クリップボードとは、コンピュータの作業時に、あるデータをコピーしたり切り取ったりして別の場所に貼り付ける際に使われる、データの一時的な保管場所のこと。

利用者が画像やテキストなどをコピーしたり切り取ったり(カットしたり)すると、そのデータはまず、クリップボードに保存されます。ユーザが貼り付け(ペースト)操作を行うと、クリップボードに保管されたデータが所定の位置に貼り付けられます。

クリップボードはコンピュータのさまざまな処理を行うメインメモリ上に存在し、クリップボードという専用領域を使うことで、例えば、エクセルのデータをワードに貼り付けるなど、複数のソフトウェア間でデータの転送や交換ができるようになっています。

通常は一つしかデータを保存できないため、クリップボードを拡張して複数のデータを登録できるようにするユーティリティソフトもあるようです。