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Dictionary of internet terms
コピーワンスとは、1回に限り複製が許可されているデジタルコンテンツ、またはそれを実現するコピーコントロール技術のこと。
デジタルデータの場合、何度複製しても画質が落ちないため、違法な複製が繰り返されるデジタルコンテンツの著作権を保護するために誕生しました。
BSデジタル放送、地上デジタル放送では、すべての番組にコピーワンスを導入しました。コピーワンスでは、地上波デジタル放送を録画することはできますが、その録画したものをDVD他のメディアに複製することはできません。これはコピーコントロール技術により、番組データを1度録画した時点で、複製ができなくなるように制御されているためです。
しかし、視聴者の利便性に問題があることから総務省はコピーワンスの見直しを図りました。1回に限り複製が許可されているコピーワンスに対し、元のデータを消去し別のメディアへ移動することを「ムーブ」といいますが、2008年7月からは、コピーを9回まで、ムーブを1回までの「ダビング10(テン)」へと緩和しました。
その他のコピーコントロール技術として、回数に制限なくコピーできる「コピーフリー」、録画やディスク作成ができない「コピーネバー」があります。
BSデジタル放送、地上デジタル放送では、動画データをコピー制御信号で暗号化して送信し、B-CASカードの挿入されたチューナーで復号してテレビ受像機に表示します。コピー制御信号を含む映像信号をハードディスクレコーダやDVDレコーダに録画するとコピー制御信号が「コピー不可」に書き換わり、それ以降デジタルコピーができなくなります。
ハードディスクレコーダなどからD-VHSなどへ映像データを「移動」させることは可能ですが、あくまでも「移動」のため元のデータは消去されます。