拡張子とは、ファイルの種類を区別するために用いられる“.” (ピリオド)によって区切られた末尾部分のこと。

例えば作業データなどを直接ダブルクリックした場合、コンピューターは拡張子を認識することで、そのファイルに対応したアプリケーションソフトが自動的に起動します。これは、拡張子とそれを開くアプリケーションソフトが関連付けされているからです。このアプリケーションソフトとの関連付けはユーザの手で変更することも可能です。

具体例をあげると、マイクロソフト社のエクセルで作成されたファイルには「xls」という拡張子が付きますが、これはエクセル独自のファイル形式であることを示しています。同様にワードは「doc」、テキストファイルは「txt」、JPEG形式の画像は「jpg」、ZIP形式で圧縮されたファイルは「zip」といったように、様々な拡張子が決められています。

Windowsの場合、初期設定では拡張子が表示されない設定となっているので、表示されていなくても問題はありませんが、コンピューターに限らず、ユーザー側から見る場合でも関連付けられたアプリケーションアイコンだけでは、そのファイルが何を表すのか判断できないこともあるため拡張子を表示させておくほうが便利な場合もあります。なお、Mac OS Xの場合は、拡張子は常に表示された状態になっています。