンテナ基地局からの距離や、周りの環境などでも著しく変わります。
回線利用ユーザーが計測した通信速度を公表している、「みんなのネット回線速度」にある、直近3ヵ月の平均回線速度を比較すれば、概ねの回線速度の傾向が把握出来ます。
回線 | Ping | 下り | 上り |
光回線 | 27.2ms | 357.5Mbps | 307.0Mbps |
ホームルーター | 81.4ms | 201.6Mbps | 20.9Mbps |
モバイルルーター | 86.0ms | 59.7Mbps | 14.7Mbps |
下り(ダウンロード)の回線速度は、無線回線では速いホームルーターと比較して、光回線では約1.5倍の速度が出ています。
上り(アップロード)の回線速度では、約15倍の速度が出ています。
たとえば、在宅ワークで大量のデータをアップロードする際には、業務効率で大きな差が出ますし、zoomなどのweb会議でも快適に利用が出来る基準の、50Mbpsを超えている回線は光回線だけです。
回線に余裕があるため、この先に家族が増えても全く問題がありません。
本当の無制限利用が出来るのは光回線だけ
先にご紹介した無線を使う「モバイルルーター」「ホームルーター」にも、無制限利用が出来るサービスはありましたが、無線を使う回線の宿命として、利用の仕方によっては制限が掛かる事が、基本的にどのサービスでも明記されています。
光回線には同様の制限が一切無く、本当の意味で無制限利用が可能になっています。
光回線ならフレッツ光が最適
一人暮らしをしているなら直近の予定は無くても、今後に引っ越しをする事は充分考えられます。
光回線は戸建ての場合、近くまで光回線が来ている必要があり、マンション集合住宅では建物の共有スペース内まで引き込み工事が完了している必要があります。
光回線の中で唯一47都道府県をカバーしていて、日本中どこでも幅広く提供エリアになっているのは、圧倒的にNTT東西が敷設運営している「フレッツ光」で、日本中の建物の共有スペース内まで引き込まれているのもフレッツ光です。
フレッツ光なら、引っ越し先でも煩雑な手続きをする事なく、光回線の利用が可能になります。
フレッツ光の個人契約は、プロバイダ契約がワンセットになった「光コラボ」が主流です。
光コラボなら格安SIMのセット割も利用出来る
光コラボは、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社が有り、フレッツ光の提供エリアや、フレッツ光が共有スペース内まで導入されているマンション集合住宅で利用する事が出来ます。
数多くの光コラボがサービスを競い合っていて、前述のセット割を行っているサービスも多数有ります。
その中で最もコスパ良くメリットが大きいのが、3大キャリアのセット割ではなく、格安SIMのセット割です。
3GB程度なら1,000円前後で利用出来る格安SIMですが、光回線と組みあわせてセット割を適用させる事により、更に通信費のトータル費用は安くなります。
一人暮らしで最も快適に利用できる光回線だと月額いくらか?
具体的に格安SIMにセット割が適用される、オススメの光回線を見ていきましょう。
一人暮らしにおすすめの光回線「@TCOMヒカリ」
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプ5,610円・マンションタイプ4,180円で利用出来る光コラボです。
格安SIMの「LIBMO」で、セット割が適用されます。
LIBMOの月額料金とセット割
(出典:LIBMO公式)
@TCOMヒカリを自宅で利用して、スマホプランはLIBMOに乗り換える事で、最大5契約、スマホ1契約ごとに月額220円のセット割が適用されます。
〇納得プラン | |||
データ容量 | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
3GBプラン | 980円 | 1回線 220円/月割引 | 760円 |
8GBプラン | 1,518円 | 1回線 220円/月割引 | 1,298円 |
20GBプラン | 1,991円 | 1回線 220円/月割引 | 1,771円 |
30GBプラン | 2,728円 | 1回線 220円/月割引 | 2,508円 |
光回線に@TCOMヒカリをマンションで利用して、スマホにLIBMOで3GBのプランを利用した場合は
4,180円(@TCOMヒカリ)+760円(LIBMO)=4,940円
LIBMOでは、外出時にインターネットの利用が殆ど無く、通話が主体というユーザーに対して、最低限の容量500MBとかけ放題をセットにしたプランを提供しています。
〇ゴーゴープラン | |||
プラン | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
500MB + 5分かけ放題 |
1,100円 | 1回線 220円/月割引 | 880円 |
500MB + 10分かけ放題 |
1,320円 | 1回線 220円/月割引 | 1,100円 |
500MB + かけ放題 |
1,980円 | 1回線 220円/月割引 | 1,760円 |
3大キャリアでかけ放題を利用するには、高額な月額料金に加えて、オプションのかけ放題を選択する必要がありますが、LIBMOのゴーゴープランでは、かけ放題が安価なワンセットになっていて、更に@TCOMヒカリとの組みあわせ利用でセット割が適用されます。
光回線に@TCOMヒカリをマンションで利用して、スマホにLIBMOの5分かけ放題ゴーゴープランを利用した場合は
4,180円(@TCOMヒカリ)+880円(LIBMO)=5,060円
5分以内の通話なら何度利用しても通話料金が別途掛からず、自宅では高速な光回線でインターネットを楽しむ環境が、月額5,060円の安さで実現する事が出来ます。
キャッシュバックキャンペーン
@TCOMヒカリでは、現在代理店申込みでキャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
12ヵ月月額料金割引
契約から12ヵ月間、月額料金が割り引かれます。
戸建てタイプでは月額440円が割引きされ、マンションタイプでは月額330円が12ヵ月割引きされます。
工事費無料
@TCOMヒカリの場合、最大19,800円の工事費が掛かりますが、今なら工事費が無料になるキャンペーンを行っています。