最近、次々と値上げのニュースが届きます。
身近に買い物をしても、モノの値段が高くなっている事に気が付きますし、同じ価格でも、パッケージ内の量が減っている事も増えてきました。
肌感覚では値上げをハッキリと感じられて、このままではインフレ懸念だけでなく、賃金が上がらなければ、最悪スタグフレーションに突入する危機感さえ拭いきれません。
しかし、国の消費者物価指数だけを見ると・・・現状インフレ懸念はありません。
そんな馬鹿な!!これだけ野菜が値上がりしていて、電気代が爆上げしている事だけ見ても、値上げが家計を圧迫している事は明らかですが、それには理由があります。
総務省統計局が管轄する消費者物価指数は、生鮮食料品・電気ガスなどエネルギー関連の数値が除外されているからです。(個々の値動きが大きいからというのが理由です)
それどころか、それ以外の値上げを、統計上から吸収している要員が別にあります。
官房長官時代の「携帯電話料金は高すぎる!4割下げられる」発言から、総理大臣時代にかけて、菅義偉氏はキャリア通信会社各社に対して、料金の値下げを強く要請してきました。
要請するだけでは無く、法律の改正も随時行い、従来には無かった安価なプランが各社から登場しました。
従来から有るメインプランを値下げした訳では無いので、全てのユーザーが通信費を抑える事には繋がっていませんが、政府自身が国民に「今のプランは適正ですか?」と、呼びかけた事も功を奏して、プラン変更をする事で支払料金が下がった人は少なく有りません。
値下げ効果は各社の決算を見ても明らかで、KDDIは872億円・ソフトバンクは700億円ほど、期初に想定した規模を大幅に上回る減益の影響が出ています。
しかし、3社とも手をこまねいていた訳では無く、通信以外の事業に力を注力する事で、ドコモこそ影響の大きさから減収(前年比0.2%減)になっていますが、KDDI(同2.5%増)とソフトバンク(同9.3%増)は増収で、利益に関しては3社とも増益になっています。
他で稼いだ収益で、通信事業の減益分を補填する構図になっています。
残るキャリアの1社楽天モバイルは、先の三社とは異なり、当初からグループ内の利益をつぎ込み、採算を度外視してでもユーザーを取り込む戦略をとっていました。
楽天グループの2022年1~3月期決算(国際会計基準)では、モバイル事業の営業損益は1,350億の赤字であることが判明し、2020年4月に参入して以来の赤字が続いています。
2022年5月13日に行われた決算発表会で、楽天モバイルのプランが7月1日から変わる事が発表されました。
新しいプランでは、従来プランには有った1GBまでは0円が無くなり、3GBまで1,078円が最低料金になり、今後は楽天モバイルで0円での運用ができなくなります。
契約ユーザーには、大きな衝撃になった「0円プラン廃止」で、今後はどうするのがベストの選択か?検証して解説します。
楽天モバイルのプラン推移
簡単に楽天モバイルの動きを見ていきましょう。
楽天モバイルは、ドコモ回線を間借りして利用する、MVNO(格安SIM)としてスタートしました。
しかし、楽天経済圏へとユーザーを誘導するために、MVNOでは出来る事が限られ、ソフトバンクを横目で見て、自社で好きなように運営が出来るMNO参入は悲願でした。
菅義偉氏と楽天トップの三木谷氏は普段から懇意で、国側の携帯電話料金値下げの起爆剤の一つになるとの思惑もあり、2019年に日本では4社目となるMNOの認可事業免許を交付されています。
「Rakuten UN-LIMIT」「Rakuten UN-LIMIT 2.0」「Rakuten UN-LIMIT V」
2020年3月3日に具体的なプランである、「Rakuten UN-LIMIT」が発表されました。
画期的なプラン
「携帯電話料金は解りにくい」という声に応えるシンプルなワンプランで、無制限に利用が出来て、従来のキャリア大容量・無制限プランを大きく下回る月額3,278円という破格の料金で登場しました。
しかも、Rakuten Linkアプリを使った国内通話は、無料で「かけ放題」SMSも無料です。
しかし、スタートしたばかりでアンテナ基地局の整備は進んでおらず、無制限使い放題は楽天回線に限られるため、実際はパートナー回線と呼ばれるauの帯域に接続する事になり、その場合の容量は、スタート時は月に2GBに制限されていました。
*当時の契約ページ
そのため、実際の利用にあたり2GBで月額3,278円では、全く競争力がありません。
4月にサービスを開始するのと同時に「Rakuten UN-LIMIT 2.0」が発表され、4月下旬からパートナー回線の容量制限が5GBになると共に、容量消費後の制限速度が1Mbpsに改善されました。
当初から赤字覚悟
この価格と内容で競争力が無い事は、楽天自身が充分承知していて、過去に前例の無い、1年間の利用無料にするキャンペーンを展開しました。
(出典:楽天モバイル*当時)
日本全国にアンテナ基地局の整備をするのには莫大な費用が掛かり、利用者からの料金徴収をしなければ、大きな赤字になることは明白です。
それが出来るのは、楽天市場などのグループ収益で支えることが可能だからです。
取り敢えず1年間無料で使ってみてください!で、ユーザーが使い勝手に納得すれば、無料期間終了後、キャリアよりも大幅に安い料金を支払うことに、抵抗は無いだろうという思惑がありました。
2020年の9月には、5Gサービスを無料で利用出来る事をアピールするために、プランも「Rakuten UN-LIMIT V」に進化させています。
アンテナ基地局の整備も前倒しで進行させて、2021年の4月には無料の1年間が終了するユーザーが、次々に有料プランに移行する青写真を描いてきました。
「Rakuten UN-LIMIT VI」
しかし、楽天モバイルには思わぬ誤算が生じます。
日本の携帯電話料金は世界諸国と比較して高いと示されているデータは、各国で最もシェアの高いキャリアの20GBを基準にしていました。
ahamoの衝撃
この基準に、日本ではドコモが該当します。
国が携帯料金を下げた実績を明確に示すためには、ドコモの20GBプランを諸外国並かそれ以下にする必要が有ります。
そこで登場したのが、ドコモのオンライン専用プラン「ahamo」です。
「ahamo」は月に20GBを利用出来て、5分間なら何度でも国内通話かけ放題が込みで、月額3,278円と、楽天モバイルの月額料金にぶつけてきました。(*発表時。その後税込で3,000円を切る2,980円に改訂されています)
KDDI(au)は「povo」・ソフトバンクは「LINEMO(当時はSoftBank on LINE)」のオンライン専用プランで、ほぼ横並びの内容を踏襲しました。(現在は内容が変わっています)
2022年1月27日に株式会社MM総研は最新の「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2021年12月時点)」を公表しています。
*図1(出典:MM総研)
スマホの1ヵ月利用容量は、約75.4%のユーザーが累計「7GB」までに留まっていて、20GBまでの容量で、8割を大きく超えるユーザーには問題がありません。
同等の料金なら、通信品質が日本全国で安定している既存キャリアの新プランに、苦労して獲得したユーザーを、根こそぎ持って行かれる可能性があります。
通話は、楽天モバイルに「かけ放題」のアドバンテージはありますが、多くのユーザーは1回5分で事足りる事が多く、Rakuten Linkアプリを使った通話品質はキャリアに大きく劣る事を考えれば、決定的な優位性にはなりません。
対抗プランの発表
このままでは、1年間の無料期間が終わったユーザーの、草刈場になる事を懸念した楽天モバイルは、「Rakuten UN-LIMIT VI」にプランを変更します。
(出典:楽天モバイル*当時)
月に「1GBまでの利用なら基本料は0円」が大きく謳われていて、3GBまでは月額1,078円・20GBまでは2,178円・それ以上は無制限(楽天回線に限る)3,278円という従量制のプランに内容が変更されました。
無料で利用していたユーザーの離脱を、どうしても防ぎたかった事も透けて見えます。
料金を徴収していない利用者は、楽天にとっては赤字の根源ですが、それでもユーザー数を維持したいのには、理由があります。
携帯電話は国の認可事業であり、許可を受けた電波の周波数帯しか利用出来ません。
楽天モバイルが4G LTEで認可を受けているのは、Band3(1.7GHz帯)に限定されています。
この周波数帯は他の3社が認可を受けている、プラチナバンドと呼ばれる周波数帯とは特性が異なり、障害物に弱く遠くまで届きにくいため、繋がらないエリアを効率的に減らすためには、プラチナバンドは楽天モバイルにとって、喉から手が出るほど欲しい周波数帯です。
現在プラチナバンドに空きは無く、要望は出していますが、その根拠になるのがユーザー数であることは、前例のソフトバンクを見ても明らかだからです。
新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」
(出典:楽天モバイル)
現在利用中のユーザーを含めて、2022年7月1日には、全てのユーザーが新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」に自動移行します。
3GBまでは月額1,078円・20GBまでは2,178円・それ以上は無制限(楽天回線に限る)に3,278円料金体系になります。
楽天モバイルを無料で維持することは出来なくなり、最低月額料金1,078円掛かるようになります。
猶予期間
新プランに移行してからも2ヵ月の猶予期間が有り、7月・8月は1GB未満の利用ユーザーは料金が請求されません。
9月・10月は1GB未満利用のユーザーには、月額1,078円が請求されますが、両月合計で2,161円の楽天ポイントが付与されます。端数が合わないのは、ユニバーサルサービス料(月2円)と電話リレーサービス料(月1.1円)が含まれているからです。
何故こうなった?
無料プランの廃止は、赤字が膨らんで、背に腹は代えられなくなった事に外なりません。
先の会見でトップの三木谷氏は、「0円でずっと使われても困っちゃうっていうのが、ぶっちゃけの話かな。すごく正直に言って」と述べています。
期間限定のキャンペーンなら知らず、正式なプランとして発表していたのに、改訂発表から僅かの期間で、一方的に改悪を行う事に対し反感を持つユーザーも多く、「多くのユーザーは有料化しても残ってもらえるのではないか?」という楽天モバイルの思惑は、大きく外れる可能性もあります。
具体的な利用の仕方によって、乗り換え先を考えてみましょう。
メインで楽天モバイルを利用しているユーザーの乗り換えはどうする?
MNPでメインの電話番号を楽天モバイルに移行したユーザーや、新規で契約してメイン利用しているユーザーは、新プラン移行後にどうするのが最適か?検証してみます。
電波に不満が有るユーザー
楽天回線の人口カバー率は、2022年3月の時点で97%に到達しています。
しかし、人口カバー率は約500m区画において、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出されていて、日本全国の97%で利用が出来る事とは違います。
通信エリア内であっても、半分近い場所で繋がらないケースも有るということです。
数字的に3大キャリアとの差は縮まっていますが、前述のプラチナバンドを持っていないこともあり、繋がるエリアで現実的にはまだ大きな差があります。
自分が利用するエリアで、繋がらない事に我慢を強いられてきたのなら、この機会に他社へ乗り換える方が賢明です。
毎月大容量を使うユーザー
動画視聴などを普段から行い、コンスタントに数十GBを毎月消費しているユーザーなら、概ね電波の問題も無いエリアにお住まいがあると考えられます。
今回の料金プラン改定は、無料プランが無くなるだけで、無制限利用の月額料金に変更はありません。
無制限プランは3大キャリアにもありますが、価格的には楽天モバイルに大きなメリットがあります。
docomo
5Gギガホプレミアプラン 容量無制限 月額7,315円
このプラン加入には、5G対応スマートフォンが必要です。
4Gのスマートフォンでは
ギガホプレミアプラン 容量60GB/月 月額7,205円
になります。
au
使い放題MAX 4Gプラン 容量無制限 月額7,238円
SoftBank
メリハリ無制限プラン 容量無制限 月額7,238円
価格メリットのある、楽天モバイルの継続利用をオススメします。
楽天経済圏にドップリのユーザー
(出典:楽天モバイル)
プラン変更での離脱を防ぐための政策の一つとして、楽天市場のポイント付与を1倍増やして2倍にする事が発表されました。
たしかに、楽天カードを利用して、コンスタントに楽天市場で買い物を継続しているユーザーには、メリットがあります。
しかし、6倍は6%の事であり、1,000円の買い物で60円分のポイントが最大付与されるという事です。
増えるポイントは期間限定であり、損をしない(ポイントを消滅させない)ためには、継続して楽天経済圏を利用し続ける事を強いられます。
また、楽天グループのやり方として、今回の楽天モバイルの料金変更だけでなく、楽天カードの特典など、最初は威勢の良い魅力的な制度を提示して、浸透したある日、突然改悪するケースは枚挙に暇が無く、この特典がいつまで続くかは予断を許しません。
考え方は色々ありますが、前述の無制限利用のユーザー以外なら、積極的に楽天モバイルの継続利用はオススメしません。
3GB未満のユーザーの乗り換え先は?
(*1GB未満の利用者は、この先にある「電話は着信受けのみでデータは1GB以下」をご覧下さい。)
先の図1を見て頂いても明らかなように、6割近いスマホユーザーの利用実態は3GB未満になっています。
当然このデータを基に、各社ともこの容量帯で鎬(しのぎ)を削っています。
LINEMO
「LINEMO」は、ソフトバンクのオンライン専用プランです。
日本全国で繋がる高品質なソフトバンク回線を、安価に利用する事が出来ます。
月額料金は3GBまでのプランで990円と、楽天モバイルの料金よりも安くなります。
普段の支払にPayPayを使っているなら、楽天モバイルからの乗り換えで、半年間は月額料金990円全額がPayPayに還元されるため、実質無料で利用することが出来ます。
5分以内の通話かけ放題は月額550円ですが、1年間は無料でオプション利用出来るキャンペーンも開催中です。
IIJmio
格安SIMの「IIJmio」は、ドコモ回線かau回線を選べます。格安SIMでトップシェアを誇ります。
2GB程度の利用量なら月額850円で利用が出来て、楽天モバイルよりも安くなります。
楽天モバイルでは3GBを超過すると、1,078円だった料金が2,178円になりますが、IIJmioでは4GBのプランを990円で提供しています。
4GBを超過してもIIJmioでは自動的に料金変動は無く、必要なら1GBを220円で追加出来ます。
月によって、使う量が前後するユーザーに最適です。
NUROモバイル
格安SIM「NUROモバイル」のバリュープラスプランでは、3GBを792円で利用が出来て、楽天モバイルよりもお得です。
キャリア3社の回線を選ぶ事が出来ます。
LINEの送受信がカウントフリーの対象になっているため、LINE通話も存分に容量を気にせず利用が出来ます。
HIS Mobile
「HIS Mobile」は、ドコモ回線とソフトバンク回線が選べる格安SIMです。
3GBを月額770円で利用する事が出来て、楽天モバイルよりも安くなります。
3GB以上20GB未満のユーザー乗り換え先は?
楽天モバイルでは3GBを少しでも超過すると、料金の括りは20GBまでに変わり月額2,178円になります。
月に20GB近くを、毎月コンスタントに消費するユーザーなら、3大キャリアがリリースしている「オンライン専用プラン」よりも楽天モバイルの方が安価に利用が出来るため、継続利用にメリットがあります。
しかし、そこまで利用しないユーザーなら、乗り換えた方が安く利用出来ます。
My楽天アプリで、実際に使用しているデータ容量を御確認ください。
IIJmio
8GBまでの利用なら1,500円で、楽天モバイルよりも安価になります。
15GBでも1,800円なので、楽天モバイルを継続利用するよりもメリットがあります。
サブ利用か通話主体などのユーザーの乗り換えはどうする?
サブ利用とは、2台目のスマホを持っているか、1台のスマホに2枚のSIMを使ってDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)や、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)で利用しているユーザーです。
今回の楽天モバイルのプラン改定で無料運用が出来なくなり、一番がっかりしているのはこのユーザー層です。
以前から利用している他社のプランはそのままで、1年間の無料で使い放題の期間はデータ通信を利用して、無料期間が過ぎた「Rakuten UN-LIMIT VI」にプランが変わってからは、データは1GBまでの利用に留めて、電話を発信する時にはRakuten Linkアプリを使って無料かけ放題を利用しているユーザー層です。
このユーザー層は無料で使える事に価値があり、月々1,078円を支払って継続する事は少ないと推察出来ます。
楽天モバイルを解約しても、メイン利用しているSIMでデータ通信も電話も行うので、有料化を機に、単純に解約する事を考えているユーザーも多いと思います。
楽天モバイルは、解約による違約金等も発生しません。
通話発信主体で「かけ放題」必須のユーザー
Rakuten Linkアプリを使っての電話発信は、「かけ放題」無料が大きなメリットです。
通話品質は通常の回線利用の通話よりも劣りますが、月々1,078円で無制限の「かけ放題」を実現できる手段は他社回線には無く、楽天モバイルを継続するメリットは充分あります。
5分程度の「かけ放題」が欲しいユーザー
親しい間柄で長話をする時は、LINEなどの通話機能を利用すれば、通話料は掛かりません。
込み入ったビジネス通話でもなければ、店舗や役所などに問い合わせ等をする普段使いのケースでは、1回あたりの通話時間は5分以内が大半です。
5分以内の限定かけ放題で充分なら、そのために楽天モバイルを継続するのは割高です。
IIJmioなら5分かけ放題オプションは、月額500円です。
かといって、楽天モバイルからMNPすれば基本料が加算されるため、得策ではありません。
楽天モバイルは単純に解約して、現在メイン利用プランに、5分かけ放題のオプションがあれば利用するか、メリットのあるプランにMNPする方が合理的です。
半年限定ですが、前述のLINEMOなら実質6ヵ月無料で、5分かけ放題オプションは1年間無料です。
楽天モバイルを無料の8月一杯まで利用して、その電話番号をLINEMOにMNPすれば、半年間は実質無料で・5分間かけ放題で、電話番号が維持出来ます。
その期間中に、新たな魅力あるプランの出現を待ちます。
「povo」は月額基本料が掛からないため、5分以内の限定かけ放題が月額550円で可能です。詳細は次に説明します。
電話は着信受けのみでデータは1GB以下の乗り換え先は?
楽天モバイルの電話番号は、発信する事は無く着信専用で維持したいニーズには、半年限定でLINEMOを利用する事でも実現出来ますが、その先を考えれば安価なプランで維持する事も考えられます。
povo
KDDIの「オンライン専用プラン」です。
「povo」は利用しない月は基本料が0円のため、楽天モバイルからのMNP大本命になっています。
電話着信は0円で維持することが可能で、トッピングと呼ばれるオプションを組み合わせて利用します。
トッピングを利用しないと、まともな速度(128kbpsに限定)でインターネットの利用は出来ません。
また、180日間ずっとトッピングなどを購入せず、料金が発生しない場合は継続利用が出来ません。
5分のかけ放題トッピングは、月額550円で基本料は無いため、楽天モバイルからMNPすれば、電話番号を5分限定かけ放題で、ずっと維持することが出来ます。
完全かけ放題トッピングは、月額1,650円です。楽天モバイルより高くなりますが、通話品質はau回線を利用するため、遙かに高品質です。
他にも豊富なトッピングが用意されています。
1GB(7日間)のトッピングは390円で、利用したい時にだけ利用出来ますが、最も安いトッピングは24時間限定のデータ使い放題が330円です。
一気に大量に使いたい時だけトッピングすれば、合理的に大容量を利用出来ます。
仮にデータ利用が全く必要無くても、180日に1回このトッピングすることで、月額に直せば55円で着信専用の回線を維持することが出来ます。
OCNモバイルONE
(出典:OCNモバイルONE公式)
「OCNモバイルONE」はドコモ回線の格安SIMです。
月に500MBのコースを、月額550円で利用する事が出来ます。
このコースのみ、最大月に10分間の無料通話分も込みになっています。
ごく希にLINEやMAPを利用するだけのユーザーなら、500MBでも充分に足りますし、短時間の通話にも利用が出来るなど、使い勝手が良く550円で楽天モバイルからMNPした電話番号を維持出来ます。
合理的シンプル290プラン
格安SIMの日本通信が提供しているサービスで、ドコモ回線を利用しています。
月に1GBの通信量で290円と破格の安さで、電話番号の維持が出来ます。
1GBのごとに220円が追加され、3GB利用時には730円になる従量制です。
上限を設定することが出来ます。
3GBに上限設定をしておいても、利用が1GB未満の場合には290円しか請求されません。
最も快適なネット環境は自宅にWi-Fi環境が必要
もう一度、先の図1を見てみましょう。
多くの利用者は3GB未満の左側に集中していますが、実際にスマートフォンで利用しているデータ量は、もっとずっと多いケースが大半です。
自宅にWi-Fi環境があるユーザー
スマートフォンで存分に動画鑑賞をしたり、SNSをふんだんに利用したり、実際に利用しているインターネットのデータ量は多くなっても、自宅にWi-Fi環境が有る場合には、図1のグラフには計上されません。
ギガを消費する行動は、落ち着いて利用出来る自宅が多くなります。
図1のグラフはWi-Fi利用以外の、通信会社の回線利用を外出時に行った場合に限定されています。
逆にグラフ右側のユーザー層は、Wi-Fi回線を利用していないケースが多くなります。
自宅のWi-Fi回線には「光回線」が最適
利用するWi-Fi回線には、無線と有線がありますが、通信速度が速く安定している事や、無制限に利用出来る事を勘案すれば、有線の「光回線」が最適です。
家族みんなで自由に利用出来る利便性があり、どれだけ使っても利用容量によって料金が変わりません。
だからこそ、スマホプランは3GB程度の容量で収める事が出来て、通信費トータルは割安になります。
セット割でもっと安く
光回線と組み合わせる「セット割」で、スマホの月額料金はもっと下げる事が可能です。
現在光回線の「フレッツ光」や「光コラボ」を利用しているなら、楽天モバイル回線の乗り換えを機に、光回線の乗り換えを検討する事も充分メリットがあります。
通信費が下がるだけで無く、特典キャッシュバックも得る事が出来ます。
回線工事は必要無く手続きだけで完了して、光回線が利用出来なくなる期間も生じません。
そんなお得な回線を具体的にご紹介します。
高品質・リーズナブルな「OCNモバイルONE」+「OCN光」
(出典:OCN光申込サイト)
「OCN光」の月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで3,960円です。
OCNモバイルONEのセット割
(出典:OCNモバイルONE公式)
1台のスマホごとに月額220円の「セット割」が適用され、最大5契約月額1,100円まで割引きが受けられます。*500MBプランは適用されません
通信容量/コース名 | 月額料金 | セット割 | 実質金額 |
500MB/月コース | 550円 | - | 550円 |
1GB/月コース | 770円 | 220円 | 550円 |
3GB/月コース | 990円 | 220円 | 770円 |
6GB/月コース | 1,200円 | 220円 | 980円 |
10GB/月コース | 1,600円 | 220円 | 1,380円 |
楽天モバイルと比較して大幅に安くなる「OCNモバイルONE」が、セット割を適用することで更に安くなります。
着信専用で楽天モバイルからMNPで電話番号を維持するなら、1GBのデータ容量が付いて月額550円、3GBでも770円で利用が出来ます。
この料金は、家族5人分まで提供されます。
キャンペーン
最大60,000円の、キャッシュバックキャンペーンもあります。
詳細は以下をご覧下さい。
豊富な特典もある「LIBMO」+「@TCOMヒカリ」
(出典:@TCOMヒカリ申込サイト)
@TCOMヒカリの月額料金は、一戸建てタイプで5,610円・マンションタイプで4,180円です
LIBMOとのセット割
(出典:LIBMO公式)
格安SIM「LIBMO」の月額料金と「セット割」は以下になります。
〇納得プラン | |||
データ容量 | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
3GBプラン | 980円 | 1回線 220円/月割引 | 760円 |
8GBプラン | 1,518円 | 1回線 220円/月割引 | 1,298円 |
20GBプラン | 1,991円 | 1回線 220円/月割引 | 1,771円 |
30GBプラン | 2,728円 | 1回線 220円/月割引 | 2,508円 |
220円の割引きは、最大家族5人で1,100円が割り引かれます。
「セット割」を適用すれば、8GBまでの月額料金は1,298円になり、楽天モバイルよりも大幅に安くなります。
20GBでも1,771円になり、大きなメリットがあります。
殆ど通話が主体という方には、国内通話かけ放題のプランに、月500MBのデータ量を組み合わせた、お得なゴーゴープランがあります。
かけ放題には、1通話5分・10分・時間も回数も制限無しの、3通りがあります。
〇ゴーゴープラン | |||
プラン | 通常料金 | @T COMヒカリ 月額割引額 |
実質金額 |
500MB + 5分かけ放題 |
1,100円 | 1回線 220円/月割引 | 880円 |
500MB + 10分かけ放題 |
1,320円 | 1回線 220円/月割引 | 1,100円 |
500MB + かけ放題 |
1,980円 | 1回線 220円/月割引 | 1,760円 |
キャッシュバック
新規契約だけのオプション無しで、戸建てタイプ28,000円・マンション集合住宅タイプで25,000円のキャッシュバックが受けられるキャンペーンを行っています。
Wi-Fiが使える無線Wi-Fiルーターを選ぶ事も出来ます。
詳細は以下をご覧下さい。
工事費無料
光回線の導入には工事が必要です。実際に技術者や工事業者が動く為、実費として本来は工事費が必要になります。@TCOMヒカリの場合、最大19,800円の工事費が掛かりますが、今なら工事費が無料になるキャンペーンを行っています。