「スマホ無しでは生きていけない!」という方も少なくないでしょうが、現代に生きる人間にとって、スマートフォンが利用できなくては困るという方が大半ですよね。
スマートフォンは購入すれば使えるわけではなく、自由に利用ができる状態にするには、毎月ごとにスマホ料金の負担が必要になります。
利便性を損なうのは困るけれど、できるなら毎月のスマホ代は節約したい!とお考えの方が多いと思います。
硬軟取り混ぜた、auのスマホ料金を大幅削減するための、節約方法について解説していきます。
不要なオプションの見直し
最も手を付けやすいauのスマホ料金の節約方法は、不要になっているオプションの契約について見直すことです。
auには数多くのオプションが用意されていて、いつでも解約できるからと契約時に勧められたオプションを、利用していないのに毎月料金だけを支払っているケースが少なくありません。
もちろん、有効活用しているオプションまで見直す必要はありませんが、無駄に支払っているオプションが無いか?まずは見直してみましょう。
通話オプション
電話通話を頻繁に利用するユーザーは、「かけ放題」の通話定額オプションを利用している方も多いと思います。
auの電話通話料金は通常22円/30秒なので、1分の利用で44円かかりますから、10分の通話なら440円もかかり、月に通話を1時間利用しただけで2,640円かかってしまいます。
国内通話なら24時間かけ放題のオプションが1,980円(旧24時間かけ放題は1,870円)ですし、1回あたり5分までなら何度でもかけ放題のオプションが880円(旧通話定額ライトは770円)なので、このオプションに加入した方がお得だ!という判断をした方も少なくありません。
しかし、契約した当時はそうであっても、LINE通話やアプリ利用の通話・SNSを利用した通話など、電話通話料がかからない方法が現在では数多く普及しており、電話通話利用が相対的に低下していることを勘案すれば、利用度合いと通話オプションの支払いが釣り合っているのか?見直す必要があります。
電話通話の利用の如何にかかわらず、通話オプション利用料は毎月必ず加算されています。
また、人気の通話オプションをセットにして割安に利用ができる、「電話きほんパック(V) 月額440円」の利用者も多いと思います。
電話通話利用の減少傾向から考えると、「割込通話」オプションや「留守番サービス」の拡張オプションは、必要が無くなっているユーザーも少なくありません。
「三者通話サービス」オプションは無料のアプリサービスなどでも利用が可能になっていますし、「迷惑原話撃退サービス」オプションは、スマホのOSの機能やアプリで対応することも可能になっています。
Pontaパス(旧auスマートパスプレミアム)
auショップ店頭では、スマホプラン契約時には積極的に「Pontaパス 月額548円」(旧auスマートパスプレミアム)の推奨が行われていて、30日間は無料なのでとりあえず利用してみて、いつでも解約すれば良いからとの説明を受けた方も多いと思います。
積極的に利用する方にとっては、毎月のオプション料金を支払っても、お得になる側面は確かにあります。
しかし、全く利用していないだけでなく、オプション契約がされていることも忘れているユーザーが少なくありません。
不要な方にとっては、年間6,576円・5年間で32,800円の無駄な支払いをしていることになります。
サポートオプション
スマホの機種代が高額化していますので、「故障紛失サポート」オプションは、保険として支払いするという考え方はあります。
しかし、「使い方サポート 月額649円」は、何かあった時に頼りになることを期待して加入していても、全く利用していないケースが少なくありません。
無駄なオプションを見直すことが、auスマホ料金の節約に繋がります。
最適な容量プランにする
我慢を強いられる使い方をするしかないプラン容量や、利用容量が価格に見合わないプランは、最適な容量プランにすることが、auのスマホ料金の削減に繋がります。
auのスマホプラン
現在新規募集をしているauのスマホプランは2通りです。
au 使い放題MAX+ 5G/4Gプラン | ||
容量 | 1GB未満 | 無制限 |
基本月額料金 | 5,808円 | 7,458円 |
au スマホミニプラン+ 5G/4G | |||
容量 | ~1GB | ~3GB | ~5GB |
基本月額料金 | 4,708円 | 6,358円 | 8,008円 |
旧プランでは、以下の2通りがあります。
au 使い放題MAX 5G/4Gプラン | ||
容量 | 3GB未満 | 無制限 |
基本月額料金 | 5,588円 | 7,238円 |
au スマホミニプラン 5G/4G | ||||
容量 | ~1GB | ~2GB | ~3GB | ~4GB |
基本月額料金 | 3,465円 | 4,565円 | 5,665円 | 6,215円 |
最適な容量プランを選択する
新プランの小容量プラン「スマホミニプラン+ 5G/4G」で、比較的毎月データ容量を消費するユーザーには、無制限プランの「使い放題MAX+ 5G/4Gプラン」の方が、安価に快適に利用ができる可能性があります。
逆に、殆ど契約しているスマホプランのギガを使っていない(月に1GB未満)のに、「使い放題MAX+ 5G/4Gプラン」に契約しているユーザーは、「スマホミニプラン+ 5G/4G」にプラン変更をすれば節約ができます。
これは、旧プランをご利用中のユーザーでも同じです。
ただ、小容量しか利用していないユーザーにとっては、au内でプラン変更をするだけでは節約できる幅に限界があり、大幅削減する方法にはならず、コスパは決して良いとは言えません。
後述する、スマホプランの乗り換えをおすすめします。
家族のスマホプランをauに統一する
(出典:au)
家族でバラバラの通信会社を利用しているなら、スマホプランの契約をauに一本化することで、スマホ代の節約ができます。
家族割
(出典:au)
複数の家族でauのスマホプランを利用すれば、毎月のスマホ代を家族の分まで含めて、最大1,210円の割引が適用されます。
新プランと旧プランでは割引額が異なり、家族2人で利用する場合と3人以上で利用する場合でも割引額は異なります。
新プラン
auの新プランでは、スマホ1台につき最大1,210円の割引が適用されます。
au 使い放題MAX+ 5G/4Gプラン | ||
容量 | 1GB未満 | 無制限 |
基本月額料金 | 5,808円 | 7,458円 |
家族割3人以上割引額 | 1,210円 | 1,210円 |
家族割2人割引額 | 660円 | 660円 |
家族割2人総額 | 10,296円 | 13,596円 |
家族割3人総額 | 13,794円 | 18,744円 |
家族割4人総額 | 18,392円 | 24,992円 |
au スマホミニプラン+ 5G/4G | |||
容量 | ~1GB | ~3GB | ~5GB |
基本月額料金 | 4,708円 | 6,358円 | 8,008円 |
家族割3人以上割引額 | 1,210円 | 1,210円 | 1,210円 |
家族割2人割引額 | 660円 | 660円 | 660円 |
家族割2人総額 | 8,096円 | 11,396円 | 14,696円 |
家族割3人総額 | 10,494円 | 15,444円 | 20,394円 |
家族割4人総額 | 13,992円 | 20,592円 | 27,192円 |
特に家族3人以上で利用すれば、支払総額は大幅に節約することができます。
家族4人の場合なら、最大1,210円×4人=4,840円を毎月節約することが可能になります。
年間だと58,080円の節約額になりますから、大幅削減ができると言えますよね。
旧プラン
auの旧プランでは、スマホ1台につき最大1,100円の割引が適用されます。
au 使い放題MAX 5G/4Gプラン | ||
容量 | 3GB未満 | 無制限 |
基本月額料金 | 5,588円 | 7,238円 |
家族割3人以上割引額 | 1,100円 | 1,100円 |
家族割2人割引額 | 550円 | 550円 |
家族割2人総額 | 10,076円 | 13,376円 |
家族割3人総額 | 13,464円 | 18,414円 |
家族割4人総額 | 17,952円 | 24,552円 |
au スマホミニプラン 5G/4G | ||||
容量 | ~1GB | ~2GB | ~3GB | ~4GB |
基本月額料金 | 3,465円 | 4,565円 | 5,665円 | 6,215円 |
家族割3人以上割引額 | 550円 | 550円 | 550円 | 550円 |
家族割2人割引額 | 220円 | 220円 | 220円 | 220円 |
家族割2人総額 | 6,490円 | 8,690円 | 10,890円 | 11,990円 |
家族割3人総額 | 8,745円 | 12,045円 | 15,345円 | 16,995円 |
家族割4人総額 | 11,660円 | 16,060円 | 20,460円 | 22,660円 |
特に家族3人以上で利用すれば、支払総額は大幅に節約することができます。
家族4人の場合なら、最大1,110円×4人=4,400円を毎月節約することが可能になります。
年間だと52,800円の節約額になりますから、大幅削減ができると言えます。
割引制度の申請と活用
「家族割」などの、auのスマホプランの割引制度を活用することは、スマホ代の節約に大きく貢献します。
しかし、忘れてならないのは、auのスマホプランの割引制度の多くは、申し込みが必要になることです。
家族割の申し込み方法
家族割の申し込みは、家族全員が同居している場合なら、オンラインの「My au」から簡単に申請を行うことができます。
住所の異なる家族を申請する場合には、au Style/auショップなどの店頭で手続きを行う必要があります。
また、申請手続きには、家族割を組むauスマホの契約者本人が行く必要があります。
本人確認ができる書類と、必要に応じて家族関係証明書の提出を店頭でしてください。
本人確認の書類
書類名 | 備考 |
運転免許証 | 有効期限内のもの免許証で国際免許証は不可 顔写真付きの運転経歴証明書は可 |
パスポート(日本国旅券) | 現住所の記載があり有効期限内のもの 2020年2月以降発行の新型パスポートでは補助書類も必要 |
マイナンバーカード(個人番号カード) | マイナンバー通知カードは不可 |
住民基本台帳カード(写真付のみ) | 顔写真・住所・生年月日が記載された有効期限内のもの 補助書類も必要 |
身体障がい者手帳または療育手帳 または精神障がい者保健福祉手帳 | 住所記載が必要 |
特別永住者証明書 | 有効期限内のもの |
在留カード+外国発行パスポート | 在留期間によっては不可の場合あり 居住地が届け出後に記載の場合は補助書類も必要 |
健康保険証 | 18歳未満の契約を除き不可 補助書類が必要 |
補助書類
先の一覧で、備考欄に補助書類が必要と明記されている場合、以下の補助書類が必要です。
補助書類は、発行から3ヵ月以内・申し込み者の住所氏名が一致している必要があります。
書類名 | 備考 |
公共料金領収証 | 電気・都市ガス・水道などが該当 携帯電話料金や小売り電気事業者の領収書は不可 |
住民票 | 本人確認書類が住基カードの場合併用不可 |
届出避難場所証明書 | |
行政機関発行の領収証 |
家族関係証明書
離れて暮らしている家族であることを証明するための書類として、以下をご用意ください。
- 同一世帯で姓が異なる場合、健康保険証(有効期限内)もしくは住民票(続柄記載/発行日より3カ月以内)
- 単身赴任などで同一住所にお住まいであることの確認が取れない場合、遠隔地用健康保険証(有効期限内)
申込者と家族割相手との続柄が1親等(配偶者および親子(義親子含む))の場合は、家族関係を証明できる「戸籍謄本(発行日より3カ月以内)」または「家族割」相手のご本人様確認書類を提出します。
au PAY カードで支払う
auへの支払いをau PAY カードで行うようにすれば、最大月額220円の割引が適用されます。
「セット割」の活用
(出典:au)
auのスマホ料金を下げるのに、「家族割」と併用して大きな効果を上げるのが「セット割」です。
セット割は指定のインターネット回線を併用して利用することで、毎月スマホ1台につき最大1,100円が割引される制度で、auでは「スマートバリュー」と呼ばれています。
家族4人で利用する場合は、毎月「セット割」で1,100円の割引と「家族割」で最大1,210円の割引が適用されるため、割引総額は最大で月額9,240円になるため、快適なインターネット回線を加えて新たに増加する回線費用も、この割引金額で十分にお釣りがきます。
「セット割」が適用されるインターネット回線
auの「セット割」であるスマートバリューが適用されるインターネット回線には、無線と光回線があり、どちらも複数の選択肢があります。
マンション利用で「セット割」対象の光回線サービス
光回線 | 月額料金 | 対象エリア | 光回線系列 |
auひかり | 4,180円 | 近畿・東海以外の全国 | KDDI系 |
auひかり ちゅら | 4,719円 | 沖縄 | KDDI系 |
eo光 | 5,447円 | 近畿 | 電力系 |
コミュファ光 | 4,070円 | 東海 | 電力系 |
ピカラ光 | 3,740円 | 四国 | 電力系 |
BBIQ光 | 4,510円 | 九州 | 電力系 |
メガエッグ光 | 4,070円 | 中国 | 電力系 |
So-net光プラス M | 4,895円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
ビッグローブ光 | 4,378円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
@nifty光 | 4,378円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
エディオンネット | 4,455円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
@T COMヒカリ | 4,180円 | 静岡県以外の全国 | フレッツ光系 光コラボ |
ひかりゆいまーる | 4,180円 | 沖縄 | フレッツ光系 光コラボ |
一戸建て利用で「セット割」対象の光回線サービス
光回線 | 月額料金 | 対象エリア | 光回線系列 |
auひかり | 5,610円 | 近畿・東海以外の全国 | KDDI系 |
auひかり ちゅら | 6,039円 | 沖縄 | KDDI系 |
eo光 | 5,448円 | 近畿 | 電力系 |
コミュファ光 | 5,170円 | 東海 | 電力系 |
ピカラ光 | 4,950円 | 四国 | 電力系 |
BBIQ光 | 5,830円 | 九州 | 電力系 |
メガエッグ光 | 5,710円 | 中国 | 電力系 |
So-net光プラス M | 5,995円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
ビッグローブ光 | 5,478円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
@nifty光 | 5,720円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
エディオンネット | 5,610円 | 全国 | フレッツ光系 光コラボ |
@T COMヒカリ | 5,610円 | 静岡県以外の全国 | フレッツ光系 光コラボ |
ひかりゆいまーる | 5,720円 | 沖縄 | フレッツ光系 光コラボ |
ケーブルテレビでの「セット割」対象
日本全国にある地元のケーブルテレビが提供しているインターネットサービスでも、auの「セット割」が適用できます。
「セット割」対象の無線回線サービス
月額料金 | 端末代 | 備考 | |
UQ WiMAX | 4,950円 | 27,720円 | 13カ月間 682円/月を割引 |
Yamada air mobile | 4,950円 | 27,720円 | 13カ月間 682円/月を割引 |
BIC WiMAX | 4,950円 | 27,720円 | 13カ月間 682円/月を割引 期間限定の端末代値引きあり |
ワイヤレスゲートWiMAX | 4,818円 | 21,780円 | 3年契約か2年契約が必要で3年契約の場合はプラスエリアモードが無料 |
エディオンネット | 4,950円 | 21,780円 | 13カ月間 682円/月を割引 |
PC DEPOT | 4,268円 | 16,500円 | 3年契約 旧型モバイルルーターのみ 3年経過後は月額5,368円 |
KT-WiMAX | 4,950円 | 別途 金額記載なし | 13カ月間 682円/月を割引 |
とくとくBB WiMAX | 4,807円 | 36回実質無料 | 契約縛りなし |
Broad WiMAX | 4,950円 | 31,680円 | 2年契約は3年間月額3,773円 契約縛りなしは3年間月額4,378円 |
カシモ WiMAX | 4,818円 | 36回実質無料 | 契約縛りなし |
Vison WiMAX | 5,170円 | 27,720円 | 2年契約は2年間月額3,751円 契約縛りなしは2年間月額4,356円 |
EX WiMAX | 4,950円 | 36回実質無料 | モバイルルーターのみ提供 |
hi-ho WiMAX | 5,368円 | 36回実質無料 | 2年契約 5ヵ月目まで月額4,268円 以降2年は月額4,818円 |
J:COM WiMAX | 4,950円 | 10,780円 | 13カ月間 682円/月を割引 |
DISM WiMAX | 4,950円 | 31,020円 | 13カ月間 682円/月を割引 |
So-net WiMAX | 新規契約受け付け終了 | ||
BIGLOBE WiMAX | 4,928円 | 27,720円 | 24カ月間 1,650円/月を割引 |
ヘーベル5G | ヘーベルハウス入居者限定 | ||
シンプルWiFi | 4,840円 | レンタル0円 | 契約縛りなし |
e Wi-Fi | 4,708円 | 27,720円 | 1年間は月額4,158円 |
Root WiMAX | 5,500円 | 36回実質無料 | 端末代770円×36回の同額割引 |
Usefl WiFi for Biz | 店舗利用者法人向け | ||
BizAir | 店舗利用者法人向け | ||
CHARGE SPOT | 新規契約受け付け終了 | ||
ruumモバイルWiMAX | 4,378円 | 36回実質無料 | 2年契約縛りあり |
もっトクWiFi | 3,999円 | 21,780円 | 旧型機種のみ 縛りなし |
どんなときもWiFi | 4,840円 | レンタル0円 | 契約縛りなし |
ヒカルWiFi | 新規契約受け付け終了 | ||
SUPER WiFi | 外国人向け | ||
PLAIOWiMAX | 5,148円 | 27,720円 | 1年間は月額4,026円以降3年まで月額4,378円 |
EPARK Wi-Fi | 店舗利用者法人向け | ||
ZEUS WiMAX | 4,950円 | 27,720円 | 1年間は月額4,400円 2年縛りは月額4,290円 |
選べるWiFi | 4,950円 | 36回実質無料 | 3年間は3,850円 |
ずっとネット | 4,378円 | 月額385円 | ずっとネットサポート加入中(月額385円)は端末代相殺 |
柔整WIFI | 柔道整復師店舗向け |
auのセット割である「スマートバリュー」も、申し込みを行う必要がありますが、オンラインの「My au」で簡単にて続きができます。
快適にインターネット利用するために最適な「セット割」適用回線は?
auで「セット割」を適用できるインターネット回線は、有線の「光回線」と無線の「ホームルーター」「モバイルルーター」の3通りから選ぶことができます。
手軽に導入できるのは工事不要で使える無線回線ですが、自宅で利用するインターネット回線には、光回線が最適であると言えます。
光回線の通信速度は圧倒的に速い
快適にインターネットを利用するには、通信速度が大きな要因になります。
通信サービスを提供している企業が発表している通信速度は、「公称値」と呼ばれている計算上の理論値で、実際の利用に際して出る通信速度ではありません。
無線回線の公称値は1Gbpsの光回線を凌駕しているケースもありますが、実際に利用できる通信速度では光回線が圧倒しています。
ユーザーが計測したデータが掲載されている、「みんなのネット回線速度」の直近3ヵ月のデータを比較してみましょう。
回線 | 下り | 上り |
光回線 | 491.3Mbps | 420.2Mbps |
ホームルーター | 182.9Mbps | 21.9Mbps |
モバイルルーター | 102.5Mbps | 19.5Mbps |
インターネット全般を快適に利用ができるための「下り」速度は、光回線が無線回線を圧倒していて、ホームルーターで2.6倍、モバイルルーターとの比較では4.7倍も光回線が速くなっています。
無制限利用が可能なのは光回線だけ
無線回線でも無制限利用を標榜していることが多いのですが、実際には無線回線は利用の仕方(大量のデータを短時間に扱う・長期間継続して利用するなど)によっては、制限がかかることが別途で明記されています。
どんな使い方をしても一切の制限が無く、家族全員で大量のデータを使っても、制限を受けないのは「光回線」だけです。
「セット割」を適用すると通信費トータル費用はどうなる?
実際に光回線を自宅に導入して、家族4人で利用した場合の通信費トータル費用を計算してみましょう。
光回線には「セット割」対象の光コラボ「ビッグローブ光」を導入して、家族4人全員がauスマホプランを利用して「家族割」も適用して、支払いはau PAY カードで行って割引を受けるとします。
ここでポイントになるのは、利用するスマホプランは何が最適なのか?ですが、無制限プランで大量のデータを毎月消費しているユーザーも、自宅に光回線でWi-Fiが利用できるようになれば、自宅での契約しているスマホプランのギガを消費することが無くなります。
そのため、外出時だけに利用する容量の消費だけになり、大半のユーザーは月に3GB未満程度の利用になります。
3GB未満程度の利用なら、小容量プランの方が安くなりそうですが、auでは無制限プランを利用した方が安くなるケースが多くなります。
利用者の多い、旧プランの使い放題MAXプランで計算してみましょう。
ビッグローブ光 | au 使い放題MAX 3GB未満 | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,378円 | 3,388円 | 4人 | 17,743円 |
戸建て | 5,478円 | 3,388円 | 4人 | 18,843円 |
家族4人で無制限プランだけを利用していた場合の通信費トータル費用は、25,000円程度でしたから、自宅に光回線を導入して快適な高速通信環境を得ても、大幅に支払いを削減することができます。
スマホプランの乗り換え
auスマホを利用して、通信費トータル費用を大幅に削減する具体的な方法としては、ここまで見てきた「家族割」+「セット割」を適用させることが最適です。
しかし、どれほど割引額が大きくても、3GB未満の小容量に対してスマホ1台につき月額3,000円を超える費用を支払うのは、コスパが良いとは言えません。
小容量プランを乗り換えで安く使うのに最適なのは?
小容量プランを安価に使う方法としては、「格安SIM」の利用があります。
格安SIMなら3GB程度の容量プランが、月額1,000円前後で利用が可能になっていますから、auの各種割引制度を利用しなくても1/3以下の料金になります。
しかし、auを利用してきたユーザーには、格安SIMへの乗り換えは積極的におすすめしません。
格安SIMは通信キャリアの回線の一部を借り受けて運用されているため、auと比較して通信速度は確実に低下して遅くなります。
特に利用者が同時間帯に集中する、お昼休みや通勤通学時間帯では、著しく通信速度が低下することが格安SIMでは避けられず、場合によっては通常のwebページの表示さえ、快適に利用ができない状況が発生するケースがあります。
auユーザーがコスパを追求しても快適に利用できる、乗り換える最適なスマホプランは、同じKDDIが提供しているau以外の安価なスマホプランを選択することです。
オンライン専用プランの「povo」・auのサブブランド「UQモバイル」なら、auと同じ回線・電波を使うので、auと同じ通信速度を含めた通信品質を利用することができて、現在利用中のau購入スマホがそのまま快適に利用できます。
povo

「povo」は既存のスマホプランとは大きく異なる、KDDIが提供しているオンライン専用プランです。
povoは基本月額料金が無く、インターネットを利用したい時だけ「トッピング」と呼ばれるオプション購入することで、安価に利用することができます。
ここまで見てきた、「家族割」や「セット割」などの各種割引制度は適用されませんが、自宅にWi-Fiを利用できる環境を構築して、月に3GB未満程度にスマホプランでの消費を抑えることができれば、月額990円という格安SIM並の料金で、高品質なauの回線が利用できます。
種類 | トッピング詳細 | 料金 |
短期間 データトッピング |
データ1GB追加 | 390円/7日間 |
データ3GB追加 | 990円/30日間 | |
データ20GB追加 | 2,700円/30日間 |
普段は殆どスマホでインターネット利用をしないユーザーも、利用したい時にだけ必要に応じてトッピングをすればよく、合理的にコスパ良く利用が可能で、大幅にスマホ代を節約できます。
種類 | トッピング詳細 | 料金 |
使い放題 データトッピング |
データ使い放題 | 330円/24時間 |
データ使い放題 | 9,834円/7日間×12回 |
電話通話は通常のスマホプランと同様に、トッピングの必要がなく発着ができます。
料金はauと同じ22円/30秒です。
かけ放題オプションのトッピングも用意されていて、国内通話「かけ放題」は月額1,650円で、5分以内の電話通話が何度でもかけ放題は月額550円とお得です。
povoのデメリット
povoは安価に利用ができるスマホプランとして大きなメリットがありますが、デメリットもあります。
- povoはオンライン専用プランのため、実店舗のサポートが一切受けられません。
- 180日以上有料トッピング購入が無いと、利用停止になる可能性がある(通話料660円以上でもクリア)
- 「@ezweb.ne.jp」などのキャリアメールが利用できない(月額330円で持ち運びは可)
- データ繰り越しができず期間を超えればギガは消滅する
UQモバイル
UQモバイルはauよりも安価なプランが提供されていて、前述のインターネット回線を併用することで「セット割」の適用も受けられて、セット割を適用させれば4GBの容量プランが、月額1,265円という格安SIM並の料金で利用できます。
プラン名 | ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン+ | |
容量 | 4GB | 1GB未満 | 15GB | 30GB |
基本月額料金 | 2,365円 | 2,277円 | 3,465円 | 3,278円 |
セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 | 0円 |
単身利用 | 1,265円 | 1,177円 | 2,365円 | 3,278円 |
家族2人 | 2,530円 | 2,354円 | 4,730円 | 6,556円 |
家族3人 | 3,795円 | 3,531円 | 7,095円 | 9,834円 |
家族4人 | 5,060円 | 4,708円 | 9,460円 | 13,112円 |
auのスマホプランとは異なり、「セット割」と「家族割」の併用はできませんが、同じau回線を利用してもUQモバイルにすれば、スマホ料金の大幅削減が可能になります。
UQモバイルならトラブル時に全国の店舗利用が可能で、使わなかったギガ容量は翌月に繰り越すことができます。
auスマホユーザーが通信費トータル費用を大幅に削減する方法として、スマホプランを「UQモバイル」に乗り換えて、「セット割」が適用される光回線を導入するのが最適です。
「UQモバイル」と「ビッグローブ光」のセット利用がおすすめ
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
UQモバイルにセット割が適用される光回線には、NTT東西の光回線フレッツ光を使う光コラボの「ビッグローブ光」が最もおすすめです。
フレッツ光は光回線で唯一全国47都道府県全県をカバーしていて、多くの建物内にもすでに導入工事が完了しているため、多くの場所や建物で利用することができます。
フレッツ光が利用できる場所や建物では、老舗プロバイダとして高い技術力がある「ビッグローブ光」を利用することができます。
ビッグローブ光の月額料金は、マンション集合住宅4,378円・一戸建て住宅5,478円です。
キャッシュバックキャンペーン
ビッグローブ光を新規契約すると、今ならキャッシュバックが受け取れるキャンペーンが行われています。

工事費無料キャンペーン
光回線を導入する場合には、プロの業者による導入工事の費用が発生します。
ビッグローブ光の導入には最大で28,600円の標準工事費がかかりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンが行われています。

引っ越し移転時の工事費用が無料
将来引っ越しをする場合には、引っ越し先でも光回線の導入工事は必要であり、工事費用もその都度かかってきます。
ビッグローブ光では何度引っ越しを行っても、その都度必要になる工事費が無料になっています。
転勤族の方や引っ越しする予定がある方にも、ビッグローブ光がおすすめです。
家族4人で利用した場合の通信費トータル費用は?
家族4人でスマホプランを「UQモバイル」に乗り換えて、自宅では高速光回線の「ビッグローブ光」を併用してセット割を適用したときの、通信費トータル費用を計算してみましょう。
ビッグローブ光 | UQモバイル | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,378円 | 1,265円 | 4人 | 9,251円 |
戸建て | 5,478円 | 1,265円 | 4人 | 10,351円 |
*auPAYカードで支払う場合
auの無制限プランだけで運用していたケースと比較して、通信費トータル費用は半額以下になり、大幅削減が可能です。
au以外で同様に大幅削減する方法は?
ここまで見てきた大幅に通信費トータル費用を削減する、安価で通信品質の高い小容量プランに乗り換えて、自宅では光回線を併用して「セット割」を適用させる、au以外での通信キャリアで同様な方法も簡単に解説しましょう。
ソフトバンクユーザーには「ワイモバイル」+「ソフトバンク光」
(出典:ソフトバンク光申込サイト)
ソフトバンクユーザーは、スマホプランをソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」に乗り換えて、自宅の光回線に「ソフトバンク光」を導入して「セット割」の適用が最適です。
ソフトバンク光の月額料金は、マンションタイプ4,180円・一戸建てタイプ5,720円です。
キャッシュバックキャンペーン
ソフトバンク光を契約すると、キャッシュバックが受け取れるキャンペーンを行っています。

工事費無料キャンペーン
ソフトバンク光を新規導入する場合には、プロの業者による導入工事の費用が発生します。
最大で26,400円の標準工事費がかかりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンが行われています。
ワイモバイルのセット割
(出典:ワイモバイル公式)
ソフトバンクと同じ回線品質のワイモバイルは、「セット割」を適用させることで4GBのプランが1,265円で利用できます。
プラン名 | S | M | L | ||
容量 | 4GB | 1GB未満 | 20GB | 1GB未満 | 30GB |
基本月額料金 | 2,365円 | 2,915円 | 4,015円 | 2,915円 | 5,115円 |
セット割 | 1,100円 | 1,650円 | 1,650円 | 1,650円 | 1,650円 |
単身利用 | 1,265円 | 1,265円 | 2,365円 | 1,265円 | 3,465円 |
家族2人 | 2,530円 | 2,530円 | 4,730円 | 2,530円 | 6,930円 |
家族3人 | 3,795円 | 3,795円 | 7,095円 | 3,795円 | 10,395円 |
家族4人 | 5,060円 | 5,060円 | 9,460円 | 5,060円 | 13,860円 |
家族4人で利用した場合の通信費トータル費用
ワイモバイルのプランSを家族4人で利用して、ソフトバンク光と併用してセット割を適用した場合の、1ヵ月の通信費トータル費用を計算してみましょう。
ソフトバンク光 | ワイモバスマホ 4GB | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,180円 | 1,265円 | 4人 | 9,053円 |
戸建て | 5,720円 | 1,265円 | 4人 | 10,593円 |
*PayPayカードで支払う場合
通信費トータル費用の、大幅削減が可能になります。
ドコモユーザーには「irumo」+「ドコモ光」
(出典:ドコモ光公式)
ドコモユーザーは、スマホプランを新プランの「irumo」に乗り換えて、自宅の光回線に「ドコモ光」を導入して「セット割」の適用が最適です。
ドコモ光は複数のプロバイダから選択ができますが、おすすめは安価に高品質利用が可能なタイプAのOCNです。
ドコモ光OCN(タイプA)の月額料金は、マンションタイプ4,400円・一戸建てタイプ5,720円です。
キャッシュバックキャンペーン
ドコモ光を契約すると、キャッシュバックが受け取れるキャンペーンを行っています。

工事費無料キャンペーン
ドコモ光を新規導入すると、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンが行われています。
irumoのセット割
(出典:ドコモ公式)
ドコモのメインプランと同じ回線品質(0.5GBプランを除く)のirumoは、「セット割」を適用させることで3GBのプランが1,067円で利用できます。
irumo | ||||
容量 | 0.5GB | 3GB | 6GB | 9GB |
基本月額料金 | 550円 | 2,167円 | 2,827円 | 3,377円 |
セット割 | 0円 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 |
単身利用 | 550円 | 1,067円 | 1,727円 | 2,277円 |
家族2人 | 1,100円 | 2,134円 | 3,454円 | 4,554円 |
家族3人 | 1,650円 | 3,201円 | 5,181円 | 6,831円 |
家族4人 | 2,200円 | 4,268円 | 6,908円 | 9,108円 |
家族4人で利用した場合の通信費トータル費用
irumoの3GBプランを家族4人で利用して、ドコモ光(タイプA)と併用してセット割を適用した場合の、1ヵ月の通信費トータル費用を計算してみましょう。
ドコモ光
タイプA |
irumo3GB | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,400円 | 1,067円 | 4人 | 8,668円 |
戸建て | 5,720円 | 1,067円 | 4人 | 9,988円 |
通信費トータル費用の、大幅削減が可能になります。