「スマホ代が高い」と感じている人の中には、auを契約している人も多いのではないでしょうか。確かに、auの提供するサービスは通信品質やサポート面で優れていますが、月々の支払いが家計に響くケースも少なくありません。
しかし、実は誰でも気軽にスマホ代を節約できる方法があります。
そのカギとなるのが、サブブランドと光回線とのセット割です。上手く活用することで、毎月の支出を大きく下げられます。
今回の記事では、auユーザーが料金を見直す際に押さえるべきポイントや、おすすめの節約術を具体的に解説していきます。
auのスマホ代が高くなりがちな理由
auをはじめとする大手キャリアのスマホ料金は、一般的に格安SIMと比べて高めに設定されています。その理由の一つが、手厚いサポートとサポート体制です。
たとえば、全国の店舗でのサポート対応、災害時の有線通信、キャリア独自のコンテンツや特典など、安心感や利便性を提供するためのコストが料金に反映されています。
また、全国規模で安定した高速通信を提供するために、高品質な通信インフラや設備投資が必要になることも、料金が上がる一因です。その分、通信速度やエリアの広さには定評があります。
サブブランドの台頭
(出典:UQモバイル公式サイト)
最近では、大手キャリアがサブブランドを展開していて、auにはUQモバイルがあります。通信品質はauと同じ水準を保ちながらも、大幅に安い料金を実現しています。
auとUQモバイルの月額料金の目安は、次のとおりです。
au |
UQモバイル |
|
1GB以下 |
4,708円 |
2,365円(ミニミニプラン) |
1GB~3GB |
6,358円 |
|
3GB~5GB |
8,008円 |
3,278円(コミコミプラン+) |
200GB |
7,458円 |
– |
UQモバイルに無制限プランは存在しませんが、差額で光回線を契約できます。家族がいる場合は、自宅でWiFiを利用すれば小容量プランへと変更できて節約につながります。
auのスマホ代を節約する3つの方法
実は、スマホ代の大きな節約につながる方法は、たったの3つです。
- 料金プランの見直し
- サブブランドへの乗り換え
- 固定回線とのセット割の活用
いずれも、今すぐ行動できる内容ばかりですので、順番に確認してみましょう。
節約①:料金プランの見直し
まず見直すべきは、現在契約しているauプランの内容です。スマホ料金が高くなる主な原因の一つは、「使っていないサービスやデータ量を契約している」ことにあります。
たとえば、月に3GB程度しか使わないにもかかわらず、20GB以上の大容量プランに入っているケースはよくあります。また、通話をほとんどしない人がかけ放題のオプションをつけていることも、余計な出費の元です。
My auなどの公式アプリから過去の使用状況を確認して、自分に合ったプランへ切り替えるだけで、月に1,000円以上の節約につながることもあるでしょう。使わないサービスにお金を支払っていないか、今一度確認してみてください。
節約②:サブブランドへの乗り換え
より大きな節約効果を求めるなら、サブブランドへの乗り換えを検討しましょう。特に「UQモバイル」はauのサブブランドであり、auと同じネットワークを使いながら月額料金を大幅に抑えられるため、乗り換えのハードルが低い点が魅力です。
たとえば、同じ5GB前後のプランでも、auでは月あたり8,008円かかるのに対して、UQモバイルなら約3,465円と半額以下の料金で利用可能です。通信品質はauとほぼ同等なので、速度や安定性に不満を感じることは少ないでしょう。
auの通信品質を維持しつつスマホ代を下げたい人には、UQモバイルへの乗り換えがおすすめです。
節約③:ネットとスマホのセット割を活用
スマホ代をさらに安くしたいなら、光回線とのセット割も併せて利用しましょう。固定回線とスマホを同じ契約者にすることで、スマホ料金が毎月割引されるプランが多く存在します。
たとえば、「ビッグローブ×UQモバイル」や「ニフティ光×UQモバイル」などの組み合わせでは、セット割によってスマホ代をさらに節約できます。毎月の割引額は少額に見えても、年間にすると大きな金額になります。
また、光回線はリモートワークや動画視聴などでも快適な通信環境を提供してくれるため、スマホのデータ量を抑える効果もあります。これにより、より安いプランへの変更が可能になるので、二重でお得です。
auからUQモバイルに乗り換えるメリット
(出典:UQモバイル申し込みサイト)
auのスマホ料金を抑えるうえで、最も現実的でおすすめなのがUQモバイルへの乗り換えです。
UQモバイルはKDDI(au)のサブブランドであり、auと同じ通信インフラを使っているため、通信品質やエリアの広さはほぼ同等です。しかも、月額料金が大幅に安く設定されているうえ、代理店経由で申し込めばキャッシュバックがもらえるので非常にお得です。
そして、UQモバイルならではの特徴のひとつが、データ繰り越し機能です。
使い切れなかったデータ容量を翌日に自動で持ち越せるので、無駄なく活用できます。また「節約モード」をオンにすれば、速度を落とす代わりにデータを消費せずに通信できるため、SNSや音楽ストリーミングを利用する際にも便利です。
UQモバイルの料金プラン一覧
データ容量 |
月額料金 |
|
トクトクプラン |
15GB | 3,465円 |
1GB以下 |
2,277円 |
|
コミコミプラン+ |
30GB+10分通話(1回) | 3,278円 |
ミニミニプラン | 4GB |
2,365円 |
※料金はすべて税込み
おすすめのセット割プラン3選
スマホ代の節約をさらに加速させたいなら、光回線とサブブランドのセット割引を活用することがポイントです。特にUQモバイルは複数の光回線とセット割を提供していて、毎月の割引が受けられます。
ここでは、相性のいい光回線として人気の光回線とUQモバイルのセット内容を紹介します。
おすすめ①:ビッグローブ光 × UQモバイル
(出典:ビッグローブ光申し込みサイト)
「ビッグローブ光 × UQモバイル」の組み合わせは、通信品質とコスパのバランスに優れた人気のプランです。「自宅セット割」が適用されると、月額最大1,100円(税込)が割引されます。
ビッグローブ光の特徴は、IPv6(IPoE)接続に対応していることで、混雑しやすい時間帯でも通信が安定しています。代理店経由で申し込めば、最大97,000円のキャッシュバックがもらえる点も大きな魅力です。
【おすすめポイント】
✅最大97,000円のキャッシュバック
✅初期工事費用が無料(マンション、戸建て)
✅移転にかかる費用も無料

おすすめ②:ニフティ光 × UQモバイル
(出典:ニフティ光申し込みサイト)
「ニフティ光 × UQモバイル」のセットも、節約効果が高く初心者におすすめです。こちらも同様に、自宅セット割でUQモバイルが毎月最大1,100円安くなります。
ビッグローブ光と同様に光コラボ事業者なので、全国エリアに対応しています。月額料金が安くサポート面でも充実しているので、低価格と安心感を重視する人や初心者の人には特におすすめです。
【おすすめポイント】
✅月額料金が安い(戸建て、マンション)
✅代理店経由で最大55,000円のキャッシュバック
✅移転工事費が無料

おすすめ③:auひかり × UQモバイル
(出典:auひかり申し込みサイト)
auひかりが利用できる環境にある人には、「auひかり × UQモバイル」がおすすめです。
「auひかり × UQモバイル」は、提供エリアに入っていれば最もコスパが高い組み合わせの一つです。KDDIが独自に提供している光回線サービスであり、通信速度・安定性ともに優れています。
UQモバイルとのセット割が適用できるほか、工事費無料キャンペーン、代理店経由の申し込みによる最大130,000円キャッシュバックなども大きな魅力です。
【おすすめポイント】
✅最大130,000円のキャッシュバック(代理店経由)
✅工事費用が実質無料
✅超高速プランの選択肢が豊富

UQモバイルはどんな人に向いている?
「UQモバイルは自分に合うのか不安」という人も多いかもしれません。ここでは、利用スタイルに合った、おすすめのUQモバイルのプランやセット割の組み合わせを紹介します。
データ使用量が少なめ
WiFi環境で過ごすことが多く、外出先でのデータ通信はSNSや軽い検索程度という人には「ミニミニプラン+自宅セット割」が最適です。割引適用後の月額は1,265円と、スマホ代をかなり安く抑えられます。
サブブランドのため、格安SIMにありがちな「繋がりにくい」「遅い」といったストレスもほとんどありません。
中~高頻度ユーザー
YouTubeやSNSをよく利用する人は、「トクトクプラン(15GB)+自宅セット割」が適しています。このプランは、自宅セット割を上手く使うことで、月額2,365円と割安で利用できます。
大手キャリアで20GB以上前後のプランを契約していた場合、半分以下に削減することも十分に可能です。
もしも動画を長時間見ることが多いのであれば、光回線を導入してWiFi中心に使うことで、スマホのデータ消費を抑えることもできます。
家族でまとめてお得にしたい
UQモバイルは家族割も用意されていて、2回線以上で利用することでさらにお得になります。たとえば、親子で同じ光回線+UQモバイルにまとめれば、それぞれ最大1,100円が割引されます。5人家族なら毎月5,500円、年間にすると66,000円の割引です。
家族全体で通信費を見直したい場合は「まとめて乗り換え+同一名義・同一住所での契約」を意識すると、より大きな節約につながります。
固定費を抑えたい一人暮らしの人
最近では、学生や新社会人の間でも「スマホ代が高い」「家計が苦しい」といった声が多くあります。そうした人にとって、月額2,000円前後で運用できるUQモバイルは非常に心強い選択肢です。
さらに、ビッグローブ光やニフティ光、auひかりにも、初期費用無料・キャッシュバックキャンペーンなどがあるので、初期コストを抑えつつ乗り換えられるのも魅力です。
auから格安SIM・光回線に乗り換える際の注意点
UQモバイルや光回線への乗り換えは、スマホ代・通信費を大きく節約できる一方で、事前に確認すべき点もいくつか存在します。特に、違約金や手数料、セット割の適用条件などを把握しておかないと、思わぬ出費やトラブルにつながるかもしれません。
ここでは、乗り換え時に注意したい代表的な点を整理しておきましょう。
注意点①:解約違約金や手数料の有無を確認
現在利用中のキャリアや光回線が「契約期間の縛り(2年・3年など)」を設定している場合、更新月以外での解約で違約金(数千円)が発生することもあります。
また、MNP(モバイル番号ポータビリティ)を利用して電話番号を引き継ぐ際には、契約事務手数料がかかることがあります。
乗り換え先での割引やキャッシュバックも含めて、費用全体を比較することが重要です。
注意点②:セット割は名義・住所が一致していること
「UQモバイル × 光回線」の自宅セット割は、同一名義・同一住所での契約が適用条件です。たとえば、親の名義で光回線を契約していて、自分のスマホをセットにしようとしても、割引が受けられない場合があります。
申し込み前に、契約者情報の一致を確認しておきましょう。
注意点③:サポート体制や通信速度もチェック
格安SIMや光回線の中には、サポート体制が限定的なサービスもあります。特にネット初心者やトラブル対応を重視する人は、チャット・電話・訪問サービスの有無や営業時間などを確認しておくと安心です。
また、格安SIMの場合、昼や夕方に通信速度が低下する可能性もあるため、利用用途に応じて回線品質の高いUQモバイルを選ぶのがおすすめです。
UQモバイルとセット割で賢く節約しよう
auのスマホ代が高いと感じているのであれば、サブブランド(格安SIM)と光回線のセット割を活用することで、年間で数万円の節約も実現できるでしょう。特にUQモバイルはauと同じ高品質な通信回線を使いつつ、月額料金が大幅に抑えられる点が魅力です。
さらに、「ビッグローブ光」「ニフティ光」「auひかり」などの対象光回線と組み合わせることで、自宅セット割(638円~858円割引)も適用され、スマホ代の節約効果が一層高まります。
初めての格安SIMでも安心して使えるUQモバイルは、コスパと使いやすさを両立させたい人にぴったりの選択肢です。
スマホ代の見直しで、家計の固定費を賢くカットしましょう。