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ワイファイを契約なしで利用する方法とは?簡単で具体的な手順を解説

WiFi

契約なしでワイファイを利用する手段として、真っ先に思い浮かぶのは店舗や人の集まる場所に設置されているフリーWi-Fiです。

しかし、決められている限られた範囲でしか利用はできず、利用できる時間も限定されている事が多く、回線状態も良いものばかりではありません。

 

合理的なインターネットの利用手段として、自分の手元で自由に使えるワイファイ回線を得るためには、何らかの回線手段を構築する必要があり、そのためには回線契約なしでは利用ができません。

回線の利用にあたっては基本的に回線利用料は後払いであり、必要になるワイファイを飛ばす機器も分割払で入手するケースが多く、何らかの審査を経る必要があります。

 

インターネットに接続できるワイファイは現代の生活に欠かすことが出来ないインフラだと言えますが、様々な事情によってワイファイの契約時の審査を避けたい場合は、事実上この大切なインフラが利用できない事態になってしまいます。

 

審査を経ない=契約なし で自分だけのワイファイを開通する方法を簡単で具体的な手順と共に解説していきます。

 

ワイファイを利用するための基本は?

通信回線(携帯キャリアの無線回線)でワイファイを利用するためには色々な方法があります。

 

以下の手段を用いる事でワイファイが構築できれば、スマホやパソコン・タブレットなどでインターネットに接続して利用する事ができるようになります。

 

 

インターネットに接続できるワイファイ機器の種類

携帯キャリアの回線を利用してインターネットに接続する場合は以下の機器があります。

 

スマートフォン

「スマートフォン」自身でインターネットを行う他、テザリング機能を使ってスマホをワイファイ基地局化する事で、他の端末を利用が利用できるようになります。

 

モバイルWi-Fiルーター

持ち運び可能な小型の「モバイルWi-Fiルーター」を使ってワイファイの基地局として、スマホやタブレット・パソコンなどの端末でインターネットを利用する事ができます。

 

ホームルーター

コンセントに挿して利用する「ホームルーター」をワイファイ基地局として、色々な端末を使用してインターネットを使う事が可能です。

 

このように、使用する機器(ワイファイ基地局にする)によって主に3つの手段があります。

 

ただし、これらの機器はワイファイを飛ばす事はできますが、機器を揃えるだけでは、ワイファイを使ってインターネットを利用する事はできません。

インターネットへの接続は通信会社への接続を許可する「SIM」と呼ばれるチップが無くては成り立ちません。(SIMは物理的に機器に差し込んで使うタイプの他に、eSIMと呼ばれる物理的なタイプではないものもあります)

 

SIMの役割

SIMチップ単独では、何の役にも立ちません。

対応している先述の機器に差し込む事で、はじめて機能します。

 

SIMチップの中には、利用できる電波の種類や契約内容が記録されていて、機器がそれらを読み取る事で、インターネットに接続する事が可能になります。

 

契約なしでは何故ワイファイは利用ができないのか?

インターネットの利用ができるワイファイ回線(SIM契約)は、基本的に後払いになっています。

また、ワイファイを利用する機器が高額化する傾向にあり、分割払いをするユーザーが増えている事もあり、審査を伴う契約が伴わない回線サービスは基本的に存在しません。

 

詳細を見ていきましょう。

 

通信サービスの月額支払い金額は上昇している

2022年の11月25日にMMD研究所が発表した「2022年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」を見てみましょう。

これは、2022年の9月に、スマートフォンを利用している18歳~69歳の男女36,535人を対象としたものです。

 

 

(出典:MMD研究所

 

通信契約者が最も多く、身近にある大手3キャリアのスマホ1台あたりの、月額料金(通信料・通話料・分割端末代の合計)の平均額は、9,526円と1万円に迫る金額になっています。

 

この料金の支払いは、先払い方式ではなく1ヵ月単位で締めて、さらに滞留期間を経て支払うため、タイムラグが生じてしまいます。

言葉を換えて通信会社から見れば、コンスタントに契約者にお金を貸している状態になります。

 

最近のスマートフォンは高額化が進み、総務省の指導によって回線と端末が分離されて、以前の様な、契約ユーザーへの端末大幅値引きをする政策がとれなくなっています。

人気の機種では10万円を超えることも珍しく無く、分割払を選択するユーザーが圧倒的に多い為、通信キャリアにとっては貸し出す金額が大きくなっているとも言えます。

 

そのため、契約者が支払いを毎月きちんと行ってもらえるのか?という、契約時の事前審査は厳しくなっている傾向にあります。

 

ホームルーターの契約は比較的審査が厳しい

SIMがセットされていて、コンセントに挿すだけでワイファイが利用できる様になるホームルーターのサービスは通信キャリア3社から発売されていますが、スマホのSIM契約同様に比較的厳しい審査が行われています。

 

ドコモ home 5G HR01

 

(出典:GMOとくとくBB ドコモ home5G

 

〇月額料金 4,950円

〇本体価格 39,600円 (月々サポートで毎月分1,100円が36回に渡り割引されるため、本体費用は実質無料で利用ができます。)

 

上質で高速なドコモ回線を無制限に利用する事ができて5千円を切り、本体代も実質無料で利用ができます。

 

上記キャンペーンサイトにて、「home 5G プラン」の新規契約と専用端末のご購入で、amazonギフト券18,000円分が獲得できます。

 

Speed Wi-Fi HOME 5G L12

 

(出典:UQ WiMAX公式

 

〇月額料金 1・2年目4,268円 3年目以降4,950円

〇本体価格 11,088円

 

本体価格は三社の中で最も安いですが、事実上無料になる割引は無く、36回払いで月額308円を別途支払います。

 

ソフトバンクエアー

 

(出典:SoftBank Air 公式

 

〇月額料金 1年目3,080円 2年目以降5,368円

〇本体価格 71,280円 (月々割で毎月分1,980円が36回に渡り割引されるため、本体費用は実質無料で利用ができます。)

 

現在ソフトバンクエアーでは、「Airターミナル5 GoGoキャンペーン」を行っています。

そのため、1年間の月額料金から毎月2,288円が割引され、1年目の月額料金は3,080円になります。

 

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事前審査は一律ではない

契約者の支払が焦げ付けば、ストレートに通信会社の収益に影響が出るため、金額が上昇する昨今では審査のハードルが高くなっているのは確かですが、審査のハードルを上げるほど、時間や人員に加えて調査料が掛かるため、コストを考えて一律には行われていません。

 

クレジットカードでの契約審査

支払い方法にクレジットカードを選択したユーザーは、そのクレジットカードが有効であり、支払能力に余力があるか?の調査は行いますが、審査は大幅に簡略化されます。

 

端末は一括で先払いするなど、利用する金額が少ない場合も審査は簡略化されます。

 

簡略化された審査は具体的に、まずグループ内のサービスで過去に未支払いが無いか?を確認します。

そこで問題が無ければ、同業者内の通信事業者協会で共有している未支払情報を参照します。

 

契約を申し出ている通信会社とは別の通信会社で、過去の未支払いが放置されている場合、高い確率で審査に通らないのは、これが原因です。

 

口座振替での契約審査

支払方法にクレジットカードでなく、口座振替を選択した場合には、審査基準が大きく上がります。

クレジットカードは入会時にカード会社が審査を行い、その厳しい審査を経た事を信用として、通信会社の審査は簡略化されますが、口座振替ではある意味、真っ新(さら)の状態からの信用調査が必要になります。

 

高額な機種を分割払するなど、取り扱う金額が高くなれば、審査基準も当然ですが上がります。

 

先の審査内容に加えて、時間とコストを掛けてでも、外部の信用情報機関へ参照を行います。

日本の個人情報機関には、以下があります。

 

全国銀行個人信用情報センター(KSC)

銀行や信用金庫などの、金融機関取引が記録されています。

 

株式会社シー・アイ・シー(CIC)

クレジットカードや信販会社などの、取引が記録されています。

 

株式会社日本信用情報機構(JICC)

主に、消費者金融の取引が記録されています。

 

一律に全部を調査する事は少ないと考えられますが、過去の支払事故が掲載されている場合は、高い確率で審査には通りません。

 

ブラックリストの存在は?

過去に何らかの支払事故を起こしている方は、「この人間とは契約をしてはいけない」という類いの情報が、一覧で掲載されているイメージの、ブラックリストの存在を気にしている方も多いですが、通信会社の社内情報から外部の信用情報機関まで、そのようなリストは実際には存在していません。

 

各段階において、淡々と過去の取引記録が残っていて、支払事故が有った場合もその事実が当然掲載されています。

これらの情報内容を元にして、通信会社ごとに独自の基準で精査を行って、審査の可否を決定しています。

 

これらの情報には、契約を申し込まれたが審査が通らなかった事実は掲載されません。

未支払いについて年数が経過した場合、たとえば5年とか10年が過ぎれば履歴が消えるという巷の噂を聞いたことがありますが、支払が完了してから5年程度で支払い事故の経歴は多くが削除されますが、未支払いのままで通信会社の履歴が消える事は、基本的にありません。

 

格安SIMなら審査はどうなのか?

比較的厳しい審査が行われている通信キャリアですが、SIMを入手する方法は3大キャリアだけに限られず、格安SIMという手段もあります。

 

しかし、自社で回線やアンテナ基地局を持って運営されている、主なキャリア(MNO)と呼ばれる通信会社は、日本にはドコモ・au・ソフトバンク・楽天の4社しかなく、格安SIM(MVNO)と呼ばれる自社設備を持たないで運営されるサービスは、MNOから回線の一部を借りて運営されているため、過去の支払事故情報の多くは共有されていると考えられます。

 

また、コストを掛ける事ができない格安SIMでは、審査コストを掛けないため、支払方法をクレジットカードに限定しているケースが多くあります。

 

ワイファイを契約なしで利用する具体的な方法とは?

ワイファイを契約なしで利用するためには、審査をしないで利用できる、前払い・現金一括払いが有効です。

 

前払い方式のSIMを入手して、それを利用する機器を一括払いで購入すれば、審査不要でワイファイを契約なしで利用する事が可能になります。

 

SIMと機器を組みあわせる時の注意ポイント

通信会社で機器とSIMがワンセットになっている場合は、そのまま簡単に利用する事ができますが、SIMと機器を自分で入手して組みあわせる、ワイファイを契約なしで利用するためには注意するポイントがあります。

 

SIMフリーの端末を購入する

購入する機器は基本的に「SIMフリー」と呼ばれるタイプにする必要があります。

 

過去に通信キャリアが販売してきた機種の多くは、自社のSIMしか利用できない様にロックが掛けてある「SIMロック」タイプです。

これがユーザーの過大な囲い込みを誘発している原因の一つであると、総務省は通信各社に指導を行い、現在では原則SIMフリーという、制限が無くどこの通信会社のSIMでも利用ができる仕様になっています。

 

手元に支払い済みのスマートフォンがある場合は販売した通信会社に申し出て、SIMロックを解除できる可能性があります。

通信会社に申し出られない事情がある場合や、機種がかなりの年数を経過している古いものなら、SIMフリーの機種を一括払いで入手する方が賢明です。

 

SIMフリーの端末機器は、Amazonをはじめとした通販モールで簡単に購入が可能です。

クレジットカードは必ずしも必要が無く、振込やコンビニ払いにも対応しています。

 

利用する電波で利用できる機器が異なる場合がある

先払いで入手するSIMはプリペイド型SIMと呼ばれるもので、期間やデータ容量が決められている使い捨てタイプのSIMです。そのため契約なしで利用する事ができます。

 

基本的に通信キャリアではこのタイプは販売されておらず、先述のMVNOを中心に販売されています。

利用する電波の種類はそれぞれ異なり、周波数帯に対応している機種を使用する必要があります。

 

現在主力の4Gでは、周波数帯は以下のようになっています。

 

バンド 周波数帯 使用するキャリア
1 2GHz帯 docomo・au・SoftBank
3 1.7GHz帯 docomo・au・SoftBank・楽天モバイル
8 900MHz帯 SoftBank(特に重要なバンド)
11 1.5GHz帯 au・SoftBank
18 800MHz帯 au(特に重要なバンド)
19 800MHz帯 docomo(特に重要なバンド)
21 1.5GHz帯 docomo
26 800MHz帯 au(特に重要なバンド)
28 700MHz帯 アジア太平洋共通バンド(docomo・au・SoftBank)
41 2.5GHz帯 Wireless City Planning・UQ コミュニケーションズ
42 3.5GHz帯 docomo・au・SoftBank

 

(特に重要なバンド)と記載がある周波数帯は、電波が遠くまで届くプラチナバンドと呼ばれる、各社で主力になっている周波数帯です。

この周波数帯を軸として複数のバンドを利用する事で、回線速度や安定感が出ます。

 

たとえば、バンド19が利用出来ない機種では、ドコモの電波を使ったプリペイド型SIMは正常に稼働しないと考えられます。

 

注意点を把握した上で、具体的にワイファイを契約なしで利用できる手段を見てみましょう。

 

プリペイド型のSIMを購入する

プリペイド型SIMは、基本的に電話通話には利用できず、電話番号もありません。

 

購入するSIMによって、有効期限は異なってきます。

利用日の有効期限があるタイプや、開通手続きをしてからの期間が定まっているなど様々な種類があります。

 

利用する機種によってSIMを自動的に認識する事もありますが、原則はプリペイド型SIMの購入時に添付されているAPNと呼ばれるアクセスポイントの情報を機器に入力することで開通して利用できる様になります。

 

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有効期限は設定されていますが、10GBのデータ量は有効期限内なら利用日数の制限はありません。

 

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