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NURO光のキャッシュバックはお得?他の光回線と料金や特徴を比較

光回線

初の環境分野でのノーベル平和賞を受賞した、ワンガリ・マータイ(Wangari Muta Maathai)さんは、ケニア出身の女性環境保護活動家であり、政治家でもあります。

 

彼女が2005年に京都議定書関連行事のため来日の折り、最も感銘を受けたのは「もったいない」という言葉だったそうです。

 

本来の「もったいない」は、現在の使われ方とは少々異なり、「不都合な状態を断定する事」「感謝の気持ちを表す事」でした。言葉は生き物で、時代と共にニュアンスが変化することは、珍しい事ではありません。

 

現代では、「せっかく××なのに、その価値が活かされて無く、無駄になっている」意味合いで、主に用いられています。

 

「もったいない」は「wastefu」と同義語と捉えられていましたが、日本語の「もったいない」はもっと意味が深く、敬意や慈愛をベースにして消費削減・リユース・リサイクルの概念が含まれていて、世界には同じニュアンスの言葉が見つかりません。そのことが彼女に深い感銘を与えました。他の言語では置き換えられない「MOTTAINAI」という言葉は、概念を含めて世界中にそのまま拡散しています。

 

大泉洋氏の出演「NURO 光」の新CM、「NUROにしないの、もったいない」を、テレビでご覧になった方も多いと思います。

 

NURO光にしないのは、本当に勿体ないのか?キャッシュバックを含めて、他の光回線と料金や特徴を比較していきます。

 

NURO光とは何?

 

(出典:NURO光公式サイト)

 

 

NURO光の成り立ち

NURO光は、大手プロバイダ「ソニーネットワークコミュニケーションズ」が「So-net」のネットワーク基盤「NUROネットワーク」を使ったサービスです。

 

NUROブランドのサービスの一つとして2013年4月15日からサービスをスタートしています。

 

NURO光のサービス開始は比較的新しいと言えますが、So-netは、日本でインターネットが普及し始めた1996年にプロバイダ事業を始めています。同時期にサービスを開始したニフティやBIGLOBEなどの多くは、パソコン通信系で、マニアから一般に普及する動きですが、So-netは家電メーカーのソニーが母体である事も影響して、当初からマニア向けではなく、一般ユーザーに向けた幅広い施策を打ってきました。

 

NURO光の回線は、NTT東西が敷設した光ファイバーケーブルを利用していますが、ダークファイバーと呼ばれる、NTTが利用していない回線を利用しています。

 

そのためNTT東西が運用している「フレッツ光」とは、全く別の扱いになっていて、「光コラボ」の扱い事業者にも入っていません。

 

 

 

人気の理由は速さ

現在、光回線の主流スピードは、1Gbpsが主流です。

 

NURO光は、普及タイプのNURO光2ギガプランでも、理論上は2倍である2Gbpsの速度が出ます。

 

この速さを実現出来ているのは、「G-PON」技術にあります。

 

一本の光回線を多くの加入者で使わなければ、営業コスト的に光回線は成り立ちません。そのための技術として、「PON」と呼ばれる技術があります。

 

日本で展開する多くのサービス提供業者は、「GE-PON」という技術を使うのに対し、NURO光は「G-PON」を採用しています。GE-PONの通信速度が最大1Gbpsなのに対して、G-PONの通信速度は最大下り2Gbpsの速度を誇ります。

 

本来、「GE-PON」を採用する方が、光回線の運営コストは安くなり、有線LAN規格「イーサネット」の信号をそのまま使える利便性があります。

 

多くの光回線を扱う企業が、「GE-PON」を採用して技術が確立されていている事で、後発企業にとっても導入しやすく、運営しやすいのは「GE-PON」です。

 

NURO光は、参入時期が後発のため、何らかの差別化を図る必要が有り、他社同様の「GE-PON」を採用しては、ユーザーの選択肢が一つ増えるだけに甘んじる可能性が大であり、それを避けたかったと言えます。

 

日本だけのドメスティックな発想では、素直に「GE-PON」の採用になりそうです。しかし、世界に目を向ければ、日本よりも光回線の普及が遅れた国々も多く、それらの後発組では既に「G-PON」が普及し始めていて、安価な設備とノウハウを、それらの国から流用することが出来ました。遅れた参入時期が、ここでは大きなプラスに作用しました。

 

速さで評判のNURO光、実際の速さは?

広く普及している光回線が1Gbpsに対して、巷でも回線速度で評判の高い、2Gbpsを標榜するNURO光の回線速度は、実際にどれくらいの数値が出るのか?

 

その前に、通信速度について、基本的な事を説明します。

 

通信速度の基礎知識

光回線に限らず、通信速度の単位は「bps」という単位で、数値が大きくなるほど高速になります。

 

bpsはBit per secondの略語で、1秒間にどれだけのデータ量を転送出来るかという意味です。1,000bpsは1kbpsであり、1,000kbpsが1Mbpになり、1,000Mbpsは1Gbpsになります。

 

通信速度には上りと下りがあります。

 

快適さに大きく関わるのは、主に使用頻度の高い下り速度です。

動画鑑賞したりネット閲覧したりするのに関わるのが、下りスピードだからです。

写真や動画をアップする時に関わるのが、上りのスピードです。

 

理論上の数値は基本的に出ない

サービスを提供する企業が公表している速度数値は、あくまで理論上の数値であり、その速度でユーザーが利用出来るという速度ではありません。

 

速度については、NURO光の公式ページでも、同様の事を記述しています。

 

“「2Gbps」という通信速度は、ネットワークから宅内終端装置へ提供する技術規格上の下りの最大速度です。お客さまが使用する個々の端末機器までの通信速度を示すものではありません。

 

端末機器1台における技術規格上利用可能な最大通信速度は、有線接続(1000BASE-T1ポート利用)時で概ね1Gbps、無線接続時で概ね1.3Gbpsです。(IEEE802.11acの場合の速度です。弊社が設置する宅内終端装置の機種により対応していない場合があります。)

 

速度は、お客さまのご利用環境(端末機器の仕様等)や回線混雑状況等により、低下する場合があります。“

 

公称の数値が出ないことで、何か問題が有るかと言えば、基本的に有りません。

 

1Gbpsは、単位を変更すれば1,000Mbpsの事ですが、そんな数値が実際に必要なケースは、一般家庭では基本的にありません。

 

解りやすい数値例として、スマートフォンがサクサクストレス無く動く為に必要な速度は、以下の通りです。

 

□メール・LINEで128kbps~1Mbps

□ウェブを閲覧する為にはテキスト中心のサイトで1Mbps。大きな写真が混在しているサイトで10Mbps程度

□動画は解像度にもよりますが、5Mbpsから20Mbps

 

この数値は、必ずしも必要ということではなく、快適に利用出来る目安です。

1,000Mbpsと言う数値が、如何に浮世離れしているか、ご理解頂けたと思います。

 

この数値だけ見れば、必ずしも光回線でなければ、出ない速度ではありません。では、何故?インターネットの利用に、光回線が最適なのかと言えば、快適性に尽きます。

 

50ccのバイクでも目的地に到着する事は出来ますが、3500ccにハイブリッドモーターを搭載した乗用車が売れるのは、オーナーの見栄だけではありません。

 

家族みんなで、各自が自分の好きな動画や音楽、ネット閲覧を楽しむ・瞬発力の必要な高解像度のゲームを楽しむ・音声や映像が途中で途切れる事無くテレワークミーティングや、オンライン授業を受ける等、通信速度が安定して速いからこそ、快適な利便性が享受出来ます。

 

 

 

NURO光の通信速度レポート

サービスを提供する企業が発表する数値よりも、実際にユーザーが利用していて、どれくらいの速度が出ているのかが重要です。

 

みんなのネット回線速度では、光回線を利用する幅広いユーザーの実測数値を公開しています。

直近3ヶ月に計測された、36616件のNURO光の測定結果から平均数値は

 

平均ダウンロード速度: 545.65Mbps

平均アップロード速度: 494.08Mbps

 

になっています。

 

これだけのスピードが出れば、通常のインターネット利用を家族で行っても、余裕を持って使う事が出来て、何の問題も無いことがわかります。

 

NURO光の料金・費用を他社と比較

NURO光に掛かる料金を、他社と比較してみましょう。

 

マンション集合住宅タイプ

マンション 料金 キャッシュバック セット割引 契約期間 途中解約の違約金
NURO 光 月額5,200円 45,000円 SoftBank 3年 3,850円
工事費44,000円 +撤去費
→ 実質無料
ドコモ光タイプA 月額4,400円 20,000円 docomo 2年 4,180円
工事費16,500円
→ 実質無料
ドコモ光タイプB 月額4,620円 20,000円 docomo 2年 4,180円
工事費16,500円
→ 実質無料
楽天ひかり 月額4,180円 楽天ポイント1,000P なし 3年 4,180円
工事費16,500円
ソフトバンク光 月額4,180円 25,000円 SoftBank 2年 4,180円
工事費26,400円 Y!mobile
乗換は実質無料
@TCOMヒカリ 月額4,180円 33,000円 au 2年 2,200円
工事費16,500円 月額割引をCB換算 LIBMO
→ 実質無料 3,960円 UQ mobile
@nifty光 月額4,378円 22,000円 au 3年 3,630円
工事費16,500円 月額割引をCB換算 UQ mobile
19,800円
ASAHIネット光 月額4,235円 月額割引をCB換算14,500円 au 1年 22,000円
工事費16,500円
→ 実質無料
ビッグローブ光 月額4,378円 20,000円 au 3年 3,360円
工事費16,500円 UQ mobile
→ 実質無料
So-net光プラス 月額4,928円 50,000円 au 3年 3,480円
工事費26,400円 UQ mobile
→ 実質無料
auひかり 月額4,180円 40,000円 au 3年 2,730円
工事費33,000円 UQ mobile +撤去費 同一棟内16契約以上
→ 実質無料

 

戸建てタイプ

戸建て 料金 キャッシュバック セット割引 契約期間 途中解約の違約金
NURO 光 月額5,200円 45,000円 SoftBank 3年 3,850円
工事費44,000円 +撤去費
→ 実質無料
ドコモ光タイプA 月額5,720円 20,000円 docomo 2年 5,500円
工事費19,800円
→ 実質無料
ドコモ光タイプB 月額5,940円 20,000円 docomo 2年 5,500円
工事費19,800円
→ 実質無料
楽天ひかり 月額5,280円 楽天ポイント1,000P なし 3年 5,280円
工事費19,800円
ソフトバンク光 月額5,720円 25,000円 SoftBank 2年 5,720円
工事費26,400円 Y!mobile
乗換は実質無料
@TCOMヒカリ 月額5,610円 35,000円 au 2年 3,300円
工事費19,800円 月額割引をCB換算 LIBMO
→ 実質無料 5,280円 UQ mobile
@nifty光 月額5,720円 22,000円 au 3年 4,840円
工事費19,800円 月額割引をCB換算 UQ mobile
23,760円
ASAHIネット光 月額5,698円 月額割引をCB換算14,500円 au 1年 22,000円
工事費19,800円
→ 実質無料
ビッグローブ光 月額5,478円 20,000円 au 3年 4,230円
工事費19,800円 UQ mobile
→ 実質無料
So-net光プラス 月額6,138円 50,000円 au 3年 4,580円
工事費26,400円 UQ mobile
→ 実質無料
auひかり 月額5,610円 40,000円 au 3年 4,730円
工事費41,250円 UQ mobile +撤去費
→ 実質無料

 

総評

月額料金が他社と比較しても安い事が解ります。

 

高速接続が出来て、Wi-Fiルーターが無料でレンタル、戸建てプランでは、カスペルスキーのセキュリティソフトが無料で利用出来ます。

 

大泉洋氏がCMで言っている、「NUROにしないの、もったいない」は、回線速度が速く、月額料金も安いNURO光にしないのは、「も