光回線の注意点について知りたいと思っていませんか?そこで本記事では、契約前に絶対知っておきたい光回線の注意点を紹介します。
【基礎知識】光回線は今なぜ乗り換えるべき?
毎月の通信費が安くできる
光回線の乗り換えを検討している人のほとんどは、回線速度を上げたい人以外は、「月額料金を下げる」という目的でそうしているのではないでしょうか。今使っている光回線が月額5,800円以上かかっている場合は、乗り換えることで月々の通信費を抑えることができます。
また、大手通信キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)のスマートフォン(携帯電話)を利用している場合は、光回線とスマートフォンの両方で定額のセット割引を受けることができ、トータルの通信費を節約することができます。
通信速度の高速化
現在お使いの光回線の通信速度の遅さに不満がある場合は、光回線に交換することで通信速度を高速化することができます。その理由は大きく分けて以下の3つになります。
- 光回線ごとに最大通信速度が異なるため
- 光回線の利用者数と混雑度が違うから
- プロバイダごとに速度が異なる場合があるため
このように同じ光回線でも速度が異なるケースが多いため、速さに不満がある光回線を、別の光回線に変えるとその不安が解消される可能性が高いです。
光回線ごとに最大通信速度が異なる
例えば一番人気であるフレッツ光が主に展開しているサービスは最大通信速度が1Gpbs、エリアは限られますが、フレッツ光クロスが最大10Gbps、auひかりが最大10Gbps、5Gbps、1Gbps、NURO光は最大通信速度が10Gbps、5Gbps、2Gpbsとサービスエリアや適用事業者によって異なり、状況によってさまざまです。
光回線の利用者数や混雑度で変化する
光回線は、プロバイダ事業者のネットワークの規模に対して、利用者数が多くなりすぎると混雑しやすいとされています。またネットワークの規模に対して利用者数が少ないと、混雑する可能性が低いです。つまり早いスピードを確保しやすいと言う事ですね。
ただし、ネットワークの規模(バックボーン)を公表しているプロバイダはOCNぐらいですので、ネットワークの規模に対しての利用者数を推測するのは難しいので、実際にスピードテストなどで計測してみて判断するしかありません。
また、現在では新しい通信方式であるIPoE(IPv4 over IPv6)接続という、IPoE接続でかつIPv4にもIPv6にも自動的に快適な速度で通信できるようにしてくれる接続方式があるので、回線速度を速くするには新しい通信方式を採用している光回線を選べばよいでしょう。
プロバイダによって速度が異なる可能性がある
フレッツ光のように光回線とプロバイダを別々に契約していて、BIGLOBEやSo-net、OCNなどの大手プロバイダを利用している場合は、従来は速度にあまり差がありませんでした。しかし、現在ではインターネットの利用者数が大幅に増え、プロバイダーによっては通信速度が遅くなってしまうことがあります。
このような状況も前項で説明しましたが、プロバイダーの利用者が増えれば増えるほど回線は混雑することになるので、これを解決するにはプロバイダーを乗り換えることで、通信速度を上げることが期待できるのです。
フレッツ光を利用している場合は、プロバイダのみ乗り換えることが可能です。お得なキャンペーンを利用してプロバイダを乗り換えることで、料金的にもお得で速度向上にも期待ができます。
契約の簡素化ができる
現在フレッツ光(NTT)をご利用中の方は、光コラボレーションへの切り替えにより、光回線とプロバイダー契約を一本化することができます。
また、スマホ料金とインターネット接続料金をまとめて一括払いにしたり、様々な割引で月額料金を安くしたりと、通信費に関する契約の簡素化もおこなえます。
光回線の注意点
光回線を切り替えることには多くのメリットがありますが、メリットだけ知っていても良くありません。損をしないようにするためには、注意点をしっかり押さえておきましょう。具体的には以下になります。
- 違約金に要注意
- 更新期間を把握する
- メールアドレスが利用できなくなる可能性がある
- 電話番号が変わる
- キャッシュバックに要注意
- 携帯電話事業者で選ぶとお得になる
- 申し込み方法に要注意
ではそれぞれの内容について詳しく紹介していきましょう。
違約金に要注意
契約が更新される前の違約金(解約金)にご注意ください。契約には更新期間(違約金を発生させずに解約できる期間)があります。例えば、多くの光回線の場合、契約期間は通常2~3年で、契約期間終了時に自動更新されます。更新期間中に解約してしまうと、解約料が発生してしまうので注意しましょう。
更新期間を把握する
契約の更新時期は必ず把握しておきましょう。更新時期前に解約してしまうと解約料だけでなく、工事費用の一括支払いが発生します。光ファイバーケーブルの新規開通には工事費がかかります。ほとんどの場合、光回線の月額基本料金に工事費が上乗せされます。
例えば、auひかりの戸建てプランの場合、月額687円×60ヶ月で41,250円の工事費を支払うことになります。 auひかりの戸建てプランは3年契約なので、更新月である37ヶ月目に解約すると、工事費の残額を一括で支払う必要があります。
工事費が残っている場合は、解約時に残債を一括で支払う必要がありますので、解約金だけでなく、工事費の残額も用意しておきましょう。また、今の光回線から別の光回線に切り替える場合、旧光回線の撤去(工事)費用が発生する場合があります。撤去費用は光回線や家の種類、契約プランによって異なりますが、1万円~3万円が相場です。
光回線を解約する際には、違約金の他に解体(工事)費用が発生しますのでご注意ください。ちなみに新規顧客獲得に力を入れている業者や代理店では、違約金負担キャンペーンを実施しています。光回線を乗り換えたいけど、更新期間までに時間があるという方は、違約金キャンペーンや高額キャッシュバックで違約金を相殺してくれるプロバイダーを選ぶと良いでしょう。
ソフトバンク光であれば、他社違約金の負担キャンペーンも実施しています。違約金が高額になる場合はぜひ利用して乗り換えることを検討してください。
メールアドレスが利用できなくなる可能性がある
プロバイダーのメールアドレス(@は「bma.biglobe.ne.jp」や「plala.or.jp」のようにプロバイダ名の入ったメールアドレスを利用している場合は、プロバイダーを変更した場合、メールアドレスが使えなくなるので注意が必要です。
どうしても業者のメールアドレスを使い続けたいのであれば、月額料金を払って同じメールアドレスを使い続けるか、次回からも同じプロバイダを選ぶことになります。
例えば、フレッツ光(BIGLOBEがプロバイダ)を利用していて、その後auひかりに乗り換えた場合、乗り換え後もプロバイダーにBIGLOBEを選択していれば、メールアドレスはそのまま利用できます。
ただし、光回線の種類によっては、プロバイダーを自由に選べない場合がありますので、現在プロバイダーのメールアドレスを利用されている方は、Gメールやヤフーメールなどのフリーメールアドレスへの切り替えをお勧めします。
電話番号が変わる可能性がある
現在ひかり電話を利用している方は、光回線が変わると電話番号も変わることがあるので注意が必要です。また、NTTの電話番号を利用している場合は、基本的には電話番号を変えずに、ひかり電話に切り替えることができます。事前にどの電話番号を使っているのかを確認することで、電話番号の変更の不安を解消することができますよ。
電話番号検索サイトURL:http://niseco.jp/denwa/cgi-bin/index.cgi
電話番号が切り替えられない場合は、光回線に切り替える前に電話番号を変更して不都合がないか確認してください。
現在、光コラボを利用中で他社の光コラボへ事業者変更する場合は、光回線の工事も不要でひかり電話の電話番号も引き続き利用できます。
事業者変更であれば、面倒な工事もなく、キャッシュバックを利用して実質無料で乗り換えることも可能です。光コラボを利用中の方はキャッシュバックキャンペーンの内容もチェックしてくださいね。
キャッシュバックに要注意
光回線事業者は、新規顧客獲得のために熾烈な価格競争を繰り広げています。最近では最大10万円以上のキャッシュバックがあるほどです。高額キャッシュバックキャンペーンで注意すべき点は以下の通りです。
- 「オプション」または「ひかり電話」への加入が必要かどうか
- ウォーターサーバーを注文したり、友人を紹介したりしなければならないかどうか
このようにキャッシュバックキャンペーンには何らかの条件が課せられている場合があります。確実に確認しておきましょう。高額すぎるキャッシュバックは条件が厳しいことが多いので注意が必要です。
当社のフレッツ光キャンペーンは、オプションなしの条件、オプション有の条件など明確に表示しています。還元時期も商品特典は最短2週間、キャッシュバックは最短2ヵ月、申請手続きも銀行口座を登録すれば、自動的に振り込まれる内容ですので、安心してキャンペーンを利用できます。
どこのキャンペーンがいいか、悩まれる方はぜひ利用してくださいね。
携帯電話事業者で選ぶとお得になる
大手携帯電話事業者(au、ドコモ、ソフトバンク)のスマートフォン(携帯電話)を利用している場合は、それを基準にして光回線を選ぶと一番お得です。これは、大手携帯電話事業者3社が光回線とスマートフォン(携帯電話)の両方で独自のパッケージ割引を行っているからです。
光回線とスマホのパッケージ割引は、スマホの料金が月額最大1,100円安くなる割引サービスになります。家族全員が同じスマホキャリアを利用している場合は割引が適用されるので、非常におすすめです。このスマホと光回線のパッケージ割引は、光回線事業者が提供するキャンペーンと併用することが多く、最もお得に利用することができます。
今は楽天モバイルなど新規の電話事業者も出てきましたが、メインで使っている回線はドコモやソフトバンクなど既存の大手携帯電話事業者であることが大半でしょう。そんな方はぜひセット割引を行っている光回線を選ぶようにしてください。通信費が月々1,100円安くなるのは、かなり大きな家計の節約になってくれます。
また、最近は新たにオンライン専用のスマホプランも発表されました。安くなる組み合わせも多くなってきましたが、参考記事をチェックして最適なプランを選んではいかがでしょうか。
申し込み方法に要注意
光回線を利用する最も経済的な方法は、プロバイダーや代理店を窓口としてインターネットで契約することです。プロバイダと代理店の違いは以下の通りです。
- プロバイダー:インターネットサービスプロバイダーのこと(ほとんどが販売代理店としても活動しています)
- 代理店:販売代理店のこと(インターネット回線の販売を専門とする会社)
インターネット上では、プロバイダや販売代理店が色々なキャンペーンを実施していますが、キャッシュバックキャンペーンは条件などを明確に表示しているサイトで契約するようにしましょう。
大手のプロバイダが実施しているキャンペーンであってもキャッシュバックの受取条件がかなり厳しく、1年後に利用者がメールアドレスを確認して、キャッシュバックを申請しないと無効になるというような条件が多く存在します。注意して条件を検討してみてくださいね。
まとめ
今回は契約前に絶対知っておきたい光回線の注意点を紹介しました。あらためてまとめますと、以下の通りです。
- 違約金に要注意
- 更新期間を把握する
- メールアドレスがりようできなくなる可能性がある
- 電話番号が変わる可能性がある
- キャッシュバックに要注意
- 携帯電話事業者で選ぶとお得になる
- 申し込み方法に要注意
今後、光回線を使う予定なのであれば、今回の記事をぜひ参考にしてくださいね。