コンピュータウイルスとは、コンピュータに密かに侵入して、ハードディスクの内容などを破壊してしまうなど悪質なプログラムのこと。

動植物や人間に被害を与えるウイルスがあるように、コンピュータの世界にも、パソコンに被害を与えるウイルスが存在します。このコンピュータウイルスとは、他人のコンピュータに勝手に入り込んで悪事を働くプログラムで、単にウイルスとも呼ばれます。コンピュータウイルスは、自然発生的に現れたものではなく、悪意ある人によって、人為的に作られたものです。

コンピュータウイルスは、侵入したパソコンのハードディスクに保存されているファイルを破壊したり、起動できなくしたりします。ウイルスに感染したことに気づかずにコンピュータを使い続けると、ウイルスを他のコンピュータにうつす危険性もあるので注意が必要です。

コンピュータウイルスは、インターネットからダウンロードしたファイルや、他人から借りたメディアによって感染します。最近では、HTMLメールを閲覧しただけで感染してしまうものや、メールを介して感染するウイルスも登場しています。

コンピュータウイルス感染の予防策として、疑わしいファイルを安易に実行しない、不審なメールを開かないなどのほか、定期的にウイルスをチェックし、検出した後に駆除してくれるウイルス対策ソフトウェアを使用することなどが必要です。