定額制は、利用時間には関係なくどれだけ利用しても常に一定の利用料が課金される料金制度です。身近なところでは、光回線やADSL回線の利用料、携帯電話のデータ通信料(パケット通信)などで採用されています。逆にいうと、まったく利用しない場合でも一定料金がかかることになるため、利用状況によってはメリットが感じられない場合もあります。

これに対し、「3分8.4円」、「0.1円/パケット」などのように通信時間や通信量に応じて料金が課金される仕組みのことを従量制といいます。

また、定額制と従量制を組み合わせた料金体系で2段階定額というものがあります。これは、基本料金内に一定時間分の利用料を含み、それを超えた分については従量制で利用料が追加される仕組みのことで、例えば｢20時間までは月額2500円、超過分は3分8.4円」というような料金体系です。携帯電話の通話料金などで採用されています。