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光回線の契約は見直して乗り換えるとお得!?お得になる方法を解説

光回線

楽天モバイルの契約者数が、大幅に減少しています。

2022年9月末の時点で、その3ヵ月前の契約者数と比較すれば22万回線ほど減っています。

通常の通信契約ではあり得ない、これほどの契約者減少には、明確な理由があります。

 

それまでの楽天モバイルの契約プランでは、1ヵ月に1GB未満の利用の場合は、無料で利用する事が可能だったのに、一方的にプラン内容を変更して、最低でも1,078円の費用が発生するようになった事に、ユーザーが嫌気をさして離れていった事が主な要因です。

期間限定のキャンペーンではなく、契約であるプラン内容の大きな変更は珍しいといえます。

 

通常の契約では、状況が変わっても契約内容は継続して守られるのが基本です。

たとえば、生命保険の契約は個々で異なりますが、金利の高かったバブル時代に結ばれた契約はプラチナ証書と呼ばれ、金利が低くなってしまった2022年の今でも、高金利で計算された契約内容は有効です。

 

逆のケースもあります。

光回線の契約は国(総務省)の指導によって、2022年7月1日以降の契約については、法改正で大幅に契約内容が変わっています。

最も変わったのは違約金の金額で、その日を境に大幅に安くなっています。

 

ユーザーにとっては、支払う可能性がある金額が安くなる事は大歓迎ですが、残念ながら2022年7月1日以前の既存契約者には、今回の法改正の内容は適用されません。

光回線の利用者は、違約金や、それに伴う解約月を理解していないまま継続利用しているユーザーも多く、知っておいても損はありません。

 

光回線の契約は、定期的に見直しと乗り換えで、とてもお得になるケースが多くなっています。

特に利用しているスマホ代に、割引が有ることに惹かれて光回線の契約をしているなら、お得になる可能性が大です。

 

光回線には多く存在している違約金や解約月だけでなく、今回の法改正についてもご説明して、定期的に契約先の見直しがお得になる理由と、具体的にお得になる方法まで解説します。

 

違約金と解約月とは何か?

違約金とは、約束と違う時に支払う料金が本来の意味です。

2年契約をした場合、2年以内に解約をした場合に発生する費用だと理解しがちですが、多くの光回線では異なっているのが現状です。

契約期間の2年を経過しても、多くの場合で違約金を支払う必要が出てきます。

 

何故そうなるのかは、解約月と呼ばれるものが契約に存在しているからです。

その詳細をご説明しましょう。

 

解約月とは?

多くの光回線の契約期間は、契約期間「縛り」と呼んだ方が理解し易いです。

 

ユーザーが簡単に乗り換える事を防ぐために、携帯電話サービスに用いられた「縛り」と同様の手段の囲い込みが、光回線サービスの多くにも用いられています。

 

契約期間が完了した後に、1ヵ月または2ヵ月程度の設定がされているのが「解約月」で、この解約月での解約申し出の場合は違約金が掛かりませんが、解約月が終わった後には違約金が発生する、それまでと同様の契約期間が再度自動的に設定される仕組みです。

 

 

上記の図の例で考えると、2年契約で設定されている25ヵ月目での解約の場合は、解約月になるため違約金が発生しません。

しかし、2年が経過したからと安心して、29ヵ月目に解約した場合は違約金を支払う必要が出てきます。

 

設定されている違約金の金額は?

違約金の金額は回線サービスによって異なりますが、概ね1万円から2万円程度に設定されています。

回線によっては撤収費用も合わせて徴収され、最悪の場合10万円近くの支払いになるケースもあります。

 

法律改定でどのように変わった?

サービスを提供する側の多くが、契約期間・違約金の「縛り」を設けているのは、ユーザーを囲い込み、長期利用を促す事にあります。

 

通信サービスは先行投資を行ってから契約者を募り、投資した資金の回収と利益を生み出すビジネスモデルです。

経営を安定させるには契約者数も大切ですが、長期的に継続して利用(つまり費用を支払って貰える)してもらえるユーザーが重要です。

 

携帯電話や光回線の契約者が離脱する事を防ぎ、長期利用してもらう手段として、この契約期間縛りが有効に機能してきました。

 

縛りへの改善は携帯電話スマホ契約から

この契約期間縛りシステムは、通信サービス提供者にはメリットがありますが、契約者が別のサービスに乗り換えが簡単に出来なくなるこの障壁は、通信サービスの企業間競争が起こりにくく、この仕組みが料金の高止まりに繋がる原因になっていると、国が受け止めた事に始まります。

 

この改善を中心になって具体的に実現したのが、以前から携帯電話料金の価格の高さに不満を持っていて、携帯料金を下げる事をライフワークとしていた菅義偉氏です。

2019年10月には電気通信事業法施行規則改正され、その中で高額な携帯電話契約の違約金が大幅に安くなる、上限1,000円までという内容が盛り込まれました。

 

ただし、この時点では殆ど同じ形態の「縛り」が存在していた光回線には、適用がされていませんでした。

しかし、2021年7月12日に開催された、「携帯電話やインターネットの回線契約で消費者を保護する取り組みを議論する有識者会議」で、光回線を含むインターネット回線契約の縛りについても、俎上にあがることになります。

 

2022年7月施行の法律改定で光回線も対象に

会議から一年後の2022年7月1日から、新しい電気通信事業法施行規則改正が施行されました。

その内容は、大まかに以下のようになっています。

 

 

(出典:総務省 消費者保護ルールの見直しに関する電気通信事業法施行規則改正について

 

それまでの解約違約金は、携帯電話についてのみが上限設定の規制が掛かっていましたが、今回の改定により、光回線サービスの違約金にも規制が掛かり、上限が1ヵ月の月額料金を上限とするように改められ、従来の違約金金額よりも大きく下がりました。

 

既存契約者には安価になった違約金は適用外

しかし、改定された法律には、適用除外の項目として、2022年6月30日までの旧法律適用期間中に締結された契約と明記されています。

 

これは、これまでの光回線契約者には改正された安価な違約金は適用されず、従来通りの高額な違約金が発生する契約が適用される事を意味しています。

 

光回線の違約金を改正前と改正後で比較

代表的な光回線で、法律の改正前と改正後の価格を比較してみましょう。

 

人気光回線の違約金一覧表

光回線の月額料金は殆どの場合において、戸建てとマンション集合住宅の金額が異なっています。

今回の法改正によって、上限が利用料の1ヵ月分と定められたため、それまでは差が無かった違約金が、マンションと戸建てで異なっています。

 

契約期間 途中解約の違約金
改訂前 改定後
戸建てマンション共通 マンション 戸建て
ソフトバンク光 2年 10,450円 3,600円 5,720円
@TCOMヒカリ 2年 13,200円 2,200円 3,300円
@nifty光 3年 22,000円 3,630円 4,840円
楽天ひかり 3年 10,450円 4,180円 5,280円
ビッグローブ光 3年 11,900円 3,360円 4,230円
So-net光プラス 3年 20,000円 3,480円 4,580円
ドコモ光 2年 14,300円 4,180円 5,500円
NURO 光 2年 10,450円 3,850円 3,850円
auひかり 3年 16,500円 2,730円 4,730円

 

フレッツ光の違約金は?

上記の表にある回線サービスは、最下部の2つを除けば、全てNTT東西の光回線「フレッツ光」を使って提供される「光コラボ」です。

 

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光コラボは、フレッツ光回線とプロバイダをワンセットにしたサービスで、2015年2月にスタートしています。

 

 

(出典:NTT西日本*一部改変)

 

この契約形態が、現在個人契約で利用するフレッツ光の主流になっています。

光回線とプロバイダを別途で契約するよりも月額料金が安く、引き落とし口座やトラブル時の窓口も1つに集約されるメリットがあります。

提供先や窓口はNTTではなく、接続業者プロバイダになります。

 

それ以前にフレッツ光を契約された方は、フレッツ光回線とプロバイダを別に契約して利用してます。

 

 

(出典:NTT西日本*一部改変)

 

フレッツ光の違約金は法律改定前には、戸建て11,000円・マンション7,700円でしたが、法律改定後には、戸建て4,950円(NTT東日本)4,400円(NTT西日本)・マンション1,650円(NTT東日本)2,200円(NTT西日本)に変更されています。

 

光回線の契約を見直した方が良い理由

一覧の表を見れば明らかですが、たとえばドコモ光を契約中の場合、法改正によって解約月以外の解約で掛かる違約金の金額は、それまでの1/3程度になっています。

@TCOMヒカリでは、マンション集合住宅の場合、1/6の違約金に変更されています。

 

しかし、これまでの光回線契約者には、改正された安価な違約金は適用されません。

従来通りの高額な違約金が発生する契約が、法改正後も適用されます。

 

現在の光回線の契約を解約月に解約して、新たな契約を結んだ方がお得です。

 

解約時の違約金を軽減

普段光回線を利用している時には、解約や違約金のことに頭を巡らす機会はありません。

しかし、人生において引っ越す機会が皆無なのは、基本的に少数派です。

結婚やマイホーム購入などの引っ越しは、事前にしっかり準備出来ますが、転職や転勤などは突然決まることも多く、解約月を見据えた引っ越しが出来るとは限りません。

 

前もって引っ越す時期が決まっていても、数年に一度しか訪れない解約月が重ならない確率の方が高くなります。

そのため、多くの引っ越しのケースで、違約金が発生する確率が高くなります。

 

引っ越し時には何かと物入りで、出費は極力抑えたいところですが、光回線の解約手続きをした時点で、初めて知る高額な違約金等の発生は、避けるのに越したことはありません。

 

そのためには、引っ越す予定が具体的には無い時に、解約月を見計らった上で利用している光回線の解約を行い、新しい法律規制が適用された、違約金が安い契約に乗り換える事が最適な手段です。

 

フレッツ光(光コラボ)なら違約金無しで引っ越せるケースも

今回の主旨からは少々外れますが、引っ越し先でも同じ回線を使うなら、解約ではなく継続利用が出来て、違約金も発生しません。

 

しかし、地元密着の電力系光回線・ケーブルテレビ系光回線では、地域外に引っ越せば確実に解約しなければならず、違約金やこの後に記する撤去費が発生します。

 

NURO光・auひかりは全国展開をしていますが、実際に利用出来るエリアは限定的で、継続利用が出来るケースは限られます。

 

全国幅広いエリアに展開している「フレッツ光」を利用する「光コラボ」なら、引っ越し先でも継続利用する事が、多くの場合で可能になります。

 

マンション集合住宅の場合は、建物の共有スペース内まで引き込み工事が完了している必要が有りますが、日本中の多くの建物に既に導入されているフレッツ光なら、光コラボを継続して利用する事が可能です。

 

長い目で見れば、乗り換えるならフレッツ光を使う光コラボの契約がお得になります。

 

工事費・撤去費の負担軽減

今回の法改正によって、違約金だけでなく工事費と解約時の回線撤去費にも、変更がありました。

 

以前の契約では工事費用を長期間の分割にする事により、解約月になっても工事費用が残り、残金を一括清算するだけでなく、撤去費用も一括で支払う必要が有り、解約や乗り換え時の大きな負担になっていました。

 

 

(出典:総務省 消費者保護ルールの見直しに関する電気通信事業法施行規則改正について

 

全国展開している光回線では、NURO光・auひかりは比較的この費用が高額に設定されていて、解約し辛い縛りの機能を果たしていました。

 

今回の法改定によって、以下の様に変更されています。

 

 

(出典:総務省 消費者保護ルールの見直しに関する電気通信事業法施行規則改正について

 

変更されたポイントは、契約期間終了後に工事費は請求出来ない事と、纏まった撤去工事の一括請求の廃止と分割化で、解約月の乗り換えに発生していた大きな負担が無くなった事です。

 

今利用の光回線契約を見直して、新しい光回線に乗り換えれば、いつか訪れる可能性のある費用負担のリスクから、逃れることが可能になります。

 

フレッツ光(光コラボ)は改正前から撤去費が無い

フレッツ光(光コラボを含みます)では、法改定前から撤去費を徴収していません。

 

しかし、他の光回線で法律改定前の契約者は、以前の契約で設定されている重い負担が発生します。

 

法改定後も何らかのかたちで撤去費は残っていますので、長い目で見ればフレッツ光に乗り換えた方が、負担は軽くユーザーにメリットがあります。

 

光回線の契約を乗り換えた方が良い理由

定期的に光回線契約を見直して、解約月に乗り換える事は、法改正後の費用負担の軽い契約に移行出来るだけでなく、それ以外にもコスパが良くなるメリットがあります。

 

支払費用が抑えられる

光回線サービスは、それぞれ月額料金が異なっています。

同じフレッツ光を使う光コラボでも、提供各社によって異なっています。

 

単純に月額料金だけを比較しても、たとえばマンション利用で、ドコモ光をプロバイダにOCNを選択して利用している場合、月額料金は4,620円になります。

しかし、光コラボのOCN光(OCN光は2023年6月30日に新規受付終了)に乗り換える事で、法改正後の下がった違約金契約になり、月額料金は3,960円に下がります。

 

ドコモ光は、光回線にフレッツ光+プロバイダにOCNでインターネットを利用しますが、OCN光も、光回線にフレッツ光+プロバイダにOCNと同様で、全く同じ回線品質なのに月額料金だけが安くなります。

 

「いやいや、うちは家族でドコモユーザーだから、大きな金額のスマホ代の割引を毎月受けてるので、その程度の差額なら、むしろ損するから関係無いね!」

 

と、考える方もいらっしゃると思います。

 

3大キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)では、自社ユーザーに対して、スマホ代を毎月割り引く事で自社光回線への誘導を盛んに行っています。

その内容は殆ど横並びですが、たとえばドコモの場合だと、毎月のスマホ代から1台あたり最大1,100円の割引が受けられ、家族5人なら割引き額の合計は毎月最大5,500円になります。

 

そうなれば、光回線の料金に4,620円掛かっても、5,500円が割り引かれるなら、実質無料で光回線が利用出来る計算になり、多くのユーザーがこの話に乗るケースが多くなります。

しかし、本当にお得なのか?試算して考えてみましょう。

 

ドコモ光でセット割利用を試算

ドコモでは契約者から特に要望が無い限り、無制限・大容量のメインプランを勧めてきます。

割引が最大の月額1,100円になるのは、このメインプランの他、小容量では5GB以上の利用時に限られます。

 

最も契約者が多い、ギガホプレミアプランを家族5人で利用するケースを計算してみます。

 

ギガホプレミアプランは容量60GBで、月額料金は7,205円です。

家族で3回線以上ドコモを利用すれば、1,100円の割引きが受けられ、家族5人なら

(7,205円-1,100円)×5人=30,525円 になります。

 

ギガホプレミアプラン契約者は、ドコモ光の利用で月額1,100円の割引きが受けられるので、

30,525円-(1,100円×5人)=25,025円 が、スマホ代の支払合計額になります。

 

ドコモ光のプロバイダに、OCNを選択した場合の通信費のトータル費用を計算します。

 

・戸建ての場合 (スマートフォン料金)25,025円+(ドコモ光)5,940円=30,965円

・マンションの場合(スマートフォン料金)25,025円+(ドコモ光)4,620円=29,645円

 

になります。

 

自宅に光回線が導入されていれば大容量プランは必要無い

自宅に光回線が導入されていれば、家族何人でも無制限に安定した高速回線をWi-Fiで利用出来る為、最もデータを消費する自宅では契約しているギガを消費しません。

 

データで見てみましょう。

株式会社MM総研が、2022年8月25日に「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2022年7月時点)」を公表しています。

 

 

(出典:MM総研

 

このデータは契約プランのギガを消費したグラフで、外出時には大きなデータを消費していない事が解ります。

 

最もユーザー数が多いのは月の利用が1GB未満であり、多くのユーザーは3GB未満の利用量に留まっています。

この数値から、60GBの大容量や無制限プランは、光回線が自宅にある多くのユーザーにとって、無駄な支払だと言えます。

 

対応策として、ドコモの小容量プランに乗り換えるのも一つの手ですが、ギガライトプランで1GB未満の利用の場合は、ドコモ光のセット割が適用外になり、3GB未満の利用では月額550円に割引き額が減額されます。

 

元々の月額料金も、1GB未満は3,465円・3GB未満は4,565円と高額で、小容量プランでは価格的に圧倒的優位な格安SIMでは、3GBプランなら月額1,000円前後で利用が出来ます。

 

光コラボの中には、安価に利用出来る格安SIMに「セット割」が適用されるケースが有り、光回線の契約を法改正後の安価な違約金プランに乗り換えて、同時にスマホも乗り換える事で、通信費のトータル費用は大幅に削減出来てコスパが良くなります。

 

@TCOMヒカリでセット割利用を試算

光コラボの@TCOMヒカリは、格安SIMのLIBMOの利用で「セット割」が適用されます。

 

先ほどのグラフで利用者の多くがカバー出来る、3GBのプランで計算してみます。

LIBMOの3GBの月額料金は980円ですが、セット割で毎月220円が割引され、スマホ1台あたりの月額料金は760円になります。

 

先ほどと同様に、家族5人で試算してみましょう。

 

・戸建ての場合 (光回線)@TCOMヒカリ 5,610円+(スマホ代5人分)LIBMO 760円×5人分=9,410円(ドコモ光利用時30,965円)

・マンションの場合(光回線)@TCOMヒカリ 4,180円+(スマホ代5人分)LIBMO 760円×5人分=7,980円(ドコモ光利用時29,645円)

 

が、家族5人の通信費のトータル費用になります。

 

先ほど計算したドコモ光利用時の費用と比較すれば、大幅に支払費用を下げる事が可能になります。

 

3大キャリアで光回線セット割利用者は乗り換えがお得

3キャリアの光回線は、スマホ割引と併せての契約者が多いですが、解約月に併せて法律改定後のサービスに乗り換えをオススメします。

 

格安SIMにセット割が適用される光コラボに乗り換える事で、通信費が下がりコスパが大幅に良くなります。

 

フレッツ光は光コラボへ転用で安くなる

2015年以前に早くからフレッツ光を利用している方は、光回線への不満や引っ越しの予定が無くても、回線契約を見直して光コラボに乗り換える方が、大きなメリットがあります。

 

光コラボ登場以前のフレッツ光利用者は、光回線とプロバイダの2箇所で契約して、月額