「スマートフォンが無い世界、想像できますか?」
テレビ番組の司会者が出演者に尋ねたところ
「え・・・そんな世界じゃ死んじゃう!生きていけない!!」
という回答が返ってきました。
その回答の中身には、スマートフォンでインターネットに接続出来ない世界は、考えられないという意味が多分に含まれています。
スマホだけが有っても、インターネットに接続出来なければ、多くの人にとって殆ど意味を為さないですよね。
インターネットの使い方は人それぞれですが、利用する端末はスマホを利用するユーザーが圧倒的に多く、扱われるデータ量は年々増加の一途です。
スマホを手にする時間が増えている事もありますが、動画視聴をするユーザーが増えている事も、増加理由の一つになっています。
インターネット回線が、自宅でもスマホだけに限定しているユーザーなら、大なり小なりの不満がありませんか?
スマホの契約プランでデータ容量の上限が決まっているユーザーは、ギガの消費量を気にしながら利用するケースが多く、ストレスを感じながらインターネットを使っている事が少なくありません。
無制限プランを契約しているユーザーは、ギガを気にする必要は有りませんが、時間帯や使い方によっては通信速度が不安定になる事も有り、大画面の別端末で視聴する事も叶いません。
それらを解決する手段として最適なのは、最も利用する機会が多く、データ量を消費する自宅に、インターネットの固定回線を導入して、Wi-Fiが利用出来る様にすることです。
その理屈が解っている方でも躊躇しているのは、新たに支払い費用として毎月掛かってくる、回線料金の負担が増える事ではないでしょうか?
しかし、3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のプランを利用している方の多くは、自宅に固定回線でWi-Fiを構築しても、通信費のトータル費用はむしろ下げられるケースが圧倒的に多くなる方法があります。
自宅に固定回線のWi-Fiを導入する選択で、安くコスパの良いオススメのサービスを解説します。
自宅にWi-Fiを導入するインターネット回線は固定回線が最適
カフェや飲食店など人の集まる場所に、Wi-Fiの導入が増えています。
これらのWi-Fiは時間制限が設けられているケースも多いですが、自分のギガ消費を気にする事無く、自由に利用出来る快適さは、一度でも経験すれば解ります。
しかし、多くのデータ量を消費するスマホの使い方をするのは、自宅が多くなっています。
スマホのデータ消費は自宅が多い
外出先で利用するLINEやメールのやり取りや、ニュースなどのweb閲覧・ネット検索・地図アプリの利用などでは、多くのギガを消費しません。
これらの利用と比較して、圧倒的に大きなデータを消費するのは、動画視聴にインターネットを利用する事です。
YouTubeやTVerなど、無料で気軽に見る事が出来るコンテンツが増えて、その利用場所は自宅のユーザーが多くなっています。
ソフトバンクが発表した、「全国1,200人に聞く、スマホの通信利用に関する実態調査」
は以下の通りです。
(出典:ソフトバンク)
スマホで行うインターネットの利用場所として、自宅が94.6%に上っています。
自宅で利用するWi-Fi用のインターネット回線には何がある?何が良い?
自宅に無制限で利用が出来るWi-Fi環境が構築出来れば、自由にインターネットを利用する事が可能になります。
Wi-Fi環境を構築するためには、インターネット回線を新たに導入する必要が有ります。
インターネット回線には、有線(光ファイバーケーブル)の回線工事を行う方法と、無線を使う方法があります。
有線は「光回線」で、無線には、持ち運びが出来る「モバイルWi-Fiルーター」と、自宅に固定して利用する「ホームルーター」があります。
2種類ある無線タイプですが、「モバイルWi-Fiルーター」は自宅でも利用することは出来ます。
しかし「ホームルーター」と比較すれば、筐体サイズの小ささや電源供給がネックになり、Wi-Fiが飛ぶ範囲は狭く、通信速度が遅い事もあって、自宅で利用するインターネット回線としては役不足です。
自宅でWi-Fi環境を実現する手段としては、固定して利用する「ホームルーター」か「光回線」を選択するのが賢明です。
楽しみが広がる、固定回線で自宅のWi-Fi環境構築
「光回線」や「ホームルーター」を導入する事で、スマホで通信会社のギガを消費せずに、安定して速い高速回線を無制限に利用出来る様になります。
光回線と無線回線は、導入してしまえば使い勝手の差は殆ど無く、Wi-Fiで複数の端末が利用出来るだけでなく、LANポートがどちらにも有り、LANケーブルを使って利用端末とルーターを接続する事も可能です。
最近増加しているテレワーク・在宅ワークでパソコンを接続したり、テレビの大画面で動画を視聴したり、複数の場所からWi-Fi接続をしているプリンターで印刷出来るなど、Wi-Fi環境が自宅に有ることで、インターネットの利用の仕方が大きく広がり、楽しみも広がります。
最近増加しているIoTの家電なども、気軽に接続して新しい使い方を利用出来ます。
無線を利用する固定回線「ホームルーター」とは?
ホームルーターは、特別な工事や設定を必要とせず、機器が届いたらコンセントに挿すだけで、自宅にWi-Fi環境が簡単に構築出来ます。
メリットとデメリットを考えてみましょう。
ホームルーターのメリット 〇
契約して届いたら直ぐに利用が出来る手軽さが、最も大きなメリットです。
工事不要
光回線を導入する場合には工事が必要になり、契約してから業者が工事を行うまでには、一定の期間を要し、工事には立ち会いも必要になりますが、無線回線を使うホームルーターは、導入のための工事が必要ありません。
インターネット回線の開通に時間が掛からないため、部署変更や転籍・転職などによって、急遽自宅にインターネット回線の確保が必要になった場合でも、ホームルーターなら短期間で利用が可能です。
利用環境のボトルネックに影響されない
マンション集合住宅で光回線を利用する場合、共有スペース内まで引き込み工事が完了している必要が有りますが、導入工事が行われていない建物でも、ホームルーターなら利用が可能です。
また、光回線が導入されている建物でも、共有スペースから各戸への配線方式が古く、充分に通信速度が確保できない場合でも、ホームルーターなら、建物固有のボトルネックに左右されること無く、快適にインターネットの利用が可能です。
Wi-Fiルーターの入手・設定が必要無い
光回線だけでは、Wi-Fi環境の構築は出来ないケースが多く、Wi-Fiを飛ばす為の、Wi-Fiルーターを接続して利用する必要が有ります。
光回線の終端装置であるONU自体に、Wi-Fiルーターの機能を持たせた回線サービスもありますが、一般的には別途購入するかレンタルするかで、Wi-Fiルーターを入手して設定する必要が有ります。
ホームルーターは、機器自体にWi-Fiルーターの機能が備わっているため、別に機器を用意する必要や、設定を行う必要がありません。
ホームルーターのデメリット ×
良いことずくめの様なホームルーターですが、デメリットもあります。
回線速度や回線品質が光回線には及ばない
新世代の5Gサービスも広がりを見せて、無線回線の通信速度は大幅に向上しています。
サービス提供者が標榜する通信速度では、光回線で主流になっている1Gbpsを、軽く凌駕するホームルーターも珍しくありません。
しかし、これらのサービス提供者側が発表している数値は、「公称値」と呼ばれる計算上の理想値でしかありません。
実際にユーザーがインターネットを利用する際に、公称値の速度が出ることは基本的に有りません。
その回線を実際に利用しているユーザーが計測している通信速度が、幅広く掲載されている「みんなのネット回線速度」で、各回線タイプの直近3ヶ月の平均値は、以下の通りです。*参考のために、スマホ回線やモバイルルーターも入れてあります。
回線 | Ping | 下り | 上り |
光回線 | 27.2ms | 353.3Mbps | 304.6Mbps |
ホームルーター | 81.4ms | 176.1Mbps | 17.7Mbps |
携帯キャリア | 58.4ms | 112.2Mbps | 19.5Mbps |
モバイルルーター | 86.0ms | 56.9Mbps | 14.0Mbps |
Ping値は反応速度を表していて、数値が小さいほど高レスポンスになります。
下りはダウンロード速度・上りはアップロード速度です。
無線回線はユーザーに届くまでに、アンテナ基地局からの距離や環境に大きく左右されて、ロスも大きくなることから、ホームルーターを光回線と比較すれば、どの数値も光回線には遠く及ばないのが実情です。
ホームルーターを窓際に置く場合と室内の奥に置く場合では、通信品質が大幅に変わるケースもあります。
ホームルーターの回線数値で、実際のインターネット利用に問題があるか?ですが、結論から言って、多くの場合には問題なく利用が出来ます。
反応速度が必要になるオンラインゲームや、上り速度が必要になるオンラインweb会議などで、支障が出るケースもあり得る程度です。
完全な無制限ではない
ホームルーターは3大キャリア各社からサービスが提供されていて、それぞれ無制限に利用が出来る事を標榜しています。
しかし、無制限の表記とは別に、各社異口同音に「ユーザーの利用方法によっては制限が掛かる」事が明記されています。
無線を使ったインターネット回線では、短期間に大量のデータを利用する場合や、大量利用を継続した場合に、通信制限が掛かるリスクが存在しています。
ホームルーター3社のサービス内容は?
ホームルーターのサービスを展開している、3大キャリアのサービスを具体的に見てみましょう。
ドコモ home 5G HR01
(出典:GMOとくとくBB ドコモ home5G)
〇月額料金 4,950円
〇本体価格 39,600円 (月々サポートで毎月分1,100円が36回割引されるため、本体費用は実質無料で利用が出来ます。)
上記のキャンペーンサイトでは、「home 5G プラン」の新規契約と専用端末のご購入で、amazonギフト券18,000円分プレゼントを実施しています。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12
(出典:UQ WiMAX公式)
〇月額料金 1・2年目4,268円 3年目以降4,950円
〇本体価格 11,088円
端末の本体価格は安価に設定されていますが、他の2社の様に分割払による実質無料の制度は無く、36回払いで月額308円を月額通信料に加える必要が有ります。
WiMAXはKDDI(au)系が運営していますが、メインはauの電波ではなく、WiMAXの電波を使用しています。
auの電波よりも提供されているエリアは狭く、利用する場所でWiMAXの電波が利用出来ない場合には、auの電波も利用する事が出来ますが、月額1,100円のプラスエリアモードのオプション料金が必要になり、その場合、利用出来るデータ量も月に15GBまでに制限されます。
キャンペーン情報としては、新規契約と端末同時購入で、キャッシュバック(Speed Wi-Fi HOME 5G L12では、5,278円)を受け取る事が出来ます。
しかし、このキャッシュバック適用には、クレジットカードでの月額料金支払い・auスマートバリューに加入する等の条件があります。
ソフトバンクエアー
(出典:SoftBank Air 公式)
〇月額料金 1年目3,080円 2年目以降5,368円
〇本体価格 71,280円 (月々割で毎月分1,980円が36回割引されるため、本体費用は実質無料で利用が出来ます。)
ソフトバンクエアーでは、「Airターミナル5 GoGoキャンペーン」を行っています。
1年間の月額料金から毎月2,288円が割引きされ、月額3,080円で利用が出来ます。
公式サイトでは、現在キャッシュバックキャンペーンは行われていません。
ソフトバンクショップの中には、独自のキャンペーンを行っている店舗(代理店です)も有りますが、極めて少なく殆どありません。
オンライン代理店では、現在高額のキャッシュバックキャンペーンを行っています。
詳細は以下をご覧下さい。
ホームルーターをコスパ重視で選ぶなら「ソフトバンクエアー」
(出典:ソフトバンクエアー申込サイト)
具体的に2年間利用した場合の費用を、キャッシュバックまで考慮して計算して比較してみましょう。
ソフトバンクエアーが安くてオススメ
ドコモ home 5G | WiMAX +5G | ソフトバンクエアー | |
基本月額 1年目 | 4,950円 | 4,268円 | 3,080円 |
基本月額 2年目 | 4,950円 | 4,268円 | 5,368円 |
2年間合計金額 | 118,800円 | 102,432円 | 101,376円 |
キャッシュバック | 18,000円 | 5,278円 | 33,000円 |
2年間実質合計 | 100,800円 | 97,154円 | 68,376円 |
実質月額料金 | 4,200円 | 4,048円 | 2,849円 |
実質月額支払い費用を見れば、ソフトバンクエアーが安くてオススメなのは一目瞭然です。
他社では4,000円を超える中で、ソフトバンクエアーだけが月額3,000円を切っています。
セット割の適用で通信費はもっと安くなる
「比較して安いのは解っても、この費用が今のスマホ代に加わるのは厳しい」と考えるのは、ちょっと待ってください!
たとえば、家族3人でソフトバンクのメリハリ無制限プランをスマホ契約している場合、1台あたりの料金は月額7,238円ですが、家族で3台以上利用の時には月額1,210円の割引が適用されるため、(7,238円-1,210円)×3人分=18,084円になります。
単純にこの金額に、ソフトバンクエアーの2年間の実質月額料金を加えれば、18,084円+2,849円=20,933円になります。
しかし、ソフトバンクエアーを利用する事で、「おうち割」のセット割引きが適用され、1台につき更に1,100円の割引が受けられます。
そうすると、(7,238円-1,210円-1,100円)×3人分=14,784円になり、ソフトバンクエアーの2年間実質月額2,849円を加えても、17,633円にしかなりません。
通信費のトータル費用を比較すれば、ソフトバンクエアーで自宅にWi-Fi環境を導入した方が実質金額は安くなります。
これだけ考えても、自宅にWi-Fi回線としてソフトバンクエアーを導入するメリットが有りますが、もっと安く出来ます。
スマホプランの見直しで通信費はもっと安くなる
自宅にWi-Fi回線を入れる事で、スマホを含めたインターネットの利用は、通信会社の回線利用をしなくなります。
スマホプランでメリハリ無制限などの、無制限プランを契約していても、自宅利用以外の外出時だけの利用では、それほどデータ容量を消費しない方が大半です。
実際のデータを見てみましょう。
2022年8月25日に株式会社MM総研は「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2022年7月時点)」を公表しています。
(出典:MM総研)
このデータは、自宅でWi-Fi利用したデータ量は含まず、通信会社の回線を利用した時だけのデータ消費量です。
最も多いのは1GB未満のユーザーで、全体の3人に1人以上の割合に上り、3GB未満のユーザーが圧倒的多数を占める結果になっています。
ソフトバンクを含めたキャリア各社では、当然ですがユーザーの利用量は詳細に把握しているため、メインの無制限・大容量プランの他に、利用した分だけ支払う従量制のプランを併設しています。
ソフトバンクではミニフィットプランになり
・~1GB 月額3,278円
・~2GB 月額4,378円
・~3GB 月額5,478円
という料金体系になっています。
しかし、家族でこのプランに移行した途端に、家族割引は無くなってしまいます。
ソフトバンクエアーとのセット割は適用され、月額1,100円の割引は継続されますが、元々の月額料金が割高のため、メリットはありません。
ではどうするか?
もっと安い、サブプランに乗り換える方法があります。
ワイモバイルにセット割適用でもっと安くなる
(出典:ワイモバイル公式)
ソフトバンクのサブブランドである「ワイモバイル」は、回線品質はソフトバンクと全く同じで、月額料金が大幅に安くなります。
サブブランドの役割は、小容量から中容量のユーザーが、ソフトバンクの月額料金の高さに嫌気が差し、格安SIMなど他社への流出を防ぐポジションを担っています。
メインプランに比較すると安い月額料金が、セット割を適用させることで更に安くなります。
ソフトバンクエアーを導入して、スマホプランをワイモバイルに乗り換える事で、セット割が適用された後の支払料金は以下になります。
通信容量/コース名 | 月額料金 | セット割 | 支払料金 |
3GB/Sプラン | 2,178円 | 1,188円 | 990円 |
15GB/Mプラン | 3,278円 | 1,188円 | 2,090円 |
25GB/Lプラン | 4,158円 | 1,188円 | 2,970円 |
利用者の割合分布が多かった、3GBのプランに家族3人で乗り換えて、ソフトバンクエアーの導入でセット割を適用した場合の、2年間の実質料金の通信費のトータル費用を計算してみましょう。
2,849円(ソフトバンクエアー2年間の月額換算料金)+990円(ワイモバイル3GBプラン)×3人=5,819円
家族3人で利用する快適なWi-Fi回線と、スマホ代を合計しても、メリハリ無制限プラン1人分以下の料金で収まります。
光ファイバーケーブルを利用する固定回線「光回線」では?
前述のように、ユーザーに届くまでのロスが少なく、高品質な回線でインターネットの利用が出来るのは「光回線」です。
メリットとデメリットを考えてみます。
光回線のメリット 〇
光回線のメリットは、現在考えられる一般的に利用出来るインターネット回線で、最も優れているということです。
通信速度を含めた回線品質が優れている
無線回線と比較して、圧倒的に速く安定している回線品質は、光回線の大きなメリットです。
完全に無制限で利用が出来る
無線回線で無制限を標榜していても、実際には制限が掛かる事がありますが、光回線では完全に利用制限が無く、本当の意味での使い放題です。
光回線を導入すれば、自宅では家族で高画質な動画を、バラバラに好きなように視聴しても、容量制限に引っかかる事は無く、利用の仕方を問いません。
光回線のデメリット ×
光回線のデメリットは、利用時には実質無いと考えても良いのですが、導入時に必須になる工事がネックになります。
回線導入工事が必要
光回線の利用には、自宅に光回線を引き込む事が必要になります。
回線工事には立ち会いが必須で手間が掛かる上に、工事業者のスケジュールと自分の都合の良い日程を擦り合わせる必要が有り、申し込んでから開通するまでに時間が掛かります。
急遽、自宅にインターネット回線が必要になったニーズには、どうあがいても応えられません。
春先や秋口など人が移動する時期には、工事までの期間が更に必要になり、利用する回線によっては工事開通が数ヶ月先になる事も有ります。
提供エリア外では利用出来ない
光回線によって、提供されているエリアは異なります。
自宅まで光ファイバーケーブルを引き込む必要がある光回線では、すぐ近くまで実際に敷設されている場合しか工事が出来ません。
また、マンション集合住宅では、光回線が近くまで敷設されていても、原則として建物の共有スペース内まで引き込み工事が完了している光回線しか、利用する事が出来ません。
Wi-Fiルーターの入手・設定が必要
ホームルーターでは機器自体にWi-Fiを飛ばす機能が有るので、別途Wi-Fiを飛ばすWi-Fiルーターを入手する必要も設定の必要もありませんが、光回線では多くの場合にその機能はありません。
(出典:NTT西日本)
光回線は宅内に入って、光コンセントが設置されます。
この光コンセントは特別な役割は担っておらず、そこに差し込んだ光ファイバーケーブルを介して、光回線終端装置(ONU)に接続されます。
この状態では、ONUにあるLANポートに有線接続した1台のパソコンしか利用出来ません。
ONUには端末を直接繋げずに、Wi-Fiルーターを接続することで、複数の端末利用が可能になり、Wi-Fiの電波も飛ばすことが可能になります。
Wi-Fiルーターの設定は、光回線提供事業者から送られてくる説明書通りに行えば、決して難しい作業ではありませんが、ユーザーが行う必要が有ります。
光回線のデメリットは「フレッツ光」で解決出来る可能性がある
数多くのサービスが乱立していると感じている方も多い「光回線」ですが、実際に敷設されている光回線の数は、それほど多くありません。
NTT(電話線の電柱)・各地の電力会社(電線の電柱)・各地のケーブルテレビ(有線の電柱)で、その殆どを占めます。
全国展開している光回線は、NTT東西以外に「auひかり」「NURO光」がありますが、両社とも光回線の多くは自社敷設ではなく、NTT東西が敷設している「フレッツ光」の利用していない部分の「ダークファイバー」を使っています。
電力会社系やケーブルテレビ系は、提供されているエリアが限定されています。
光回線のシェアで、半数を大きく超える63.5%を占めているのが、NTTの光回線「フレッツ光」です。
フレッツ光なら、先に挙げたデメリットが大幅に緩和される可能性があります。
一つずつ見ていきましょう。
回線導入工事が必要 フレッツ光なら?
フレッツ光も光回線であり、導入工事が必要な事に変わりはありません。
しかし、他の回線では数ヶ月掛かる事がある工事完了までの期間が、フレッツ光なら2週間から1ヵ月程度で多くの場合に完了しています。
これは、電電公社時代から付き合いのある、優秀な業者を多数抱えている事も大きく関係しています。
また、自宅に光コンセントが設置されている場合は、無派遣工事だけで開通出来る可能性があります。
(出典:SoftBank公式ページ*一部改変しています)
無派遣工事で完了するのは、既に光回線を利用する環境が整っているケースで、局内工事だけで工事は完了するため、自宅に業者が出向く必要が無く、立ち会いも必要ありません。
無派遣工事で完了する場合は、早ければ1週間程度で光回線が使える様になります。
他の回線では宅内工事が必須で、無派遣工事で光回線が開通する事はありません。
無派遣工事で利用出来る可能性があるのは、NTT東西の「フレッツ光」に限られます。
提供エリア外では利用出来ない フレッツ光なら?
スマホの電波は3大キャリアで99.9%、楽天モバイルで97%程度の人口エリアカバー率になっていますが、電波と異なり実際に光ファイバーケーブルを街中で取り回す必要が有る光回線は、それほどの普及率には至っていません。
その中でフレッツ光は、日本で唯一47都道府県全てを提供エリアに持ち、正確な数字は発表されていませんが、東日本では概ね95%以上、西日本では概ね93%以上の人口カバー率だと言われています。
フレッツ光なら、日本中の多くの戸建て住宅で利用が可能になっていて、マンション集合住宅の多くにも、共有スペース内まで引き込み工事が完了しています。
Wi-Fiルーターの入手・設定が必要 フレッツ光なら?
(出典:光コラボ お申し込みサイト)
「光コラボ」をオンライン代理店で申し込めば、Wi-Fiルーターのプレゼントを行っています。
詳細は以下をご覧下さい。
Wi-Fiルーターの設定は、それほど難しく有りませんが、設定を無料で請け負ってくれるサービスを提供している「光コラボ」も有ります。
光コラボについて、ご説明します。
フレッツ光を個人契約するなら「光コラボ」
フレッツ光の利用形態は2通りあります。
(出典:NTT西日本*一部改変)
1つ目は、プロバイダと光回線を別途の2箇所で契約する方法で、フレッツ光のスタート当初から利用されてきた形態ですが、現在では個人利用するメリットは無く、法人契約の主流になっています。
(出典:NTT西日本*一部改変)
2つめは、個人契約の主流になっている「光コラボ」です。
NTTから光回線の卸し提供を受けたプロバイダと、ユーザーは一箇所で契約をします。
2箇所別々に契約するよりも、月額料金が安くなります。
光コラボを扱う事業者は、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社が有り、それぞれ月額料金やサービスを競い合っています。
競い合うサービスの中には先述の「セット割」も有り、コスパ良く利用する事が可能です。
数多い光コラボの中から、品質とコスパにこだわった、安くてオススメのサービスをご紹介します。
光回線をコスパ重視で選ぶなら 「@TCOMヒカリ」
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です。
@TCOMヒカリを導入して、スマホ契約を格安SIMの「LIBMO」に乗り換える事で、安価な月額料金にセット割が適用されて、通信費のトータル費用は大幅に安くなります。
LIBMOのセット割
(出典:LIBMO公式)
1契約ごとに月額220円の割引きが受けられ、最大5契約月額1,100円まで「セット割」が受けられます。
〇納得プラン | |||
データ容量 | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
3GBプラン | 980円 | 1回線 220円/月割引 | 760円 |
8GBプラン | 1,518円 | 1回線 220円/月割引 | 1,298円 |
20GBプラン | 1,991円 | 1回線 220円/月割引 | 1,771円 |
30GBプラン | 2,728円 | 1回線 220円/月割引 | 2,508円 |
キャッシュバック
オンライン代理店では、@TCOMヒカリ契約のキャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
12ヵ月の間、月額料金割引
契約から12ヵ月間、月額料金が割り引かれます。
戸建てタイプでは月額440円が割引きされ、マンションタイプでは月額330円が12ヵ月割引きされます。
戸建てタイプで5,610円が12ヵ月間は5,170円になり、マンション集合住宅タイプでは、4,180円が12ヵ月間は3,850円になります。
工事費無料
最大19,800円掛かる工事費が、今なら無料になるキャンペーンを行っています。
サポートサービス
月額料金が550円掛かりますが、導入当初のWi-Fiルーターの設定だけで無く、その後のパソコン全般やプリンターやスキャナなどの電子機器の接続や、IoT家電の接続設定や操作方法まで、専門スタッフが電話とリモートサポートをする「FOR YOU(フォーユー)」のサービスを@TCOMヒカリでは行っています。