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光コラボの事業者変更キャンペーンを一覧で比較

光コラボ

「キャンペーン」はデジタル大辞泉によれば、「ある目的のもとに組織的に人々に働きかける活動」「宣伝・啓蒙活動」とあります。

 

同じ商品を購入したり、同じサービスを契約したりしても、時期が違えばキャンペーン内容は異なる事があり、一期一会です。「セール」との違いは「セール」が単価を安くするのに対して「キャンペーン」は多くの場合に価格は変わらず、別途の特典を設けているケースが多くなります。

 

どちらも企業が集客して売上を向上させるための戦略の一つです。光回線のキャンペーンは比較的短期間で変化する事が多く、突然始まったり終了したり、内容が変わることもあります。

 

「フレッツ光」を利用している場合、個人利用では「光コラボ」利用者が多くなっています。「光コラボ」を提供している企業は数多くあり、比較的簡単に乗り換える事ができます。

 

ポイントさえ押さえれば、多少の手間(事務手続き)以外はデメリットが無く、乗り換える事で「月額料金の支払い額が安く」なったり、「特典キャッシュバックをゲット」したりも可能です。

 

キャッシュバックの原資や仕組みにも触れながら、現在の「光コラボ」を乗り換え時の、各社特典キャンペーンを比較紹介して解説します。

 

光コラボという契約形態

フレッツ光を利用するのにあたり、契約方法は2種類あります。「フレッツ光」回線を利用するのには、別途に接続業者プロバイダとの契約が必要です。

 

回線利用料はNTT東日本・西日本に支払い、接続料をプロバイダへ支払う事が一般的でした。ユーザーにとっては、「フレッツ光」+「プロバイダ」と2箇所で契約を結んで、月額料金も別々に支払う必要があり、トラブルが発生した時や、要望を伝えたくても窓口が二箇所あるのは、ユーザーにとってデメリットが大きく、ワンストップで契約支払いが出来るシステムを望む声が大きくなってきました。

 

 

出典:NTT西日本*一部改変

 

光回線をユーザーとの直接契約を結ぶシェアが巨大企業NTTの独占状態になれば、競争原理が働かなくなり、普及が加速しないと考えた国の意向もあって、NTT東西はフレッツ光回線の卸業務への移行へ、大幅な方向転換をします。

 

NTTは光回線の卸事業へ注力して、光回線の卸し提供を受けたプロバイダを中心とした事業者が、プロバイダ機能と光回線をワンセットにしたサービスを提供する「光コラボ」が、2015年2月から開始されました。

 

 

出典:NTT西日本*一部改変

 

現在個人の契約は「光コラボ」・法人の契約は「フレッツ光+プロバイダ」が主流になっています。

 

「光コラボ」を扱う事業者は現在、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社が有ります。

 

 

光コラボを乗り換える事はプロバイダを乗り換えるという事

「光コラボ」を現在契約している方が、他の光コラボ事業者に乗り換える事を「事業者変更」と言います。

 

事業者変更とは?

 

 

出典:NTT東日本公式

 

フレッツ光回線はそのまま利用するので、別途工事も必要ありません。

 

「光コラボ」では、「フレッツ光」回線を運営するNTT東西とは、直接ユーザーの契約は無く、接続業者プロバイダと契約を結んでいます。そのため、「光コラボ」を事業者変更するということは、プロバイダが変更されるという事になります。

 

手続きは簡単に出来ます。

 

事業者変更の手順

 

  • 事業者変更承諾番号の収得を、契約中の光コラボ事業者へ申し込む
  • 新しい光コラボ事業者に、「事業者変更」として申し込む
  • 事業者変更の手続きが完了(概ね1週間から2週間程度)すれば、利用できる様になります。

 

注意点としては、事業者変更承諾番号は15日間の有効期限があります。

 

プロバイダ選びから見た選ぶ時のポイント

「光コラボ」で事業者を変更する場合、同じ光回線を利用して接続業者プロバイダが変わるだけですから、インターネットの利用環境に大きな変化は基本的にありません。

 

しかし、同じ回線を利用していても、接続業者で回線品質や速度は変わってくることが有ることも確かです。プロバイダ選びという側面から見たポイントを解説します。

 

大手が安心

加入者数の増加に合わせて、適切な設備の増強ができないサービスでは、加入者数の増加に伴って回線速度や品質は悪化します。

 

潤沢な資本を持ち、看板を大切にする大手の方が、適切な増強に積極的である事は良く知られています。

 

目先だけの利益に左右されずに設備投資の大切さが解っている、最大手NTTグループが提供する「光コラボ」が高い人気なのは、安心感だけで無い理由があります。

 

NTTグループ企業では、プロバイダ業務「光コラボ」のサービスを行っている会社が複数あります。

 

接続通信方式

光回線の速度低下の要因の一つとして、接続方式があります。従来の「IPv4 PPPoE」を使った接続方式は、プロバイダのネットワーク終焉装置がボトルネックになっています。

 

次世代規格の「IPv6 IPoE」を使う事で、ネットワーク終焉装置を経由が無くなり、最大理論値の速度に近づける事が可能になります。

 

「IPv6 IPoE」接続に対応しているプロバイダを選択することが、上質な利用回線速度・品質を得る有効な手段になります。プロバイダによって「IPv6 IPoE」は対応が分かれ、別途有料サービスで提供している事もあります。その場合は、トータルの月額費用で検討する必要があります。

 

サービスから見た事業者変更のポイント

多くの「光コラボ」を提供する事業者の中で、人気のあるサービスだけ見ても、それぞれメリットデメリットがあり、選択するのは一筋縄ではいきません。

 

選ぶポイントを羅列して、簡単に解説します。

 

月額料金

月々に支払う金額は、最も大切なポイントの一つです。

 

同じ光回線を利用するなら、出来れば安い料金に越したことは有りません。事業者変更の手続きを行うだけの手間で、インターネットの利用が停止される期間も無く、支払料金だけが安くなるケースが出てきます。

 

キャンペーン・キャッシュバック特典

キャンペーンで、キャッシュバックを行っている事があります。キャッシュバック特典には2通り有り、サービス提供事業者によって行われている場合と正規代理店によって行われている場合があります。

 

これは企業の考え方の違いで、集客を自分の所で行うのか?アウトソーシングで外部に委託するのか?の違いです。

 

企業側から見れば、キャッシュバック特典を含むキャンペーンに掛かる経費は新規顧客獲得の為の費用と考えられています。自社で行うキャンペーンは公式サイト限定になっている事が多く、そのための費用も当然サービス提供者で賄われています。

 

代理店が行う特典キャッシュバック等の費用は直接サービス提供者企業からは出ていません。代理店が受け取るのは、新規顧客獲得に対する報酬だけです。この報酬は一律では無く、代理店ごとに詳細が決められます。数多くの新規顧客をコンスタントに獲得出来る代理店には手厚く、そうでない代理店には金額が限られます。

 

代理店の得る利益の中から必要な経費を引いた金額が特典キャッシュバック等に充てられる財源になります。そのため一口に代理店と言っても、代理店によって提示される特典キャンペーン内容は異なってきます。

 

携帯電話ショップも家電量販店にある窓口も、代理店が運営しています。しかし、これらの代理店では人件費や家賃・広告宣伝費・光熱費等の運営費が嵩むため、特典キャシュバックの財源に回せる費用は限られます。

 

必要経費が抑えられる、オンラインで運営している集客力のある代理店が最も特典キャシュバックの財源が捻出可能な為、消費者にとって魅力的な内容を提示できます。

 

特典キャシュバックには様々なパターンがありますが、消費者にとって最も美味しいのは公式サイトのキャンペーン内容に加えて、オンライン代理店独自の特典キャンペーンが享受できるケースです。

 

一般的に新規契約の特典キャシュバックと比較して、事業者変更の特典キャッシュバックの金額や内容は小さくなることが大半です。これは新規契約と事業者変更の代理店報酬が異なる事が理由です。

 

特典キャッシュバックは行っていなくても、月額料金を割り引く形でキャンペーンを行っている場合もあります。両方行っているならラッキーです。

 

Wi-Fiルーター

光回線を導入しても、Wi-Fiルーターを接続しない場合は、有線で1台のパソコンが接続できるだけの環境になります。

 

スマートフォンやタブレット・テレビやICT機器など、複数台の機器が自由に無制限で利用できる事が、光回線のメリットですから、Wi-Fiルーターは必須の機器であると言えます。

 

基本的に利用する機器なら、購入する費用が掛からないで導入できることは大きなメリットです。特に前述の次世代規格「IPv6 IPoE」を利用する場合には現在利用しているルーターが対応していない事もあります。

 

最適なルーターをサービスを提供する事業者から入手できるのは合理的です。

 

ここまでの事を踏まえて、人気の「光コラボ」をピックアップして、一覧で比較してみましょう。

 

光コラボマンション(集合住宅)キャンペーン一覧

月額料金 キャッシュバック
or 割引
WiFiルーター 契約期間 途中解約の違約金
@TCOMヒカリ 月額4,180円 20,000円 有料
(プレゼント有)
2年 2,200円
楽天ひかり 月額4,180円 有料 3年 4,180円
ソフトバンク光 月額4,180円 15,000円 有料 2年 4,180円
ASAHIネット光 月額4,235円 月額割引
580円×24ヵ月
(実質13,920円)
プレゼント 1年 4,488円
@nifty光 月額4,378円 12,000円

月額割引
110円×40ヵ月
(実質4,400円)

有料
(プレゼント有)
3年 3,630円
ビッグローブ光 月額4,378円 20,000円 レンタル
6ヵ月無料
3年 3,360円
ドコモ光タイプA 月額4,400円 6,000円 無料レンタル 2年 4,180円
ドコモ光タイプB 月額4,620円 15,000円 無料レンタル 2年 4,180円
So-net光プラス 月額4,620円 有料 なし なし

 

光コラボ戸建てキャンペーン一覧

月額料金 キャッシュバック
or 割引
WiFiルーター 契約期間 途中解約の違約金
楽天ひかり 月額5,280円 有料 3年 5,280円
ビッグローブ光 月額5,478円 20,000円 レンタル
6ヵ月無料
3年 4,230円
@TCOMヒカリ 月額5,610円 22,000円 有料
(プレゼント有)
2年 2,200円
ASAHIネット光 月額5,698円 月額割引
580円×24ヵ月
(実質13,920円)
プレゼント 1年 5,698円
ソフトバンク光 月額5,720円 15,000円 有料 2年 5,720円
@nifty光 月額5,720円 12,000円
月額割引
242円×40ヵ月
(実質9,680円)
有料
(プレゼント有)
3年 4,840円
ドコモ光タイプA 月額5,720円 6,000円 無料レンタル 2年 5,500円
ドコモ光タイプB 月額5,940円 15,000円 無料レンタル 2年 5,500円
So-net光 L 月額5,720円 有料 なし なし

 

結局、事業者変更するならどこが良いか?

上記の表は、現在「光コラボ」を利用している方が事業者変更で乗り換えができる人気のサービスを厳選しました。

 

中から何社か更にピックアップして、内容を吟味してみましょう。

 

 

楽天ひかり

 

(出典:楽天ひかり公式サイト)

 

月額料金は比較的安価になっています。

 

事業者変更の特典は現在ありません。「楽天モバイル」を同時加入すれば最大6カ月無料の特典が受けられ、また、すでに加入者であれば楽天市場でのお買い物が最大4倍となります。以前から有るMVNOの旧楽天モバイル契約者は、非契約者と同じ扱いになります。

 

決済を「楽天カード」・通販を「楽天市場」・携帯電話を「楽天モバイル 最強プラン」など、「楽天経済圏」にどっぷり浸かっているユーザーにはメリットがあります。

 

契約期間は3年と長く、期間経過後に訪れる解約月を逃すと自動的に契約期間は延長されるので、転居時には違約金が発生する確率が高くなります。

 

IPv6 IPoE対応に対応はしていますが、Wi-Fiルーターのサービスは有りません。楽天ひかりのIPv6(クロスパス)に対応したルーターを利用者が用意する必要があります。

 

ソフトバンク光

 

(出典:ソフトバンク光申込サイト)

 

比較的月額料金が安く、スマートフォンをSoftBank・Y!mobile利用者なら、SoftBankで最大1,100円・Y!mobileで1,188円の割引き「おうち割」が1台当たりに付き受けられるため、お得です。

 

しかし、最大割引金額が受けられるプランは大容量や無制限の高額スマートフォンプランに限られ、自宅では光回線のWi-Fiを利用するのに、大容量プランを契約する必要があるユーザーは限られてきます。

 

SoftBank回線に信頼を置いているのなら、オンライン専用プラン「LINEMO」の検討もオススメします。「LINEMO」では前述の「おうち割」対象外ですが、月額料金は3GB・990円で利用できます。逆にそれならば「ソフトバンク光」を利用する意義が特段無くなるため、よりメリットのある事業者変更を検討しても良いと思います。

 

 

(出典:LINEMO公式サイト)

 

代理店での申込みでは、Wi-Fiルーターの無料プレゼントキャンペーンを行っていますが、ソフトバンク光のIPv6 IPoE利用は技術的に対応している市販のWi-Fiルーターでは対応ができず、Wi-Fiマルチパック1,089円・光BBユニットレンタル513円をレンタルする必要があります。これはソフトバンク側で規制をかけているためです。

 

ドコモ光

 

(出典:GMOとくとくBB × ドコモ光 公式サイト)

 

ドコモ光は「光コラボ」の中でも特殊な契約形態です。他の「光コラボ」ではプロバイダが自動的に決まりますが、ドコモ光ではプロバイダの選択が必要になります。

 

そのため表の中では一例として、タイプAでは「GMOとくとくBB」・タイプBでは「OCN」を記述しています。そのため特典キャンペーンは、選ぶプロバイダによっても変わってくる事があります。

 

ドコモ光を選択する理由として最も大きいのは、スマートフォンでdocomo利用者の場合に受けられる「セット割」だと思います。しかし、ソフトバンク光でご説明したように、キャリアの通常プランを利用する事は割引きを含めても賢明とは言えません。

 

ドコモのエコノミーMVNOである「LIBMO」の利用もご検討下さい。殆ど外出時にデータ通信を利用しないユーザーなら、3GBのプランが月額980円です。オンライン契約ではなく、docomoショップで契約ができて、サービスも受けられます。

 

 

 

(出典:LIBMO公式)

 

尚更のことドコモ光よりも安価な光回線である他の「光コラボ」を選択する方がお得です。

 

フレッツ光と@TCOM(アットティーコム)がコラボした光回線「@TCOMヒカリ」であれば、月額料金は安く、「LIBMO」とのセット割もできて、キャンペーンを考慮してもお得です。

 

 

@TCOMヒカリ

 

(出典:@TCOMヒカリ申込サイト

 

 

事業者変更のキャッシュバックキャンペーンの内容と月額料金を考えた時に一番お得に利用できます。

 

また、通信費全体の支払いを考えれば、光回線と外出時に利用する容量で、合理的にプランを選べる格安SIMの組み合わせはお得になり、@TCOMヒカリと併せて利用する事で、格安スマホ「LIBMO」の月額料金から更に220円の割引きが受けられます。

 

 

 

スマホ一台あたり220円の割引きが受けられて、最大家族5人で1,100円まで割り引かれます。

 

@TCOMヒカリとセット割にする事で、月に3GBの契約なら月額980円-220円=760円でスマートフォンを利用できます。

 

マンションで家族3人利用した時の通信料トータル金額は、

 

4,180円(@TCOMヒカリ)+2,280円(LIBMO 3GB)= 6,460円

 

になります。

 

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