2023年3月時点での光回線総加入者数は、国内で3,800万件に到達しています。
家庭に引いている回線と企業のオフィスに引いている回線を合算した件数ですが、携帯電話とは違い、一つの家庭に光回線を複数引く事は基本的に無いと考えれば、光回線の普及は順調に進んでいると考えて間違いありません。
コロナ禍によって外に出る機会が強制的に減らされたこともあり、その間は自宅で過ごす時間が増加したニーズにあわせて、光回線の導入者は近年では希な増加数を示しましたが、日常を取り戻すのにつれて光回線の純増数も落ち着いてきています。
光回線以外のインターネットを利用する回線手段として、ソフトバンクエアーなどの無線を使うタイプのホームルーターも、導入の手軽さがあり大幅に増加しています。
新世代の5Gを導入したこともあり、公称値と呼ばれる供給側が計算上で算出している通信速度では、すでに標準的な光回線の公称値を超えているものも出てきています。
しかし、実際に利用できる通信クオリティでは、有線を使いロスが少ない光回線の方が圧倒的に速い通信速度と安定感があり、家庭で使う高速通信の固定ブロードバンド市場では、光回線のシェアが9割程度を占めています。
その光回線の代名詞と言えば、日本全国に光回線を幅広く普及させたNTT東西の「フレッツ光」で、光回線のシェアでも他社を圧倒する割合を占めています。
そろそろウチにも光回線をとお考えの方も多いと思います。
そこに最初に立ち塞がるのは、光回線の導入をするには工事費というハードルが存在する事です。
このハードルは「工事費無料キャンペーン」がもしもあるなら、一気に下がります。
「フレッツ光」の工事費無料のキャンペーンを展開する申込み窓口はないか?と、仮説を立てて検証してみます。
光回線の工事費とは?
(出典:NTT東日本公式)
光ファイバーケーブルを全国に張り巡らすのには、莫大な費用が掛かります。
ここで言う工事費は、その費用とは全く別のものです。
光ファイバーケーブルが、設置を希望する近所まで来ている場所だけが、光回線を開通出来ます。そこから自宅までの、回線引き込み工事という意味合いです。
一戸建てに光回線を導入する場合の工事は、近くまで来ている光ファイバー回線を、自宅に引き込む工事で、工事業者が自宅に出張してきて工事を行う必要があり、費用が発生します。
マンション集合住宅タイプでは、既にマンションの共有スペースなどに光回線が引き込まれている場合と、引き込まれていない場合では費用の他、工事に掛かる時間も異なってきます。
既に回線が建物に引き込まれているなら、工事費用が抑えられるケースも有ります。既に前居住者が光回線を使用していて、光コンセントが設置されている場合は、工事をする人件費が発生せず、回線側の切替作業だけで使える様になるケースです。これを無派遣工事と言います。
逆に共有スペースに光回線が引き込まれていないマンション集合住宅では、戸建てと同様の工事が必要になる場合もあります。
光回線は何社有る?
生活する中で、光回線導入へのアプローチを受ける事、ありますよね?
大型家電量販店の量販店店頭や携帯電話ショップなどでは、法被(はっぴ)を纏ったスタッフから声を掛けられた経験をお持ちの方が多いと思いますし、自宅の訪問を受けて勧誘チされた方もいらっしゃる事でしょう。
その上、光回線とは直接関係の無いカード会社などのサービスから、加入特典の案内というケースもあり、いったい何社が光回線のサービスを行っているんだろう?って思いますが・・・実は光回線を敷設管理している企業は、それほど多くありません。
(出典:MM総研)
ICT市場専門のリサーチ会社、株式会社MM総研の2023年3月発表のデータによれば、全国的に広く普及しているのは、NTTグループ(NTT東日本+NTT西日本)の2357.5万件であり、そのシェアは半数を大きく超える62%に達しています。
前述のように、回線が近くまで来ていないと加入出来ませんので、いち早く全国に向けて光回線の整備に乗り出し、普及を進めてきたNTTグループの数字が大きくなるのは当然で、マンションの共有スペースまで光回線が引き込まれているケースでは、圧倒的にフレッツ光である事が多くなります。
フレッツ光とは?
NTT東日本・NTT西日本が提供する光回線が、フレッツ光です。
提供エリアが圧倒的に広く、日本を代表する最大手の光回線サービスであり、回線品質の信頼と品質の高さに定評があります。
フレッツ光は、NTT西日本とNTT東日本で提供されるサービスや料金詳細等が異なります。
ユーザーはNTTとフレッツ光を契約して回線を使用しますが、それだけではインターネットの利用は出来ません。プロバイダと呼ばれる接続業者と、別途契約する必要があります。
(出典:NTT西日本*一部改変)
具体的なフレッツ光の工事費(フレッツテレビ・ひかり電話等のオプションは除外した基本工事のみ)は、以下の通りです。工事費はNTT東日本・NTT西日本とも同じです。
戸建てファミリータイプ
一般的な基本工事費は19,800円です。
一括払いか、分割払いになります。
分割払いの場合▼
【東日本エリア】初回 3,300円・2回目以降 687円×23回・最終月 699円
【西日本エリア】初回 3,300円・2回目以降 717円×22回・最終月 726円
集合住宅マンションタイプ
一般的な基本工事費は16,500円です。
一括払いか、分割払いになります。
分割払いの場合▼
【東日本エリア】初回 3,300円・2回目以降 550円×24回
【西日本エリア】初回 3,300円・2回目以降 573円×22回・最終月 594円
無派遣工事
(出典:NTT東日本 一部改変)
この図はマンション集合住宅の場合です。
戸建て住宅の場合も基本は同じですが、「無派遣工事」とは既にフレッツ光が利用できる状態にある場合に、工事業者が出向いて行う派遣工事が必要無くなり、回線挿入工事費が大幅に安くなるだけでなく、利用できるまでの期間が通常は2週間から1ヵ月程度がかかるところを、最短では1週間程度で開通する事が可能になります。
無派遣工事で開通が可能になるのは、戸建てやマンションの新築施工時に工事が行われる事もありますが、原則として過去にフレッツ光が導入されていた、一戸建てやマンション集合住宅の個別の部屋に限られます。
無派遣工事が可能になる目安として、部屋の壁に電気コンセントとは別のパーツが設置されている事です。
一番左の光コンセントは、戸建て・マンション集合住宅のどちらにもありますが、真ん中と右のポートジャックについては、基本的にマンション集合住宅のみです。
これは、一戸建てが光回線を直接引き込むのに対して、マンション集合住宅では、建物の共有スペース内まで引き込まれた光回線の配線方式が複数あるためです。
ただしこれは一つの目安で、実際に利用できる状態になっているかは確定ができず、NTT側の判断になります。
NTT局内工事費として、2,200円かかります。
このフレッツ光の工事費無料キャンペーンを行っている窓口を、探してみます。
フレッツ光の工事費無料キャンペーンは行われていない!?
現在、新規でフレッツ光の導入工事費無料キャンペーンは、残念ながら開催されていません。
一部例外としてあるのは、「フレッツ・ADSL」や「フレッツ・ISDN」などの古いフレッツ系の回線サービス利用者に向けて、フレッツ光への移行を促す政策があります。
古いサービスの解約が前提であり、NTT東日本では申込期限が2023年4月1日(土)~2024年3月31日(日)・開通期限が2024年6月30日までになっていて、NTT西日本では同様の政策が申込み期間2023年6月1日~2025年3月31日で、開通期限が2025年3月31日となっています。
一般的な新規の工事費が無料になるキャンペーンは、公式サイトだけでなく取り扱いのある代理店窓口でも行われていません。
以前はフレッツ光の工事費無料キャンペーンが、多くの代理店で盛んに行っていましたが、近年見かける事がすっかり無くなりました。
これは家電量販店などの店頭でも同様で、昔はよく見かけたフレッツ光の法被姿の勧誘スタッフも見かけません。よく見かけるのはソフトバンク光やドコモ光などの、フレッツ光とは異なる光回線サービスの名前が入っています。
なぜ?工事費無料キャンペーンが行われないのか?「フレッツ光」を販促する工事費無料キャンペーンを行わないのは、ちゃんと理由があります。
フレッツ光回線の利用方法は、2種類有る
(出典:NTT西日本*一部改変)
「フレッツ光」回線を利用するのには、先にご説明したNTT東西と契約に加えてプロバイダ契約を結ぶ以外に、NTT東西から回線であるフレッツ光の卸し提供を受けたプロバイダが、プロバイダ契約と回線をワンセットにして提供する「光コラボ」が有ります。
光コラボの特徴
契約先が一箇所で済む「光コラボ」は、NTT東西と直接契約しません。
「光コラボ」はNTT東西の光回線「フレッツ光」を利用しますが、NTT東西はあくまで卸業者の立場であり、ユーザーとは直接関わらないポジションになるからです。
「光コラボ」サービスは、2015年2月から開始されています。その背景にあるのは、光回線の安価な普及を促進したい国の意向と、ユーザーの利便性です。
フレッツ光では契約を回線とプロバイダの2箇所で行う必要があり、手続きや支払いも2箇所になる他、トラブル時の問い合わせ窓口も2箇所になりますが、光コラボでは全て一本化された事で利便性が高まっています。
光コラボの方が安価に利用できる
利便性だけでは無く、光コラボを提供しているのはNTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社に上り、激しい競争の中にある各社で鎬(しのぎ)を削っていて、独自のメリットを出す事に力を入れてサービスの充実と共に、提示出来る価格メリットの追究に余念がありません。
光コラボでは回線を卸し提供するNTT東西も、ユーザー獲得や対応に必要になるコストを削れることになります。
結果として光コラボの月額料金は、フレッツ光料金+プロバイダ料金よりも安価に、魅力あるサービスを提供できるようになりました。
人気の光コラボで、フレッツ光+プロバイダ契約の合計金額と比較してみましょう。
@nifty光 | ビッグローブ光 | ソフトバンク光 | @TCOMヒカリ | ||
光コラボ | マンション 月額 | 4,378円 | 4,378円 | 4,180円 | 4,180円 |
戸建て 月額 | 5,720円 | 5,478円 | 5,720円 | 5,610円 | |
フレッツ光+プロバイダ | マンションプロバイダ料金 | 1,045円 | 990円 | 1,045円 | 1,320円 |
東日本マンション月額計 | 4,400円 | 4,345円 | 4,400円 | 4,675円 | |
西日本マンション月額計 | 4,180円 | 4,125円 | 4,180円 | 4,455円 | |
戸建てプロバイダ料金 | 1,320円 | 1,100円 | 1,320円 | 1,320円 | |
東日本戸建て月額計 | 6,490円 | 6,270円 | 6,490円 | 6,490円 | |
西日本戸建て月額計 | 6,050円 | 5,830円 | 6,050円 | 6,050円 |
マンション集合住宅でのフレッツ光+プロバイダ契約での利用は、同じ建物での利用者数によって支払料金が変わってきますが、上記の表は最も安いケースを想定して計算しています。
その価格よりも光コラボの方が安く、マンション集合住宅利用の場合は光コラボ契約なら、利用者数に左右されずに同一料金で利用ができます。
個人契約のフレッツ光は「光コラボ」が主流に
利便性が高く価格も安いため、フレッツ光の契約形態の中心は一気にフレッツ光から光コラボに変わり、それに伴って代理店も光コラボに多くのリソースを割いて、販売促進に力を入れる様になります。
フレッツ光を利用する契約形態で、7割以上が光コラボになっています。
そのため光コラボの登場以降は、工事費無料を含むキャンペーンのメインは光コラボになり、フレッツ光のキャンペーンが行われなくなりました。
フレッツ光の利用形態として、個人利用の中心は光コラボになりました。
しかし、店舗やオフィス企業などの法人利用では、従来からあるフレッツ光+プロバイダ契約が主流になっています。
法人契約と個人契約の棲み分け
目に付きやすい、ショップや販売代理店などでのフレッツ光の販売は光コラボになりましたが、フレッツ光の販売形態が全面的に光コラボになったわけではありません
光コラボでは前述のようにNTTと直接付き合いは無くなりますが、個人契約の場合ならデメリットは基本的にありません。
しかし、通信会社として最も歴史が古く、企業などの法人にとっては必要不可欠な、電話を含めた包括的な通信サービスの提供を望む場合、NTTの持つ豊富なノウハウや技術力が利用活用するためには、NTTと直接付き合える手段がある方が、大きなメリットがあります。
そのため、法人のフレッツ光の利用形態は個人とは異なり、フレッツ光+プロバイダ契約が中心になってます。
また、光コラボは法人名義ではなく、みなし法人(会社名+個人名の個人名義)での契約しかできないことが多いため、純粋に法人名義で契約したい場合は、フレッツ光+プロバイダ契約になります。
光回線の個人契約は「光コラボ」・法人契約は「フレッツ光」と棲み分けが進んでいて、取り扱い各社の販促やそれに伴うキャンペーン等も沿った状況になっています。
フレッツ光を法人契約にする理由
個人事業主やお店・企業の責任者の場合は、フレッツ光の契約を個人名義でも契約する事が出来ます。
法人は会社の登記が必要で、設立するためには少なくない費用と手間が掛かります。
しかし、個人事業主・SOHOは税務署に届出するだけでOKです。
フレッツ光の法人契約は、法人格が無い個人事業主や店舗・SOHOでも契約が可能です。
価格の安い光コラボではなく、敢えて店舗や企業などがフレッツ光の法人契約にするのには、以下の理由があります。
経費として計上し易い
フレッツ光は法人契約の場合、請求書での支払いが可能になります。会社や事業の経費として税務計上する場合には、請求書と支払い領収書が必要になります。
コラボ光やフレッツ光でも個人契約の場合には、クレジットカードでの支払いが一般的で、請求書・領収書の発行が有りません。
24時間サポートが受けられる
フレッツ光の法人契約では、24時間サポートが受けられるオプションサービスが有ります。
個人契約の通常保守は9時から17時の日中保守ですが、法人契約の場合はオプション加入で夜間や早朝を問わず、不具合があればフレッツ光の業者が駆けつけてくれて、対応が受けられます。ビジネスを止めません。
固定IPの利用
フレッツ光の法人契約では、プロバイダを自由に選べるので固定IPを利用することが可能です。
固定IPとは、インターネット上の住所が固定される事を意味します。個人契約の場合は、接続する度にIPアドレスが割り振られて変わります。
通常のネット閲覧をするだけなら、IPアドレスを固定するメリットは有りませんが、社外から社内のサーバーにアクセスする場合や自社サーバーでホームページの構築等、自社サーバーを運営する場合には固定IPが必要になります。
VPNの利用
VPN(Virtual Private Network)は、仮想の専用回線構築です。
データが暗号化されることでセキュリティが大きく高まり、社外から社内ネットワークに安全に接続するテレワークにも必須の機能です。
同時接続機器の台数
フレッツ光の個人契約では、端末の接続台数は10台までが推奨されています。
法人契約のオプション契約(NTT東日本ではフレッツ光ネクスト プライオ1やフレッツ光ネクスト プライオ10・NTT西日本ではフレッツ光ネクスト ビジネスタイプ)を結べば、同時接続台数に制限が無くなります。
フレッツ光の法人契約は、代理店での契約がお得!
法人・SOHO・個人事業主の方は、フレッツ光を個人契約よりも法人契約する事で多くのメリットを享受出来ます。
フレッツ光の工事費が無料になるキャンペーンはありませんが、オンライン専門代理店で申込みを行えば、工事費にかかる費用を上回る金額のキャッシュバックキャンペーンが行われています。
フレッツ光を取り扱う代理店は数多くありますが、信用のおける代理店で契約することが重要です。
代理店キャッシュバックの金額に魅力を感じたのに、色々な理由を付けて支払いが無かったり、契約を結んだのにもかかわらず、いつまで経っても回線が開通しなかったりするケースも有ります。
信用がおける代理店の目安になるのは、「正規代理店」であること・「大手」の代理店(資本金1億円以上)です。正規代理店では問題のある対応をすれば立場が危うくなりますし、資本金1億円以上の大企業は、毎年国税の立ち入り調査が行なわれるなど、企業を監視する目が厳しくなっています。
ただいま当サイトで店舗・事務所・法人向けのフレッツ光新規契約キャッシュバックキャンペーンに申し込むと、最大85,000円のキャッシュバック等の豪華特典と選べるキャンペーンを開催中です。
キャンペーンの詳細は、以下のリンクを御確認ください。
光コラボなら「工事費無料」の申込窓口がある
光コラボの場合なら、工事費無料のキャンペーンを行っている窓口があります。
公式で行っている場合と、公式では行っていなくてもオンライン専門代理店では取り扱っているケースがあります。
具体的に、工事費が無料で導入出来る、人気の光コラボ窓口を見ていきましょう。
ファミリータイプ (戸建て) |
マンションタイプ (集合住宅) |
|
@TCOMヒカリ | 工事費19,800円→ 実質無料 | 工事費16,500円→ 実質無料 |
ASAHIネット光 | 工事費19,800円→ 実質無料 | 工事費16,500円→ 実質無料 |
ビッグローブ光 | 工事費19,800円→ 実質無料 | 工事費16,500円→ 実質無料 |
ドコモ光 | 工事費19,800円→ 無料 | 工事費16,500円→ 無料 |
So-net光プラス | 工事費26,400円→ 実質無料 | 工事費26,400円→ 実質無料 |
ソフトバンク光 | 工事費26,400円→乗換は実質無料 | 工事費26,400円→乗換は実質無料 |
実質無料となっているのは、工事費の分割払いをする手続きで導入工事を行い、毎月の支払額の同額が毎月割引きを受けられるため、実質支払額が発生しないため無料になります。
この場合では、分割した工事費を全額払い終える前に解約をすると、残債の精算をする必要が出てきます。
ソフトバンクの場合は、他社からの乗り換えに関して工事費が実質無料になるので、新規契約は対象外ですが、NURO光やauひかり、ケーブルテレビ系や電力会社系を既に利用しているユーザーの乗り換え先としては、回線工事費だけでなく利用していた回線の撤去費用や違約金まで負担して貰えるのでオススメです。
コスパの良い利用方法は工事費以外にも目を向ける必要があり
インターネットを利用する費用としては、光回線以外にスマートフォンがあり、併せて通信費として継続して支払う必要があります。
光回線もスマホプランも一旦契約をすれば長期的に支払う傾向にあり、毎月少しの差でも長年に渡れば大きな金額なるため、工事費に注目するだけで無く、毎月支払う通信費のトータル費用を安くする手段を考えるべきです。
光回線が自宅に導入後はスマホプランに無制限・大容量は不要
家族がいらっしゃるなら、通信費トータル費用で大きな割合を占めるのは毎月のスマホ代です。
光回線が自宅に入っていない場合なら、キャリアが適用しているメインプランである、無制限・大容量プランはメリットがありますが、光回線が導入された後では、多くのスマホユーザーにとって無駄な支払になる可能性が大いにあります。
スマートフォンで大きなデータ量を消費するのは、腰を落ち着けて動画視聴などを行う自宅であるケースが多く、自宅に光回線があればWi-Fiを使って利用するため、契約している通信会社のスマホプランのギガは消費しません。
ギガを消費するのは外出時にWi-Fiが利用できない環境にある時だけで、LINEを使って連絡をとったり、MAPを利用したりやSNSチェックをしたりなどでは多くのデータ量は消費しません。
2022年8月25日に株式会社MM総研が調査した、「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2022年7月時点)」を見てみましょう。
(出典:MM総研)
このグラフはWi-Fi利用のデータ量は含まずに、純粋に契約しているスマホプランのギガを消費したデータ量だけを表しています。
多くのスマホユーザーが3GB未満に集中しており、最も多いのは1GB未満である事が明白です。
自宅に光回線導入後は、月に3GBプラン程度で多くのスマホユーザーは済み、無制限・大容量プランは必要が無くなります。
小容量プランのコスパなら格安SIMかサブブランド
3GB程度の小容量プランなら、キャリアから用意されている従量制プランよりも、格安SIMに乗り換えた方が、コスパは大幅に良くなります。
3GB未満程度をキャリアで利用した場合、4千円半ばから5千円半ばの料金がかかりますが、格安SIMなら月額1,000円前後の料金で利用する事が可能になります。
セット割で更にコスパは良くなる
光コラボでは、格安SIMの月額料金を安くする「セット割」が適用される組みあわせがあり、家族で乗り換える事で通信費トータル費用は確実に下がります。
便利で高速な光回線を導入すれば月額費用が発生しますが、スマホ代の下がった分で十分に支払が可能であり、無制限・大容量プランを家族で利用していた場合では、通信費トータル費用を下げる事も可能です。
格安SIMはキャリアから回線の一部を借り受けて運営されているため、利用できる電波には差が無く、繋がりやすさは同じですが、混み合う時間帯には回線速度が低下するケースがあります。
格安SIMに不安のある方なら、回線の一部ではなく、キャリアのメインブランドと同様に回線の全てを利用しながら安価になる、サブブランドの利用もお勧めです。
サブブランドにセット割が適用される組みあわせで利用すれば、格安SIMに遜色の無い月額料金で利用する事ができます。
工事費とコスパでオススメの「光コラボ」は?
数ある光コラボから、工事費とコスパを考慮して選ぶオススメの「光コラボ」を、具体的にご紹介していきましょう。
@TCOMヒカリ
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です。
@TCOMヒカリは自社データセンターを保有し、自社光ファイバーケーブルを運用するなど、単にプロバイダとしてだけで無く、豊富な技術力が有り人気があります。
回線導入工事費無料
光コラボである@TCOMヒカリを利用するには、フレッツ光の導入工事が必要で最大で19,800円の標準工事費がかかりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。
格安SIM「LIBMO」のセット割
(出典:LIBMO公式)
自宅に光回線「@TCOMヒカリ」を導入して、セット割が適用されるスマホプランの格安SIM「LIBMO」に家族で乗り換えれば、コスパ良くインターネットが利用できます。
格安SIMと一口に言っても数多いサービスがありますが、LIBMOは全国のドコモショップでも販売を認めている、「エコノミーMVNO」3社に選出されています。
高い技術力に加えて、会員数に応じた適正な回線増強を行っている事が認められ、安価なサブブランドを持っていない、ドコモのプランでは不足する価格ゾーンを補う一役をLIBMOは担っています。
LIBMOのプラン内容と、セット割を適用した価格を見てみましょう。
納得プラン
@TCOMヒカリと組みあわせる事で、スマホ1台につき毎月220円のセット割が最大5契約まで適用されます。
〇納得プラン | |||
データ容量 | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
3GBプラン | 980円 | 1回線 220円/月割引 | 760円 |
8GBプラン | 1,518円 | 1回線 220円/月割引 | 1,298円 |
20GBプラン | 1,991円 | 1回線 220円/月割引 | 1,771円 |
30GBプラン | 2,728円 | 1回線 220円/月割引 | 2,508円 |
セット割適用後の3GBプランは、月額760円で利用する事ができます。
家族4人で利用した場合の通信費トータル費用は、マンションで7,220円・戸建てで8,650円という高コスパで利用ができます。
ゴーゴープラン
こちらのプランも@TCOMヒカリと組みあわせる事で、スマホ1台につき毎月220円のセット割が最大5契約まで適用されます。
スマホのインターネット利用は自宅が主で、外出時には通話が中心という利用の仕方をするユーザーには、かけ放題と最低用量を組みあわせたゴーゴープランが最適です。
〇ゴーゴープラン | |||
プラン | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
500MB + 5分かけ放題 |
1,100円 | 1回線 220円/月割引 | 880円 |
500MB + 10分かけ放題 |
1,320円 | 1回線 220円/月割引 | 1,100円 |
500MB + かけ放題 |
1,980円 | 1回線 220円/月割引 | 1,760円 |
セット割を適用させれば月額1,760円という安さで、「かけ放題スマホ」が利用できます。
UQモバイルのセット割
格安SIMではなく、キャリア回線をフルに利用できる事にこだわるなら、auのサブブランドであるUQモバイルでも、@TCOMヒカリと組みあわせてセット割が適用できます。
UQモバイルのプラン内容は2023年6月1日に改定されていますが、自宅に光回線があるなら毎月4GBまで利用ができる「ミニミニプラン」(月額2,365円)がオススメです。
セット割を入れたスマホ1台の月額料金は、(UQモバイル ミニミニプラン)2,365円-(セット割)1,100円=1,265円 で利用ができます。
au PAYカードを支払方法に指定すれば、更に187円が割引きされて月額1,078円になります。
キャッシュバックキャンペーン
@TCOMヒカリでは現在代理店契約で、キャッシュバックキャンペーンを行っています。
キャッシュバック特典の詳細は、以下をご覧下さい。
12ヵ月間月額料金の割引
契約から12ヵ月間、@TCOMヒカリの月額料金が割り引かれます。
戸建てタイプでは月額440円が割引きされ、マンションタイプでは月額330円が12ヵ月割引きされます。
ビッグローブ光
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
老舗プロバイダが運営する「ビッグローブ光」の月額料金は、一戸建てタイプで5,478円・マンションタイプで4,378円です。
工事費無料キャンペーン
ビッグローブ光の導入には最大で19,800円の標準工事費がかかりますが、今なら工事費が実質無料になるキャンペーンを行っています。
引っ越し移転時の工事費用も無料
光回線を利用していて引っ越し転居を行う場合、引っ越し先で再度回線導入工事が必要になります。
ビッグローブ光では最初の導入工事費だけでなく、その後に何度引っ越しを行っても、その都度必要になる工事費が無料になっています。
UQモバイルのセット割
ビッグローブ光でもUQモバイルのセット割が適用され、通信費トータル費用を大幅に下げる事ができます。
キャッシュバックキャンペーン
オンライン専門代理店で契約を行うと、キャッシュバックが受け取れます。
詳細は以下をご覧下さい。
ニフティ光
(出典:@nifty光申込サイト)
ビッグローブと双璧の老舗プロバイダブランドが運営している、@nifty光の月額料金は、一戸建てタイプで5,720円・マンションタイプで4,378円です。
引っ越し移転時の工事費用が無料
ニフティ光では導入工事はかかりますが、引っ越しを行う都度必要な引っ越し先での導入工事は、何度引っ越しを行っても無料になります。
UQモバイルのセット割
@nifty光でもUQモバイルのセット割が適用され、通信費トータル費用を大幅に節約する事ができます。
キャッシュバックキャンペーン
オンライン専門代理店で契約を行うと、キャッシュバックが受け取れます。
詳細は以下をご覧下さい。
37ヵ月目まで月額費用が安くなる
ニフティ光の3年プランで、現在開通月は無料で2ヵ月目から37ヵ月目まで一戸建てタイプで5,478円・マンションタイプでは4,268円で利用ができる、お得なキャンペーンを行っています。