肉親や友人にお願いするのでは無く、オフィシャルに借金を申し込む先として真っ先に思い浮かぶのは金融機関です。
個人情報の証明書を添付して書類を提出、そして審査を受けます。
金額や個人の信用情報によって、審査が通らない事もありますし、借りられる金額が減額される事もあります。
しかし、このような面倒な手続きを踏まずに、簡単にお金が借りられるのがクレジットカードです。
通常の後払い決済の手段としてだけでなく、クレジットカードをATMに入れれば、現金を引き出すことも可能になっています。
借りられる金額は個別に上限が定められて（買い物できる金額よりは低くなっています）いる上に、金利も決して安くはありませんが、通常の支払に対しても分割のリボ払い（金利が掛かります）を積極的に勧めてくるなど、お金を貸す（＝金利をとる）事にとても熱心です。
クレジットカード会社が顧客に対して積極的に利用を促す事が出来るのは、加入時に簡単ではない信用調査を行っている事が裏付けになっています。
貸し倒れが発生すれば、直接クレジット会社の収益に影響が出るため、安定した収入・過去の金融取引で問題が起きていないか？・未払いで放置されているサービスは無いか？など、様々な手段で個人の信用調査が行われます。
インターネットに接続出来るWi-Fi回線を提供するサービスは、基本的に後払いになっていて、必要な端末機器も分割払いが多い事から、契約前には信用調査を独自の基準で行っています。
この審査の作業を大幅に簡略化出来るのが、契約者のクレジットカード保有です。
クレジットカードが発行されているなら、それは一定基準の審査を経た上の事であるため、別途独自の審査を行う事は最小限で済み、貸し倒れのリスクも最小限に出来ます。
そのため、Wi-Fi回線を提供する通信サービスの中には、支払をクレジットカードに限定しているケースが数多くあります。
クレジットカードでの支払ではなく、口座振替での支払や現金払いで利用が可能なWi-Fi回線はあるのか？解説してご紹介していきます。
Wi-Fi回線の基本を知る
インターネットが利用出来るWi-Fi回線は、色々な手段があります。
インターネットに接続したWi-Fi回線が構築出来れば、契約していないスマホやタブレット・パソコンもインターネットが利用出来るようになります。
SIMチップ
Wi-Fiを送受信出来て、通信会社の無線回線に接続出来る機器が必要なのは勿論ですが、通信会社の無線回線に接続出来る契約者の証として、SIMチップ（物理的なSIMチップではないeSIMもあります）が必要になります。
SIMに記載されたデータを読み込んで、許可されている電波に接続してインターネットに接続する事で、インターネットが利用出来るWi-Fiを、他の機器に飛ばしてインターネット接続が広く可能になります。
SIMを使ったWi-Fi回線の手段は3通り
SIMカードを利用したWi-Fi回線を利用する手段としては、「スマートフォン」「モバイルWi-Fiルーター」「ホームルーター」の3通りがあります。
利用出来る有効なSIMと、これらの機器を組みあわせる事で、Wi-Fi回線は利用が出来るようになります。
スマートフォン
スマホにSIMを挿入して、スマホ本体でインターネットが利用出来る他、テザリング機能を使ってスマホをWi-Fi基地局として利用して、他の機器を接続する事も可能です。
ただし、テザリング機能の利用は基本的に非常手段であり、日常的にWi-Fi回線として利用するのには向いていません。
スマホ自体での利用には問題が無くても、他の機器を繋ぐWi-Fi回線としては、安定性に欠けるだけでなく、スマホのバッテリーを毀損するリスクがあります。
モバイルWi-Fiルーター
最もシンプルなWi-Fi基地局の基本になるのが、モバイルWi-Fiルーターです。
小型でバッテリー駆動が可能のため、自宅での利用だけで無く、外出先に持ち出して利用する事も可能で、何処に居ても自分だけのWi-Fi基地局が持ち運べる利便性があります。
ホームルーター
筐体サイズが大きいことで、アンテナサイズが大きくなり、基板の設計にも余裕が出来て、安定した100V電源で駆動する事により、同じ無線を利用するモバイルWi-Fiルーター等と比較して安定したインターネットが利用出来ます。
Wi-Fiによる無線接続だけで無く、有線LANケーブルを使った接続も可能になっています。
自分で用意して組みあわせる場合の注意
通信会社で用意される機器とSIM契約を利用する場合なら、何も特別なことを考慮する必要は全くありません。
しかし、自分でどちらか・もしくは両方を用意する場合には、以下の注意が必要になります。
機器とSIMの組みあわせによっては利用が出来ない① SIMロック
SIMロックが掛かっている機器では、特定の通信会社のSIMしか利用する事が出来ません。
近年では総務省の指導もあり、顧客の囲い込みに繋がる手段の一つとして、SIMロックされた機器は事実上販売が出来なくなり、販売されている機種は基本的にSIMロックが掛かっていないSIMフリーになっています。
古い機種ではSIMロックが掛かっているケースが多く、そのままでは特定の通信会社のSIMしか利用する事が出来ません。
支払が完了している機種なら、SIMロック解除をする事によって、SIMフリー化する事が出来て、制限無く通信会社が利用出来る様になります。
具体的なSIMロック解除については、機器を販売した通信会社にお問い合わせください。
機器とSIMの組みあわせによっては利用が出来ない② 対応周波数帯
通信会社が利用する電波は総務省の認可事業であり、利用出来る周波数帯は許可された帯域のみに限定されていて、各社で異なっています。
SIMフリー（SIMロックを解除された機種も含む）の機器は、どの通信会社のSIMも利用出来ますが、すべての周波数帯が利用出来るとは限りません。
現在主力の4Gでは、それぞれ以下の周波数帯で運営されています。
| バンド | 周波数帯 | 使用するキャリア |
| 1 | 2GHz帯 | docomo・au・SoftBank |
| 3 | 1.7GHz帯 | docomo・au・SoftBank・楽天モバイル |
| 8 | 900MHz帯 | SoftBank（特に重要なバンド） |
| 11 | 1.5GHz帯 | au・SoftBank |
| 18 | 800MHz帯 | au |
| 19 | 800MHz帯 | docomo（特に重要なバンド） |
| 21 | 1.5GHz帯 | docomo |
| 26 | 800MHz帯 | au（特に重要なバンド） |
| 28 | 700MHz帯 | アジア太平洋共通バンド（docomo・au・SoftBank） |
| 41 | 2.5GHz帯 | Wireless City Planning・UQ コミュニケーションズ |
| 42 | 3.5GHz帯 | docomo・au・SoftBank |
（特に重要なバンド）の記述があるバンドはプラチナバンドと呼ばれていて、遠くまで届きやすい特性を持っている主力周波数帯です。
利用する通信会社の電波では最低限でも、このプラチナバンドに対応している必要が有ります。
プラチナバンドを含む複数の周波数帯に対応していれば、安定した通信速度と環境で接続する事が可能になります。
3大キャリアは全て口座振替での支払が可能
基本的な事をご理解頂いたら、具体的に口座振替で支払いが出来るWi-Fi回線を見ていきましょう。
3大キャリア（ドコモ・au・ソフトバンク）は、幅広いユーザーを対象にしているため、支払い方法をクレジットカードだけに限定せず、口座振替も可能になっています。
口座振替は手数料を別に徴収するケースも多いのですが、これらのキャリアでは無料になっています。
3大キャリアのSIM契約
今回は、インターネットをWi-Fi利用する回線のSIMですから、基本的には通話プランは必要ありません。
データ通信が行えるSIMでの契約を考えればOKです。
| プラン | 月額料金 | 振り替え手数料 | |
| ドコモ | 5Gギガホプレミア | 7,315円 | 0円 |
| au | モバイルルータープラン | 5,458円 | 0円 |
| ソフトバンク | データ通信専用50GBプラン | 5,280円 | 0円 |
ドコモ
ドコモでは、データ通信用の契約については消極的だと言えます。
過去に存在していた「データプラン（ルーター）」は、2019年5月末を持って新規契約の受付は終了しています。
そのため、無制限で利用出来るプランは、基本的には通話が出来る5Gギガホプレミアプランを契約するしかありません。
組みあわせる事が出来るモバイルルーターは、5Gが利用出来るタイプが35,640円から用意されていますが、正式な価格は個人の契約状況に応じて異なるため、実際に購入手続きを進めるまで解りません。
au
auでは、データ専用プランが用意されています。
月額基本料は5,458円ですが、口座振替の支払い方法では、au PAYカード支払で受けられる、割引月額187円は受けることが出来ません。
5Gルーターを購入することで、月々550円の割引が受けられます。
5GのモバイルWi-Fiルーターは、22,000円から用意されています。
ソフトバンク
ソフトバンクでも、データ専用プランが用意されています。
無制限のプランは無く、50GBプランで月額5,280円になっています。
5GのモバイルWi-Fiルーターは、28,800円から用意されています。
3大キャリアのホームルーター
3大キャリアのSIMは、確かに口座振替でWi-Fi回線が利用出来ますが、月額料金や機種代を考えても、各社SIM契約とモバイルWi-Fiルーターを組みあわせての利用には、積極的とは思えません。
その理由としては、SIMの単独契約とモバイルWi-Fiルーターよりも、ホームルーターを主戦場として捉える方針が各社の共通認識になっている事にあります。
そのため、専用の料金プランや機種の支払についても優遇されています。
当然、口座振替での支払も可能です。
| プラン | 月額料金 | 振り替え手数料 | |
| home 5G HR01 | home 5Gプラン | 4,950円 | 0円 |
| Speed Wi-Fi HOME 5G | WiMAXプラン | 1・2年目4,268円 3年目以降4,950円 |
0円 |
| ソフトバンクエアー | Air 5Gプラン | 1・2年目4,180円 3年目以降5,368円 |
0円 |
ドコモ
ドコモ公式でも契約出来ますが、他のプロバイダからオンラインで申し込んだ方がお得です。
月額料金等も含めてサービスは公式申込みと全く同じですが、契約時に得られる特典が異なります。
（出典：GMOとくとくBB ドコモ home5G）
上記キャンペーンサイトにて「home 5G プラン」の新規契約と専用端末のご購入で、amazonギフト券18,000円分がゲット出来ます。
口座振替でのお支払いにも対応しています。
本体価格は39,600円ですが、分割払いにすれば、月々サポートで毎月分1,100円が36回に渡り割引されるため、本体費用は実質無料になります。
au
au回線ではなく、同じグループ内のWiMAX回線を使ったデータ通信です。
（出典：UQ WiMAX公式）
WiMAXは通信速度に定評がありますが、auの回線エリアとは周波数帯が異なっていて、アンテナ基地局の数も少なく、カバーされるエリアも小さくなります。
WiMAXの電波が受信しにくいエリアでは、プラスエリアモードというauの回線も利用出来ますが、月額1,105円の費用が別途掛かります。
プラスエリアモードでは、月に15GBのデータ容量制限もあります。
本体価格は11,088円で、他社にはある分割割引は無く、36回払いで毎月308円を支払います。
ソフトバンク
（出典：SoftBank Air 公式）
ソフトバンクエアーも公式から申込みは出来ますが、オンライン専門代理店から申し込んだ方がお得です。
月額料金を含めてサービス内容も全く同じですが、公式には無い多額のキャッシュバックがゲット出来ます。公式で特典キャンペーン等が行われている場合は、オンライン専門代理店に申し込む事で、特典の両取りも可能です。
（出典：ソフトバンクエアー申込サイト）
キャッシュバックキャンペーン詳細については、以下をご覧下さい。
3大キャリアが口座振替を行えるのは信用調査が厳しいから
勤続年数が長く・安定した収入があり・持ち家に長期間お住まいで・過去に支払い事故を起こした事が無い方なら、比較的厳しい審査とされる3大キャリアでも、まず通らない事はありません。
クレジットカードの信用力をあてにしなくても、口座振替支払の審査を受けても大丈夫です。
しかし、ご自身の信用情報に不安のある方は、調査内容が気になりますよね。
各社調査基準や内容は一切公表されておらず、審査に通らなかった場合でも、その理由については一切教えてもらえません。
クレジットカードでの支払なら、審査は大幅に簡略化されますが、口座振替を支払に選んだ場合は、比較的厳しい審査が行われる事に間違いありません。
審査には段階がある
審査内容を広げれば広げるほど、時間や経費が掛かるため、リスクさえ回避出来れば審査は簡略化したいのが本音です。
まず行われるのは、自社グループ内のサービスで過去に支払い事故を起こしていないか？の確認です。
ソフトバンクやワイモバイルで過去に支払い事故を起こしていて、未払い料金が存在しているユーザーは、支払い方法の如何に関わらずソフトバンクエアーの審査は通らないと思って、間違いありません。
その次に行われるのが、同業者内の通信事業者協会の情報を参照します。
auで過去に未支払いが放置されているユーザーは、高い確率でソフトバンクやドコモの審査にも通りません。
過去に起こした支払事故は、支払を完了するまで何年が経過しても消える事はありません。
支払が完了してから、5年程度で情報は抹消されると言われています。
クレジットカードを支払にした場合、参照される情報はせいぜい、ここまでの段階だと考えられます。
しかし、最近の利用端末価格上昇に伴い、特に口座振替では信用調査を次の段階まで広げる事が多くなっています。
外部信用情報機関
外部の個人情報機関まで情報を参照する事は、経費や手間が掛かるため避けたいですが、他に信用調査の手段が無い口座振替による支払の場合、参照するケースが増えています。
全国銀行個人信用情報センター（KSC）
銀行や信用金庫などの、金融機関取引が記録されています。
株式会社シー・アイ・シー（CIC）
クレジットカードや信販会社などの、取引が記録されています。
株式会社日本信用情報機構（JICC）
主に、消費者金融の取引が記録されています。
この段階を含めて、巷でよく言われている「ブラックリスト」の類いは、基本的に存在していません。
過去の取引による事故を含めた内容を、その都度各社が精査して判断しています。
これらの情報に、審査に落ちた内容は掲載されません。
他の回線で口座振替が出来るのは？
3大キャリアだけが、Wi-Fi回線が利用出来る手段ではありません。
口座振替で利用が出来る回線の一例を見てみましょう。
| プラン | 月額料金 | 振り替え手数料 | |
| UQ WiMAX | ギガ放題プラス | 1・2年目4,268円 3年目以降4,950円 |
0円 |
| ワイモバイル | Pocket WiFiプラン2 | 4,818円 | 0円 |
| 縛られないWiFi | WiMAXギガ放題 | 4,620円 | 220円 |
| BIGLOBE | BIGLOBE WiMAX +5G | 1・2年目4,015円 3年目以降4,928円 |
220円 |
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、審査基準はソフトバンクと基本的には同じで、口座振替を支払い方法に選択する場合、厳しい審査が行われる事は間違いありません。
WiMAX系は、数多くのプロバイダからサービスが提供されています。
本家のUQ WiMAXだけでなく、WiMAX系のプランは口座振替が利用出来るサービスも有りますが、基本的に審査基準はauなどKDDIのサービスと同様と考えられます。
そのため、過去に支払い事故を起こして放置している方は、高い確率でこれらも審査に通りません。
現金先払いのWi-Fi回線ならどうなのか？
審査を通らずにWi-Fi回線を利用する方法として、現金先払いがあります。
プリペイド型SIMを購入して、対応した機器を一括先払いで購入、組みあわせて利用する事で審査は必要なく、誰でもWi-Fi回線の構築が可能になります。
Amazonなどの通販モールで簡単に購入する事が出来て、クレジットカードが無くても、コンビニ払いや着払いでの購入も可能です。
先払いプリペイド型SIM
プリペイド SIMカード 10gb Softbank
ソフトバンク回線を利用する、10GB容量のプリペイド型のSIMです。
有効期限は設定されていますが、10GBのデータ量は有効期限内なら利用日数の制限はありません。
4G-LTE高速回線接続 プリペイドSIMカード
ドコモ回線を利用する、20GB容量のプリペイド型のSIMです。
有効期限が設定されていて、利用開始からの期間も31日間に限定されています。
Docomo data sim 日本 SIMカード
ドコモ回線を利用する、50GB容量のプリペイド型のSIMです。
開通期限は設けられていませんが、利用開始からの期間が31日間に限定されています。
SIMフリースマートフォン
SIMフリー docomo Xperia Ace III SO-53C
ドコモから販売されていた端末のSIMフリー版です。
ドコモの電波を使うプリペイド型のSIMで、問題無く利用出来ます。
SIMフリー SoftBank Redmi Note 9T 128GB
ソフトバンク版の端末をSIMフリー化したものです。
ソフトバンクの電波を使うプリペイド型のSIMで、問題無く利用出来ます。
SIMフリーモバイルWi-Fiルーター
NECプラットフォームズ Aterm モバイルルーター MP02LN
SIMフリーですが、ソフトバンクの重要な周波数帯であるバンド8に未対応になっています。
そのため、ドコモの電波を使ったプリペイドSIMがオススメです。
富士ソフト +F FS040W モバイル Wi-Fi ルーター SIMフリー 端末 FS040WMB1
3大キャリア（ドコモ・au・ソフトバンク）の、それぞれの周波数帯に対応しています。
多くのプリペイドSIMを使う事が可能になっています。
自動車内でUSB電源が供給出来る環境があれば、車載Wi-Fi基地局としても機能します。
Aterm (NEC) LTEモバイルルーターSIM付属セット SIMフリー MR10LN
国内だけに限定されず、海外170以上の国や地域で利用が出来る11のバンドに対応しています。
本体とセットになっているSIMは1GBのデータ容量ですが、海外でそのまま利用する事も可能になっています。
付属のSIM以外に、先述のプリペイド型のSIMも当然ですが利用は可能です。
SIMフリーホームルーター
NECプラットフォームズ Aterm PA-HT100LN-SW
信頼のNECブランドである、Atermのホームルーターです。
パソコンやタブレットなど、最大10台と接続が可能で、有線LANで接続する事も可能です。
アイ・オー・データWN-CS300FR
一般的な知名度は高くありませんが、パソコン周辺機器メーカーとして大手です。
パソコンやタブレットなど、最大10台と接続が可能で、有線LANで接続する事も可能です。
PIXELA(ピクセラ) PIX-RT100-AZ
Wi-Fiの2.4GHzと5GHzの同時利用にも対応しています。
PCやタブレットなど最大16台と接続が可能で、有線LANで接続する事も可能です。
現金先払いのWi-Fi回線はコスパが良くない
審査を必要としない現金先払いのWi-Fi回線（先払いのプリペイドSIM）は、クレジットカードだけでなく、銀行口座が無くても利用出来るインターネット接続手段ですが、決まった期間中に利用を終える、主には海外からの訪問者用になっているため、コスパは良くありません。
データ容量が枯渇する・期間（概ね1ヶ月）を経過するごとに、割高な先払いのプリペイドSIMを購入する必要が有り、コスパが悪いだけで無く手間も掛かります。
一般的に実用に耐える無制限や100GBの大容量を利用出来るプリペイド型SIMは無く、通常の回線利用としては、1ヶ月以内に複数のプリペイド型SIMを購入しなくてはなりません。
通常の回線としてWi-Fi回線を使う場合、審査のある回線を利用した方がコスパは良くなります。
審査が厳しくないWi-Fi回線手段を、具体的に見ていきましょう。
比較的審査基準が厳しくない「モバイルWi-Fiルーター」
3大キャリアの審査は厳しいですが、そこを避けたモバイルWi-Fiルーターは、比較的審査基準は厳しくないと言えます。
使う機器単価が安価なサービスを選択すれば、審査基準も下がります。
クレジットカードに、支払い方法が限定されているサービスもあります。
楽天モバイル
（出典：楽天モバイル公式）
〇月額料金 3,278円（無制限）
〇本体価格 4,401円（楽天ポイントで4,401円分還元されるため、実質0円）
楽天モバイルは、日本で一番新しい4番目のキャリア通信会社です。
最後発のため、先行する3社と比較すれば審査基準も比較的緩いと推察出来ます。
無制限に利用が可能なのは、楽天回線が受信出来るエリアに限られ、パートナー回線と呼ばれるau回線しか利用出来ないエリアでは、月に5GBの制限が掛かります。
口座振替にも対応しています。（月額110円の手数料が別途掛かります）
以前の格安SIMの形態で運営されていた楽天モバイルと、現在のMNOとしての楽天モバイルは別物ですが、格安SIM時代の楽天モバイルに未支払いがあれば、高い確率で審査には通りません。
また、楽天カードなどの金融サービスで、過去に支払い事故があるユーザーも、多くの場合審査に通りません。
GMOとくとくBB WiMAX
(出典：GMOとくとくBB WiMAX公式)
〇月額料金 4,444円（無制限）
〇本体価格 605円×36回
GMOとくとくBB WiMAXは、数あるWiMAX系の中で最安値級のサービスです。
新規契約では、23,000円のキャッシュバックキャンペーンも受け取る事も出来ます。
支払方法はクレジットカードに限定されています。
クイックWiFi
（出典：クイックWiFi公式）
〇月額料金 3,718円（月に100GBまで）
〇本体価格 1,100円×24回
100GBの容量があれば、一般的な単身利用者にとって、使い放題と言って良いインターネット接続が実現します。
クイックWiFiはクラウドSIM方式のモバイルWi-Fiルーターで、3社（ドコモ・au・ソフトバンク）の電波が利用出来る、特定のSIMではなくクラウド上のSIMを利用して、利用する場所によって最適な電波を自動的に選択して受信します。
特定のSIMを挿して利用する事が出来ないため、転売する事に意味が無く、そのことが審査基準の低さにも寄与しています。
支払方法はクレジットカードに限定されています。
口座振替の支払が可能で審査基準が低いのは「光回線」
無線を利用する回線と比較して、有線の光ファイバーケーブルを使う「光回線」は、他のどの回線よりも実際に利用出来る回線速度や安定感に優れていて、契約するのには信用情報の敷居や月額費用が高いと、誤解されている方もいらっしゃるようですが、そんなことはありません。
光回線は家族何人でも快適に利用する事が出来て、月額費用も高額にはならず、それでいて審査基準も高くない上に、口座振替での支払も可能になっています。
利用場所が限定される
そのようになる理由の一つ目として、光回線には利用にあたり導入工事が必要になる事があります。
特定の場所で利用する事に限定されるため、厳しい審査を行う必要がありません。
利用機材が安価
光回線サービスの多くで提供される機材は、ONUと呼ばれる回線終端装置に限定されています。
この機器は比較的安価で、利用が限定されるため転売価値も基本的には無い事が、審査基準が厳しくならない理由の2番目です。
光回線が利用不可の場合は？
過去において、スマホ代が未納のままになっているユーザーは、審査が通らないケースがあります。
たとえば、ドコモに未支払いのスマホ代が放置されている場合、高い確率でドコモ光の審査には通りません。
同じ住所で同じ名義の申込者が、過去に光回線の未支払い事故を起こしているケースも、多くの場合で別の光回線でも審査には通りません。
審査の難易度とは関係無く、利用したい光回線の提供エリアにお住まいが無い場合は、利用する事が出来ません。
また、マンション集合住宅では、建物の共有スペース内まで引き込み工事が完了している回線しか、利用する事が出来ません。
NTT東西が敷設している光回線の「フレッツ光」と、フレッツ光を利用するプロバイダがワンセットになった「光コラボ」なら、唯一47都道府県全てをカバーしている広い提供エリアと、数多くのマンション集合住宅にも引き込み工事が終わっているため、利用がし易くなっています。
個人契約をするなら光コラボのメリットが大きく、月額料金も安価になっています。
数多い光コラボの中から、オススメの光コラボをご紹介します。
オススメの光回線「@TCOMヒカリ」
(出典：@TCOMヒカリ申込サイト)
月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です。
@TCOMヒカリも、クレジットカードが無くても口座振替で支払が可能です。
さらに、数多くの特典もあります。
キャッシュバックキャンペーン
@TCOMヒカリはオンライン専門代理店で契約する事により、高額のキャッシュバックが受けとれます。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
12ヵ月間月額料金割引
@TCOMヒカリでは、契約から12ヵ月間月額料金が割り引かれるキャンペーンが行なわれています。
戸建てタイプは月額440円が割引・マンションタイプは月額330円を、12ヵ月間の割引が受けられます。
工事費が無料
光回線の導入には工事費が掛かります。
＠TCOMヒカリの場合、最大19,800円の工事費が掛かりますが、今なら工事費が無料になるキャンペーンが行われています。
